N°
798
1er déc. 2015
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m o v n i @ i l y f u n e t . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI
Actualitésふ
02
パリとサンドニ、同時多発テロ。 Par-ci, par-la
05
好評連載「シルバー・ラウンジ」。 Balade
08
人類博物館、リニューアルオープン! Petites Annonces
暮らしに便利・掲示板。
12-15
毎月 1 日・15 日発行
Gratuit / 無料
さぁ、 でかけよう。
今
日も冷える。吐く息が白い。 それでも、 ここ10区のカフェ テラスには人々が集って、
おしゃべりを楽しんでいる。レピュブ リック広場もその周辺も、テロの前と 同じくらいか、またはそれ以上の人出だ。 非常事態宣言が発せられ、デモや集 会は禁止されているが、それにも動じ ずに、反戦や難民受け入れを訴えて デモする人たちもいる。 さらなるテロを怖れて、テラスやコ ンサートに行くのを止め、意見を言う ことを止めてしまったら、文化も生活 も枯れてしまう。それこそテロリストの 思うツボ、そうはさせない、と〈レジ スタンス〉が展開されている。レスト ラン経営者らは「Tous au bistrot み んな、ビストロへ」 、テラス好きは、 「Je suis en terrasse 私はテラスに」 とスローガンを流布させ、外出を呼び かける。国喪の3日間は文化施設が閉 まり、多くのコンサートや演劇などの 公演が中止になった。国の援助を受 けない小劇場などは苦境にある。ペル ラン文化相は「テロリストはスペクタク ルが嫌いなのだから、もっとスペクタ クルをやりましょう」と言い、興行収 入損失の穴埋め、警備拡充などのた めに興業関係者への400万ユーロの 支援を約束した。 出かけることが、レジスタンス。 La vie continue!テロ以前の生活を 取り戻し、音楽を聴き、おいしいものを 食べ、スポーツを観戦し続けたい。 (六)