エゼキエル
第1章
1さて、第三十年の第四の月、その月の五日に、わた しが捕囚民のうちにケバル川のほとりにいたとき、 天が開け、神の幻を見た。
2エホヤキン王が捕囚されてから五年目のその月の五 日に、
3主の言葉は、ケバル川のほとりのカルデア人の地で、 ブジの子である祭司エゼキエルにはっきりと臨んだ。 そして、主の手がそこに彼の上にあった。
4そして私が見ていると、見よ、北から旋風と大きな 雲と火が巻き起こり、その周りに輝きがあり、火の 中から琥珀色のものが現れた。
5また、その中から四つの生き物の姿が現れた。その 姿は、人のようであった。
6そして、それぞれに四つの顔があり、それぞれに四 つの翼がありました。
7彼らの足はまっすぐで、足の裏は子牛の足の裏のよ うであり、磨かれた青銅の色のように輝いていた。
8また、その四方の翼の下には人の手があり、また、 その四方には顔と翼があった。
9彼らの翼は互いに連なり、進むとき向きを変えず、 それぞれまっすぐに前へ進んで行った。
10彼らの顔の形は、四つとも人の顔と、その右側に ライオンの顔を持っており、また四つとも左側に牛 の顔を持っており、また四つとも鷲の顔を持ってい た。
11彼らの顔はそのようであり、翼は上へ伸ばされ、 それぞれ二つの翼が互いに連なり、二つの翼で彼ら の体を覆っていた。
12彼らはそれぞれまっすぐに進み、御霊の行くとこ ろへ彼らも行き、行くとき向きを変えなかった。
13生き物の形は、燃える炭火のようであり、ともし びのようであった。それは生き物の間を上下し、火 は輝き、その火から稲妻が出た。
14そして、生き物たちは稲妻のひらめきのように走 って戻って来た。
15さて、私が生き物たちを見ていると、生き物たち のそばの地の上に、四つの顔を持つ一つの車輪があ った。
16車輪の外観とその構造は緑柱石の色のようであり、 四つの車輪はつの形をしており、その外観と構造 は、車輪の中につの車輪があるようなものであっ た。
17彼らが進むとき、彼らは四方の周囲を進み、進む ときには向きを変えなかった。
18その輪は非常に高くて、恐ろしいほどであった。 そしてその輪の周囲には四つの目でいっぱいであっ た。
19生き物が進むとき、車輪もそれに従って進み、生 き物が地から上げられるとき、車輪も上げられた。
20霊の行くところへは彼らも行き、彼らの霊もそこ へ行き、車輪は彼らに向かって持ち上げられた。生 きものの霊が車輪の中にあったからである。
21それらが進むと、これらも進み、それらが立つと、 これらも立ち、それらが地から上げられると、車輪 もそれに向かって上げられた。車輪には生き物の霊 が宿っていたからである。
22そして、生き物の頭の上にある大空の形は、彼ら の頭の上に広がる恐ろしい水晶の色のようであった。
23また大空の下、その翼はまっすぐで、一つは他の 翼に向かって伸びていた。おのおの二つずつあって、 その翼は体のこちら側を覆い、おのおの二つずつあ って、その翼は体のあちら側を覆っていた。
24彼らが進むとき、私は彼らの翼の音を聞いた。そ れは大水の音のようであり、全能者の声のようであ り、話す声のようであり、軍勢の響きのようであっ た。彼らが立つとき、彼らは翼を下ろした。
25彼らが立って翼を下ろしたとき、彼らの頭上の大 空から声がした。
26そして彼らの頭上の大空の上には、サファイアの ような玉座のようなものがあった。そして、その玉 座のようなものの上には、その上に人の姿のような ものがあった。
27そして私は見た、それは琥珀色で、その内部の周 囲に火のようなものがあり、その腰の模様から上も、 またその腰の模様から下も、あたかも火のようなも ので、周囲に輝きがあった。
28周囲の輝きは、雨の日の雲の中にある虹のようで あった。これは主の栄光の姿であった。わたしはそ れを見て、ひれ伏し、語る者の声を聞いた。
第2章
1そして彼は私に言った、「人の子よ、自分の足で立 ちなさい。そして、私はあなたに語ろう。」
2彼がわたしに語ると、御霊がわたしの内に入り、わ たしを立ち上がらせたので、わたしは、わたしに語 られた彼の言葉を聞いた。
3そして彼は私に言った、「人の子よ、私はあなたを イスラエルの子ら、私に背いた反逆の国民のところ に遣わす。彼らとその先祖は今日に至るまで私に背 き続けている。
4彼らは生意気で、心が頑固な子らである。わたしは あなたを彼らのもとに遣わす。あなたは彼らにこう 言いなさい。「主なる神はこう言われる。」
5そして彼らは、聞くか、あるいは聞くのを控えるか に関わらず(彼らは反逆の家である)、彼らの中に 預言者がいたことを知るであろう。
6人の子よ、あなたは彼らを恐れてはならない、彼ら の言葉を恐れてはならない。たとえ、おどろやとげ があなたの中にあっても、また、あなたがさそりの 中に住んでいるとしても。たとえ、彼らが反逆の家 であっても、彼らの言葉を恐れてはならない、彼ら の表情に驚いてはならない。
エゼキエル
7あなたはわたしの言葉を彼らに語りなさい。彼らは 聞くか、それとも聞くのを控えるか。彼らは非常に 反抗的であるからである。
8しかし、人の子よ、わたしがあなたに言うことを聞 きなさい。あなたはあの反逆の家のように反逆して はならない。口を開いて、わたしがあなたに与える ものを食べなさい。
9そしてわたしが見ていると、見よ、つの手がわた しに送られた。そこには巻物があった。
10そして彼はそれをわたしの前に広げた。それは内 側にも外側にも書かれていた。そこには哀歌、嘆き、 悲しみが書かれていた。
第3章
1また彼はわたしに言った、「人の子よ、あなたが見 つけたものを食べなさい。この巻物を食べ、そして 行ってイスラエルの家に告げなさい。
2そこで私は口を開け、彼は私にその巻き物を食べさ せました。
3主はわたしに言われた。「人の子よ、わたしがあな たに与えるこの巻物を食べ、腹を満たせ。」わたし はそれを食べた。それはわたしの口の中で蜜のよう に甘かった。
4そして彼は私に言った、「人の子よ、行きなさい。
イスラエルの家に行き、私の言葉を彼らに語りなさ い。」
5あなたは、異国の言葉や難しい言葉を話す民に遣わ されたのではなく、イスラエルの家に遣わされたの です。
6あなたには理解できないような、難解な言葉や異言 を話す多くの民のところには行きません。もしわた しがあなたを彼らのところに遣わしたなら、彼らは きっとあなたに耳を傾けたでしょう。
7しかし、イスラエルの家はあなたに耳を傾けません。
彼らは私に耳を傾けません。イスラエルの家は皆、 厚かましく、心が頑固なのです。
8見よ、わたしはあなたの顔を彼らの顔に対して強く し、あなたの額を彼らの額に対して強くした。
9わたしはあなたの額を火打ち石よりも硬い鉄槌のよ うにした。彼らを恐れてはならない。彼らが反逆の 家であっても、彼らの表情に驚いてはならない。
10また彼はわたしに言った、「人の子よ、わたしが あなたに語るすべての言葉をあなたの心に受け止め、 あなたの耳で聞きなさい。
11あなたは行って、捕囚から戻ってきたあなたの民 の人々のところに行き、彼らに告げて、『主なる神 はこう言われる。彼らは聞くだろうか、それとも拒 むだろうか』と言いなさい。
12すると、霊がわたしを引き上げ、わたしの後ろで、 大きな突風のような声が、「主の栄光がその場所か らほめたたえられますように」と言うのを聞いた。
13また、生き物の翼が互いに触れ合う音や、それに 向かい合う車輪の音、また、激しい突進の音も聞い た。
14そこで、霊がわたしを引き上げ、わたしを連れ去 ったので、わたしは苦しみと霊の熱の中で歩いた。 しかし、主の手はわたしの上に力強くあった。
15そこで私は、ケバル川のほとりに住むテラビブの 捕囚民のもとへ行き、彼らが座していた所に座り、 七日間、彼らの間で驚きながらそこに留まりました。
16そして七日が過ぎたころ、主の言葉がわたしに臨 んだ。
17人の子よ、わたしはあなたをイスラエルの家の見 張り人とした。それゆえ、わたしの口から出る言葉 を聞き、わたしに代わって彼らに警告を与えなさい。
18わたしが悪人に、「あなたは必ず死ぬ」と言って も、あなたが彼に警告を与えず、悪人をその悪の道 から戒めてその命を救うように語らないなら、その 悪人は自分の罪によって死ぬ。しかし、わたしはそ の血の責任をあなたの手に求める。
19しかし、あなたが悪人に警告を与えても、彼がそ の悪事から離れず、その悪の道から離れなければ、 彼は自分の罪によって死ぬであろう。しかし、あな たは自分の魂を救うのである。
20また、義人がその義から離れて不義を行い、わた しが彼の前につまずきを置くなら、彼は死ぬ。あな たが彼に警告を与えなかったから、彼は自分の罪の うちに死に、彼の行った義は覚えられない。しかし、 わたしは彼の血をあなたの手に求める。
21しかし、もしあなたが義人に、罪を犯さないよう にと警告し、彼が罪を犯さなかったなら、彼は警告 されたので、必ず生きるであろう。また、あなたは 自分の魂を救うのである。
22すると主の手がわたしの上にあり、主はわたしに 言われた、「立って、平野へ行きなさい。わたしは そこであなたと話そう」。
23そこで私は立ち上がって平野へ出て行った。する と、そこに主の栄光が立っていた。それは私がケバ ル川のほとりで見た栄光と同じであった。そこで私 はひれ伏した。
24すると、霊がわたしの中に入り、わたしを立たせ、 わたしに語りかけて言った。「行って、自分の家に 閉じこもりなさい。」
25しかし、人の子よ、見よ、彼らはあなたに縄をか け、あなたを縛り、あなたは彼らの中を出て行くこ とはできない。
26わたしはあなたの舌を上あごにつけ、あなたを黙 らせ、彼らを戒める者とならないようにする。彼ら は反逆の家だからである。
27しかし、わたしがあなたと語るとき、わたしはあ なたの口を開く。あなたは彼らにこう言いなさい。 主なる神はこう言われる。「聞く者は聞き、我慢す る者は我慢せよ。彼らは反逆の家だからである。」
第4章
1人の子よ、あなたもまた瓦を取り、それをあなたの 前に置き、その上にエルサレムの町を描きなさい。
2それを包囲し、それに対して砦を築き、それに対し て塁を築き、それに対して陣営を設け、その周囲に 破城槌を置け。
3また、鉄の鍋を取り、それをあなたと町の間に鉄の 壁として置きなさい。そして、あなたの顔をそれに 向けなさい。そうすれば、町は包囲され、あなたは それを包囲するであろう。これはイスラエルの家へ のしるしとなるであろう。
4あなたもまた、あなたの左脇に横たわり、イスラエ ルの家の罪をそこに負いなさい。あなたがそこに横 たわる日数に応じて、あなたは彼らの罪を負わなけ ればならない。
5わたしは彼らの罪の年を、その日数にしたがって三 百九十日とあなたに負わせる。あなたはイスラエル の家の罪を負わなければならない。
6あなたがそれを成し遂げたら、再びあなたの右脇に 横たわり、ユダの家の罪を四十日間負わなければな らない。私は一年ごとに一日をあなたに与えた。
7それゆえ、あなたはエルサレムの包囲に向かって顔 を向け、あなたの腕を現し、それに対して預言する であろう。
8見よ、わたしはあなたを縛り付ける。あなたは包囲 の日々が終わるまで、左右に転じることはできない。
9あなたは小麦、大麦、豆、レンズ豆、キビ、サワラ を取って、つの器に入れ、あなたが横たわる日数 に応じてパンを作り、三百九十日間それを食べなけ ればならない。
10あなたが食べる食物は、量り売りで日二十シェ ケルとし、時々それを食べなければならない。
11また、あなたは水を量って、ヒンの六分のを 飲み、時々飲まなければならない。
12あなたはそれを大麦のパンのように食べ、彼らの 目の前で、人から出る糞と緒にそれを焼かなけれ ばならない。
13主は言われた。「このように、イスラエルの子ら は、わたしが追いやる異邦人の中で、汚れたパンを 食べるであろう。」
14そこでわたしは言いました、「ああ、主なる神よ、 わたしの魂は汚れていません。わたしは幼い時から 今に至るまで、自然に死んだものや、裂けたものを 食べたことがなく、忌まわしい肉がわたしの口に入 ったこともないからです。」
15すると彼はわたしに言った、「見よ、わたしは人 の糞の代わりに牛の糞を与える。あなたはそれでパ ンを準備しなさい」。
16また彼はわたしに言った、「人の子よ、見よ、わ たしはエルサレムでパンの杖を折る。彼らはパンを 量り売りして、大切に食べ、水を量り売りして、驚 きながら飲むであろう。
17彼らはパンと水が欠乏し、互いに驚き合い、その 罪のために滅ぼし尽くすであろう。
第5章
1人の子よ、あなたは鋭い刃物と理髪師の剃刀を取り、 それをあなたの頭とひげに当て、はかりで量って、 髪の毛を分けなさい。
2包囲の日が満ちたら、町の真ん中でその三分のを 火で焼き、三分のを取って刀でその周囲を打ち、 三分のを風に散らせ。そのとき、わたしは剣を抜 いて彼らの後を追う。
3あなたもまた、その中から少数を取って、あなたの 裾の内側に結び付けなさい。
4それから、それを再び取って火の中に投げ入れ、火 で焼き尽くせ。イスラエルの全家に火が燃え上がる からである。
5主なる神はこう言われる。「これがエルサレムであ る。わたしはこれを周囲の諸国と地方の真ん中に置 いた。」
6彼女は諸国の民よりもさらにわたしの定めを悪に変 え、その周囲の国々よりもわたしの定めを変えた。 彼らはわたしの定めとわたしの定めを拒み、それに 従わなかったからである。
7それゆえ、主なる神はこう言われる。「あなたがた は周囲の諸国民よりも多くを増し、わたしの掟に歩 まず、わたしの掟を守らず、周囲の諸国民の掟に従 わなかった。
8それゆえ、主なる神はこう言われる。見よ、わたし は、まことにあなたに敵対し、諸国民の目の前で、 あなたの中に裁きを下す。
9わたしは、あなたのすべての忌まわしい行いのゆえ に、わたしがまだ行わなかったことを、あなたの中 で行おう。また、わたしは今後、このようなことは 二度と行わない。
10それゆえ、あなたの中で父は子を食べ、子は父を 食べるであろう。わたしはあなたの中で裁きを実行 し、あなたの残りの者をことごとく四方に散らすで あろう。
11それゆえ、わたしは生きている、と主なる神は言 われる。「あなたはすべての忌まわしい物と、すべ ての憎むべき行いとでわたしの聖所を汚したので、 わたしもあなたを滅ぼす。わたしはあなたを容赦せ ず、あわれみもかけない。」
12あなたの三分のは疫病で死に、あなたの中で飢 きんによって滅ぼされる。三分のはあなたの周囲 で剣に倒れる。わたしは三分のを四方に散らし、 剣を抜いて彼らの後を追う。
13こうしてわたしの怒りは終り、わたしはわたしの 憤りを彼らの上にとどめ、わたしは慰められる。わ たしが彼らに対してわたしの憤りを終わらせたとき、 主なるわたしが熱心にこれを語ったことを彼らは知 るであろう。
14また、わたしはあなたを荒廃させ、あなたの周囲 の諸国民の間で、通り過ぎるすべての人々の目の前 であなたを恥辱とする。
15わたしが怒りと憤りと激しい叱責をもって、あな たに裁きを下すとき、それはあなたの周囲の諸国民
エゼキエル にとって、侮辱と嘲り、教訓と驚きとなる。主なる わたしがこれを語ったのだ。
16わたしは彼らに飢饉の悪い矢を送る。それは彼ら を滅ぼすためであり、またあなたがたをも滅ぼすた めに送る。わたしはあなたがたに対する飢饉を増し 加え、あなたがたのパンの杖を折る。
17わたしは、あなたたちに飢きんと悪い獣を送り、 あなたたちを死なせ、疫病と血があなたたちを襲う。
そして、わたしは剣をあなたたちに下す。主なるわ たしがこれを語る。
第6章
1主の言葉がわたしに臨んだ。
2人の子よ、イスラエルの山々に顔を向け、彼らに向 かって預言せよ。
3言え。「イスラエルの山々よ、主なる神の言葉を聞 け。主なる神は山々、丘々、川々、谷々にこう言わ れる。見よ、わたしは、まことに剣をあなたたちに 臨ませ、あなたたちの高き所を滅ぼす。
4あなたがたの祭壇は荒れ果て、あなたがたの偶像は 打ち砕かれる。わたしはあなたがたの殺された者た ちをあなたがたの偶像の前に投げ倒す。
5わたしはイスラエルの子らの死体を彼らの偶像の前 に置き、あなたがたの骨をあなたがたの祭壇の周囲 に散らすであろう。
6あなたがたの住む所すべてにおいて、町々は廃墟と 化し、高き所は荒れ果て、あなたがたの祭壇は廃墟 と化し、あなたがたの偶像は打ち壊されて消え去り、 あなたがたの像は切り倒され、あなたがたの造った ものは消滅する。
7そして、あなたたちのうちに殺された者が倒れ、あ なたたちはわたしが主であることを知るであろう。
8しかし、わたしは残りの者を残す。それは、あなた がたが諸国に散らされるとき、諸国民の間で剣を逃 れる者があなたがたの中にいるようにするためであ る。
9あなたがたのうちから逃れた者たちは、捕囚として 連れて行かれる国々の中で、わたしを思い起こすで あろう。わたしから離れた彼らの淫らな心と、偶像 を慕って淫らな目を砕くからである。彼らは、その 忌まわしい行いによって犯した悪行のゆえに、自ら を忌み嫌うであろう。
10そして彼らは、わたしが主であること、わたしが 彼らにこの災いを下すと言ったのが、むだでなかっ たことを知るであろう。
11主なる神はこう言われる。「あなたの手で打ち、 あなたの足で踏みつけて言え。ああ、イスラエルの 家のすべての忌まわしい悪は滅びる。彼らは剣と飢 饉と疫病によって倒れる。」
12遠くにいる者は疫病で死に、近い者は剣で倒れ、 残って包囲されている者は飢饉で死ぬ。このように して、わたしは彼らに対してわたしの怒りを終わら せる。
13そのとき、彼らの殺された者たちが、彼らの偶像 の祭壇のまわり、すべての高い丘の上、すべての山 の頂、すべての青々とした木の下、すべての茂った 樫の木の下、彼らがすべての偶像に甘い香りをささ げた場所に置かれるとき、あなたたちはわたしが主 であることを知るであろう。
14わたしは彼らの上に手を伸ばし、その地を彼らの 住むすべての所で荒れ地とし、ディブラテの近くの 荒野よりもさらに荒れ地とする。そして彼らはわた しが主であることを知るであろう。
第7章
1また主の言葉がわたしに臨んだ、
2また、人の子よ、主なる神はイスラエルの地にこう 言われる。終わりが、終わりが地の四隅に来た。
3今、あなたの終わりが来た。わたしは怒りをあなた に送り、あなたの行いにしたがってあなたを裁き、 あなたのすべての忌まわしい行いをあなたに報いる。
4わたしはあなたを惜しまず、あわれみも示さない。 わたしはあなたの行いをあなたに報い、あなたの忌 まわしい行いはあなたの中にある。そしてあなたは わたしが主であることを知るようになる。
5主なる神はこう言われる。「見よ、災いが来た。唯 の災いが。」
6終わりが来た、終わりが来た。それはあなたを待ち 望んでいる。見よ、それは来たのだ。
7地に住む者よ、あなたに朝が来た。時が来た。苦難 の日が近づいた。山々のとどろく音はもう聞こえな い。
8今、わたしはすぐにわたしの憤りをあなたに注ぎ、 わたしの怒りをあなたに対して果す。わたしはあな たの行いにしたがってあなたを裁き、あなたのすべ ての忌まわしい行いに対してあなたに報復する。
9わたしは容赦せず、あわれみもしない。わたしはあ なたの行いと、あなたの中にある忌まわしい行いに 応じて、あなたに報復する。そして、あなたはわた しが打つ主であることを知るようになる。
10見よ、日が来た。見よ、それは来た。朝は過ぎ去 り、杖は花開き、高慢は芽吹いた。
11暴虐は邪悪の杖となって立ち上がる。彼らのうち、 その群衆のうち、またその中の人も生き残らない。 彼らのために嘆き悲しむこともない。
12時が来た、その日が近づいた。買う者は喜んでは ならない、売る者は悲しんではならない。怒りがそ のすべての群衆に臨むからだ。
13売る者は、売った物に戻ってはならない。たとえ 彼らがまだ生きていたとしても。この幻は、そのす べての群衆について語っているのである。彼らは戻 ってはならない。また、生きている間に罪を犯して なお自分を強くする者もいない。
14彼らはラッパを吹いて、すべての備えをしたが、 戦いに行く者はひとりもいない。わたしの怒りがそ のすべての群衆の上にあるからだ。
エゼキエル
15外には剣があり、内には疫病と飢饉がある。野に いる者は剣で死に、町にいる者は飢饉と疫病に滅ぼ される。
16しかし、彼らの中から逃れた者たちは、逃れて、 谷の鳩のように山の上にいるであろう。彼らはみな、 自分の罪のために嘆き悲しむであろう。
17すべての手は弱くなり、すべての膝は水のように 弱くなる。
18彼らはまた荒布を身にまとい、恐怖が彼らを覆い、 すべての顔に恥辱が宿り、すべての頭に禿げが生え る。
19彼らは銀を街路に投げ捨て、金は持ち去られる。
彼らの銀と金は、主の怒りの日に彼らを救うことは できない。彼らはその魂を満足させることも、その 腹を満たすこともできない。それが彼らの罪のつま ずきとなるからだ。
20彼はその装飾の美しさを、威厳をもって飾った。 しかし彼らはそこに、忌まわしいもの、忌むべきも のの像を造った。それゆえ、わたしはそれを彼らか ら遠ざけた。
21わたしはこれを異邦人の手に渡して略奪品とし、 地の悪者の手に奪い取る物として渡す。彼らはこれ を汚すであろう。
22わたしは彼らから顔を背ける。彼らはわたしの隠 れ場を汚す。盗賊たちがそこに侵入し、それを汚す からである。
23鎖を結べ。この地は血なまぐさい犯罪で満ち、こ の町は暴力で満ちているからだ。
24それゆえ、わたしは諸国の民のうちの最も悪い者 たちを連れて来て、彼らに自分たちの家を占領させ る。また、わたしは強い者たちの威風堂々とした態 度をやめさせ、彼らの聖なる場所は汚される。
25滅びが来る。彼らは平和を求めるが、それは得ら れない。
26災いの上に災いが起こり、噂の上に噂が起こりま す。そのとき、人々は預言者の幻を求めます。しか し、律法は祭司から、助言は老いた人から消え去り ます。
27王は嘆き、君主は荒廃をまとい、国の民の手は震 える。わたしは彼らの行ったことに従って彼らに行 い、彼らの行ったことに応じて彼らを裁く。彼らは わたしが主であることを知るであろう。
第8章
1そして第六年、第六の月、その月の五日に、私が私 の家に座り、ユダの長老たちが私の前に座っていた とき、主なる神の手がそこに私の上に下りました。
2わたしはまた見ていると、見よ、火のような形があ った。その腰から下は火のように見え、その腰から 上は琥珀色の輝きのようであった。
4そして見よ、わたしが平野で見た幻のとおり、イス ラエルの神の栄光がそこにあった。
5その時、彼はわたしに言った。「人の子よ、目を上 げて北の方へ行きなさい。」そこでわたしは目を上 げて北の方へ行き、祭壇の門の北の入口に、嫉妬の 像があるのを見た。
6神はまたわたしに言われた、「人の子よ、彼らが何 をしているのか、イスラエルの家がここで行ってい る大いなる憎むべき行いを見ているのか。わたしは 聖所から遠く離れなければならないのか。しかし、 もう度立ち返ってみなさい。そうすれば、さらに 大きな憎むべき行いを見るであろう」。
7そして彼はわたしを庭の入口に連れて行った。わた しが見ると、壁に穴が開いていた。
8すると彼はわたしに言った、「人の子よ、壁を掘り なさい。わたしが壁を掘ると、見よ、扉があっ た。」
9そして彼は私に言った、「中に入って、彼らがここ で行っている邪悪で忌まわしい行為を見なさい。」
10そこでわたしは中に入って見ました。すると、這 うもののあらゆる形、忌まわしい獣、およびイスラ エルの家のあらゆる偶像が周囲の城壁に描かれてい ました。
11そして彼らの前にはイスラエルの家の長老たち七 十人が立っていた。その中にはシャファンの子ヤア ザヌヤも立っていて、各人は手に自分の香炉を持ち、 香の濃い雲が立ち上がっていた。
12すると主はわたしに言われた。「人の子よ、イス ラエルの家の長老たちが、それぞれ自分の像の部屋 で、暗闇の中で何をしているか、あなたは見たか。 彼らは『主は私たちを見ておられない。主はこの地 を見捨てられた』と言っている。」
13彼はまた私に言った、「もう一度振り向いてみな さい。そうすれば、彼らが行う、さらに大きな忌ま わしいことを見るであろう」。
14それから彼は私を主の家の北側の門の入口に連れ て行った。するとそこには、タンムズのために泣い ている女たちが座っていた。
15すると彼はわたしに言った、「人の子よ、あなた はこれを見たか。もう度振り向いてみよ。そうす れば、これよりもさらに忌まわしいものを見るであ ろう」。
16そして彼はわたしを主の家の内庭に連れて行った。 すると、主の神殿の入口、廊と祭壇の間に、二十五 人ほどの男たちが立っていた。彼らは主の神殿に背 を向け、顔を東に向けて、東に向かって太陽を礼拝 していた。
17その時彼は私に言った、「人の子よ、あなたはこ れを見たか。ユダの家がここで行っている忌まわし い行いは、彼らにとって軽いことなのか。彼らは国 を暴虐で満たし、私を怒らせるために帰ってきた。 そして見よ、彼らは枝を鼻に当てているのだ。」
3そして、彼は手のようなものを伸ばして、私の髪の 毛をつかみました。すると、その霊は私を天と地の 間に引き上げ、神の幻の中で、エルサレムの北に面 した内門の入口に連れて行きました。そこには、嫉 妬を起こさせる嫉妬の像の座がありました。
エゼキエル
18それゆえ、わたしも激しく怒り、わたしの目は容 赦せず、わたしは憐れみを示さない。彼らがわたし の耳に大声で叫んでも、わたしはそれを聞くことは ない。
第9章
1彼はまた、わたしの耳に大声で叫んで言った。「町 の守備に当たる者たちは、おのおの破壊の武器を手 に持って近寄れ。」
2すると、北の方にある高い門の道から六人の男がや って来て、それぞれ手に殺戮用の武器を持ち、その うちの人は亜麻布を着て、腰に筆記用のインク壺 を下げていた。彼らは中に入り、青銅の祭壇のそば に立った。
3イスラエルの神の栄光は、ケルブの上に立っていた 者から家の敷居まで昇り、亜麻布を着て、腰に筆記 具のインク壺をつけた人に呼びかけた。
4主は彼に言われた、「町の中、エルサレムの中を行 き巡り、その中で行われているすべての忌まわしい 行いのために嘆き悲しむ人々の額に刻印をつけよ。
5そして彼はわたしの聞いているところで他の人々に 言った。「町中を彼に従って行き、打ち殺せ。惜し んではならない、憐れんではならない。
6「老いも若きも、乙女も子供も女も、ことごとく殺 せ。ただし、印のある男には近づいてはならない。
わたしの聖所から始めよ。」それから彼らは、神殿 の前にいる老人から殺し始めた。
7そこで彼は彼らに言った。「家を汚し、庭を殺され た者で満たせ。出て行け。」そこで彼らは出て行っ て、町の中で人を殺した。
8そして彼らが彼らを殺しているとき、私は残された ので、ひれ伏して叫んで言った、「ああ、主なる神 よ!あなたはエルサレムに怒りを注ぎ、イスラエル の残りの者を皆滅ぼされるのですか。
9その時彼はわたしに言った、「イスラエルとユダの 家の罪は非常に大きく、この地は血で満ち、この町 は邪悪で満ちている。彼らは『主はこの地を見捨て られた、主は見ておられない』と言っているのだ。
10わたしもまた、容赦せず、あわれみもせず、彼ら の行いを彼らの頭に報いるであろう。
11すると、亜麻布を着て、腰にインク入れを持った 人が、そのことを報告して言った。「私はあなたが 命じられたとおりに行いました。」
第10章
1そこでわたしは見ていると、見よ、ケルビムの頭の 上の天空に、彼らの上にサファイアのような石、王 座のような形が現れた。
2主は亜麻布を着た人に言われた。「車輪の間、ケル ビムの下に入って、ケルビムの間から燃える炭火を 手に満たし、それを町の上に撒き散らしなさい。」 彼は私の目の前で入って行った。
3人が家の中に入ると、ケルビムは家の右側に立ち、 雲は内庭に満ちていた。
4すると、主の栄光がケルブから昇り、神殿の敷居の 上に立った。神殿は雲に満ち、庭は主の栄光の輝き で満ちていた。
5そして、ケルビムの翼の音は、全能の神が語るとき の声のように、外庭にまで聞こえた。
6そこで、神は亜麻布を着た人に命じて、「車輪の間、 ケルビムの間から火を取りなさい」と言われた。彼 は中に入って、車輪のそばに立った。
7すると、ひとりのケルブがケルビムの間から手を伸 ばして、ケルビムの間にある火に向かい、それを取 って亜麻布を着ている者の手に渡した。亜麻布を着 ている者はそれを取って出て行った。
8そしてケルビムの翼の下に人の手の形が現れた。
9そして私が見ていると、ケルビムのそばに四つの輪 があり、一つの輪は一つのケルブごとに、一つの輪 は他のケルブごとにあった。そして、その輪の外観 は緑柱石の色のようであった。
10そして、その外見は、四つとも同じようで、車輪 の中につの車輪があるようであった。
11彼らは進むとき、四方の道を進み、進むとき向き を変えず、頭の向くところへ従い、進むとき向きを 変えなかった。
12そして、その全身、その背、その手、その翼、そ の車輪の周囲は目で満ちていた。すなわち、その四 つの車輪も目であった。
13車輪については、わたしの耳に、「車輪よ」と叫 ぶ声が聞こえた。
14そして、それぞれ四つの顔を持っていた。第の 顔はケルビムの顔、第二の顔は人の顔、第三はライ オンの顔、第四は鷲の顔であった。
15そして、ケルビムが上げられた。これは私がケバ ル川のほとりで見た生き物である。
16ケルビムが進むとき、車輪もそのそばを通り、ケ ルビムが翼を上げて地から昇るときも、その車輪も 彼らのそばを離れなかった。
17彼らが立つと、これらの者も立ち、彼らが上がる と、これらの者も上がった。生き物の霊が彼らのう ちに宿っていたからである。
18すると、主の栄光は宮の敷居から去って、ケルビ ムの上に立った。
19そしてケルビムは翼をあげて、わたしの目の前で 地から昇り、出て行くと、輪もそのそばにいて、そ れぞれ主の家の東の門の入口に立った。イスラエル の神の栄光が彼らの上にあった。
20これは私がケバル川のほとりでイスラエルの神の 下に見た生き物である。そして私はそれがケルビム であることを知った。
21それぞれ四つの顔と四つの翼があり、その翼の下 には人の手のような形があった。
22彼らの顔の形は、私がケバル川のほとりで見たも のと同じであり、彼らの姿も彼ら自身も、それぞれ まっすぐ前へ進んでいった。
第11章
1また霊はわたしを引き上げ、主の家の東の門、すな わち東に面した門に連れて行った。すると門の入口 に二十五人の男がいた。その中に、民の長であるア ズルの子ヤアザヌヤと、ベナヤの子ペラテヤがいた。
2そこで彼はわたしに言った、「人の子よ、この町で 悪事を企み、邪悪な計らいをする者たちは次のとお りである。
3彼らは言う、「それは近いものではない。家を建て よう。この町は鍋であり、我々は肉である。」
4それゆえ、彼らに対して預言せよ、人の子よ、預言 せよ。
5主の霊がわたしに臨んで言った、「言いなさい。主 はこう言われる。イスラエルの家よ、あなたがたは こう言った。わたしはあなたがたの心に浮かぶこと を一つ残らず知っている。」
6あなたたちはこの町で殺された者を増やし、その通 りを殺された者で満たした。
7それゆえ、主なる神はこう言われる。「あなたがた がその中に置いた殺された者たちは肉であり、この 町は大釜である。しかし、わたしはあなたがたをそ の中から連れ出す。」
8あなたがたは剣を恐れている。しかし、わたしはあ なたがたに剣をもたらす、と主なる神は言われる。
9そして、わたしはあなたたちをその中から連れ出し、 異邦人の手に引き渡し、あなたたちの中で裁きを下 すであろう。
10あなたたちは剣に倒れる。わたしはイスラエルの 国境であなたたちを裁く。そしてあなたたちはわた しが主であることを知るであろう。
11この町はあなたがたの釜とはならず、あなたがた はその中に肉を置くこともない。しかし、わたしは イスラエルの国境であなたがたを裁く。
12そして、あなたがたはわたしが主であることを知 るようになる。あなたがたはわたしの定めに歩まず、 わたしの裁きを行わず、周囲の異邦人の慣習に従っ てきたからである。
13わたしが預言していた時、ベナヤの子ペラテヤが 死んだ。わたしはひれ伏し、大声で叫んで言った。
「ああ、主なる神よ!イスラエルの残りの者を滅ぼ されるのですか?」
14主の言葉がまた私に臨んで言った、
15「人の子よ、あなたの兄弟たち、あなたの同胞た ち、あなたの親族の人々、およびイスラエルの全家 は、エルサレムの住民から『主から離れ去れ。この 地は我々の所有地である』と言われた者である。
16それゆえ、言いなさい。主なる神はこう言われる。
「わたしは彼らを遠く諸国の民の中に追いやり、諸 国に散らしたが、彼らが行って住む国々では、わた しは彼らにとって小さな聖所となる。」
17それゆえ、言いなさい。主なる神はこう言われる。
「わたしはあなたがたを諸国の民の中から集め、あ なたがたが散らされた国々から集め、イスラエルの 地をあなたがたに与える。」
18彼らはそこへ来て、そこにあるすべての忌まわし い物と、すべての憎むべきものをそこから取り除く であろう。
19わたしは彼らにつの心を与え、新しい霊をあな たがたのうちに授け、彼らの肉から石の心を取り去 って、肉の心を与える。
20彼らがわたしの定めに歩み、わたしの掟を守り、 それを行うならば、彼らはわたしの民となり、わた しは彼らの神となるであろう。
21しかし、心が自分たちの忌まわしい事と憎むべき 行いに従って歩む者には、わたしはその道の報いを 彼らの頭に与える、と主なる神は言われる。
22そのとき、ケルビムは翼を上げ、車輪もそのそば に上がった。イスラエルの神の栄光がその上にあっ た。
23そして主の栄光は町の中から昇り、町の東側にあ る山の上に立った。
24その後、御霊はわたしを引き上げ、神の霊によっ て、幻の中でわたしをカルデアの捕囚の人々のとこ ろへ連れて行きました。こうして、わたしが見た幻 はわたしから去っていきました。
25そこで私は、主が私に示されたすべての事を捕囚 の民たちに語った。
第12章
1主の言葉がわたしに臨んだ。
2人の子よ。あなたは反逆の家の真ん中に住んでいる。 彼らには見る目があるのに見ず、聞く耳があるのに 聞かない。彼らは反逆の家だからである。
3それゆえ、人の子よ、あなたは移転のための荷物を 準備し、彼らの目の前で昼間に移転し、彼らの目の 前であなたの場所から他の場所へ移転しなければな らない。彼らは反逆の家であっても、考慮してくれ るかもしれない。
4あなたは、彼らの前で昼間に、移送用の荷物として あなたの荷物を運び出し、捕囚となって出て行く者 たちのように、彼らの前で夕方に出て行かなければ ならない。
5彼らの目の前で壁を掘り、そこから運び出せ。
6あなたは彼らの前でそれを肩に担ぎ、夕闇の中に運 び出し、顔を覆って地を見ないようにしなければな らない。わたしはあなたをイスラエルの家へのしる しとして立てたのだ。
7そして私は命じられたとおりにした。捕囚の荷物と して昼間に荷物を運び出し、夕方には手で壁を掘り、 夕暮れにそれを運び出し、彼らの前で肩に担いで運 んだ。
8朝になって主の言葉が私に臨んだ。
9「人の子よ、イスラエルの家、反逆の家はあなたに 言ったではないか、『あなたは何をしているのか』。
10あなたは彼らに言いなさい。主なる神はこう言わ れる。この託宣はエルサレムの君主と、その中にい るイスラエルの全家にかかわるものである。
エゼキエル
11言いなさい。「わたしはあなたがたのしるしであ る。わたしがしたように、彼らにも行われるであろ う。彼らは移されて、捕囚として連れて行かれるで あろう。」
12彼らのうちの君主は夕闇のうちに肩に担いで出て 行き、城壁を掘り抜いてそこから運び出す。君主は 顔を覆い、目で地を見ないようにする。
13わたしは網を彼に広げ、彼をわなに捕らえる。わ たしは彼をバビロン、カルデア人の地に連れて行く。 彼はそこで死ぬが、それを見ることはない。
14わたしは、彼を助けるために彼の周囲にいるすべ ての者と、彼の部隊すべてを四方に散らし、彼らの 後に剣を抜く。
15わたしが彼らを諸国民の中に散らし、国々に追い やるとき、彼らはわたしが主であることを知るであ ろう。
16しかし、わたしは彼らのうちの少数の者を、剣と 飢きんと疫病から救う。それは彼らが行って異邦人 の中に彼らの忌まわしい行いをことごとく告げ知ら せるためである。そして彼らはわたしが主であるこ とを知るようになる。
17また主の言葉が私に臨んだ。
18人の子よ。震えながらあなたのパンを食べ、震え ながら、用心深くあなたの水を飲め。
19その地の民に告げよ。エルサレムの住民とイスラ エルの地の主なる神はこう言われる。彼らはパンを 恐れて食べ、水を恐れて飲む。そこに住むすべての 者の暴虐のゆえに、その地はそこにあるすべてのも のから荒廃する。
20そして、人の住んでいた町々は廃墟となり、地は 荒れ果て、あなたたちはわたしが主であることを知 るようになる。
21そして主の言葉が私に臨んだ。
22人の子よ、イスラエルの地にあることわざ、『日 は延びて、すべての夢は消え去る』とは、どういう ことか。
23それゆえ、彼らに言いなさい。主なる神はこう言 われる。「わたしはこのことわざをやめさせる。彼 らはイスラエルでこれをことわざとして二度と使わ ないであろう。ただ彼らに言いなさい。その日が近 づいており、すべての幻の成就が近づいている。」
24イスラエルの家には、もはやむなしい幻も、巧み な占いもなくなるからである。
25わたしは主である。わたしが語る言葉は成就する。 それはもはや延ばされることはない。反逆の家よ、 あなたの時代に、わたしは言葉を語り、それを成就 する、と主なる神は言われる。
26主の言葉がまた私に臨んだ。
27「人の子よ、見よ、イスラエルの家の者たちは言 う、『彼が見ている幻は、多くの日後のことである。 彼は遠い時のことを預言している』。
28それゆえ、彼らに言いなさい。主なる神はこう言 われる。「わたしの言葉は、もはや延ばされること はない。わたしが語った言葉は成就する。」と主な る神は言われる。
第13章
1主の言葉がわたしに臨んだ。
2人の子よ。預言するイスラエルの預言者たちに対し て預言せよ。自分の心から預言する者たちに言え。 主の言葉を聞け。
3主なる神はこう言われる。自分の霊に従い、何も見 ようとしない愚かな預言者たちは災いだ。
4ああ、イスラエルよ、あなたの預言者たちは砂漠の 狐のようだ。
5あなたたちは主の日に戦いに臨むイスラエルの家の ために、裂け目に登らず、垣を築かなかった。
6彼らは、むなしい占いと偽りの占いとを見て、「主 はこう言われる」と言いながら、主は彼らをつかわ してはいないのに、他の人々にその言葉を確証する ものと期待させた。
7あなたがたはむなしい幻を見、偽りの占いを語った ではないか。あなたがたは「主がこう言われる。し かし、わたしは語っていない。」と言っているでは ないか。
8それゆえ、主なる神はこう言われる。「あなたがた はむなしいことを語り、偽りを見たので、見よ、わ たしはあなたがたに敵対する、と主なる神は言われ る。
9そして、わたしの手は、むなしいことを見て、偽り を語る預言者たちの上に臨む。彼らはわたしの民の 集会に集うことはなく、イスラエルの家の文書に記 されることもなく、イスラエルの地に入ることもな い。そして、あなたがたは、わたしが主なる神であ ることを知るようになる。
10彼らはわたしの民を惑わして、「平和だ」と言っ たが、実際には平和はなく、ある者は壁を築き、見 よ、ほかの者はそれを固めない漆喰で塗りつけた。
11それを固めない漆喰で塗る者たちに告げよ、それ は崩れ落ちるであろう。大雨が降るであろう。そし て、大きな雹が降り、暴風がそれを裂くであろう。
12見よ、城壁が崩れたとき、あなたたちは、『あな たがたが塗った塗り物はどこにあるか』と言わない であろうか。
13それゆえ、主なる神はこう言われる。「わたしは 怒りの嵐でこれを引き裂き、わたしの憤りの雨であ ふれさせ、わたしの憤りの大きな雹でこれを焼き尽 くす。」
14わたしは、あなたがたが固めていない漆喰で塗っ た壁を打ち壊し、それを地に倒す。その土台が明ら かになり、壁は崩れ落ち、あなたがたはその中で滅 ぼされる。そして、あなたがたはわたしが主である ことを知るようになる。
15こうしてわたしは、壁と、それに混ぜ合わせてい ない漆喰を塗った者たちとにわたしの怒りを終え、 あなたたちに言う。「壁はもうなく、それを塗った 者たちもいない。
16すなわち、イスラエルの預言者たちはエルサレム について預言し、そこに平和の夢を見ているが、実 際には平和はない、と主なる神は言われる。
エゼキエル
17同様に、人の子よ、あなたの民の娘たち、自分の 心の中で預言する者たちに顔を向け、彼らに対して 預言しなさい。
18言いなさい。主なる神はこう言われる。「あらゆ る腕に枕を縫い付け、あらゆる背丈の者の頭にスカ ーフを作り、魂を狩ろうとする女たちは災いを受け る。あなたたちはわたしの民の魂を狩ろうとするの か。あなたたちはあなたたちのところに来る魂を生 かしておこうとするのか。」
19あなたたちは、わたしの民の中で、握りの大麦 と一切れのパンのためにわたしを汚し、死ぬべきで はない魂を殺し、生きるべきではない魂を生かして おくために、あなたたちの偽りをわたしの民に聞か せて偽りを言うのか。
20それゆえ、主なる神はこう言われる。見よ、わた しはあなたがたの枕を攻める。あなたがたはそれで 魂を飛ばそうと追いかける。わたしはそれをあなた がたの腕から引き裂き、あなたがたが飛ばそうと追 いかける魂を解き放つ。
21わたしはあなたがたの頭巾を裂き、わたしの民を あなたがたの手から救い出す。彼らはもはやあなた がたの手の中にあって追われることもなくなる。そ してあなたがたはわたしが主であることを知るよう になる。
22あなたがたは偽りをもって、わたしが悲しませた ことのない正しい者の心を悲しませ、また悪者の手 を強め、その悪の道から立ち返らせないようにし、 命を与えると約束した。
23それゆえ、あなたたちはもはや、むなしいものも、 占いも見なくなる。わたしはわたしの民をあなたた ちの手から救い出すからである。そしてあなたたち は、わたしが主であることを知るようになる。
第14章
1そのとき、イスラエルの長老たちのうちのある人々 がわたしのところに来て、わたしの前に座った。
2主の言葉がわたしに臨んだ。
3人の子よ、これらの人々は心の中に偶像を立て、自 分たちの罪のつまずきを自分たちの目の前に置いた。 彼らがわたしに尋ねるべきことなどあるだろうか。
4それゆえ、彼らに語って言いなさい。主なる神はこ う言われる。イスラエルの家のすべての人で、心の 中に偶像を立て、自分の罪のつまずきとなるものを 自分の目の前に置いて、預言者のもとに来る者には、 主なるわたしは、その偶像の数に応じて来る者に答 える。
5わたしがイスラエルの家を彼ら自身の心の中に取り 戻すためである。彼らは皆、偶像のゆえにわたしか ら離れているからである。
6それゆえ、イスラエルの家に言いなさい。主なる神 はこう言われる。悔い改めて、あなたがたの偶像か ら離れ、あなたがたのすべての憎むべきものから顔 を背けよ。
7イスラエルの家の者、あるいはイスラエルに寄留し ている寄留者で、わたしから離れ、心の中に偶像を 立て、自分の罪のつまずきを目の前に置き、わたし について尋ねようと預言者のもとに来る者には、主 なるわたしが自ら彼に答える。
8わたしはその人に顔を向け、彼をしるしとし、こと わざとし、わたしの民の中から彼を断つ。そして、 あなたがたはわたしが主であることを知るようにな る。
9そしてもし預言者が何かを語ったとき、それが偽り であるなら、主なる私がその預言者を偽ったのであ る。私は彼に手を伸ばし、私の民イスラエルの中か ら彼を滅ぼすであろう。
10彼らはその罪の罰を受けるであろう。預言者の罰 は、彼に尋ねる者の罰と同じである。
11イスラエルの家がわたしから迷い出ることなく、 また、彼らのすべての罪によって汚されることがな くなり、彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの 神となる、と主なる神は言われる。
12主の言葉が再び私に臨んだ。
13人の子よ、その地がわたしに対してひどく罪を犯 したとき、わたしはその上に手を伸ばし、そのパン の杖を折り、その上に飢饉を送り、人も家畜もそこ から断ち滅ぼすであろう。
14ノア、ダニエル、ヨブの三人はその中にいたが、 彼らは自分の正義によって自分の魂を救うだけであ った、と主なる神は言われる。
15もしわたしが有害な獣を国中に通らせ、その獣が その国を荒らし、その獣のせいで人が通れなくなる ようなことがあれば、
16たといこの三人がそこにいたとしても、主なる神 は言われる、「わたしは生きている。彼らは息子も 娘も救わないであろう。彼らだけが救われるが、国 は荒れ果ててしまうであろう。」
17あるいは、わたしがその地に剣を送り、「剣よ、 その地を巡れ」と命じて、そこから人と獣を断ち滅 ぼしたとしても、
18たといこの三人がその中にいたとしても、主なる 神は言われる、「わたしは生きている。彼らは息子 も娘も救うことはできない。彼ら自身だけが救われ る。」
19あるいは、わたしがその地に疫病を送り、わたし の憤りを血をもって注ぎ、そこから人と家畜を絶や すとしても、
20たといノア、ダニエル、ヨブがその中にいたとし ても、わたしは生きている、と主なる神は言われる。 彼らは息子も娘も救うことはできない。彼らは自分 の正義によって自分の魂を救うだけだ。
21主なる神はこう言われる。「わたしがエルサレム に四つの激しい裁き、すなわち剣と飢饉と獣と疫病 を送って、そこから人と家畜を絶やすとすれば、な おさらである。
22しかし、見よ、そこには息子や娘も産み落とされ る残りの者たちが残されるであろう。見よ、彼らは あなたたちのところに出て来て、あなたたちは彼ら
エゼキエル の行いややり方を見るであろう。そしてあなたたち は、わたしがエルサレムにもたらした災い、わたし がそこにもたらしたすべてのことについて慰められ るであろう。
23あなたがたは彼らのやり方と行いを見て、慰めら れるであろう。そしてわたしがその中で行ったすべ てのことは、理由なく行ったのではないことを知る であろう、と主なる神は言われる。
第15章
1主の言葉がわたしに臨んだ。
2人の子よ。ぶどうの木は、ほかの木や林の木の中の 枝と比べて、何のすぐれているのか。
3そこから木を取って何かの仕事をすることができる だろうか。あるいは、そこから釘を取って何かの器 を掛けることができるだろうか。
4見よ、それは燃料として火に投げ込まれる。火はそ の両端を焼き尽くし、その真ん中は燃え尽きる。そ れは何かの工事にふさわしいだろうか。
5見よ、それが完全であったとき、それは何の工事に も適していなかった。ましてや、火がそれを焼き尽 くし、燃え尽きてしまったら、何の工事にも適さな いであろうか。
6それゆえ、主なる神はこう言われる。わたしが森の 木々の中のぶどうの木を火にくべて燃やしたように、 わたしはエルサレムの住民にもそれを与える。
7わたしは彼らに顔を向ける。彼らは一つの火から出 て行って、別の火が彼らを焼き尽くす。わたしが彼 らに顔を向けるとき、あなたたちはわたしが主であ ることを知るであろう。
8彼らが罪を犯したので、わたしはその地を荒廃させ る、と主なる神は言われる。
第16章
1主の言葉がまた私に臨んで言った、
2人の子よ、エルサレムにその忌まわしい行いを知ら せよ。
3言いなさい。主なる神はエルサレムにこう言われる。 「あなたはカナンの地に生まれ、生まれた。あなた の父はアモリ人、あなたの母はヘテ人である。
4あなたの誕生について言えば、あなたが生まれた日 には、あなたのへそは切られず、あなたを柔らかく するために水で洗われることもなかった。あなたは 塩漬けにされることもなく、布でくるまれることも なかった。
5だれもあなたを憐れんで、これらのことを一つもし てあげず、あなたに同情する者もいなかった。あな たは生まれたその日に野原に放り出され、忌み嫌わ れた。
7わたしはあなたを野の芽のように増やした。あなた は増えて大きくなり、立派な装飾品となった。あな たの胸は形作られ、あなたの髪は伸びているが、あ なたはかつては裸で、何も着けていなかった。
8今、わたしがあなたのそばを通り過ぎて、あなたを 見ると、見よ、あなたの愛の時期が到来していた。 わたしはわたしのすそをあなたに広げ、あなたの裸 を覆った。まことに、わたしはあなたに誓い、あな たと契約を結び、あなたはわたしのものとなった、 と主なる神は言われる。
9そこで、わたしはあなたを水で洗い、あなたの血を 徹底的に洗い流し、あなたに油を注いだ。
10わたしはまた、あなたに刺繍の服を着せ、だんご の皮の履物を履かせ、細布を腰に巻き、絹であなた を覆った。
11わたしはまた、あなたを装飾品で飾り、あなたの 手に腕輪をつけ、あなたの首に鎖をかけました。
12そして、わたしはあなたの額に宝石を置き、あな たの耳に耳輪をつけ、あなたの頭に美しい冠をかぶ らせた。
13このように、あなたは金と銀で身を飾り、上等の 亜麻布と絹と刺繍で作った衣服を着て、上等の小麦 粉と蜂蜜と油を食べ、非常に美しく、栄えて王国を 築いた。
14そして、あなたの名声は、あなたの美しさのゆえ に諸国民の間に広まった。それは、わたしがあなた に授けたわたしの美しさによって、完全であったか らである、と主なる神は言われる。
15しかし、あなたは自分の美しさを信頼し、名声の ために淫行を働き、通り過ぎるすべての者に淫行を 注ぎました。それは彼のものだったのです。
16あなたは自分の衣服を取って、さまざまな色の布 で自分の高き所を飾り、その上で淫行を行った。同 じようなことは二度と起こらないであろうし、また、 そのようなことも起こらないであろう。
17あなたはわたしがあなたに与えた金や銀の美しい 宝石を取り、自分のために人間の像を造り、それと 淫行を行った。
18あなたは、刺繍の衣服を取り、それを覆い、わた しの油とわたしの香をその前に置いた。
19わたしがあなたに与えた食物、すなわち、わたし があなたに食べさせた上等の小麦粉と油と蜂蜜を、 あなたは彼らの前に香ばしいかおりとして置いた。 そして、それはそのようになった、と主なる神は言 われる。
20あなたはまた、わたしのために産んだ息子や娘た ちを奪い、彼らに犠牲として捧げて食べさせた。こ れはあなたの淫行のうちの小さな事なのか。
21あなたはわたしの子供たちを殺し、彼らを引き渡 して、彼らのために火の中を通らせたのですか。
6わたしはあなたのそばを通りかかったとき、あなた が自分の血で汚れているのを見た。あなたが自分の 血の中にいたとき、わたしはあなたに言った、「生 きよ」。まことに、あなたが自分の血の中にいたと き、わたしはあなたに言った、「生きよ」。
22あなたは、あなたのすべての忌まわしい行いと淫 行の中で、あなたが裸で、血に汚れていた若い時の ことを思い出さなかった。
エゼキエル
23そして、あなたのすべての悪事の後に、(ああ、 あなたに災いが臨む!と主なる神は言われる。)
24あなたはまた、自分のために高い所を建て、すべ ての通りに高台を設けた。
25あなたは道のあらゆる入口に高き所を築き、あな たの美しさを忌み嫌われるようにし、通り過ぎるす べての者にあなたの足を開き、あなたの淫行を増や した。
26あなたはまた、肉欲に富む隣人エジプト人と不品 行を犯し、淫行を増し加えて、わたしを怒らせた。
27それゆえ、見よ、わたしはあなたの上に手を伸ば し、あなたの普通の食物を減らし、あなたを憎む者 たち、すなわちあなたのみだらな行いを恥じている ペリシテ人の娘たちの意のままにあなたを引き渡し た。
28あなたは飽き足りなかったので、アッシリア人と も淫行を行った。まことに、あなたは彼らと淫行を 行ったが、それでも満足できなかった。
29あなたはカナンの地からカルデアに至るまで淫行 を繰り返したが、それでもあなたは満足しなかった。
30主なる神は言われる、「あなたの心はなんと弱い ことか。あなたはこれらすべての事を行っている。 それは傲慢で淫乱な女のすることだ。
31あなたは、すべての道の入口にあなたの高台を築 き、すべての街路にあなたの高台を設け、遊女のよ うになって報酬を軽蔑しなかった。
32それは、夫の代わりに他人をめとる姦淫の妻のよ うなものです。
33彼らはすべての娼婦に贈り物を与えている。しか しあなたはあなたのすべての愛人に贈り物を与え、 また雇って、あなたの娼婦行為のために四方八方か らあなたのところに来させている。
34あなたの淫行は他の女たちと異なるが、あなたに 倣って淫行をする者はいない。あなたは報酬を与え ているのに、自分には報酬が与えられていない。だ からあなたは逆らっているのだ。
35それゆえ、遊女よ、主の言葉を聞きなさい。
36主なる神はこう言われる。あなたの汚れは、あな たの愛人たちとの淫行と、あなたの忌まわしい偶像 との交わりにより、またあなたが子供たちに与えた 血により、流され、あなたの裸は明らかにされた。
37見よ、それゆえ、わたしは、あなたが愛したすべ ての恋人、あなたが愛したすべての者、あなたが憎 んだすべての者を集め、あなたを囲んで彼らを集め、 あなたの裸を彼らに明らかにし、あなたの裸をこと ごとく見せよう。
38そして、わたしは、結婚を破り、血を流す女たち を裁くように、あなたを裁き、憤りとねたみをもっ て、あなたに血を与える。
39わたしはあなたを彼らの手に渡す。彼らはあなた の高き所を倒し、あなたの高き所を破壊し、あなた の衣服をはぎ取り、あなたの美しい宝石を奪い、あ なたを裸にし、何も身につけさせないであろう。
40彼らはまた、あなたに向かって軍隊を率いて、あ なたを石で打ち、剣で刺すでしょう。
41彼らはあなたの家を火で焼き、多くの女たちの前 であなたに裁きを下すであろう。わたしはあなたに 淫行をやめさせる。あなたもまた、もう何の報酬も 与えてはならない。
42こうしてわたしはあなたに対する怒りを静め、わ たしのねたみはあなたから離れ、わたしは静まって、 もはや怒らない。
43あなたは若いころのことを思い起こさず、このす べてのことでわたしを怒らせたので、見よ、わたし もあなたの行いをあなたの頭に報いる、と主なる神 は言われる。あなたは、あなたのすべての忌まわし い行いの中でも、この淫らな行いを行ってはならな い。
44見よ、ことわざを使う者は皆、あなたに対してこ のことわざを使って言うであろう、『娘の身のこな しは母の身のこなしと同じである』。
45あなたは、夫と子供達を憎むあなたの母の娘であ り、また、あなたの姉妹達も夫と子供達を憎んでい た。あなたの母はヘテ人、あなたの父はアモリ人で あった。
46あなたの姉はサマリアとその娘たちで、あなたの 左に住んでいます。あなたの妹はソドムとその娘た ちで、あなたの右に住んでいます。
47しかし、あなたは彼らの道に歩まず、彼らの憎む べき行いをしなかった。しかし、それはごく小さな ことであるかのように、あなたはすべての行いにお いて彼らよりも堕落していた。
48主なる神は言われる、「わたしは生きている。あ なたの妹ソドムもその娘たちも、あなたとあなたの 娘たちがしたようなことはしなかった。」
49見よ、これがあなたの姉妹ソドムの罪悪であった。 彼女とその娘たちは高慢で、食物に飽き飽きし、怠 惰にふけっていたが、貧しい者や困っている者の手 を強くしなかった。
50彼らは高慢になり、わたしの前で忌まわしい行い をしたので、わたしはよいと見て彼らを滅ぼした。
51サマリアはあなたの罪の半分も犯していない。し かしあなたは彼らよりも忌まわしい行いを多く行い、 あなたが行ったすべての忌まわしい行いにおいてあ なたの姉妹たちを正当化した。
52あなたも、自分の姉妹たちを裁いた者として、彼 らよりもさらに忌まわしい罪を犯したので、自分の 恥を負いなさい。彼女たちはあなたよりも正しいの です。そうです、あなたも恥を負い、自分の恥を負 いなさい。あなたは自分の姉妹たちを正しい者とし たのです。
53わたしが彼らの捕囚を解き放つとき、ソドムとそ の娘たちの捕囚、サマリアとその娘たちの捕囚を解 き放つとき、わたしはあなたの捕囚を彼らの中に解 き放つ。
54あなたは自分の恥を負い、自分の行ったすべての ことで恥じ入るでしょうが、それによってあなたは 彼らの慰めとなるでしょう。
55あなたの姉妹であるソドムとその娘たちが以前の 状態に戻り、サマリアとその娘たちが以前の状態に
エゼキエル 戻るとき、あなたとあなたの娘たちも以前の状態に 戻るであろう。
56あなたの妹ソドムは、あなたの高慢の日にあなた の口に語られなかった。
57あなたの悪事が明らかにされる前に、すなわち、 あなたを周囲で軽蔑しているスリヤの娘たちとその 周囲のすべてのペリシテ人の娘たちがあなたを非難 した時のことです。
58あなたは自分の淫らな行いと忌まわしい行いを忍 んできた、と主は言われる。
59主なる神はこう言われる。「わたしは、あなたが したようにあなたを罰する。あなたは誓いを軽んじ、 契約を破ったからである。」
60しかし、わたしはあなたの若い日にあなたと結ん だ契約を覚え、あなたと永遠の契約を立てよう。
61そのとき、あなたは自分の行いを思い出して恥じ 入るであろう。あなたの姉妹、姉や妹を迎えるとき、 わたしは彼女たちを娘としてあなたに与えるであろ う。しかしそれはあなたの契約によるのではない。
62わたしはあなたと契約を結び、わたしが主である ことをあなたは知るであろう。
63わたしがあなたのしたことすべてに対して、あな たに対して平安を与えるとき、あなたは思い出して 恥じ入り、恥のあまり二度と口を開かなくなるであ ろう、と主なる神は言われる。
第17章
1主の言葉がわたしに臨んだ。
2人の子よ、イスラエルの家に、なぞを出し、譬を語 れ。
3言いなさい。主なる神はこう言われる。大きな翼を 持ち、長い翼と、様々な色の羽毛で覆われた大きな 鷲がレバノンにやって来て、杉の木の番高い枝を とった。
4彼はその若枝の先端を切り落とし、それを交易の地 へ運び、商人の町に置いた。
5彼はまた、その地の種を取って、肥沃な畑に植え、 大水のほとりに置き、柳の木のように育てた。
6そしてそれは成長して、背の低い、広がるぶどうの 木となり、その枝は彼の方へ向き、その根は彼の下 にあった。こうしてそれはぶどうの木となり、枝を 出し、若枝を出した。
7また、大きな翼とたくさんの羽を持つもう一羽の大 きな鷲がいた。見よ、このぶどうの木は、その根を 鷲のほうに曲げ、その枝を鷲のほうに伸ばして、畑 の畝のそばでそのぶどうの木に水をやらせようとし た。
8それは、豊かな水のほとりの良い土地に植えられ、 枝を出し、実を結び、立派なぶどうの木となった。
9あなたは言え。主なる神はこう言われる。それは栄 えるだろうか。主はその根を引き抜き、その実を断 ち切らないだろうか。それは春のすべての葉ととも に枯れるであろう。たとえ大いなる力も、多くの民 も、それを根こそぎ引き抜かなくても。
10見よ、植えられたら、それは栄えるだろうか。東 風が吹くと、完全に枯れないだろうか。生えていた 溝の中で枯れるであろう。
11また主の言葉がわたしに臨んだ。
12今、反逆の家に言え。「これらの事が何を意味す るのか、分からないのか。彼らに言いなさい。見よ、 バビロンの王がエルサレムにきて、その王と大臣た ちを捕らえ、バビロンへ連れて行った。
13そして王の子孫の中から選んで、彼と契約を結び、 彼に誓いを立てさせ、また国の有力者たちも選んで、 14それは、王国が卑しく、自らを高めることのない ようにするためであり、神の契約を守ることによっ て王国が存続するためである。
15しかし、彼はエジプトに使節を派遣し、馬と多く の兵を与えさせようとした。彼は栄えるだろうか。 このようなことをする者は逃れられるだろうか。そ れとも、契約を破って救われるだろうか。
16主なる神は言われる、「わたしは生きている。彼 を王とした王が住む場所で、彼がその誓いを軽んじ、 その契約を破ったその王は必ずバビロンの中で死 ぬ。」
17ファラオも、その大軍と大部隊を率いて戦争に臨 み、城壁を築き、砦を築いて、多くの人を滅ぼすよ うなことはしないであろう。
18彼は契約を破って誓いを軽んじ、手を下してこれ らすべての事を行ったのだから、逃れることはでき ない。
19それゆえ、主なる神はこう言われる。「わたしは 生きている。彼がわたしの誓いを軽んじ、わたしの 契約を破ったことに対し、わたしは必ず彼の頭に報 復する。」
20そして、わたしは網を彼の上に広げ、彼をわたし のわなに捕らえ、彼をバビロンに連れて行き、そこ で彼がわたしに対して犯した罪について訴えよう。
21彼の逃亡者たちは皆、その部隊と共に剣に倒れ、 生き残った者たちも四方に散らされる。あなたたち は、主なる私がこれを語ったことを知るであろう。
22主なる神はこう言われる。「わたしは高い杉の木 の枝の先端から若い枝を取って、それを植える。わ たしはその若い枝の先端から柔らかい枝を切り取っ て、高く高い山に植える。
23わたしはイスラエルの高き山にこれを植える。そ れは枝を出し、実を結び、立派な杉の木となる。そ の下にはあらゆる翼の鳥が住み、その枝の陰に住む。
24野のすべての木は、主なるわたしが高い木を切り 倒し、低い木を高くし、青々とした木を枯らし、枯 れた木を茂らせたことを知るようになる。主なるわ たしはこれを語り、またこれを成し遂げたのだ。
第18章
1主の言葉が再び私に臨んで言った。
2あなたがたはイスラエルの地について、『父親が酸 っぱいぶどうを食べたので、子どもたちの歯が浮
エゼキエル く』ということわざを使っているが、これはどうい う意味か。
3主なる神は言われる、「わたしは生きている。あな たたちはイスラエルでこのことわざを再び使うこと はないだろう。」
4見よ、すべての魂はわたしのものである。父の魂が わたしのものであるように、子の魂もわたしのもの である。罪を犯す魂は死ぬ。
5しかし、もし人が正しく、律法と正義にかなうこと を行うならば、
6また、山の上で食事をせず、イスラエルの家の偶像 に目を向けず、隣人の妻を汚さず、月経中の女に近 づかなかった。
7だれをも虐げず、質物を返し、暴力で奪わず、飢え た者に自分のパンを与え、裸の者に着物を着せた。
8利息を取らず、利息を取らず、不正から手を引いた 者は、人と人の間に真実の裁きを行う。
9彼はわたしの掟に従って歩み、わたしの掟を守り、 真実を行った。彼は正しい者であり、必ず生きる、 と主なる神は言われる。
10もし彼が強盗や血を流す者、またこれらのうちの つでも同じようなことをする子を生んだなら、
11そして、これらの義務を一つも行わず、山の上で 食事をし、隣人の妻を汚し、
12貧しい者と乏しい者を虐げ、暴力で略奪し、質物 を返さず、偶像に目を向けて忌まわしい行いをし、
13彼は利息をつけて貸し、高利貸しをした。それで も彼は生きられるだろうか。彼は生きられない。彼 はこれらすべての忌まわしい行いをしたから、必ず 死ななければならない。その血は彼に責任がある。
14さて、もし彼が息子をもうけ、その子が父の犯し たすべての罪を見て、それを思い返し、そのような ことをしないならば、
15山の上で食事をせず、イスラエルの家の偶像に目 を向けず、隣人の妻を汚さず、
16だれをも虐げず、質物を差し控えず、暴力で奪わ ず、飢えた者にパンを与え、裸の者に着物で覆った。
17貧しい者から手を離し、利息や高利貸しを受けず、 わたしの定めを行い、わたしの定めに歩む者は、父 の罪のために死ぬことなく、必ず生きる。
18彼の父は、残酷に虐げ、暴力によって兄弟を略奪 し、その民の中で良くないことを行ったので、見よ、 彼もまたその罪のために死ぬであろう。
19しかし、あなたがたは言う。「なぜ、子は父の咎 を負わないのか。子が律法と正義を行い、わたしの すべての定めを守ってそれを行えば、必ず生きるで あろう。」
20罪を犯す魂は死ぬ。子は父の咎を負わず、父も子 の咎を負わない。義人の義はその人に帰し、悪人の 悪はその人に帰する。
21しかし、もし悪人が犯したすべての罪から離れ、 わたしのすべての掟を守り、合法で正義を行うこと ならば、彼は必ず生き、死ぬことはない。
22彼が犯したすべての罪は、彼に対して覚えられる ことはなく、彼は自分の行った正義によって生きる。
23主なる神は言われる、「わたしは悪人が死ぬこと を喜ぶだろうか。彼がその道から立ち返って生きる ことを喜ばないだろうか。」
24しかし、義人がその義を離れて不義を行い、悪人 が行うすべての憎むべきことを行うなら、彼は生き るでしょうか。彼が行ったすべての義は覚えられる ことはありません。彼は彼の犯した罪過と、彼の犯 した罪によって死ぬのです。
25それなのに、あなたがたは言う。「主の道は公平 ではない」。イスラエルの家よ、聞きなさい。わた しの道は公平ではないか。あなたがたの道は公平で はないか。
26義人がその義を離れて不義を行い、そのために死 ぬ場合、彼はその行った不義のために死ぬのです。
27また、悪人が犯した悪事から離れ、公道と正義と を行うなら、彼は自分の魂を生かしておくことがで きる。
28彼は反省して、自分の犯したすべての罪から離れ るから、必ず生きる。死ぬことはない。
29それなのに、イスラエルの家は言う、「主の道は 公平ではない。イスラエルの家よ、わたしの道は公 平ではないか。あなたがたの道は公平ではないか。
30それゆえ、イスラエルの家よ、わたしは、おのお のその行いに従って、あなたたちを裁く、と主なる 神は言われる。悔い改めて、すべての罪から立ち返 れ。そうすれば、咎はあなたたちを滅ぼすことはな いだろう。
31あなたがたは、これまで犯してきたすべての罪を 捨て去り、新しい心と新しい霊を造りなさい。イス ラエルの家よ、なぜあなたがたは死んでいようとす るのか。
32主なる神は言われる、「わたしは死ぬ者の死を喜 ばない。それゆえ、心を変えて生きよ。」
第19章
1また、イスラエルの君たちのために哀歌を歌いなさ い。
2言いなさい。「あなたの母はだれか。雌ライオンで ある。ライオンの群れの中で伏し、若いライオンの 群れの中で子ライオンを育てた。」
3彼女はその子ライオンの匹を育てた。それは若い ライオンとなり、獲物を捕らえることを学び、人々 を食い尽くした。
4諸国の民も彼のことを聞いた。彼は彼らの穴に捕ら えられ、鎖につないでエジプトの地に連れて行かれ た。
5さて、彼女は待っていたが望みがなくなったのを見 て、もう頭の子ライオンを取って、それを若いラ イオンにしました。
6そして彼はライオンの間を行き来し、若いライオン となって、獲物を捕らえることを学び、人々を食い 尽くした。
7そして神は彼らの宮殿の荒廃を知り、彼らの町々を 荒廃させた。そして国とその満ち溢れるものは神の 叫びの音によって荒廃した。
8そこで諸国の民は四方から彼を攻め、網を彼の上に 広げた。彼は彼らの穴に捕らえられた。
9彼らは彼を鎖で縛り、バビロンの王のもとに連れて 行き、彼を砦に閉じ込めて、イスラエルの山々で彼 の声が二度と聞こえないようにした。
10あなたの母は、水のそばに植えられた、あなたの 血の中にあるぶどうの木のようだ。彼女は多くの水 のために子を産み、枝を豊かに茂らせた。
11彼女は支配する者たちの笏として強い杖を持ち、 その姿は茂った枝々の間で高くそびえ立ち、その 枝々の多さとともに彼女の身長も目立った。
12しかし、彼女は怒りに駆られて引き抜かれ、地に 投げ落とされ、東風がその果実を枯らし、その強い 枝は折れて枯れ、火がそれを焼き尽くした。
13そして今、彼女は荒野の乾いた地に植えられてい ます。
14その枝の杖から火が出て、その実を焼き尽くし、 支配するための笏となる強い杖もなくなった。これ は哀歌であり、哀歌となるであろう。
第20章
1そして第七年の第五の月、その月の十日に、イスラ エルの長老たちのある人々が主に尋ねるためにやっ て来て、私の前に座った。
2そのとき主の言葉がわたしに臨んだ。
3人の子よ、イスラエルの長老たちに告げて言いなさ い。主なる神はこう言われる。「あなたがたはわた しに尋ねに来たのか。わたしは生きている。あなた がたはわたしに尋ねないだろう」と主なる神は言わ れる。
4人の子よ、あなたは彼らを裁くのか、彼らを裁くの か。彼らに彼らの先祖の忌まわしい行いを知らせる のか。
5彼らに言いなさい。主なる神はこう言われる。わた しがイスラエルを選び、ヤコブの家の子孫に手をあ げ、エジプトの地でわたし自身を彼らに知らせた日、 わたしが彼らに手をあげて、『わたしはあなたがた の神、主である』と言ったとき、
6わたしが彼らに手を上げ、彼らをエジプトの地から 導き出し、わたしが彼らのために見込んでいた地、 乳と蜜の流れる地、すべての地の栄光に輝く地に導 こうとしたその日に、
7そこでわたしは彼らに言った。「あなたがたはそれ ぞれ自分の目に憎むべきものを捨て去り、エジプト の偶像をもって身を汚してはならない。わたしはあ なたがたの神、主である。」
9しかし、わたしはわたしの名のために働き、異邦人 の前でわたしの名が汚されないようにした。異邦人 の中にはわたしがおり、彼らをエジプトの地から導 き出すにあたり、わたしは彼らの前でわたしの名を 知らせたのである。
10そこで、わたしは彼らをエジプトの地から連れ出 して、荒野に導いた。
11そして、わたしは彼らにわたしの掟を与え、わた しの裁きを彼らに示した。もし人がそれを行えば、 それによって生きるであろう。
12またわたしは彼らに安息日を与えて、わたしと彼 らの間のしるしとし、わたしが彼らを聖別する主で あることを彼らに知らせた。
13しかしイスラエルの家は荒野でわたしに背き、わ たしの掟に従わず、わたしの定めを軽んじた。人は それを守るなら、それによって生きることができる。 また彼らはわたしの安息日をひどく汚した。そこで わたしは、荒野でわたしの怒りを彼らに注ぎ、彼ら を滅ぼそうと考えた。
14しかし、わたしはわたしの名のために働き、異邦 人の前でわたしの名が汚されないようにした。わた しが彼らを連れ出したのは、彼らの目の前でのこと である。
15しかし、わたしは荒野で彼らに手を上げ、わたし が彼らに与えた、乳と蜜の流れる地、すべての国々 の栄光である地に、彼らを導き入れないことを宣言 した。
16彼らはわたしの定めを軽んじ、わたしの掟に従わ ず、わたしの安息日を汚した。彼らの心は偶像を追 い求めたからである。
17しかし、わたしの目は彼らを滅ぼすことを免れ、 わたしは荒野で彼らを滅ぼすことはしなかった。
18しかし、わたしは荒野で彼らの子孫に言った。 「先祖の掟に従って歩んではならない。彼らの定め を守ってはならない。彼らの偶像をもって身を汚し てはならない。
19わたしはあなたがたの神、主である。わたしの定 めに歩み、わたしの掟を守り、それを行わなければ ならない。
20わたしの安息日を聖別しなさい。それはわたしと あなたたちとの間のしるしとなり、わたしがあなた たちの神、主であることをあなたたちが知るためで ある。
21それにもかかわらず、子らはわたしに背き、わた しの定めに歩まず、人がそれを行えば生きることが できるわたしの掟を守らず、わたしの安息日を汚し た。そこでわたしは、わたしの憤りを彼らに注ぎ、 荒野でわたしの怒りを成就させようと考えた。
22しかし、わたしは手を引っ込めて、わたしの名の ために働き、わたしの名が異邦人の前で汚されるこ とのないようにした。わたしが彼らを導き出したの は、彼らの目の前でのことである。
8しかし、彼らはわたしに背き、わたしに聞き従わな かった。彼らはみな、自分たちの目に忌まわしいも のを捨て去らず、エジプトの偶像を捨て去らなかっ た。そこでわたしは、わたしの憤りを彼らに注ぎ、 エジプトの地の中でわたしの怒りを彼らに対して成 就させる、と言った。
エゼキエル
23わたしは荒野で彼らに向かって手を上げ、彼らを 諸国民の中に散らし、諸国に追い散らそうとした。
24彼らはわたしの定めを行わず、わたしの定めを軽 んじ、わたしの安息日を汚し、先祖たちの偶像に目 を留めたからである。
25それゆえ、わたしは彼らに、良くない掟と、彼ら が生きられないような定めとを与えた。
26そしてわたしは、彼らを彼らの供え物によって汚 し、胎を開くものすべてを火の中を通らせ、彼らを 荒廃させ、わたしが主であることを彼らに知らせた。
27それゆえ、人の子よ、イスラエルの家に告げて言 いなさい。主なる神はこう言われる。しかし、この ことによって、あなたたちの先祖はわたしを冒涜し、 わたしに対して罪を犯した。
28わたしが彼らに与えようと手を挙げた地に彼らを 導き入れたとき、彼らはすべての高い丘とすべての 茂った木々を見て、そこに犠牲を捧げ、そこに彼ら の捧げ物の激怒を招き、そこに香ばしい香りをたて、 そこに彼らの注ぎの供え物を注いだ。
29そこでわたしは彼らに言った、「あなたがたが行 く高き所とは何ですか。」その名は今日までバマと 呼ばれています。
30それゆえ、イスラエルの家に言いなさい。主なる 神はこう言われる。「あなたがたは先祖たちの習わ しに従って汚れ、彼らの忌まわしい行いに従って淫 行を行っているのか。
31あなたがたは、供え物をささげるとき、また、自 分の息子たちに火の中を通らせるとき、今日に至る まで、あらゆる偶像によって自らを汚している。そ れなのに、イスラエルの家よ、わたしがあなたがた に尋ねられようか。主なる神はこう言われる。「わ たしは生きている。あなたがたに尋ねられることは ない。」
32あなたがたの心に思い浮かぶことは、決してあっ てはならない。「われわれは異邦人のように、諸国 の諸族のように、木や石に仕えるのだ。」
33主なる神は言われる、「わたしは生きている。必 ず力強い手と、伸ばした腕と、注ぎ出した激しい怒 りをもって、わたしはあなたたちを支配する。
34そして、わたしは力強い手と、伸ばされた腕と、 注ぎ出される激しい怒りをもって、あなたたちを民 の中から連れ出し、散らされている国々からあなた たちを集める。
35そしてわたしはあなたたちを民の荒野に連れて行 き、そこであなたたちと顔と顔を合わせて争うであ ろう。
36わたしがエジプトの国の荒野であなたがたの先祖 に弁護したように、わたしはあなたがたに弁護する、 と主なる神は言われる。
37わたしはあなたを杖の下を通らせ、あなたを契約 の鎖につなぐ。
39イスラエルの家よ、主なる神はこう言われる。 「あなたがたは行って、おのおの自分の偶像に仕え なさい。もしあなたがたがわたしに聞き従わないな ら、今後もそうしなさい。しかし、あなたがたの供 え物と偶像とによって、わたしの聖なる名を汚して はならない。」
40主なる神は言われる、わたしの聖なる山、イスラ エルの頂上の山で、イスラエルの全家、すなわち国 中のすべての人がわたしに仕える。わたしはそこで 彼らを受け入れ、そこであなたがたの供え物と、あ なたがたの捧げ物の初物、およびあなたがたのすべ ての聖なる物を求める。
41わたしは、あなたがたを諸国の民の中から連れ出 し、あなたがたを散らされた国々から集めるとき、 あなたがたをその甘い香りで受け入れる。そして、 わたしは異邦人の前であなたがたによって聖別され る。
42わたしがあなたたちをイスラエルの地に導き入れ、 わたしがあなたたちの先祖たちに与えようと手を挙 げた地にあなたたちを導き入れるとき、あなたたち はわたしが主であることを知るであろう。
43そして、あなたたちはそこで、あなたたちが汚し た自分の道と、あなたたちが行ったすべての行いを 思い出し、あなたたちが犯したすべての悪のために、 自分の前で自分を嫌悪するであろう。
44イスラエルの家よ、わたしがわたしの名のために、 あなたがたの悪しき道に従わず、あなたがたの腐敗 した行いに従わずに、あなたがたとともに働くとき、 あなたがたはわたしが主であることを知るようにな る、と主なる神は言われる。
45また主の言葉がわたしに臨んで言った、
46人の子よ、あなたの顔を南に向け、あなたの言葉 を南に垂れ、南の野の森に向かって預言せよ。
47南の森に告げよ。主の言葉を聞け。主なる神はこ う言われる。見よ、わたしはお前の中に火を燃やす。 それはお前の中のすべての青木と、すべての枯れ木 を焼き尽くす。その燃える炎は消えることなく、南 から北まで、すべての面がその中で焼かれる。
48すべての人は、主なるわたしがこれを燃やしたの を見るであろう。これは消えることはないであろう。
49そこでわたしは言いました。「ああ、主なる神よ。 人々はわたしについて、『彼はたとえ話をするので はないのか』と言います。
第21章
1主の言葉がわたしに臨んだ。
2人の子よ、あなたの顔をエルサレムに向け、あなた の言葉を聖所に向け、イスラエルの地に向かって預 言せよ。
38わたしはあなたたちの中から、反逆者とわたしに 罪を犯す者を掃し、彼らをその住んでいる国から 連れ出す。彼らはイスラエルの地に入ることはない。 そしてあなたたちはわたしが主であることを知るよ うになる。
3イスラエルの地に告げよ。主はこう言われる。見よ、 わたしはお前に敵対し、鞘から剣を抜いて、お前の 中から正しい者と悪者を断つ。
4それゆえ、わたしはあなたの中から義人と悪人を断 ち滅ぼすので、わたしの剣は鞘から出て、南から北 まですべての肉なる者に向かって出るであろう。
5すべての人が知るように、主なるわたしは、わたし の剣を鞘から抜き、それは二度と戻らないであろう。
6それゆえ、人の子よ、あなたの腰は砕け、彼らの目 の前で苦々しく嘆息せよ。
7人々があなたに、「なぜ嘆くのか」と尋ねても、あ なたは、「おとずれのためです」と答えなければな らない。それは来るからだ。すべての心は溶け、す べての手は弱り、すべての霊は弱り果て、すべての 膝は水のように弱くなる。見よ、それは来る。そし て、それは成就する、と主なる神は言われる。
8主の言葉がまた私に臨んで言った、
9人の子よ、預言して言え。主はこう言われる。言え。 剣は研がれ、また磨かれた。
10それは激しい殺戮をするために研がれ、光るため に磨かれる。それなのに、私たちは笑いものになろ うか。それはすべての木のように、わが子の杖を軽 蔑する。
11そして、神はそれを磨いて、扱えるようにされた。 この剣は、殺人者の手に渡すために、研がれ、磨か れたのである。
12人の子よ、叫び声をあげよ。それはわたしの民に 臨み、イスラエルのすべての君主に臨む。剣による 恐怖がわたしの民に臨む。それゆえ、あなたの腿を 打ちなさい。
13それは試練だからである。剣がむちさえも軽蔑す るなら、どうなるのか。それはもうなくなる、と主 なる神は言われる。
14それゆえ、人の子よ、預言して、両手を打ち合わ せ、剣を三度目に二本立てよ。それは殺された者た ちの剣である。それは、殺された偉人たちの剣であ り、彼らの私室に入るものである。
15わたしは彼らのすべての門に剣の先を向けた。彼 らの心は弱り果て、彼らの破滅は増える。ああ、そ れは輝き、虐殺のために準備されている。
16右でも左でも、あなたの顔が向けられている道に 行きなさい。
17わたしも両手を打ち合わせて、わたしの怒りを静 める。主なるわたしはこう言う。
18主の言葉が再び私に臨んで言った。
19また、人の子よ、バビロン王の剣が来るように、 二つの道を定めよ。二つは同じ地から出て来る。あ なたは場所を選び、町に通じる道の入口を選べ。
20道を設けて、剣をアモン人のラバトに、また守備 のエルサレムにいるユダにまで進ませよ。
21バビロンの王は、二つの道の入口、道の分かれ道 に立って占いをし、矢を輝かせ、偶像に占って、肝 臓を調べた。
22彼の右にはエルサレムの占いがあり、指揮官を任 命し、虐殺の際に口を開き、叫び声をあげ、門に破 城槌を配置し、要塞を築きました。
23彼らの目には、誓いを立てた者たちにとっては、 それは偽りの占いのようになる。しかし神はその罪 悪を思い起こさせ、彼らを捕らえさせよう。
24それゆえ、主なる神はこう言われる。「あなたが たは自分の咎を覚えさせ、あなたがたのそむきが明 らかにされ、あなたがたのすべての行いに、あなた がたの罪が明らかになった。あなたがたは思い出し たので、あなたがたは手で捕らえられるであろ う。」
25イスラエルの不敬な邪悪な君主よ、あなたの日が 来た。その時、不義は終わる。
26主なる神はこう言われる。「冠を脱ぎ、冠を脱げ。 これは同じではない。低い者を高め、高い者を低く せよ。」
27わたしはそれをくつがえし、くつがえし、くつが えす。そして、それの権利を持つ者が来るまで、そ れは存在しなくなる。そして、わたしはそれをその 人に与える。
28人の子よ、預言して言え。主なる神はアモン人と 彼らの侮辱についてこう言われる。あなたは言え。 剣は抜かれた。剣は抜かれた。それは、きらめく光 のために、殺戮のために整えられ、滅ぼされる。
29彼らは、あなたにむなしいことを見、あなたに偽 りを告げ、殺された者たち、悪人たちの首にあなた を負わせようとしている。彼らの罪が終わる日が来 る。
30わたしはそれを鞘に収めるべきだろうか。わたし はあなたを創造された場所、あなたの生まれた地で あなたを裁く。
31そして、わたしは憤りをあなたに注ぎ、わたしの 怒りの火をあなたに吹きつけ、あなたを残忍で、滅 ぼすことに長けた者たちの手に引き渡す。
32お前は火に燃やされる。お前の血は国中に流れ、 お前は二度と思い出されることはない。主なる私が これを言ったのだ。
第22章
1また主の言葉がわたしに臨んだ、
2今、人の子よ、あなたは裁くのか、血の町を裁くの か。その忌まわしい行いをことごとくその町に知ら せなければならない。
3その時、あなたは言いなさい。主なる神はこう言わ れる。「町は時が来ると、その中で血を流し、自ら を汚すために偶像を造る。」
4あなたは流した血によって罪を犯し、造った偶像に よって身を汚し、あなたの命日は近づき、ついにあ なたの年が来た。それゆえ、わたしはあなたを諸国 民のそしりとし、すべての国々の嘲りとした。
5あなたに近い者も、遠くにいる者も、あなたを嘲笑 するであろう。あなたは悪名高く、非常に悩まされ ている。
6見よ、イスラエルの君たちは皆、あなたの中で力ず くで血を流した。
7彼らはあなたの中で父と母を軽蔑し、あなたの中で 寄留者を虐げ、あなたの中で孤児と寡婦を苦しめた。
8あなたはわたしの聖なるものを軽蔑し、わたしの安 息日を汚した。
9あなたの中には、血を流すために言い伝えを語る者 がいる。彼らはあなたの中で山の上で食事をし、あ なたの中で淫らな行いをする。
10彼らはあなたのうちにその父祖たちの裸を露わに し、汚れのために聖別されていた女をあなたのうち に辱めた。
11またある者は隣人の妻と忌まわしい行為を行い、 またある者は自分の嫁をみだらな行為で汚し、また ある者はあなたのうちにあって父の娘である自分の 姉妹を辱めた。
12彼らはあなたのうちに血を流すために贈り物を取 り、あなたは利息と高利を取り、ゆすりによってあ なたの隣人から貪欲に利益を得て、わたしを忘れた と主なる神は言われる。
13見よ、それゆえ、わたしは、あなたが得た不正な 利益と、あなたの中にあったあなたの血のゆえに、 わたしの手を打ったのだ。
14わたしがあなたを罰する日に、あなたの心は耐え ることができるか。あなたの手は強くなることがで きるか。主なるわたしはこれを語り、またこれを成 し遂げる。
15そして、わたしはあなたを諸国民の中に散らし、 国々に追い散らし、あなたの汚れをあなたから消し 去る。
16あなたは異邦人の目の前で、自分の相続地を獲得 し、わたしが主であることを知るであろう。
17そして主の言葉が私に臨んだ、
18人の子よ。イスラエルの家はわたしにとってかす となった。彼らはみな炉の中の青銅、錫、鉄、鉛で あり、銀のかすである。
19それゆえ、主なる神はこう言われる。「あなたが たはみな、かすとなったので、見よ、わたしはあな たがたをエルサレムの真ん中に集める。」
20人々が銀、青銅、鉄、鉛、錫を炉の中に集めて、 それに火を吹き込んで溶かすように、わたしは怒り と憤りをもってあなたたちを集め、そこに残して溶 かしてしまう。
21まことに、わたしはあなたたちを集め、わたしの 怒りの火をあなたたちに吹きかける。あなたたちは その中で溶かされるであろう。
22銀が炉の中で溶けるように、あなたたちもその中 で溶けるであろう。そしてあなたたちは、主なる私 があなたたちに対して怒りを注いだことを知るであ ろう。
23そして主の言葉が私に臨んだ。
24人の子よ、彼女に言え。あなたは憤りの日に清め られず、雨も降らない地である。
25そこには、獲物をむさぼり食うほえる獅子のよう な陰謀があり、彼らは人々の魂を食い尽くし、財宝 や貴重な物を奪い、その中に多くの未亡人を生み出 した。
26その祭司たちはわたしの律法を犯し、わたしの聖 なるものを汚した。彼らは聖なるものと俗なるもの とを区別せず、汚れたものと清いものとを区別せず、 わたしの安息日を無視したので、わたしは彼らの間 で汚された。
27その中の君たちは、獲物をむさぼり食う狼のよう で、血を流し、魂を滅ぼし、不正な利益を得ようと しています。
28その預言者たちは、むなしい漆喰で彼らを塗りつ け、むなしいことを見て、彼らに偽りを占い、「主 なる神はこう言われる」と言ったが、主は語られな かった。
29この地の民は虐げ、略奪を働き、貧しい者と乏し い者を苦しめ、不当に外国人を虐げた。
30そこでわたしは、その地を滅ぼすことのないよう に、わたしの前に垣を築き、その裂け目を埋めてく れる人を彼らの中に捜したが、一人も見つからなか った。
31それゆえ、わたしはわたしの憤りを彼らに注ぎ、 わたしの怒りの火で彼らを焼き尽くした。わたしは 彼らの行ったことの報いを彼らの頭上に報いた、と 主なる神は言われる。
第23章
1主の言葉が再び私に臨んだ。
2人の子よ、二人の女がいた。同じ母の娘であった。
3彼らはエジプトで淫行を行い、若いときに淫行を行 った。そこで彼女たちの乳房は圧迫され、そこで彼 女たちの処女の乳首は傷つけられた。
4彼らの名は姉アホラ、妹アホリバといった。彼らは わたしの子で、息子や娘を産んだ。これが彼らの名 である。サマリアはアホラ、エルサレムはアホリバ である。
5アホラはわたしのものであるとき、淫行を働き、愛 人たち、隣人のアッシリア人たちを溺愛した。
6彼らは青い衣を着て、指揮官や指導者であり、皆好 感の持てる若者で、馬に乗る騎手であった。
7こうして彼女は彼らと、すなわちアッシリアの選ば れた者たちすべてと、また彼女が恋慕するすべての 者たちと淫行を犯し、彼らのすべての偶像によって 身を汚した。
8彼女はエジプトから携えてきた淫行を捨てなかった。 若いころ、彼らは彼女と寝て、処女の乳房を砕き、 淫行を彼女に注いだからである。
9それゆえ、わたしは彼女を、彼女の愛人たちの手、 彼女が溺愛していたアッシリア人の手に引き渡した。
10彼らは彼女の裸を見つけ、彼女の息子、娘たちを 捕らえ、剣で彼女を殺した。そして、彼らは彼女に 裁きを下したので、彼女は女たちの間で有名になっ た。
11彼女の妹アホリバはこれを見て、彼女の淫行は彼 女よりもさらに堕落し、淫行は彼女の妹の淫行より もさらに堕落した。
エゼキエル
12彼女は隣人のアッシリア人を溺愛していた。彼ら は豪華な衣装をまとった将軍や支配者、馬に乗る騎 手など、みな魅力的な若者たちであった。
13そのとき私は彼女が汚れているのを見て、二人は それぞれ別の道へ行った。
14そして彼女は淫行をふやした。壁に彫られた男た ち、朱で彫られたカルデア人の像を見て、
15彼らは腰に帯を締め、頭には染め抜いた衣服を着 け、彼らの故郷カルデアのバビロニア人の風習に倣 って、皆、尊敬すべき君主であった。
16彼女は彼らを見るとすぐに恋心を抱き、使者をカ ルデアに遣わして彼らのもとへ送った。
17バビロン人たちは彼女の愛の床に近づき、淫行で 彼女を汚した。彼女は彼らに汚され、彼女の心は彼 らから離れてしまった。
18こうして彼女は自分の淫行と裸を暴露した。その とき、わたしの心は彼女から離れ、わたしの心は彼 女の姉妹から離れていたのと同じであった。
19しかし彼女は、エジプトの地で淫行にふけってい た若いころのことを思い出し、淫行を重ねた。
20彼女は、その肉がロバの肉のようで、その血の出 方が馬の血のようである愛人たちを溺愛した。
21こうしてあなたは、若い時の淫らな行いを思い出 し、若い時の乳房のためにエジプト人に乳首を砕か れたのである。
22それゆえ、アホリバよ、主なる神はこう言われる。 見よ、わたしはあなたの心を離したあなたの愛人た ちをあなたに立ち向かわせ、四方八方からあなたを 攻める。
23バビロニア人、すべてのカルデア人、ペコド人、 ショア人、コア人、および彼らと共にいたすべての アッシリア人。彼らはみな魅力的な若者、将軍、支 配者、偉大な領主、名声のある人々であり、みな馬 に乗っていた。
24彼らは戦車、荷車、車輪、および民衆を率いてあ なたに攻めて来る。彼らは周囲に盾、盾、兜を構え る。わたしは彼らに裁きを下す。彼らは彼らの裁き に従ってあなたを裁く。
25わたしはあなたに対してねたみを抱く。彼らはあ なたに対して激しい罰を与える。彼らはあなたの鼻 と耳を切り落とす。あなたの残りの者は剣に倒れる。 彼らはあなたの息子、娘を奪い、あなたの残りの者 は火で焼き尽くす。
26彼らはまたあなたの衣服を剥ぎ取り、あなたの美 しい宝石を奪い取るであろう。
27こうしてわたしはあなたの淫らな行いと、エジプ トの国から持ち帰ったあなたの淫行をあなたから断 つ。あなたはもうそれらに目を向けず、エジプトの ことを思い出すこともなくなる。
28主なる神はこう言われる。「見よ、わたしはあな たを、あなたが憎む者の手に、あなたの心が離れて いる者の手に渡す。
30わたしは、あなたが異邦人に従って淫行を行い、 彼らの偶像によって汚れたので、あなたにこれらの ことをする。
31あなたはあなたの妹の道を歩んだ。それゆえ、わ たしは彼女の杯をあなたの手に渡す。
32主なる神はこう言われる。「あなたはあなたの妹 の深くて大きな杯を飲むであろう。あなたは嘲笑さ れ、嘲られるであろう。それは多くのものを含んで いる。」
33あなたは酔いと悲しみと、驚きと絶望の杯と、あ なたの姉妹サマリアの杯とに満たされるであろう。
34あなたはそれを飲み、それを吸い出し、そのかけ らを砕き、自分の乳房を抜き取るであろう。わたし がこれを語ったのである、と主なる神は言われる。
35それゆえ、主なる神はこう言われる。「あなたは わたしを忘れ、わたしをあなたの背後に投げ捨てた。 それゆえ、あなたもまた、あなたの淫らな行いと不 品行を負わなければならない。」
36主はまたわたしに言われた。「人の子よ、あなた はアホラとアホリバを裁くのか。彼らにその忌まわ しい行いを告げよ。
37彼らは姦淫を犯し、その手には血があり、偶像と 姦淫を犯し、またわたしのために産んだ息子たちを 火の中を通らせて焼き尽くさせた。
38彼らはまたわたしに対してこのことを行った。す なわち、わたしの聖所をその日のうちに汚し、わた しの安息日を汚した。
39彼らは偶像のためにその子供たちを殺した後、そ の同じ日にわたしの聖所に入ってきて、それを汚し た。そして見よ、彼らはわたしの家の中でこのよう なことをしたのだ。
40また、あなたがたは遠くから人々を呼び寄せ、使 者が遣わされたところ、彼らは到着した。あなたは 彼らのために身を洗い、目を塗り、装飾品で身を飾 った。
41あなたは立派な寝床に座り、その前にテーブルを 用意して、そこにわたしの香とわたしの油を置いた。
42そして、群衆が和やかに集まってくる声が彼女と ともに聞こえた。また、一般の人々とともに荒野か らシバ人が連れて来られ、彼らは腕輪をはめ、頭に 美しい冠をかぶっていた。
43そこでわたしは、姦淫の日々を送っていた年老い た女に言った。「彼らは今も彼女と姦淫を行い、彼 女も彼らと姦淫を行うのか。」
44しかし彼らは、遊女のところに入るように彼女の ところに入った。そのように彼らは、淫らな女たち、 アホラとアホリバのところに入ったのである。
45義人たちは、姦淫する女たちのしきたりと、血を 流す女たちのしきたりに従って、彼女たちを裁くで あろう。彼女たちは姦淫する女であり、彼女たちの 手には血があるからである。
29彼らはあなたを憎み、あなたの労働のすべてを奪 い取り、あなたを裸にし、あなたの淫行の裸をさら すであろう。あなたの淫らな行いと淫行は暴露され るであろう。
46主なる神はこう言われる。「わたしは彼らの上に 軍隊を起こし、彼らを滅ぼし、略奪させる。」
47そして、その集団は彼らを石で打ち殺し、剣で彼 らを殺し、彼らの息子、娘を殺し、彼らの家を火で 焼き払うであろう。
48こうしてわたしは淫らな行いをこの国から消し去 る。すべての女があなたたちの淫らな行いに倣わな いよう教えるためである。
49彼らはあなたたちの淫らな行いをあなたたちに報 い、あなたたちは偶像の罪を負うであろう。そして あなたたちは、わたしが主なる神であることを知る であろう。
第24章
1第九年、十月の十日に、主の言葉がわたしに臨んだ。
2人の子よ、その日、すなわちこの日の名前を書き記 せ。バビロンの王はこの日エルサレムに攻め上がろ うとした。
3反逆の家に譬を語り、彼らに言いなさい。主なる神 はこう言われる。「鍋を置き、それを置き、またそ の中に水を入れよ。
4その中に、もも肉や肩肉など、すべての良い部分を 集め、良い骨で満たしなさい。
5群れの中から選りすぐりのものを取り、その下の骨 も焼き、よく煮て、その中でその骨を煮なさい。
6それゆえ、主なる神はこう言われる。「血の町、そ の中に灰汁が溜まり、その灰汁がそこから出ていな い鍋に災いが臨む。少しずつそれを取り出し、くじ を引かないようにせよ。
7彼女の血は彼女の中にあるからである。彼女はそれ を岩の上に置き、それを土で覆うために地に流し込 まなかった。
8激しい怒りが湧き上がって復讐するため、私は彼女 の血を岩の上に置き、覆い隠さないようにした。
9それゆえ、主なる神はこう言われる。「血まみれの 町に災いあれ。わたしは火の山を大きくする。」
10薪を積み、火を燃やし、肉を焼き尽くし、よく味 を調え、骨を焼け。
11それから、それを空のまま炭火の上に置き、その 中の青銅を熱して燃えさせ、その中の汚れを溶かし て、その中の汚れを焼き尽くさせなさい。
12彼女は偽りに疲れ、その大きな汚点は彼女から出 なかった。その汚点は火の中にある。
13あなたの汚れの中には淫らな行いがある。わたし があなたを清めたのに、あなたは清められなかった から、わたしの怒りがあなたに臨むまでは、あなた はもはや汚れから清められないであろう。
14主なるわたしはこう言った。それは必ず起る。わ たしはこれを行なう。わたしは引き返さず、容赦せ ず、悔い改めもしない。あなたの道と、あなたの行 いに応じて、人々はあなたを裁く、と主なる神は言 われる。
15また主の言葉がわたしに臨んだ。
16人の子よ、見よ、わたしはあなたの目の欲望を 撃で取り去る。しかし、あなたは嘆くことも、泣く ことも、あなたの涙を流すこともない。
17泣くことを止め、死者のために悲しんではならな い。あなたの頭の輪をあなたの上に巻きつけ、あな たの足にあなたの履物を履き、あなたの唇を覆って はならない。そして、人のパンを食べてはならない。
18そこで私は朝のうちに民に語ったが、夕方には妻 が死んだので、私は朝のうちに命じられたとおりに した。
19すると民はわたしに言った。「あなたは、これら の事がわれわれにとって何なのかを私たちに教えて くれないのですか。それで、あなたはそんなことを するのですか。」
20そこで私は彼らに答えた。「主の言葉が私に臨ん だ。
21イスラエルの家に告げよ。主なる神はこう言われ る。見よ、わたしはわたしの聖所、あなたがたの力 の誇るもの、あなたがたの目の憧れ、あなたがたの 魂が憐れむものを汚す。あなたがたの残した息子、 娘は剣に倒れる。
22あなたがたもわたしがしたようにしなさい。あな たがたは唇を覆ってはならない。また、人のパンを 食べてはならない。
23あなたがたの頭にはタイヤが履かれ、足には履物 が履かれる。あなたがたは嘆くことも泣くこともな い。あなたがたは自分の罪のために衰え、互いに嘆 き合うであろう。
24このように、エゼキエルはあなたたちへのしるし である。あなたたちも彼が行ったすべてのことに倣 いなさい。このことが起こるとき、あなたたちはわ たしが主なる神であることを知るであろう。
25また、人の子よ、わたしが彼らの力と、彼らの栄 光の喜びと、彼らの目の欲望と、彼らが心に定めた もの、彼らの息子や娘たちを彼らから取り去る日に は、
26その日に逃れる者があなたのところにやって来て、 あなたの耳にそれを聞かせるであろうか。
27その日には、あなたの口は逃れてきた者に対して 開かれ、あなたはものを言うことができ、もはや口 がきけなくなる。あなたは彼らへのしるしとなり、 彼らはわたしが主であることを知るであろう。
第25章
1主の言葉が再び私に臨んで言った、
2人の子よ、あなたの顔をアモン人に向け、彼らに対 して預言せよ。
3アモン人に言いなさい。主なる神の言葉を聞きなさ い。主なる神はこう言われる。「あなたがたは、わ たしの聖所が汚されたとき、わたしの聖所に対して、 イスラエルの地が荒れ果てたとき、わたしの聖所に 対して、また、ユダの家が捕囚されて行ったとき、 ああ、と言った。
4見よ、それゆえ、わたしはあなたを東の人々の所有 地として引き渡す。彼らはあなたの中に宮殿を建て、 あなたの中に住み着き、あなたの産物を食べ、あな たの乳を飲む。
エゼキエル
5わたしはラバをらくだの馬小屋とし、アンモン人を 羊の群れの寝床とする。そしてあなたがたはわたし が主であることを知るようになる。
6主なる神はこう言われる。「あなたは手を打ち鳴ら し、足を踏み鳴らし、イスラエルの地に対して、あ らゆる悪意をもって心の中で喜んだ。
7見よ、わたしはわたしの手をあなたに伸ばし、あな たを諸国民の略奪物として引き渡し、あなたを諸国 民から断ち切り、国々から絶やす。わたしはあなた を滅ぼす。そして、あなたはわたしが主であること を知るようになる。
8主なる神はこう言われる。モアブとセイルは、「見 よ、ユダの家はすべての異邦人のようだ」と言う。
9それゆえ、見よ、わたしはモアブの側を町々から、 その境界にある町々から、その地の栄光であるベテ・ エシモテ、バアル・メオン、キルヤタイムから開く。
10東の人々にアンモン人を与えて、彼らに領地を与 え、アンモン人が諸国民の間で思い出されることの ないようにする。
11わたしはモアブに裁きを下す。そのとき、彼らは わたしが主であることを知るであろう。
12主なる神はこう言われる。「エドムはユダの家に 対して復讐し、大いに罪を犯し、彼らに復讐した。
13それゆえ、主なる神はこう言われる。「わたしは エドムに手を伸ばし、そこから人と家畜を断ち滅ぼ し、テマンからそれを荒廃させる。デダンの人々は 剣に倒れる。」
14わたしはわたしの民イスラエルの手によってエド ムに復讐する。彼らはわたしの怒りと憤りに従って エドムで事を行なう。彼らはわたしの復讐を知るよ うになる、と主なる神は言われる。
15主なる神はこう言われる。「ペリシテ人は復讐心 をもって事を行い、昔の憎しみのためにこれを滅ぼ そうと、悪意ある心で復讐した。
16それゆえ、主なる神はこう言われる。見よ、わた しは手をペリシテ人の上に伸ばし、ケレテ人を断ち、 海岸の残りの者を滅ぼす。
17そして、わたしは激しい叱責をもって彼らに大い なる復讐を行う。わたしが彼らに復讐するとき、彼 らはわたしが主であることを知るであろう。
第26章
1そして第十一年の月の一日に、主の言葉が私に臨ん だ。
2人の子よ、ツロはエルサレムに向かってこう言った。 「ああ、民の門は破られた。それはわたしの方に向 いた。わたしは満たされるだろう。今やそれは荒廃 した。」
3それゆえ、主なる神はこう言われる。「見よ、ツロ よ、わたしはあなたに敵対し、海が波を立てるよう に、多くの国々をあなたに攻め上がらせる。
4彼らはティルスの城壁を破壊し、その塔を倒す。わ たしはまた、その塵を払い落として、それを岩の頂 のようにする。
5それは海の真ん中に網を広げる場所となる。わたし がそれを言ったからだ、と主なる神は言われる。そ れは諸国の民の略奪物となる。
6野にいる彼女の娘たちは剣で殺される。そして彼女 たちはわたしが主であることを知るであろう。
7主なる神はこう言われる。見よ、わたしは万王の王、 バビロンの王ネブカデレザルを、馬、戦車、騎兵、 部隊、そして多くの民衆とともに、北からツロに攻 め寄せさせる。
8彼はあなたの娘たちを野で剣で殺し、あなたに向か って砦を築き、あなたに向かって砦を築き、あなた に向かって大盾を上げるであろう。
9彼はあなたの城壁に戦争兵器を向け、斧であなたの 塔を打ち壊すでしょう。
10彼の馬の多さゆえに、その塵があなたを覆い、彼 があなたの門に入るとき、人々が破れ口のある町に 入るように、あなたの城壁は騎兵と車輪と戦車の音 で震えるであろう。
11彼は馬のひずめであなたのすべての街路を踏みつ け、剣であなたの民を殺し、あなたの強力な守備隊 は地に倒れる。
12彼らはあなたの富を略奪し、あなたの商品を略奪 し、あなたの城壁を破壊し、あなたの美しい家を破 壊し、あなたの石や木材や塵を水の中に捨てるであ ろう。
13わたしはあなたの歌の響きを止めさせ、あなたの 立琴の音はもう聞こえなくなる。
14わたしはあなたを岩の頂のようにし、あなたは網 を張る場所となり、二度と建てられることはない。 主なるわたしがこれを語ったからだ、と主なる神は 言われる。
15主なる神はツロにこう言われる。「あなたの倒れ る音、傷ついた者の叫び声、あなたの中で虐殺が行 われるとき、島々は震えないだろうか。
16そのとき、海の君たちは皆、その王座から降り、 その衣を脱ぎ捨て、その刺繍の衣を脱ぎ捨て、震え ながらその身を覆い、地に座り、刻刻と震えなが ら、あなたに驚くであろう。
17そして彼らはあなたのために哀歌を歌い、あなた に言うであろう。「かつて航海者たちが住み、海で 強固であった名高い都市、その町とその住民、そこ に住むすべての者に恐怖を与えていたその町が、ど うして滅ぼされたのか。」
18今、あなたが倒れる日に島々は震えるであろう。 まことに、海の島々はあなたが去る時に動揺するで あろう。
19主なる神はこう言われる。「わたしがあなたを、 人の住まない町々のような荒れ果てた町とする時、 わたしが深淵をあなたの上に湧き上がらせ、大水が あなたを覆う時、
20わたしは、あなたを、穴に下る者たち、昔の人々 と共に下らせ、あなたを地の低い所、昔から荒れ果 てていた場所に、穴に下る者たちと共に置き、あな たが住むことのないようにする。そして、わたしは 生ける者の地に栄光を置く。
エゼキエル
21わたしはあなたを恐怖の対象とする。あなたはも う存在しなくなる。たとえあなたが捜されても、あ なたは二度と見つからないだろう、と主なる神は言 われる。
第27章
1主の言葉が再び私に臨んだ。
2今、人の子よ、ティルスのために哀歌を歌え。
3海の入り口に住み、多くの島々の民と商売をするツ ロに言いなさい。主なる神はこう言われる。ツロよ、 あなたは言った、「わたしは完全に美しい」。
4あなたの境は海の中にあり、あなたの建築者たちは あなたの美しさを完璧にした。
5彼らはあなたの船の板をみなセニルのモミの木で作 り、あなたのためにマストを作るためにレバノンか ら杉材を取った。
6彼らはバシャンの樫の木であなたの櫂を造り、アシ ュル人の集団はキティムの島々から運ばれた象牙で あなたの腰掛けを造った。
7あなたが帆として広げたのは、エジプトから来た刺 繍の施された細工の亜麻布であり、あなたを覆って いたのはエリシャの島々から来た青色と紫色の布で あった。
8シドンとアルワドの住民はあなたの船乗りであり、 ティルスよ、あなたの中にいた賢人たちはあなたの 舵取りであった。
9ゲバルの長老たちとその賢人たちは、あなたのうち にあってあなたの商売をしていた。海のすべての船 とその船乗りたちは、あなたのうちにいて、あなた の商品を扱っていた。
10ペルシャ、ルド、プトの者たちはあなたの軍隊に おり、あなたの戦士であった。彼らは盾と兜をあな たの中に掛け、あなたの美しさを際立たせた。
11アルワドの人々はあなたの軍隊と共にあなたの城 壁の周囲に陣取り、ガマディム人はあなたの塔の中 にいた。彼らはあなたの城壁の周囲に盾を掛け、あ なたの美しさを完璧にした。
12タルシシュは、あらゆる種類の富の多さのゆえに、 あなたとの商人であった。彼らは銀、鉄、錫、鉛を あなたの市場で取引した。
13ヤワン、トバル、メシェクはあなたの商人であっ た。彼らはあなたの市場で人身売買や青銅の器物を 売買していた。
14トガルマの家の者たちはあなたの市場で馬や騎手 やラバを売買した。
15デダンの人々はあなたとの商売人であった。多く の島々があなたの商品であった。彼らは象牙や黒檀 の角を贈り物としてあなたに持ってきた。
16シリアは、あなたの作る品物が多いので、あなた と商人となった。彼らはあなたの市場で、エメラル ド、紫の織物、刺繍細工、細工の亜麻布、珊瑚、瑪 瑙などを売買した。
17ユダとイスラエルの地はあなたとの商人となり、 ミニテの小麦、パナグ、蜂蜜、油、香油をあなたの 市場で取引した。
18ダマスコは、あなたの多くの製品、あらゆる富の 多さ、ヘルボンの酒、白い羊毛の取引相手であった。
19ダンとヤワンもまた、あなたの市場の仕事で忙し く行き来していた。輝く鉄、肉桂、菖蒲があなたの 市場に出ていた。
20デダンは戦車用の高価な衣服を売るあなたの商人 であった。
21アラビアとケダルのすべての君主たちは、子羊、 雄羊、やぎをあなたと取引し、これらをあなたと取 引した。
22シェバとラアマの商人たちは、あなたと商売をし ていた。彼らはあなたの市場で、あらゆる香料、あ らゆる宝石、金などを売買していた。
23ハラン、カネ、エデン、シェバ、アシュル、キル マドの商人たちはあなたと商売をしていた。
24彼らは、あなたの商人として、さまざまな品物を 扱っていた。青い衣服や、刺繍の施された物、また、 紐で巻かれた、杉材で作られた豪華な衣服の入った 箱などを持っていた。
25タルシシュの船はあなたの市場であなたのことを 歌いました。あなたは満ち足りて、海の真ん中で非 常に栄光に満ちていました。
26あなたの漕ぎ手たちはあなたを大水の中に導き入 れ、東風は海の真ん中であなたを砕いた。
27あなたの富、あなたの市場の品々、あなたの商品、 あなたの船乗り、あなたの舵取り、あなたの船積み 人、あなたの商品の占有者、そしてあなたの中に存 在するすべての兵士、あなたの中に存在するすべて の仲間は、あなたの滅びの日に海の真ん中に落ち込 むであろう。
28あなたの舵手の叫び声で郊外は震えるでしょう。
29すべて、かいを操る者、水夫、海の舵取りをする 者はみな、船から降りて、陸に立つであろう。
30彼らはあなたに対して声をあげ、激しく叫び、頭 に塵をかぶり、灰の中に身を転がすであろう。
31彼らはあなたのために髪を完全に剃り、荒布を身 にまとい、あなたのために心を痛め、激しく泣き叫 ぶでしょう。
32彼らはあなたのために哀歌を歌い、あなたのため に嘆き悲しんで言う、「海の真ん中で滅ぼされたテ ィルスのような町がどこにあるだろうか」。
33あなたの商品が海から流れ出ると、あなたは多く の人々を飽き足らせ、あなたの富と商品の多さで地 の王たちを富ませた。
34あなたが海の深みで打ち砕かれるとき、あなたの 商品とあなたの中の仲間は皆倒れるであろう。
35島々の住民は皆、あなたに驚き、彼らの王たちは 非常に恐れ、顔色を曇らせるであろう。
36民の中の商人たちはあなたを嘲笑し、あなたは恐 怖の対象となり、二度と恐怖の対象とならないであ ろう。
エゼキエル 第28章
1主の言葉が再び私に臨んだ。
2人の子よ、ツロの君主に言いなさい。主なる神はこ う言われる。あなたは心が高ぶり、『わたしは神だ。 わたしは海の真ん中で神の御座に座っている』と言 う。しかし、あなたは人であって神ではない。あな たは自分の心を神の心に定めているが。
3見よ、あなたはダニエルよりも賢い。彼らがあなた から隠し得る秘密は何一つない。
4あなたはあなたの知恵と理解力によって富を得、あ なたの宝物の中に金と銀を蓄えた。
5あなたは、あなたの大いなる知恵と商売によって、 あなたの富を増し、あなたの心はその富のために高 ぶっている。
6それゆえ、主なる神はこう言われる。「あなたは自 分の心を神の心のごとく定めた。
7見よ、それゆえ、わたしは異邦人、諸国の民のうち の恐ろしい者たちをあなたの上に送り込む。彼らは あなたの知恵の美しさに向かって剣を抜き、あなた の輝きを汚すであろう。
8彼らはあなたを穴に引きずり込み、あなたは海の真 ん中で殺された者たちと同じ死を遂げるであろう。
9あなたは、あなたを殺す者の前で、なおも『私は神 だ』と言うのか。しかし、あなたを殺す者の手の中 では、あなたは人間であって、神ではないだろう。
10あなたは、割礼を受けていない者たちの死を、異 邦人の手によって受けるであろう。わたしがこれを 語ったのである、と主なる神は言われる。
11また主の言葉がわたしに臨んだ。
12人の子よ、ティルスの王に哀歌を歌い、彼に言い なさい。主なる神はこう言われる。あなたは知恵に 満ち、美しさの完全なものを封印される。
13あなたは神の園エデンにいた。あらゆる宝石があ なたを覆っていた。赤めのう、トパーズ、ダイヤモ ンド、緑柱石、縞めのう、碧玉、サファイア、エメ ラルド、カーバンクル、そして金。あなたの太鼓と 笛の細工は、あなたが創造された日に、あなたの中 で整えられていた。
14あなたは、油を注がれた覆いのケルブである。わ たしはあなたをそのように立てた。あなたは神の聖 なる山におり、火の石の間を歩き回った。
15あなたは創造された日から、あなたの中に罪が見 出されるまで、あなたの道において完全であった。
16彼らはあなたの商売を多くして、あなたの中に暴 虐を満たし、あなたは罪を犯した。それゆえ、わた しはあなたを汚れた者として神の山から投げ捨て、 覆いのケルブよ、火の石の中からあなたを滅ぼす。
17あなたの心はあなたの美しさのゆえに高ぶり、あ なたの輝きのゆえにあなたの知恵を腐敗させた。わ たしはあなたを地に投げ捨て、王たちの前に立たせ て、彼らにあなたを見せる。
18あなたは、あなたの多くの不義と、あなたの商売 の不義によって、あなたの聖所を汚した。それゆえ、 わたしはあなたの中より火を出し、あなたを焼き尽
くす。わたしは、あなたを見るすべての者の目の前 で、あなたを地の上の灰にする。
19民のうちあなたを知っている者は皆、あなたに驚 き、あなたは恐怖の対象となり、二度と恐怖の対象 とならないであろう。
20主の言葉がまた私に臨んで言った、
21人の子よ、あなたの顔をシドンに向けて、これに 対して預言せよ。
22言いなさい。主なる神はこう言われる。「シドン よ、見よ、わたしはあなたに敵対する。わたしはあ なたの中で栄光を現す。わたしが彼女に裁きを下し、 彼女の中で聖化されるとき、彼らはわたしが主であ ることを知るであろう。」
23わたしは彼女に疫病を送り、彼女の街路に血を流 させる。彼女の四方八方から剣が向けられ、傷つい た者たちが彼女の中に裁きを受ける。そして彼らは わたしが主であることを知るようになる。
24そして、イスラエルの家には、もはや刺すいばら はなく、彼らを軽蔑していた周囲のすべての者の悲 しむいばらもない。そして彼らは、わたしが主なる 神であることを知るようになる。
25主なる神はこう言われる。「わたしがイスラエル の家を、散らされた民の中から集め、異邦人の目の 前で彼らのうちで聖別するとき、彼らはわたしがし もべヤコブに与えた土地に住むであろう。」
26彼らはそこに安全に住み、家を建て、ぶどう畑を 作り、わたしが周囲の彼らを軽蔑するすべての者た ちに裁きを下すとき、彼らは安心して住むであろう。 そして彼らはわたしが彼らの神、主であることを知 るであろう。
第29章
1第十年、十の月、その月の十二日に、主の言葉がわ たしに臨んだ。
2人の子よ、あなたの顔をエジプトの王パロに向け、 彼とエジプト全土に対して預言せよ。
3言え、主なる神はこう言われる。見よ、エジプトの 王パロよ、わたしはあなたに敵対する。あなたはそ の川々の中に伏し、わたしの川はわたしのものであ り、わたしがそれを自分のものにしたと言う大いな る竜である。
4しかし、わたしはあなたのあごに鉤をかけ、あなた の川の魚をあなたのうろこにひっかけ、あなたをあ なたの川の中から引き上げる。あなたの川の魚はみ なあなたのうろこにひっつくであろう。
5わたしは、あなたとあなたの川のすべての魚を荒野 に捨てる。あなたは野原に倒れ、集められることも、 集められることもない。わたしはあなたを野の獣、 空の鳥の餌とする。
6エジプトのすべての住民は、わたしが主であること を知るであろう。なぜなら、彼らはイスラエルの家 にとって葦の杖であったからである。
7彼らがあなたの手をつかんだとき、あなたは彼らの 肩をことごとく砕き、引き裂きました。彼らがあな
エゼキエル たに寄りかかったとき、あなたは彼らの腰を砕き、 その腰をことごとく引き裂かれました。
8それゆえ、主なる神はこう言われる。「見よ、わた しは剣をあなたに臨ませ、あなたと家畜をあなたの うちから断ち滅ぼす。」
9そしてエジプトの国は荒れ果て、廃墟となる。そし て彼らはわたしが主であることを知る。主がこう言 われるからだ。「この川はわたしのものであり、わ たしがそれを造ったのだ。」
10見よ、それゆえ、わたしはあなたとあなたの川を 攻め、シエネの塔からエチオピアの国境に至るまで、 エジプトの地を全く荒廃させ、荒れ果てさせる。
11人の足もそこを通ることはなく、獣の足もそこを 通ることはなく、四十年間は人が住むこともないで あろう。
12そして、わたしはエジプトの地を、荒れ果てた 国々の中で荒れ果てさせる。その町々は、廃墟と化 した町々の中で、四十年の間荒れ果てたままである。 わたしはエジプト人を諸国の間に散らし、国々に追 い散らす。
13しかし、主なる神はこう言われる。「四十年が経 ってから、わたしはエジプト人を散らされた民の中 から集める。
14そして、わたしはエジプトの捕囚を帰らせ、彼ら をパテロスの地、彼らの居住地に帰らせる。彼らは そこで卑しい王国となる。
15それは諸国民の中で最も卑しいものとなり、もは や諸国民の上に立つことはない。わたしは彼らを弱 め、彼らが再び諸国民を支配することがないように するからである。
16そしてイスラエルの家は、後になってその罪を思 い起こすようなことはもはや頼みの綱ではなくなる。 しかし彼らは、わたしが主なる神であることを知る であろう。
17そして第二十七年の一月の一日に、主の言葉がわ たしに臨んだ。
18「人の子よ。バビロンの王ネブカデレザルは、そ の軍勢にティルスに対して大いなる奉仕をさせた。 すべての者の頭は禿げ、すべての肩は皮を剥がされ た。しかし、ティルスに対して奉仕した奉仕に対し て、彼もその軍勢もティルスに対して何の報酬も受 け取らなかった。
19それゆえ、主なる神はこう言われる。見よ、わた しはエジプトの国をバビロンの王ネブカデレザルに 与える。彼はその大群と、その略奪品と、その略奪 品を奪う。それは彼の軍隊への報酬となる。
20わたしは、エジプトの地を、彼がエジプトに仕え て働いた労苦の報いとして彼に与えた。彼らがわた しのために働いたからである、と主なる神は言われ る。
21その日、わたしはイスラエルの家の角を芽生えさ せ、彼らの中に口を開く。彼らはわたしが主である ことを知るであろう。
第30章
1主の言葉が再び私に臨んで言った、
2人の子よ、預言して言え。主なる神はこう言われる。 嘆き悲しめ。この日は災いの日である。
3その日は近い。主の日は近い。雲の日。それは異邦 人の時である。
4そして剣はエジプトに臨み、エチオピアには大いな る苦しみが臨む。エジプトでは殺された者が倒れ、 その大群は連れ去られ、その基礎は破壊される。
5エチオピア、リビア、リディア、すべての混交民族、 クブ、同盟を結んだ地の人々は、彼らと共に剣に倒 れるであろう。
6主はこう言われる。「エジプトを支える者たちも倒 れ、その誇り高き力は失われる。シエネの塔から彼 らは剣によって倒れる。」と主なる神は言われる。
7彼らは荒廃した国々の中にあって荒廃し、その町々 は廃墟となった町々の中にある。
8わたしがエジプトに火を放ち、それを助ける者たち が皆滅ぼされるとき、彼らはわたしが主であること を知るであろう。
9その日には、わたしのところから使者たちが船で出 かけて、無知なエチオピア人を怖がらせ、エジプト の日のように、大いなる苦しみが彼らに臨むであろ う。見よ、それは来るのだ。
10主なる神はこう言われる。「わたしはまた、バビ ロンの王ネブカデレザルの手によってエジプトの軍 勢を滅ぼす。」
11彼と彼と共にいる民、諸国の恐るべき者たちは、 国を滅ぼすために連れて来られる。彼らはエジプト に向かって剣を抜き、国を殺された者たちで満たす。
12わたしは川を干上がらせ、国を悪者の手に売り渡 し、国とそこにあるすべてのものを異邦人の手によ って荒廃させる。主なるわたしはこれを語る。
13主なる神はこう言われる。「わたしは偶像を滅ぼ し、ノフからその像を絶やす。エジプトの国にはも はや君主はいなくなり、わたしはエジプトの国に恐 怖を与える。」
14わたしはパトロスを荒廃させ、ツォアンに火を放 ち、ノアに裁きを下す。
15わたしはエジプトの王シンにわたしの怒りを注ぎ、 エジプトの軍勢を滅ぼす。
16そして、わたしはエジプトに火を放つ。シンは大 きな苦しみを受け、ノは引き裂かれ、ノフは日々苦 悩する。
17アベンとピベセテの若者たちは剣によって倒れ、 これらの町々は捕囚されるであろう。
18わたしがエジプトのくびきをそこで砕くとき、テ ハフネヘスでも日は暗くなり、エジプトの力の栄え はそこで消えうせ、雲がエジプトを覆い、その娘た ちは捕囚として連れて行かれる。
19このようにわたしはエジプトに裁きを下す。そし て彼らはわたしが主であることを知るであろう。
20第十年の正月の七日に、主の言葉がわたしに臨 んだ。
エゼキエル
21人の子よ、わたしはエジプトの王パロの腕を折っ た。見よ、それは包帯を巻いて癒すことも、巻くた めに巻くことも、剣を握れるように強くすることも できない。
22それゆえ、主なる神はこう言われる。見よ、わた しはエジプトの王パロに敵対し、彼の強い腕と折れ た腕を折り、剣を彼の手から落とさせる。
23そしてわたしはエジプト人を諸国の間に散らし、 国々に追い散らすであろう。
24わたしはバビロンの王の腕を強くし、わたしの剣 を彼の手に持たせる。しかし、わたしはファラオの 腕を折る。彼は、致命傷を受けた者のように、彼の 前でうめき声をあげる。
25しかし、わたしはバビロン王の腕を強くし、ファ ラオの腕は下がろう。わたしがバビロン王の手にわ たしの剣を与え、彼がそれをエジプトの地に伸ばす とき、彼らはわたしが主であることを知るであろう。
26わたしはエジプト人を諸国民の中に散らし、国々 の間に追い散らす。彼らはわたしが主であることを 知るであろう。
第31章
1そして第十年の三月の日に、主の言葉がわたし に臨んだ。
2人の子よ、エジプトの王パロとその軍勢に告げよ。 あなたの偉大さはだれに似ているのか。
3見よ、アッシリアのものはレバノンの杉であり、美 しい枝を持ち、陰影を帯び、背が高く、その頂は茂 った枝の間にあった。
4水は彼を大きくし、深淵は彼を高く上げ、その川を 彼の植物の周りを流れさせ、その小さな川を野のす べての木に送り出した。
5それゆえ、彼が芽を出すと、その高さは野のすべて の木よりも高くなり、その枝は増え、その枝は水が 多いために長く伸びた。
6天のすべての鳥はその枝に巣を作り、野のすべての 獣はその枝の下で子を産み、すべての大国はその陰 に住んでいた。
7このように、彼はその偉大さと枝の長さにおいて美 しかった。その根は大水のそばにあったからである。
8神の園の杉も彼を隠すことができず、もみの木も彼 の枝のようではなく、栗の木も彼の枝のようではな かった。また、神の園のどの木も、その美しさにお いて彼に匹敵するものはなかった。
9わたしは、その枝の多さによって彼を美しくした。 それで、神の園にあるエデンのすべての木々は彼を ねたんだ。
10それゆえ、主なる神はこう言われる。「あなたは 高く高く上がり、彼は茂った枝の間にそびえ立ち、 その心も高く高く上がった。
11それゆえ、わたしは彼を諸国の民の勇士の手に引 き渡した。彼は必ず彼を罰するであろう。わたしは 彼の悪行のゆえに彼を追い出したのだ。
12そして異邦人、諸国の恐るべき者たちが彼を断ち、 彼を見捨てた。山の上でも、すべての谷でも、彼の 枝は倒れ、その大枝は国中のすべての川のほとりで 折られた。そして地のすべての民は彼の陰から降り て、彼を見捨てた。
13彼の滅びの上には、天のすべての鳥が残り、野の すべての獣がその枝の上にいるであろう。
14こうして、水のほとりにある木々は、どれも背丈 を高く伸ばすこともなく、茂った枝の間で穂先を伸 ばすこともなく、水を飲む木々もみな、その高さを 誇示することもない。彼らはみな、死に渡され、地 の底に、人の子らとともに、穴に下る者たちととも に落とされるからである。
15主なる神はこう言われる。彼が陰府に下った日に、 わたしは悲しみを催した。わたしは彼のために深淵 を覆い、その洪水をせき止め、大水を止めた。わた しは彼のためにレバノンに悲しみを催させ、野の 木々をみな彼のために枯れさせた。
16わたしは、彼を地獄に投げ込み、穴に下る者たち と共に、その倒れる音を聞いて諸国の民を震え上が らせた。エデンのすべての木、レバノンのえり抜き の最も良い木、水を飲むすべてのものは、地の底で 慰められるであろう。
17剣で殺された者たち、異邦人の中で彼の陰に住ん でいた彼の腕であった者たちも、彼と共に陰府に下 った。
18エデンの木々の中で、あなたは栄光と偉大さにお いて誰に似ているのか。しかし、あなたはエデンの 木々と共に地の底に落とされ、剣で殺される者たち と共に、割礼を受けていない者たちの中に横たわる。 これがファラオとその全軍勢である、と主なる神は 言われる。
第32章
1そして第十二年、十二の月の日に、主の言葉がわ たしに臨んだ。
2人の子よ、エジプトの王パロのために哀歌を歌い、 彼に言いなさい。あなたは諸国の民の中の若い獅子 のようであり、海の中の鯨のようだ。あなたは川と 共に出て行き、足で水をかき乱し、川を汚した。
3主なる神はこう言われる。「わたしは多くの民を率 いて、わたしの網をあなたの上に広げ、彼らはわた しの網であなたを引き上げるであろう。
4そのとき、わたしはあなたを地に残し、あなたを野 原に追い出し、空の鳥をみなあなたの上に留まらせ、 全地の獣をあなたで満たす。
5そして、わたしはあなたの肉を山々の上に置き、あ なたの高さで谷を満たす。
6わたしはまた、あなたが泳ぐ地を山々に至るまであ なたの血で潤す。川はあなたで満ちるであろう。
7わたしがあなたを滅ぼすとき、わたしは天を覆い、 その星を暗くする。わたしは太陽を雲で覆い、月は 光を放たない。
エゼキエル
8わたしはあなたの上に天のすべての明るい光を暗く し、あなたの国に暗闇を置く、と主なる神は言われ る。
9わたしは、諸国の民、あなたが知らなかった国々に あなたの滅びをもたらすとき、多くの民の心を悩ま せるであろう。
10まことに、わたしは多くの民をあなたに対して驚 かせる。わたしが彼らの前で剣を振るうとき、彼ら の王たちはあなたに対してひどく恐れる。そして、 あなたが倒れる日には、彼らはみな自分の命を心配 して、刻一刻と震えるであろう。
11主なる神はこう言われる。「バビロンの王の剣が あなたに臨む。」
12わたしは勇士たちの剣で、あなたの軍勢、諸国の 恐るべき者たちをことごとく倒す。彼らはエジプト の栄華を奪い、その軍勢をことごとく滅ぼす。
13わたしはまた、そのすべての獣を大水のほとりか ら滅ぼす。人の足も彼らを悩ませることはなく、獣 のひずめも彼らを悩ませることはない。
14そのとき、わたしは彼らの水を深くし、彼らの川 を油のように流す、と主なる神は言われる。
15わたしがエジプトの地を荒廃させ、その国に満ち ていたものがなくなり、わたしがそこに住む者をこ とごとく打つとき、彼らはわたしが主であることを 知るであろう。
16これが、彼女がために嘆く哀歌である。諸国の娘 たちは、彼女がために嘆く。彼女は、エジプトのた めに、また彼女のすべての民のために嘆く、と主な る神は言われる。
17第十二年、その月の十五日に、主の言葉がわたし に臨んだ。
18人の子よ、エジプトの民の群れのために嘆き悲し め。エジプトと、名高い諸国の娘たちを、穴に下る 者たちと共に、地の底に投げ落とせ。
19あなたは美しさにおいてだれよりも優れているの か。下って行って、割礼を受けていない者たちと共 に寝なさい。
20彼らは剣で殺された者たちの中に倒れる。彼女は 剣に引き渡される。彼女とそのすべての軍勢を引き 抜け。
21勇士の中の強い者たちは、陰府の中から彼を助け る者たちとともに彼に語る。彼らは下って行き、割 礼を受けず、剣で殺されて横たわっている。
22アシュルとその仲間は皆そこにいる。その墓は彼 の周りにあり、彼らは皆殺しにされ、剣に倒れた者 である。
23彼らの墓は穴の両側に置かれ、彼女の仲間はその 墓の周りを囲んでいる。彼らは皆、剣によって殺さ れ、倒れた者たちで、生ける者の地に恐怖をもたら した。
24エラムとそのすべての民は墓のまわりにいて、皆 殺しにされ、剣に倒れ、割礼を受けないまま地の底 に下った。それが生ける者の地に恐怖をもたらした のである。しかし彼らは、穴に下る者たちとともに 恥を負っている。
25彼らは彼女に、そのすべての群衆とともに、殺さ れた者たちの真ん中に寝床を設け、その墓は彼の周 囲にある。彼らはみな、剣で殺された、割礼を受け ていない者たちである。生きている者の地で彼らの 恐怖が引き起こされたにもかかわらず、彼らは穴に 下る者たちとともに恥を負った。彼は殺された者た ちの真ん中に置かれた。
26メシェク、トバル、およびそのすべての群衆がい る。その墓は彼の周囲にある。彼らは皆、割礼を受 けておらず、剣で殺された者たちで、生ける者の地 に恐怖を引き起こした。
27彼らは、割礼を受けていない者のうちの倒れた勇 士たちと共に寝ることはない。彼らは戦いの武器を 持って地獄に下ったのだ。彼らは剣を頭の下に置い たが、彼らの罪は彼らの骨に刻まれている。彼らは 生ける者の地で勇士たちの恐怖の的であった。
28まことに、あなたは割礼を受けていない者たちの 中で砕かれ、剣で殺された者たちとともに横たわる であろう。
29そこにはエドムとその王たち、そのすべての首長 たちがいる。彼らはその力をもって、剣で殺された 者たちに倒され、割礼を受けていない者たちや、穴 に下る者たちとともに横たわる。
30北の君たち、彼らすべて、およびシドン人すべて は、殺された者たちとともに下って行き、その力に 恐怖し、剣で殺された者たちとともに割礼を受けず に横たわり、穴に下る者たちとともに恥を負ってい る。
31ファラオは彼らを見て、その全軍勢、すなわちフ ァラオとその全軍が剣で殺されたことを慰められる、 と主なる神は言われる。
32わたしは生きている者の地に恐怖をもたらした。 彼は剣で殺された者たちとともに、割礼を受けてい ない者たちの真ん中に横たわる。ファラオとそのす べての軍勢もそうである、と主なる神は言われる。
第33章
1主の言葉がまた私に臨んだ。
2人の子よ、あなたの民の人々に告げて言え。わたし が剣をつの国に臨ませるとき、その国の民が自分 たちの領土からひとりの人を選び、それを見張り役 とするならば、
3剣がその国に臨むのを見たら、ラッパを吹き鳴らし て民に警告し、
4そのとき、ラッパの音を聞いても警告を守らない者 は、剣が来て彼を殺しても、その血は彼の頭に帰す るであろう。
5彼は角笛の音を聞いても警告を受けなかった。その 血は彼に帰する。警告を受ける者は自分の命を救う。
6しかし、番人が剣が来るのを見ても、角笛を吹かず、 民が警告を受けない場合、すなわち剣が来て、彼ら の中から誰かを殺した場合、その人は自分の罪によ って殺されるが、その血の責任を番人の手に求める であろう。
7それゆえ、人の子よ、わたしはあなたをイスラエル の家のために見張り人とした。それゆえ、あなたは わたしの口から出る言葉を聞き、わたしに代って彼 らに警告しなければならない。
8わたしが悪人に、「悪人よ、あなたは必ず死ぬ」と 言っても、あなたが悪人にその道から離れるよう警 告して語らないなら、その悪人は自分の罪によって 死ぬ。しかし、わたしは彼の血の責任をあなたの手 に求める。
9しかし、もしあなたが悪人にその道から離れるよう に警告しても、彼がその道から離れないなら、彼は 自分の罪によって死ぬであろう。しかし、あなたは 自分の魂を救われたのである。
10それゆえ、人の子よ、イスラエルの家に告げよ。 あなたがたはこう言う、『もしわれわれの背きと罪 がわれわれに臨み、われわれがそれによって衰え衰 えていくなら、どうしてわれわれは生きることがで きようか。
11彼らに言いなさい。「主なる神は言われる。わた しは生きている。わたしは悪者の死を喜ばない。悪 者がその道を離れて生きることを喜ぶ。あなたがた は悔い改めよ。あなたがたの悪い道から悔い改めよ。 イスラエルの家よ。なぜ、あなたがたは死んでいよ うとするのか。」
12それゆえ、人の子よ、あなたの民の子らに言いな さい。義人の義は、その罪の日に彼を救うことはで きない。悪人の悪は、彼がその悪から離れる日に、 それによって倒れることはない。義人も、罪を犯し た日に、その義によって生きることはできない。
13わたしが義人に、彼は必ず生きると言っても、も し彼が自分の義に頼って罪を犯したなら、彼のすべ ての義は覚えられず、彼が犯した罪のために死ぬで あろう。
14また、わたしが悪人に向かって、「あなたは必ず 死ぬ」と言っても、もし彼がその罪から離れ、公道 と正義とを行うならば、
15悪人が質物を返し、奪った物を返し、いのちの定 めに従って歩み、不義を行わないなら、彼は必ず生 き、死ぬことはない。
16彼が犯した罪は一つも彼に対して覚えられない。 彼は合法かつ正しいことを行なったので、必ず生き る。
17しかし、あなたの民の子らは、「主の道は公平で はない」と言う。しかし、彼らの道は公平ではない。
18義人がその義を離れて不義を犯すなら、彼はそれ によって死ぬであろう。
19しかし、もし悪人がその悪事から離れ、合法かつ 正しいことを行うならば、彼はそれによって生きる であろう。
20しかし、あなたたちは言う、「主の道は公平では ない。イスラエルの家よ、わたしはあなたたちをそ れぞれその道に従って裁く。」
21そして、わたしたちが捕囚されてから十二年目の 十月の五日に、エルサレムから逃れてきた者がわた
しのところにやって来て、「町は撃ち破られまし た」と言いました。
22主の手は夕方、逃れてきた者が来る前にわたしの 上にあり、わたしの口を開いてくださった。そして 朝、その者がわたしのところに来ると、わたしの口 は開かれ、わたしはもはや口がきけなくなった。
23そのとき主の言葉がわたしに臨んだ。
24人の子よ。イスラエルの地の荒れ地に住む人々は 言う。「アブラハムはひとりで、この地を受け継い だ。しかし、我々は多数であり、この地は我々の相 続地である。」
25それゆえ、彼らに言いなさい。主なる神はこう言 われる。「あなたたちは血を流したまま食べ、偶像 に目を向け、血を流しているのに、その地を所有す ることができるのか。
26あなたたちは剣の上に立ち、忌まわしいことを行 い、おのおの隣人の妻を汚している。それでも、あ なたたちはその地を所有できようか。
27あなたは彼らにこう言いなさい。主なる神はこう 言われる。「わたしは生きている。荒野にいる者は 必ず剣に倒れ、野にいる者は獣に食べられ、砦や洞 窟にいる者は疫病で死ぬ。」
28わたしはこの地を荒廃させ、その力の栄華は消え うせるであろう。イスラエルの山々は荒れ果て、通 る者もいなくなるであろう。
29彼らが犯したすべての忌まわしい行いのゆえに、 わたしがこの地をひどく荒廃させるとき、彼らはわ たしが主であることを知るであろう。
30また、人の子よ、あなたの民の子らは今も壁際や 家の戸口であなたを非難し、互いに兄弟に向かって こう言っている。「さあ、来て、主から出る言葉が 何であるかを聞きなさい。」
31彼らは民が来るようにあなたのところに来て、わ たしの民のようにあなたの前に座り、あなたの言葉 を聞くが、それを行おうとはしない。彼らは口では 多くの愛を示すが、心は貪欲を追い求めるからであ る。
32そして、見よ、彼らにとって、あなたは、美しい 声を持ち、楽器を上手に奏でる者の、非常に愛らし い歌のようです。彼らはあなたの言葉を聞いても、 それを行わないからです。
33そしてこのことが起こるとき(見よ、それは起こ る)、そのとき彼らは、預言者が彼らの中にいたこ とを知るであろう。
第34章
1主の言葉がわたしに臨んだ。
2人の子よ。イスラエルの牧者たちに向かって預言せ よ。預言して彼らに言え。主なる神は牧者たちにこ う言われる。自分を養うイスラエルの牧者たちは災 いだ。牧者は群れを養うべきではないか。
3あなたがたは脂肪を食べ、羊の毛をまとい、飼われ ているものを殺して、群れを養わない。
4あなたたちは病んでいる者を強くせず、病んでいる ものを癒さず、傷ついたものを包帯で巻かず、追い 払われたものを連れ戻さず、失われたものを捜さず、 かえって力と残酷さで彼らを支配した。
5彼らは羊飼いがいないので、散らされてしまった。 そして、散らされた後、彼らは野のすべての獣の餌 食となった。
6わたしの羊はすべての山々、すべての高い丘をさま よい、まことに、わたしの群れは地の全面に散らば っていたが、だれもこれを捜したり、尋ねたりする 者はいなかった。
7それゆえ、羊飼いたちよ、主の言葉を聞きなさい。
8主なる神は言われる、「わたしは生きている。わた しの群れは野のすべての獣のえじきとなり、わたし の群れはすべての獣の餌食となった。羊飼いがおら ず、わたしの羊飼いたちはわたしの群れを捜さず、 羊飼いたちは自分たちの羊を養って、わたしの群れ を養わなかったからである。
9それゆえ、牧者たちよ、主の言葉を聞きなさい。
10主なる神はこう言われる。「見よ、わたしは牧者 たちの敵となる。わたしは彼らの手からわたしの群 れを要求し、彼らに群れを飼うことをやめさせる。 牧者たちはもはや自分で餌を飼うことはなくなる。 わたしはわたしの群れを彼らの口から救い出し、彼 らが食物とならないようにする。」
11主なる神はこう言われる。「見よ、わたしは、ま ことにわたしの羊を捜し出して、これを求める。」
12羊飼いが散らされた羊の中にいる日に、その群れ を捜し出すように、わたしはわたしの羊を捜し出し て、雲と暗い日に散らされたすべての場所から彼ら を救い出す。
13そして、わたしは彼らを民の中から連れ出し、諸 国から集めて、彼らを彼らの土地に連れて行き、イ スラエルの山々や川のほとり、また国中の人の住む すべての場所で彼らを養うであろう。
14わたしは彼らを良い牧場で養う。イスラエルの高 い山々に彼らの囲いがある。彼らはそこで良い囲い の中に伏し、イスラエルの山々で肥えた牧草地で草 を食む。
15わたしはわたしの群れを養い、これを伏させる、 と主なる神は言われる。
16わたしは失われたものを捜し、追い払われたもの を連れ戻し、傷ついたものを包み、病んだものを強 くする。わたしは肥えた者と強い者を滅ぼし、公正 をもって彼らに養う。
17わたしの群れよ、あなたたちについて、主なる神 はこう言われる。見よ、わたしは牛と牛、雄羊と雄 やぎとの間を裁く。
18良い牧草を食べ尽くしたのに、その残りを足で踏 みつけるのは、あなたたちの小さな事だと思うのか。 深い水を飲んだのに、その残りを足で汚すのは、あ なたたちの小さな事だと思うのか。
19そしてわたしの群れは、あなたがたが足で踏みつ けたものを食べ、あなたがたが足で汚したものを飲 むのです。
20それゆえ、主なる神は彼らにこう言われる。「見 よ、わたしは肥えた牛と、やせた牛とを裁く。
21あなたたちは脇腹と肩で突き、すべての病人を角 で押しのけて、ついに彼らを散らしたからだ。
22それゆえ、わたしはわたしの群れを救う。彼らは 二度と捕らえられることはなく、わたしは家畜と家 畜との間を裁く。
23わたしは彼らの上にひとりの牧者を立てる。彼は わたしのしもべダビデであり、彼らを養う。彼は彼 らを養い、彼らの牧者となる。
24主なるわたしは彼らの神となり、わたしのしもべ ダビデは彼らの間で君主となる。主なるわたしはこ れを語る。
25わたしは彼らと平和の契約を結び、その地から邪 悪な獣を絶やす。彼らは安全に荒野に住み、森の中 で眠るであろう。
26わたしは彼らとわたしの丘の周囲の所とを祝福と し、季節が来ると雨を降らせる。そこには祝福の雨 が降るであろう。
27野の木はその実を結び、地はその産物を出し、彼 らはその地に安住し、わたしが彼らのくびきの鎖を 断ち、彼らを彼らに仕える者の手から救い出すとき、 わたしが主であることを知るであろう。
28彼らはもはや異邦人の餌食にならず、地の獣も彼 らを食い尽くさない。彼らは安全に住み、誰も彼ら を恐れさせることはない。
29そして、わたしは彼らのために名声ある植物を育 てよう。彼らはもはや国中で飢えに苦しむことも、 異邦人の恥辱を負うこともなくなる。
30こうして彼らは、わたし、彼らの神である主が彼 らと共にいること、また、彼ら、イスラエルの家が わたしの民であることを知るようになる、と主なる 神は言われる。
31わたしの群れ、わたしの牧場の群れは人間であり、 わたしはあなたがたの神である、と主なる神は言わ れる。
第35章
1また主の言葉がわたしに臨んだ、
2人の子よ、あなたの顔をセイル山に向けて、それに 向かって預言せよ。
3これに言いなさい。主なる神はこう言われる。「見 よ、セイル山よ、わたしはあなたを攻め、わたしの 手をあなたに向けて伸ばし、あなたを完全に荒廃さ せる。
4わたしはあなたの町々を荒廃させる。あなたは荒れ 果て、わたしが主であることをあなたは知るであろ う。
5あなたは永遠の憎しみを抱き、イスラエルの子らの 災いのとき、彼らの罪が終わったとき、剣の力で彼 らの血を流したからです。
6それゆえ、主なる神は言われる、わたしは生きてい る、わたしはあなたを血に備える、そして血はあな
エゼキエル たを追いかけるであろう。あなたは血を憎まなかっ たから、血はあなたを追いかけるであろう。
7このように、わたしはセイル山を極めて荒廃させ、 そこから出ていく者と戻ってくる者を断つ。
8そして、わたしはその山々を殺された者たちで満た す。あなたの丘、谷、すべての川には、剣で殺され た者たちが倒れる。
9わたしはあなたを永遠の荒廃とし、あなたの町々は 二度と元には戻らない。そして、あなたがたはわた しが主であることを知るようになる。
10あなたは、「この二つの国民、この二つの地域は わたしの所有となり、わたしたちはそれを所有す る」と言ったが、そこには主がおられた。
11それゆえ、主なる神は言われる、わたしは生きて いる。わたしは、あなたが彼らに対して憎しみから 発したあなたの怒りとねたみに応じて行い、あなた を裁くとき、わたしは彼らの間に自分を知らせる。
12そして、あなたはわたしが主であること、また、 あなたがイスラエルの山々に向かって、「それらは 荒廃させられ、我々に滅ぼされるために与えられ た」と言って語ったすべての冒涜の言葉をわたしが 聞いたことを知っておくであろう。
13このように、あなたたちは口でわたしにむかって 誇り、わたしにむかって言葉を重ねてきたが、わた しはそれを聞いている。
14主なる神はこう言われる。「全地が喜ぶとき、わ たしはあなたを荒廃させる。」
15イスラエルの家の相続地が荒れ果てていたので、 あなたが喜んだように、わたしもあなたに同じこと をする。セイル山とイドマヤの全域は荒れ果て、そ のすべてが荒れ果て、彼らはわたしが主であること を知るようになる。
第36章
1また、人の子よ、イスラエルの山々に預言して言え。 イスラエルの山々よ、主の言葉を聞け。
2主なる神はこう言われる。「敵はあなたに対して、 『ああ、昔の高き所さえも我々のものとなった』と 言う。
3それゆえ、預言して言いなさい。主なる神はこう言 われる。彼らはあなたがたを荒廃させ、四方からあ なたがたを滅ぼし、残りの異邦人の所有物とした。 あなたがたは、おしゃべりな人々の口に取り上げら れ、人々の汚名となっている。
4それゆえ、イスラエルの山々よ、主なる神の言葉を 聞け。主なる神は山々、丘々、川々、谷々、荒れ果 てた廃墟、周囲の異邦人の残りの者たちのえじきと なり、嘲笑の的となった見捨てられた町々にこう言 われる。
5それゆえ、主なる神はこう言われる。確かに、わた しはねたみの火の中で、残りの異邦人とすべてのイ ドマヤ人に対して言った。彼らは心から喜び、悪意 を持ってわたしの地を自分たちの所有とし、略奪の ためにそれを追い払った。
6それゆえ、イスラエルの地について預言し、山々、 丘々、川々、谷々に言いなさい。主なる神はこう言 われる。見よ、わたしはねたみと憤りのうちに語る。 あなたがたが異邦人の恥を負っているからである。
7それゆえ、主なる神はこう言われる。「わたしは手 を上げる。あなたの周囲の異邦人は必ず恥を負うで あろう。」
8しかし、イスラエルの山々よ、あなたたちは枝を伸 ばし、わたしの民イスラエルのために実を結ぶであ ろう。それはもうすぐ来るからである。
9見よ、わたしはあなたがたの味方であり、あなたが たのところに帰る。そして、あなたがたは耕され、 種を蒔かれるであろう。
10わたしは、イスラエルの全家、その全部において、 あなたの上に人を増やす。町々には人が住み、廃墟 には再建される。
11わたしは、あなたたちの上に人も家畜も増やし、 彼らは増えて実を結ぶ。わたしはあなたたちを昔の 状態に戻し、あなたたちのために初めよりも良いこ とを行う。そしてあなたたちは、わたしが主である ことを知るようになる。
12まことに、わたしは人々をあなたの上に歩かせ、 わたしの民イスラエルにあなたを所有させ、あなた は彼らの相続地となり、あなたは今後二度と彼らか ら人を奪ってはならない。
13主なる神はこう言われる。「彼らはあなたたちに、 『お前の国は人々を滅ぼし、お前の国民を奪った』 と言うが、
14それゆえ、あなたは二度と人々を食い尽くすこと はなく、二度とあなたの国民を失わせることはない、 と主なる神は言われる。
15わたしは、もう二度とあなたの中で異邦人の恥を 人々に聞かせない。あなたはもう二度と諸国の民の そしりを負わない。あなたはもう二度とあなたの 国々を滅ぼさない、と主なる神は言われる。
16また主の言葉がわたしに臨んで言った、
17人の子よ、イスラエルの家が自分たちの土地に住 んでいたとき、彼らは自分たちの道と行いによって それを汚した。彼らの道はわたしの前に、汚れた女 の汚れのようであった。
18それゆえ、わたしは彼らが国に流した血と、彼ら が国を汚した偶像のゆえに、彼らにわたしの怒りを 注いだ。
19そして、わたしは彼らを諸国民の中に散らし、彼 らを諸国に追い散らした。わたしは彼らの行いと行 いに応じて彼らを裁いた。
20そして彼らは、彼らが向かった異邦人の所に入っ たとき、わたしの聖なる名を汚して、彼らに言った、 「彼らは主の民であり、主の国から出て来たのだ」。
21しかし、わたしは、イスラエルの家が異邦人の間 で汚したわたしの聖なる名を憐れんだ。
22それゆえ、イスラエルの家に言いなさい。主なる 神はこう言われる。イスラエルの家よ、わたしがこ れをするのは、あなたがたのためではなく、あなた
エゼキエル がたが行って異邦人の中で汚したわたしの聖なる名 のためである。
23そして、異邦人の間で汚されたわたしの大いなる 名を、わたしは神聖なものとしよう。それはあなた がたが彼らの目の前でわたしを神聖なものとしたと き、異邦人はわたしが主であることを知るようにな る、と主なる神は言われる。
24わたしはあなたたちを諸国民の中から連れ出し、 すべての国々から集めて、あなたたちの土地に導き 入れる。
25そのとき、わたしは清い水をあなたたちに振りか ける。すると、あなたたちは清くなる。わたしはあ なたたちをすべての汚れから、またすべての偶像か ら清める。
26わたしは新しい心をあなたがたに与え、新しい霊 をあなたがたのうちに置く。わたしはあなたがたの 肉から、石の心を除き、あなたがたに肉の心を与え る。
27わたしはわたしの霊をあなたがたのうちに置いて、 わたしの定めに歩ませる。あなたがたはわたしの定 めを守って、それを行わなければならない。
28あなたがたはわたしがあなたがたの先祖に与えた 地に住み、わたしの民となり、わたしはあなたがた の神となる。
29わたしはまた、あなたがたをすべての汚れから救 い、穀物を呼び寄せてそれを増やし、あなたがたに 飢きんを来させない。
30そして、わたしは木の実と畑の収穫とを増し加え る。そうすれば、あなたがたはもはや異邦人の間で 飢きんの非難を受けることはないであろう。
31そのとき、あなたたちは自分の悪い行いと、良く なかった行いを思い出し、自分の不義と忌まわしい 行いのために、自分の目の前で自分を嫌悪するであ ろう。
32主なる神は言われる、「わたしはあなたがたのた めにこれをするのではない、とあなたがたに知らせ よ。イスラエルの家よ、あなたがたは自分の行いの ために恥じ、はずかしめを受けよ。」
33主なる神はこう言われる。「わたしがあなたたち をすべての罪から清める日に、わたしはあなたたち を町々に住まわせ、廃墟を再建する。」
34そして、荒れ果てた地は耕される。そこは、通り 過ぎるすべての者の目には荒れ果てていたのである。
35そして彼らは言うであろう。「この荒れ果てた地 はエデンの園のようになり、荒れ果てて廃墟となっ た町々は要塞化され、人が住むようになった。」
36そのとき、あなたの周囲に残っている異邦人は、 主なるわたしが廃墟となった場所を建て直し、荒れ 果てていたものを植えることを知るようになる。主 なるわたしはこれを語り、またこれを成し遂げる。
37主なる神はこう言われる。「わたしはイスラエル の家にこれを願い求め、彼らのためにこれを行なう。
わたしは彼らを群れのように増やす。」
38聖なる群れのように、エルサレムの祭りの群れの ように、廃墟となった町々も人々の群れで満たされ
る。そして彼らは、わたしが主であることを知るで あろう。
第37章
1主の御手が私の上にあり、主の霊によって私を連れ 出し、骨の満ちた谷の真ん中に私を置いた。
2そして、わたしにその周囲を巡らせた。すると、見 よ、広い谷間に非常に多くの者がいた。そして、見 よ、非常に乾いていた。
3主はわたしに言われた。「人の子よ、これらの骨は 生き返るだろうか。」わたしは答えた。「主なる神 よ、あなたはご存じです。」
4彼はまたわたしに言った、「これらの骨に預言して 言いなさい。枯れた骨よ、主の言葉を聞け。」
5主なる神はこれらの骨にこう言われる。「見よ、わ たしはあなたたちに息を吹き込む。するとあなたた ちは生きる。
6わたしはあなたたちに筋をつけ、あなたたちに肉を 生じさせ、あなたたちを皮膚で覆い、あなたたちに 息を吹き込む。するとあなたたちは生きる。そして あなたたちはわたしが主であることを知るようにな る。
7そこで私は命じられたとおり預言した。私が預言す ると、物音がして、見よ、震えが起こり、骨と骨が くっついた。
8そして私が見ていると、見よ、筋と肉が彼らの上に 現れ、皮膚が彼らを上から覆っていたが、彼らの中 には息がなかった。
9すると彼はわたしに言った、「風に預言せよ。人の 子よ、預言して風に言え。主なる神はこう言われる。 息よ、四方の風から来て、これらの殺された者たち に息を吹きかけ、彼らを生き返らせよ。」
10そこでわたしは彼がわたしに命じたとおり預言し た。すると息が彼らの中に入って来て、彼らは生き 返り、非常に大きな軍隊となって立ち上がった。
11すると彼はわたしに言った、「人の子よ、これら の骨はイスラエルの全家である。見よ、彼らは言う、 『われわれの骨は枯れ、われわれの望みは絶たれ、 われわれは絶滅した』と。
12それゆえ、預言して彼らに言いなさい。主なる神 はこう言われる。「見よ、わが民よ、わたしはあな たがたの墓を開き、あなたがたを墓から引きずり出 し、イスラエルの地に導き入れる。」
13わたしの民よ、わたしがあなたがたの墓を開き、 あなたがたを墓から引き上げたとき、あなたがたは わたしが主であることを知るであろう。
14わたしはわたしの霊をあなたたちの中に置く。そ うすれば、あなたたちは生き、わたしはあなたたち をあなたたちの土地に住まわせる。そのとき、あな たたちは主なるわたしがこれを語り、これを成し遂 げたことを知るようになる、と主は言われる。
15主の言葉が再び私に臨んで言った、
16また、人の子よ、本の木を取り、それに「ユダ とその仲間のイスラエルの人々のために」と書き記
エゼキエル せ。また一本の木を取り、それに「ヨセフとその仲 間のイスラエルの全家のために」と書き記せ。
17それをつに結び合わせて本の棒にしなさい。
それらはあなたの手の中でつになるであろう。
18あなたの民の子らがあなたにこう言うとき、「あ なたは、これらのことで何を言おうとしているのか、 私たちに示してくださらないのですか。
19彼らに言いなさい。主なる神はこう言われる。見 よ、わたしはエフライムの手にあるヨセフの杖と、 その同胞であるイスラエルの諸部族を取り、それを ユダの杖と共に置き、それを一つの杖とする。それ らはわたしの手の中で一つとなる。
20あなたが書き記した棒は、彼らの目の前であなた の手の中にあるであろう。
21彼らに言いなさい。主なる神はこう言われる。 「見よ、わたしはイスラエルの子らを、彼らが逃げ て行った諸国民の中から連れ出し、四方八方から彼 らを集め、彼らを彼らの土地に導き入れる。
22そして、わたしはイスラエルの山地で彼らをつ の国民とし、ひとりの王が彼らすべての王となる。
彼らはもはや二つの国民ではなく、二つの王国に分 かれることもない。
23彼らは、もはや偶像や忌まわしい物や、すべての 背きによって身を汚すことはない。わたしは、彼ら が罪を犯したすべての住まいから彼らを救い出して、 彼らを清める。こうして、彼らはわたしの民となり、 わたしは彼らの神となる。
24わたしのしもべダビデが彼らの王となり、彼らは 皆ひとりの牧者を持つ。彼らはわたしの定めに従っ て歩み、わたしの掟を守ってこれを行わなければな らない。
25彼らは、わたしがわたしのしもべヤコブに与えた 地、すなわちあなたがたの先祖が住んだ地に住み、 彼らとその子孫、さらにその子孫も永遠にそこに住 むであろう。わたしのしもべダビデは永遠に彼らの 君主となるであろう。
26わたしは彼らと平和の契約を結ぶ。それは彼らと の永遠の契約となる。わたしは彼らを定め、彼らを 増やし、永遠にわたしの聖所を彼らの中に置く。
27わたしの幕屋も彼らと共にあり、わたしは彼らの 神となり、彼らはわたしの民となる。
28わたしの聖所が永遠に彼らの中にあるとき、異邦 人はわたしが主であるイスラエルを聖別することを 知るであろう。
第38章
1主の言葉がわたしに臨んだ。
2人の子よ、あなたの顔をマゴグの地ゴグ、メシェク とトバルの首長に向け、彼に向かって預言しなさい。
3言いなさい。主なる神はこう言われる。「メシェク とトバルの首長ゴグよ、見よ、わたしはあなたに敵 対する。
4わたしはあなたを引き戻し、あなたのあごに鉤をか け、あなたとあなたの全軍勢、すなわち馬と騎兵を
連れ出す。彼らは皆、様々な武具を身につけ、大盾 と盾を持ち、剣を扱う大部隊である。
5ペルシャ、エチオピア、リビアも彼らと共におり、 彼らは皆盾と兜を着けていた。
6ゴメルとそのすべての部隊、北の境にあるトガルマ の家とそのすべての部隊、およびあなたと共にいる 多くの民。
7あなたは備えをし、あなた自身と、あなたのもとに 集まったすべての仲間のために備えをし、彼らを守 る番人となってください。
8多くの日の後、あなたは訪問を受けるであろう。後 年に、あなたは剣から回復され、多くの民から集め られた地に入り、常に荒廃していたイスラエルの 山々に攻め入るであろう。しかし、それは諸国民か ら取り戻され、彼らは皆安全に住むであろう。
9あなたは嵐のように昇って来て、あなたとあなたの すべての部隊、そしてあなたと共にいる多くの民が、 地を覆う雲のようになるであろう。
10主なる神はこう言われる。「また、そのころには、 いろいろな事があなたの心に思い浮かび、あなたは 悪い思いを思い巡らすであろう。
11あなたは言うであろう、「わたしは城壁のない 村々の地に上って行こう。安らかに暮らし、安全に 住んでいる人々のところへ行こう。彼らはみな城壁 もなく、かんぬきも門もない。
12略奪し、略奪品を奪い、今は人が住んでいる荒れ 果てた所と、家畜や財産を得て国中に住んでいる諸 国から集められた民に手を向けるのだ。
13シェバ、デダン、タルシシュの商人たちとその若 いライオンたちは皆、あなたに言うであろう。「あ なたは略奪をしに来たのか。略奪のために仲間を集 めたのか。銀や金を奪い、家畜や財産を奪い、多く の略奪をするために来たのか。
14それゆえ、人の子よ、預言してゴグに言いなさい。 主なる神はこう言われる。わたしの民イスラエルが 安全に住むその日、あなたはそれを知らないのか。
15あなたは、北の地から、あなたの所から来るであ ろう。あなたと多くの民は皆馬に乗って、大勢の軍 勢、強い軍隊を率いて。
16そして、あなたは、地を覆う雲のように、わたし の民イスラエルに攻め上って来るであろう。それは 末の日に起こるであろう。わたしはあなたをわたし の地に攻め上がらせる。ゴグよ、わたしが彼らの目 の前であなたによって聖別されるとき、異邦人はわ たしを知るであろう。
17主なる神はこう言われる。「わたしが昔、わたし のしもべであるイスラエルの預言者たちを通して語 った者とは、あなたなのか。彼らはそのころ何年も の間、わたしがあなたを彼らに攻めると預言してい たのか。
18主なる神は言われる、「ゴグがイスラエルの地に 攻め来るとき、わたしの怒りがわたしの顔に現れ る。」
エゼキエル
19わたしはねたみと怒りの火の中で言った、「その 日には、必ずイスラエルの地に大きな震えが起こ る。」
20海の魚、空の鳥、野の獣、地を這うすべての生き 物、地の面にいるすべての人々は、わたしの前で震 え上がり、山々はくずれ落ち、険しい所は崩れ落ち、 すべての城壁は地に崩れ落ちるであろう。
21わたしはわたしのすべての山々で、彼に対して剣 を呼ぶ、と主なる神は言われる。すべての人の剣は その兄弟に対して向けられる。
22そして、わたしは疫病と血をもって彼と争う。そ して、わたしは彼と、彼の部隊と、彼と共にいる多 くの民の上に、激しい雨と、大きな雹と、火と、硫 黄を降らせる。
23こうしてわたしはわたしを高め、わたしを聖別す る。そして、わたしは多くの国々の人々の目に知ら れるようになり、彼らはわたしが主であることを知 るであろう。
第39章
1それゆえ、人の子よ、ゴグに対して預言して言え。 主なる神はこう言われる。「メシェクとトバルの首 長ゴグよ、見よ、わたしはお前に敵対する。
2わたしはあなたを引き返させ、あなたの六分のだ けを残し、あなたを北の地から上らせ、イスラエル の山々に導こう。
3わたしはあなたの左の手から弓を打ち落とし、あな たの右の手から矢を落とそう。
4あなたとあなたのすべての部隊、およびあなたと共 にいる民は、イスラエルの山々に倒れるであろう。 わたしはあなたをあらゆる種類の貪欲な鳥と野の獣 の餌食にするであろう。
5あなたは野原で倒れるであろう。わたしがそれを言 ったからだ、と主なる神は言われる。
6わたしはマゴグと、島々に住む無分別な者たちに火 を送る。そして彼らはわたしが主であることを知る ようになる。
7こうしてわたしはわたしの聖なる名をわたしの民イ スラエルの中に知らせ、彼らがわたしの聖なる名を 二度と汚すことを許さない。そして異邦人はわたし が主であり、イスラエルの聖なる者であることを知 るようになる。
8見よ、それは来た、それは成った、と主なる神は言 われる。これは私が語った日である。
9イスラエルの町々に住む者たちは出て行って、盾や 大盾、弓や矢、杖や槍などの武器に火をつけて焼き、 七年間それを火で焼き尽くすであろう。
10彼らは野から木を持ってこず、森から木を切り倒 すこともせず、武器を火で焼く。彼らは自分たちを 奪った者を奪い、自分たちを奪った者を奪う、と主 なる神は言われる。
11その日には、わたしはイスラエルにあるゴグに墓 場を与える。それは海の東の渡河者の谷である。渡 河者の鼻をふさぐであろう。彼らはそこにゴグとそ
のすべての軍勢を葬り、そこをハモンゴグの谷と呼 ぶであろう。
12イスラエルの家は七か月の間、彼らを埋葬して、 国を清めなければならない。
13まことに、その地のすべての民は彼らを葬るであ ろう。わたしが栄光を受けるその日は、彼らにとっ て名声となるであろう、と主なる神は言われる。
14彼らは、国中を巡って、地の面に残っている者た ちを通行人とともに埋葬し、それを清めるために、 常勤の労働者を分けなければならない。七ヶ月が経 過した後、彼らは捜索しなければならない。
15その地を通る旅人は、もし人の骨を見たなら、埋 葬者がそれをハモンゴグの谷に埋めるまで、そのそ ばに標識を立てなければならない。
16その町の名はハモナと名付けられる。こうして彼 らはその地を清める。
17人の子よ、主なる神はこう言われる。「すべての 鳥と野のすべての獣に告げよ。集まって来なさい。 わたしがあなたたちのために捧げる犠牲、すなわち イスラエルの山々で捧げる大いなる犠牲に、四方八 方から集まり、あなたたちの肉を食べ、血を飲ませ なさい。」
18あなたたちは勇士たちの肉を食べ、地の君たちの 血を飲むであろう。雄羊、子羊、やぎ、雄牛、すべ てバシャンの肥えた家畜である。
19あなたたちは、わたしがあなたたちのために捧げ た犠牲の脂肪を満腹するまで食べ、わたしの犠牲の 血を酔うまで飲むであろう。
20こうしてあなたたちはわたしの食卓に馬や戦車、 勇士たち、あらゆる戦士たちで満たされるであろう、 と主なる神は言われる。
21そして、わたしはわたしの栄光を諸国の民の中に 示す。諸国の民は皆、わたしが執行したわたしの裁 きと、わたしが彼らの上に置いたわたしの手を見る であろう。
22こうしてイスラエルの家は、その日からわたしが 彼らの神、主であることを知るようになる。
23そして異邦人は、イスラエルの家が彼らの罪のた めに捕囚されたことを知るであろう。彼らはわたし に対して罪を犯したので、わたしは彼らから顔を隠 し、彼らを敵の手に渡した。こうして彼らは皆剣で 倒れたのである。
24わたしは彼らの汚れと罪に応じて彼らに対して行 い、わたしの顔を彼らから隠した。
25それゆえ、主なる神はこう言われる。今、わたし はヤコブの捕囚を解き、イスラエルの全家を憐れみ、 わたしの聖なる名のために熱意を示す。
26その後、彼らはその恥と、わたしに対して犯した すべての罪を負い、自分たちの土地に安全に住み、 誰も彼らを恐れさせることがなかった。
27わたしが彼らを諸国の民の中から連れ戻し、彼ら を敵の国から集め、多くの国々の民の前で彼らを聖 別するとき、
28そのとき彼らは、わたしが彼らの神、主であるこ とを知るであろう。わたしが彼らを異邦人の中に捕
エゼキエル 囚として連れて行ったのである。しかし、わたしは 彼らを彼らの土地に集め、もはやそこにはだれも残 さなかった。
29わたしは、もはやわたしの顔を彼らから隠さない。 わたしはイスラエルの家の上にわたしの霊を注いだ からである。と主なる神は言われる。
第40章
1私たちが捕囚されてから二十五年目の年初め、その 月の十日、町が撃たれてから十四年目に、まさにそ の日に主の手が私の上に臨み、私をそこへ導き入れ ました。
2神は幻の中で、わたしをイスラエルの地に連れて行 き、非常に高い山の上に立たせた。その山の南側に は、町の骨組みのようなものがあった。
3そして彼が私をそこへ連れて行くと、そこには、青 銅のような姿をした人がいて、手に亜麻の巻き縄と 測りざおを持って、門に立っていた。
4するとその人はわたしに言った、「人の子よ、あな たの目で見、あなたの耳で聞き、わたしがあなたに 示すすべてのことに心を留めよ。わたしがそれをあ なたに示すために、あなたはここへ導かれたのだ。 あなたが見るすべてのことをイスラエルの家に告げ なさい。」
5見よ、家の外側の周囲に壁があり、その人の手には 長さ六キュビトの測りざお、幅一キュビト一手があ った。そこで彼は建物の幅を一測りざお、高さも一 測りざおであった。
6そこで彼は東に面した門に行き、その階段を上って、 門の敷居を測った。それは幅尺であった。また、 門のもうつの敷居も幅尺であった。
7そして、それぞれの小部屋は長さ一葦、幅一葦であ り、小部屋と小部屋の間は五キュビトであった。ま た、門の内側の玄関のそばの門の敷居も葦であっ た。
8彼はまた、門の内側の玄関の広さを測った。それは 一さおであった。
9そこで彼が門の玄関を測ると八キュビト、その柱も 二キュビトであった。門の玄関は内側にあった。
10門の東側の部屋は、こちら側に三つ、あちら側に 三つあり、三つの寸法は同じであった。また、柱も こちら側とあちら側で寸法は同じであった。
11彼が門の入口の幅を測ると、十キュビトであった。 また、門の長さは十三キュビトであった。
12また、小部屋の前のスペスもこちら側にキュ ビト、あちら側にもキュビトであった。小部屋も こちら側に六キュビト、あちら側にも六キュビトで あった。
13そこで彼は、一つの小部屋の屋根から他の小部屋 の屋根まで、門を測った。幅は扉と扉の間、二十五 キュビトであった。
14彼はまた、門の周囲の庭の柱に至るまで、六十キ ュビトの柱を造った。
15入口の門の面から内門の玄関の面までの長さは五 十キュビトであった。
16また、小部屋には狭い窓があり、門の内側の周囲 の柱にも窓があり、アーチにも同様に窓があった。 また、内側の周囲にも窓があり、それぞれの柱の上 にはナツメヤシの木が立っていた。
17それから彼はわたしを外庭に連れて行った。する とそこには部屋があり、またその周囲に庭のための 敷石が敷かれていた。敷石の上には三十の部屋があ った。
18そして門の脇の、門の長さに面した舗装が下の舗 装であった。
19それから彼は下の門の正面から内庭の正面までの 幅を測ったが、東と北に百キュビトであった。
20また、北に面した外庭の門の長さと幅を測った。
21その小部屋は、こちら側に三つ、あちら側に三つ あり、その柱とアーチは最初の門の寸法どおりであ った。その長さは五十キュビト、幅は二十五キュビ トであった。
22彼らの窓とアチとナツメヤシの木は、東に面し た門の寸法に致しており、七段の階段でそこに上 って行き、門のアーチが彼らの前にあった。
23内庭の門は、北の門と東の門の向かいにあり、門 から門までを測ると百キュビトであった。
24その後、彼はわたしを南の方へ連れて行き、見よ、 南に門があった。彼はその柱とアーチを次の寸法に 従って測った。
25また、その周囲とそのアーチにも、あの窓と同じ 窓があった。長さは五十キュビト、幅は二十五キュ ビトであった。
26そこに上るには七つの階段があり、その前にア チがあった。そして、その柱の上には、こちら側に 本、あちら側に本のナツメヤシの木が立ってい た。
27内庭には南向きの門があり、門から門までを南向 きに測ると百キュビトであった。
28そして彼はわたしを南の門を通って内庭に連れて 行き、南の門を次の寸法に測った。
29その小部屋と柱とアーチも、これらの寸法に従っ ており、その中と周囲のアーチには窓があった。長 さは五十キュビト、幅は二十五キュビトであった。
30周囲のアチは長さ二十五キュビト、幅五キュビ トであった。
31そのアーチは外庭に向かっており、その柱の上に はナツメヤシの木が植えられていた。そこに上る階 段は八段であった。
32そして彼はわたしを東側の内庭に連れて行き、こ れらの寸法に従って門を測った。
33その小部屋と柱とアーチは、次の寸法であった。 また、その内部と周囲のアーチには窓があった。長 さは五十キュビト、幅は二十五キュビトであった。
34そのアーチは外庭に向かっており、その柱の上に は両側になつめやしの木が植えられていた。そして、 そこに上る階段は八段であった。
35そして彼はわたしを北の門に連れて行き、これら の寸法に従ってそれを測った。
36その小部屋と柱とアチと周囲の窓は、長さ五十 キュビト、幅二十五キュビトであった。
37その柱は外庭に向かって伸びており、柱の上には 両側になつめやしの木が植えられていた。そこに上 る階段は八段であった。
38部屋とその入口は門の柱のそばにあり、そこで全 焼の供え物を洗った。
39門の玄関には、こちら側に二つの台、あちら側に 二つの台があり、その上で全焼のいけにえ、罪のい けにえ、過越のいけにえを屠るためであった。
40北の門の入口に上って行くと、外側に二つのテ ブルがあり、門の玄関の反対側にも二つのテブル があった。
41門の脇には、こちら側に四つの台、あちら側に四 つの台、合わせて八つの台があり、そこで彼らは犠 牲を屠った。
42また、全焼のいけにえのための四つの台は切り石 でできていて、長さキュビト半、幅キュビト半、 高さキュビトであった。その上に、全焼のいけに えと犠牲を屠るのに使った道具が置かれた。
43内側には、一握りの幅の鉤が、周囲に留められて いた。そして、テーブルの上には、供え物の肉が置 かれていた。
44内門の外には、北門の脇にある内庭に歌手たちの 部屋があり、そこから南に面していた。東門の脇に ある部屋からは北に面していた。
45彼はわたしに言った。「南に面したこの部屋は、 神殿の務めを守る祭司たちのものです。
46北に面した部屋は祭壇を守る祭司たちのためのも のである。彼らはレビの子孫のうちのザドクの子孫 であり、主に仕えるために主に近づいている者たち である。
47そこで彼が庭を測ると、長さ百キュビト、幅百キ ュビトの四角形であった。また神殿の前にある祭壇 もあった。
48そして彼は私を家の玄関に連れて行き、玄関の柱 をつつ測ると、こちら側が五キュビト、あちら 側が五キュビトであった。また門の幅もこちら側が 三キュビト、あちら側が三キュビトであった。
49廊下の長さは二十キュビト、幅は十キュビトで あった。彼はそこに上る階段を使って私を導いた。
柱の傍らには柱が、こちら側に本、あちら側に 本あった。
第41章
1その後、彼は私を神殿に連れて行き、柱を測った。
一方の側も幅六キュビト、もう一方の側も幅六キュ ビトであった。これが幕屋の幅であった。
2扉の幅は十キュビト、扉の両側は、こちら側が五キ ュビト、あちら側も五キュビトであった。彼がその 長さを測ると四十キュビト、幅は二十キュビトであ った。
3そこで彼は中に入り、戸口の柱を測ると二キュビト、 戸は六キュビト、戸の幅は七キュビトであった。
4そこで彼が神殿の前でその長さを測ると二十キュビ ト、幅も二十キュビトであった。そして彼は私に言 った、「ここは最も聖なる場所である。」
5彼が宮の壁を測ると六キュビト、宮の周囲の各脇間 の幅は四キュビトであった。
6脇の部屋は三つ、上下に三十個あり、彼らはその周 囲に脇の部屋がある神殿の壁の中に入り込み、防御 を固めようとしたが、神殿の壁の中には入ることが できなかった。
7そして、脇の間へとさらに上方へと、さらに広く曲 がりくねった道があった。家の回りは、さらに上方 へと回り、それゆえ、家の幅もさらに上方へと広が り、中央を通って、最も低い部屋から最も高い部屋 へと広がっていた。
8私はまた、神殿の周囲の高さを見た。脇間の土台は、 六キュビトの葦でいっぱいであった。
9外側の脇部屋の壁の厚さは五キュビトであった。残 った部分は内側の脇部屋の場所であった。
10部屋と部屋の間は、家の周囲を四方八方に二十キ ュビトの幅であった。
11脇間の扉は、残された場所に面して、一つの扉は 北に、一つの扉は南に面していた。残された場所の 幅は周囲五キュビトであった。
12さて、西側の端の聖所の前にある建物は、幅が七 十キュビト、建物の周囲の壁の厚さは五キュビト、 長さは九十キュビトであった。
13そこで彼がその家を測ると、長さは百キュビトで あった。また、その別荘と、その壁を含む建物との 長さも百キュビトであった。
14また、神殿の正面と東側の聖所の幅は百キュビト である。
15そして彼がその建物の後ろの聖所と、その両側の 回廊の長さを測ると、内宮と中庭の玄関を含めて百 キュビトであった。
16戸口の柱と狭い窓と、戸口に面した三階の周囲の 回廊は、周囲が木で覆われ、地面から窓まで、また 窓も覆われていた。
17戸口の上、家の内と外にまで及び、内と外の周囲 の壁全体に渡り、寸法を測りなさい。
18そしてそれはケルビムとなつめやしの木で造られ、 ケルブとケルブの間にはなつめやしの木があり、す べてのケルブには二つの顔があった。
19こうして、方のナツメヤシの木の方には人の顔 が、あちらのナツメヤシの木の方には若いライオン の顔が向けられ、家の周囲全体にそれが造られた。
20地面から門の上までケルビムとナツメヤシの木が 造られ、神殿の壁にも造られていた。
21神殿の柱は四角く、聖所の正面も四角く、その外 観は他の外観と同じであった。
22木の祭壇は高さ三キュビト、長さは二キュビトで、 その隅と長さと壁も木でした。彼は私に言いました、 「これは主の前にあるテブルです。」
23神殿と聖所には二つの扉があった。
エゼキエル
24扉にはそれぞれ二枚ずつ、回転する二枚の扉があ り、方の扉に二枚、他方の扉にも二枚であった。
25また神殿の扉にも、壁に作られたのと同じケルビ ムとナツメヤシの木が造られ、外側の玄関の正面に は厚い板が張られていた。
26また、玄関の両側と家の脇の部屋には、狭い窓と ヤシの木があり、厚い板が張られていました。
第42章
1それから彼はわたしを外庭、北の道に連れ出し、聖 所の向かい側、建物の北側の前にある部屋に連れて 行った。
2北側の門は長さ百キュビト、幅は五十キュビトであ った。
3内庭の二十キュビトの向かい側と、外庭の敷石の向 かい側には、三階建ての回廊が並んでいた。
4部屋の前には、内側に幅十キュビトの通路と、キ ュビトの通路があり、その扉は北に面していた。
5さて、上の部屋はそれよりも短かった。というのは、 回廊は上の部屋よりも、下の部屋よりも、また建物 の真ん中よりも高かったからである。
6というのは、建物は三階建てであったが、中庭の柱 のような柱がなかったからである。そのため、建物 は最下層と最中層よりも地面から狭くなっていた。
7部屋の前の外庭に向かって部屋の向かい側の外壁の 長さは五十キュビトであった。
8外庭にある部屋の長さは五十キュビト、神殿の前に ある部屋の長さは百キュビトであった。
9そして、これらの部屋の下には東側の入口があり、 外の中庭からそこへ入っていくことができました。
10部屋は東側の庭の壁の厚い部分にあり、聖所と建 物に面して位置していた。
11そして、その前方の道は、北側の部屋の様子と同 じで、それらと同じ長さ、同じ幅であった。そして、 そのすべての出口は、それらの様式に従い、それら の扉に従っていた。
12そして、南側の部屋の扉に合わせて、道の先端に 扉があり、東側の城壁のすぐ前の道から、そこへ入 っていくようになっていた。
13その時彼はわたしに言った、「聖所の前の北の部 屋と南の部屋は聖なる部屋である。主に近づく祭司 たちが最も聖なるものを食べる場所である。彼らは そこに最も聖なるものと素祭、罪祭、愆祭を納める。 その場所は聖なる場所だからである。
14祭司たちはそこに入るとき、聖所から外の庭へ出 てはならず、そこに奉仕に用いる衣服を置かなけれ ばならない。彼らは聖なる者だからである。そして 他の衣服を着て、民のための物に近づかなければな らない。
15さて、彼は宮の内陣を測り終えると、私を東に面 した門の方へ連れ出し、周囲を測りました。
16彼は測りざおで東側を測った。その測りざおは五 百の測りざおであった。
17彼は測りざおをもって、その周囲を北側で測った。 五百の測りざおであった。
18彼は測りざおをもって南側を測った。五百の測り ざおであった。
19彼は西側に回り、測りざおで五百の測りざおを測 った。
20彼は四方を測り、その周囲に壁を設け、長さ五百 の葦、幅五百の葦を設けて、聖所と俗所との隔てを 作った。
第43章
1その後、彼はわたしを門に連れて行った。それは東 に面した門であった。
2すると、見よ、イスラエルの神の栄光が東の道から 来た。その声は大水の響きのようであった。地はそ の栄光で輝いた。
3それはわたしが見た夢の様相のとおりであり、わた しがその町を滅ぼすために来たときに見た夢の様相 のとおりであった。その夢は、わたしがケバル川の ほとりで見た夢のようであった。そこでわたしはひ れ伏した。
4そして主の栄光は東に面した門を通って家に入って 来た。
5そこで、御霊はわたしを連れて内庭に連れて行きま した。すると、主の栄光がその家に満ちていました。
6そして私は彼が家の外で私に話しかけるのを聞いた。 そしてその人は私のそばに立っていた。
7そして彼は私に言った、「人の子よ、私が永遠にイ スラエルの子らの真ん中に住むであろう私の王座の 場所、私の足の裏の場所、そして私の聖なる名を、 イスラエルの家は、彼らも彼らの王たちも、その淫 行によって、また彼らの王たちの死体を高き所に置 くことによっても、もはや汚すことはないだろう。
8彼らはわたしの敷居を彼らの敷居とし、わたしの柱 を彼らの柱とし、わたしと彼らの間に壁を築き、彼 らが犯した忌まわしい行いによってわたしの聖なる 名を汚した。それゆえ、わたしは怒りをもって彼ら を滅ぼした。
9今、彼らはその淫行と、その王たちの死体をわたし から遠ざけ去るであろう。そうすれば、わたしは永 遠に彼らの中に住むであろう。
10人の子よ、イスラエルの家にその家を見せよ。そ うすれば彼らはその罪を恥じるであろう。そしてそ の寸法を測らせよ。
11もし彼らが自分たちの行ったすべてのことを恥じ るならば、その家の形と様式、出入り、そのすべて の様式、そのすべての定め、そのすべての様式、そ のすべての掟を彼らに示し、それを彼らの目の前で 書き記して、彼らがそのすべての様式とすべての定 めを守り、それを行うようにしなさい。
12これは宮の律法である。山の頂において、その周 囲全域は最も聖なる場所とされなければならない。 見よ、これは宮の律法である。
エゼキエル
13祭壇の寸法はキュビトで次のとおりである。一キ ュビトはキュビトと手の幅である。底もキュ ビト、幅もキュビト、その周囲の縁の境界は指 当たりとする。これが祭壇の高所となる。
14地面の底から下の座布団までの長さは二キュビト、 幅は一キュビトとする。また、小さい座布団から大 きい座布団までの長さは四キュビト、幅はキュビ トとする。
15祭壇は四キュビトとし、祭壇から上に四つの角を 立たせる。
16祭壇は長さ十二キュビト、幅十二キュビトで、四 つの区画は正方形とする。
17座布団は、四つの正方形の長さが十四キュビト、 幅が十四キュビトで、その周囲の縁は半キュビト、 その底部は周囲キュビトとし、その階段は東に面 する。
18そして彼は私に言った、「人の子よ、主なる神は こう言われる。これが祭壇を築く日の規定であって、 その上に全焼の供え物をささげ、その上に血を振り かけることである。」
19主なる神は言われる、「あなたはわたしに近づき、 わたしに仕えるザドクの子孫であるレビ人たちに、 罪のためのいけにえとして若い雄牛一頭を与えなけ ればならない。」
20その血を取って、その四つの角と、座席の四隅と、 周囲の境目に塗りなさい。こうして、それを清め、 清めなさい。
21あなたはまた罪のためのいけにえの雄牛を取り、 それを神殿の定められた場所、聖所の外の所で焼か なければならない。
22そして二日目に、罪のためのいけにえとして、傷 のない子やぎをささげなければならない。彼らは雄 牛で祭壇を清めたのと同じように祭壇を清めなけれ ばならない。
23それを清め終えたら、傷のない若い雄牛と、群れ の中から選んだ傷のない雄羊をささげなければなら ない。
24あなたはそれを主の前にささげなければならない。
祭司たちはその上に塩を振りかけ、それを全焼のい けにえとして主にささげなければならない。
25七日間、毎日、罪のためのいけにえとしてやぎ一 頭を用意しなければならない。また、傷のない若い 雄牛頭と、群れの中から選んだ雄羊頭を用意し なければならない。
26彼らは七日間祭壇を清めて、それを清め、自らを 聖別しなければならない。
27これらの日が満ちると、八日目から以後、祭司た ちは祭壇の上で全焼の供え物と和解の供え物をささ げなければならない。そして、わたしはあなたを受 け入れる、と主なる神は言われる。
第44章
1それから彼はわたしを、東に面した外の聖所の門の 道に引き返させたが、その門は閉じられていた。
2主はわたしに言われた、「この門は閉じられ、開け てはならない。だれもここから入ることはできない。 イスラエルの神、主がここから入ったからである。 それゆえ、これは閉じられなければならない。」
3それは君主のためのものである。君主はそこに座り、 主の前でパンを食べる。彼はその門の玄関を通って 入り、またその門を通って出る。
4それから彼はわたしを宮の前の北の門の道に連れて 行った。わたしが見ていると、なんと主の栄光が主 の宮に満ちていたので、わたしはひれ伏した。
5主はわたしに言われた、「人の子よ、主の宮のすべ ての定めと、そのすべての律法について、わたしが あなたに言うすべてのことをよく心に留め、あなた の目で見、あなたの耳で聞きなさい。また宮に入る ことも、聖所から出ることも、すべて心に留めなさ い。
6あなたは反逆者、すなわちイスラエルの家に言いな さい。主なる神はこう言われる。「イスラエルの家 よ、あなたがたのすべての忌まわしい行いは、これ で十分である。
7あなたがたは、わたしのパン、脂肪、血をささげる 時、心にも肉にも割礼を受けていない異邦人をわた しの聖所に招き入れ、わたしの家を汚し、あなたが たの忌まわしい行いのゆえに、わたしの契約を破っ たのである。
8あなたがたはわたしの聖なる物を守る務めを守らず、 わたしの聖所にわたしの務めを守る者を自分たちの ために立てた。
9主なる神はこう言われる。「イスラエルの子らのう ちにいるすべての異邦人のうち、心に割礼を受けて いない者、また肉体に割礼を受けていない者は、わ たしの聖所に立ち入ってはならない。
10イスラエルが迷い出たとき、わたしから離れて彼 らの偶像を追い求め、遠く離れたレビ人たちは、そ の罪を負わなければならない。
11彼らはわたしの聖所で仕える者となり、神殿の門 で務めを果たし、神殿に仕える。彼らは民のために 全焼のいけにえと犠牲を屠り、民の前に立って仕え る。
12彼らは偶像の前で彼らに仕え、イスラエルの家を 罪に陥れたので、それゆえ、わたしは彼らに対して 手を上げ、彼らはその罪を負うと主なる神は言われ る。
13彼らはわたしに近づいて、わたしのために祭司の 務めを果たしてはならず、また、至聖所にあるわた しの聖なる物に近づいてはならない。彼らは自分た ちの犯した忌まわしい行いと、恥を負わなければな らない。
14しかし、わたしは彼らを宮の守護者とし、宮のす べての務めと宮で行われるすべての事を行わせる。
15しかし、イスラエルの子らがわたしから迷い去っ たとき、わたしの聖所の務めを守っていたザドクの 子孫であるレビ人の祭司たちは、わたしに近づいて わたしに仕え、脂肪と血をわたしの前に立ってわた
エゼキエル しにささげなければならない、と主なる神は言われ る。
16彼らはわたしの聖所に入り、わたしの食卓に近づ いてわたしに仕え、わたしの命令を守るであろう。
17彼らが内庭の門に入るときは、亜麻布の衣服を着 用しなければならない。内庭の門および中で奉仕す る間は、羊毛の衣服を身につけてはならない。
18彼らは頭に亜麻布の帽子をかぶり、腰に亜麻布の ズボンをはかなければならない。汗をかくようなも のを身に帯びてはならない。
19彼らが外庭、すなわち民の外庭に出て行くとき、 彼らは奉仕していた衣服を脱いで聖所に置き、他の 衣服を着なければならない。彼らはその衣服をもっ て民を聖別してはならない。
20彼らは頭をそってはならない。また、髪を長く伸 ばしてはならない。ただ、頭を短く切らなければな らない。
21祭司たちは内庭に入るときは、酒を飲んではなら ない。
22彼らは寡婦や離縁された女を妻にめとってはなら ない。イスラエルの家の子孫のうちの処女、または、 以前に祭司のいた寡婦を妻にめとらなければならな い。
23彼らはわたしの民に聖なるものと俗なるものの違 いを教え、清いものと汚れたものとを区別させなけ ればならない。
24彼らは争いのとき、裁判に立ち、わたしの定めに 従ってそれを裁き、わたしのすべての集会において わたしの律法と定めを守り、わたしの安息日を聖別 しなければならない。
25彼らは死人に近づいて身を汚してはならない。た だし父のため、母のため、息子のため、娘のため、 兄弟のため、あるいは夫のいない姉妹のためには、 身を汚してもよい。
26そして彼が清められた後、彼らは彼に対して七日 を計算しなければならない。
27彼が聖所の内庭に入り、聖所で奉仕する日に、彼 は罪のためのいけにえをささげなければならない、 と主なる神は言われる。
28それは彼らの相続地となる。わたしは彼らの相続 地である。あなたがたはイスラエルにおいて彼らに 所有地を与えてはならない。わたしは彼らの所有地 である。
29彼らは穀物の供え物、罪のための供え物、愆祭を 食べなければならない。またイスラエルにあるすべ ての聖別されたものは彼らのものとなる。
30すべてのものの初物、すべての供え物、すべての 供え物のうちの番最初のものは、祭司のものとな る。また、あなたがたの麦粉の番最初のものを祭 司に渡し、祭司があなたの家に祝福を留めるように しなさい。
31祭司たちは、鳥であれ獣であれ、自然に死んだも の、あるいは裂かれたものを食べてはならない。
第45章
1あなたがたがくじによって土地を相続地として分け るとき、その土地の聖なる部分を主に供え物として ささげなければならない。その長さは二万五千本、 幅は万本とする。これはその周囲のすべての境界 において聖なるものである。
2このうち聖所の長さは五百キュビト、幅は五百キュ ビト、周囲は正方形とする。また、その郊外の周囲 は五十キュビトとする。
3あなたはこの寸法で、長さ二万五千キュビト、幅一 万キュビトを測りなさい。そこに聖所と至聖所とを 造るであろう。
4その地の聖なる部分は、主に仕えるために近づく聖 所の奉仕者である祭司たちのためのものであり、彼 らの家のための場所、また聖所のための聖なる場所 となる。
5また、長さ二十万五千キュビトと、幅万キュビト は、宮の奉仕者であるレビ人たちが所有するもので、 二十の部屋分の所有地となる。
6また、あなたたちは、聖なる部分の奉納物に面して、 幅五千キュビト、長さ二十万五千キュビトの町の所 有地を定めなければならない。それはイスラエルの 全家の所有となる。
7そして、聖なる部分の奉納と町の所有地の方と他 方に君主の所有地が設けられ、聖なる部分の奉納と 町の所有地の前に、西側からは西へ、東側からは東 へ、その長さは、その部分の一方に面して、西の境 界から東の境界までとなる。
8その地はイスラエルのうちに彼の所有地となる。わ たしの君たちは、わたしの民をもはや虐げることは ない。残りの地は、イスラエルの家に部族ごとに与 えられる。
9主なる神はこう言われる。「イスラエルの君たちよ、 これで十分だ。暴虐と略奪をやめ、公正と正義を執 行し、わたしの民に対するあなたの搾取を取り去れ、 と主なる神は言われる。
10あなたたちは正しいはかりと、正しいエパ枡と、 正しいバテとを持たなければならない。
11エパとバトは同じ量りで、バトには一ホメルの十 分の、エパにはホメルの十分のが入る。その 量はホメルに従う。
12そして、シェケルは二十ゲラとなる。すなわち、 二十シェケル、五シェケル、十五シェケルがあなた のマネとなる。
13あなたがたがささげる供え物は次のとおりである。 小麦ホメルにつき六分のエパ、また大麦ホメ ルにつき六分のエパをささげなければならない。
14油の規定については、バトの油については、 コルからバトの十分のをささげなければならな い。これは十バトの十分の一ホメルである。十バト はホメルである。
15また、イスラエルの肥えた牧場の二百の群れの中 から頭の小羊を穀物の供え物、全焼の供え物、和
エゼキエル 解の供え物として彼らのためにささげなさい、と主 なる神は言われる。
16国中のすべての民はイスラエルの君主のためにこ の供え物をささげなければならない。
17君主は祭りや新月や安息日など、イスラエルの家 のすべての厳粛な日に、全焼のいけにえ、穀物のさ さげ物、注ぎのささげ物をささげなければならない。
君主はイスラエルの家のために和解をするために、 罪のためのいけにえ、穀物のささげ物、全焼のいけ にえ、和解のいけにえを用意しなければならない。
18主なる神はこう言われる。第一の月の第一日に、 傷のない若い雄牛一頭を取って、聖所を清めなさい。
19祭司は罪祭の血を取って、それを神殿の柱と、祭 壇の座の四隅と、内庭の門の柱に塗りなさい。
20あなたはその月の七日目に、すべて過ちを犯した 者と愚かな者とに対して、このようにして家の和解 をしなければならない。
21第一の月の十四日に過越の祭りを七日間行い、種 を入れないパンを食べなければならない。
22その日、君主は自分のため、また国中のすべての 民のために、罪のためのいけにえとなる雄牛を用意 しなければならない。
23そして祭りの七日間、彼は主に全焼のいけにえ、 すなわち七頭の雄牛と七頭の傷のない雄羊を七日間 毎日、また罪のためのいけにえとして子やぎ頭を 毎日用意しなければならない。
24また、穀物の供え物として雄牛頭につきエパ、 雄羊頭につきエパ、またエパにつきヒンの 油を用意しなければならない。
25七月十五日にも、七日間の祭りにおいて、罪のた めのいけにえ、全焼のいけにえ、穀物のささげ物、 油に関して、同様のことを行わなければならない。
第46章
1主なる神はこう言われる。「内庭の東向きの門は六 日間閉じておかなければならない。しかし安息日に は開け、新月の日には開けなければならない。
2君主はその門の玄関を通って外に入り、門の柱のそ ばに立つ。祭司たちは彼の全焼のいけにえと和解の いけにえを準備し、彼は門の敷居で礼拝する。それ から彼は出て行く。門は夕方まで閉じてはならない。
3同様に、この地の民も安息日と新月の日にこの門の 入口で主の前に礼拝しなければならない。
4君主が安息日に主にささげる全焼のいけにえは、傷 のない子羊六頭と、傷のない雄羊頭でなければな らない。
5穀物の供え物は雄羊頭につきエパ、子羊頭に つきその者が与えることのできる穀物の供え物とし、 また一エパにつき油一ヒンとする。
6新月の日に、傷のない若い雄牛一頭と、小羊六頭と、 雄羊頭を用意しなければならない。それらは傷の ないものでなければならない。
7彼は穀物の供え物を用意しなければならない。雄牛 一頭につき一エパ、雄羊一頭につき一エパ、また子
羊にも手の届く限りの量の油一エパを用意しなけれ ばならない。
8君主が入るときには、その門の玄関の道を通って入 り、またその道を通って出て行かなければならない。
9しかし、その地の民が聖なる祭りで主の前に出ると き、礼拝するために北の門から入る者は南の門から 出て行かなければならない。南の門から入る者は北 の門から出て行かなければならない。彼は入ってき た門を通って戻ってはならない。門の向かい側から 出て行かなければならない。
10彼らの中にいる君主は、彼らが入るときには入り、 彼らが出るときには出る。
11また祭りや祝祭の際には、穀物の供え物として雄 牛頭につきエパ、雄羊頭につきエパ、子羊 にもその者がささげられるだけの量の油エパをさ さげなければならない。
12さて、君主が自発的に主に全焼のいけにえ、また は和解のいけにえをささげるときは、東に面した門 を開け、安息日と同じように全焼のいけにえと和解 のいけにえをささげなければならない。それから君 主は出て行き、出て行った後に門を閉じなければな らない。
13あなたは毎日、傷のない一歳の子羊を主への全焼 のいけにえとしてささげなければならない。あなた は毎朝それをささげなければならない。
14あなたは、毎朝、それに穀物の捧げ物を用意しな ければならない。それは、小麦粉に混ぜるための油 エパの六分のと、ヒンの三分のである。こ れは、主への永遠の定めとして、絶えず捧げられる 穀物の捧げ物である。
15こうして彼らは常供えの燔祭として、毎朝小羊と 穀物の供え物と油を用意しなければならない。
16主なる神はこう言われる。「君主がその息子たち に贈り物を与える場合、その相続地はその息子たち のものとなり、相続による所有地となる。」
17しかし、もし彼がその相続地の部を自分の家来 のひとりに贈与するならば、それは解放の年まで彼 の所有となり、その後は君主に返される。しかし、 彼の相続地は彼らの息子たちのものとなる。
18また、君主は民の相続地を抑圧して奪い、彼らを その所有地から追い出したりしてはならない。彼は 自分の所有地からその子らに相続地を与えなければ ならない。それは、わたしの民がそれぞれ自分の所 有地から散らされることのないようにするためであ る。
19彼はわたしを門の脇の入口から、北に面した祭司 たちの聖なる部屋に連れて行った。すると、西側の 両側に場所があった。
20すると彼はわたしに言った、「ここは祭司たちが、 罪祭と過越祭を煮て、穀物の供え物を焼く場所であ る。民を清めるために、それを外庭に持ち出すこと はない。」
21それから彼はわたしを外の庭に連れ出し、庭の四 隅を通らせた。すると、庭の四隅にはそれぞれ庭が あった。
エゼキエル
22庭の四隅には、長さ四十キュビト、幅三十キュビ トの庭が連なっており、これら四隅の寸法は同じで あった。
23また、その周囲には建物の列が四つあり、その周 囲の列の下には煮沸所が設けられていた。
24すると彼はわたしに言った、「これらは煮る場所 である。宮の役人たちが民の供え物を煮る場所であ る」。
第47章
1その後、彼は私を再び家の入口に連れて行った。す
ると、家の敷居の下から水が東の方へ流れ出ていた。
家の正面は東を向いており、水は家の右側、祭壇の 南側から下へ流れ出ていたからである。
2それから彼はわたしを北の門の道から連れ出し、外 の道を回って東に面した端の門まで連れて行った。
すると、見よ、右側に水が流れ出ていた。
3そして、手に測りなわを持った人が東の方へ進み出 て、千キュビトを測り、わたしを渡らせたところ、 水は足首まで達した。
4彼は再び一千キュビトを測り、わたしを渡らせると、 水はひざまで達した。彼は再び千キュビトを測り、 わたしを渡らせると、水は腰まで達した。
5その後、彼は千キュビトを測った。それは渡るこ とのできない川であった。水は増し、泳げるほどの 水となり、渡ることのできない川となった。
6そして彼は私に言った、「人の子よ、あなたはこれ を見たか。」それから彼は私を連れ戻し、川岸に帰 らせた。
7さて、わたしが戻って見ると、川の岸辺には、こち ら側にも向こう側にも非常に多くの木がありました。
8すると彼はわたしに言った、「この水は東の国に流 れ出て、砂漠に下り、海に入る。海に流れ出ると、 水は清められるであろう。」
9そして、その川の流れる所では、動くもの、生き物 はすべて生きるであろう。また、魚も非常に多く集 まるであろう。なぜなら、これらの水がそこへ流れ るからである。魚は癒されるからである。そして、 その川の流れる所では、すべてのものが生きるであ ろう。
10そして、漁師たちはエンゲディからエネグライム に至るまでそこに立ち、そこは網を広げる場所とな り、彼らの魚は種類に応じて、大海の魚のように非 常に多くなります。
11しかし、その泥沼や沼地は癒されず、塩にされる。
12川の岸辺には、こちら側とあちら側に、食物とな るあらゆる木が生え、その葉はしおれることがなく、 その果実は尽きることがない。その水が聖所から流 れ出るので、その月ごとに新しい果実が実る。その 実は食物となり、その葉は薬となる。
13主なる神はこう言われる。「これがイスラエルの 十二部族に従ってあなたがたが相続する土地の境界 である。ヨセフには二つの割り当てがある。」
14あなたたちは皆、それを相続するであろう。これ は私があなたたちの先祖に与えようと手を挙げたも のである。そしてこの地はあなたたちの相続地とな るであろう。
15これが、大海からヘトロンの道を通ってゼダデに 至る、北側の地の境界である。
16ハマテ、ベロタ、ダマスコの境界とハマテの境界 の間にあるシブライム、ハウランの沿岸にあるハツ ァルハッティコン。
17海からの境界線はハザル・レナン、ダマスコの境界 線、北は北、ハマトの境界線となる。これが北側で ある。
18東側は、ハウラン、ダマスコ、ギレアデ、ヨルダ ン川のほとりのイスラエルの地から、境から東の海 に至るまで測りなさい。これが東側である。
19南のほうは、タマルからカデシュの争いの水、川 から大海に至るまで、南のほうは南である。
20西側は、国境からハマトに渡って来る者に至るま での大海である。これが西側である。
21こうしてあなたたちはイスラエルの部族に従って この地を分け与えなければならない。
22そして、あなたがたはそれをくじで分けて、あな たがたと、あなたがたのうちに寄留し、あなたがた のうちに子供をもうけた寄留者たちとに相続地とし て与えなければならない。彼らはあなたがたにとっ ては、イスラエルの子らのうちにその国で生まれた 者とみなされ、イスラエルの部族のうちにあなたが たとともに相続地を持つことになる。
23そして、寄留者がどの部族に滞在するかに応じて、 その相続地を与えなければならない、と主なる神は 言われる。
第48章
1さて、部族の名はこうである。北端からヘトロンの 道の岸辺まで、ハマテに至り、ハザル・レナン、北の ダマスコの境界からハマテの岸辺まで。これらはダ ンの領地の東西の端である。
2ダンの境界に沿って、東側から西側にかけて、アシ ェルの領地がある。
3アシェルの境界に沿って、東側から西側までがナフ タリの領地である。
4ナフタリの境界に沿って、東側から西側にかけて、 マナセの領地がある。
5マナセの境界に沿って、東側から西側にかけて、エ フライムの領地がある。
6エフライムの境界に沿って、東側から西側にかけて、 ルベンの領地があった。
7ルベンの境界に沿って、東側から西側にかけて、ユ ダの領地がある。
8ユダの境界に沿って、東側から西側にかけて、あな たがたがささげる供え物は、幅二万五千ビタキ、長 さは他の部分のつと同じで、東側から西側までと する。聖所はその中にある。
9あなたがたが主にささげる供え物は、長さが二万五 千キュビト、幅が万キュビトでなければならない。
10彼ら、すなわち祭司たちのために、聖なる供え物 が造られる。北に向かって長さ二万五千キュビト、 西に向かって幅万キュビト、東に向かって幅万 キュビト、南に向かって長さ二万五千キュビト。主 の聖所は、その中央にある。
11それは、ザドクの子孫のうち、聖別された祭司た ちのためのものである。彼らは、レビ人が迷ったよ うにイスラエルの子らが迷ったときも、わたしの命 令を守り、迷わなかった。
12そして、この捧げ物としてささげられた土地は、 レビ人の境界内で彼らにとって最も聖なるものとな る。
13また祭司たちの境界に対して、レビ人たちは長さ 二十万五千キュビト、幅万キュビトを有する。全 体の長さは二十万五千キュビト、幅は一万キュビト である。
14彼らはその地の初物を売ったり、交換したり、譲 渡したりしてはならない。それは主にとって聖なる 物だからである。
15そして、その幅の残りの五千人は、町の俗なる場 所、住居、または郊外となるであろう。町はその中 央に位置するであろう。
16その寸法は次のとおりである。北側は四千五百キ ュビト、南側は四千五百キュビト、東側は四千五百 キュビト、西側は四千五百キュビト。
17そして、その町の郊外は、北へ二百五十メートル、 南へ二百五十メートル、東へ二百五十メートル、西 へ二百五十メトルとなる。
18聖なる部分の奉納物に面した残りの長さは、東に 万キュビト、西に万キュビトとする。それは聖 なる部分の奉納物に面した長さとする。その収穫物 は町に仕える人々の食糧となる。
19町に仕える者はイスラエルのすべての部族の中か ら選ばれるであろう。
20供え物は全部で二十万五千四百四十五コマとし、 町の所有地とともに、聖なる供え物を四角に捧げな ければならない。
21残りは、聖なる供え物と町の所有地の一方と他方 の側、すなわち東の境に接する供え物の二十万五千 に面した部分と、西の境に接する二十万五千に面し た部分、すなわち君主の領地となる。これが聖なる 供え物となり、神殿の聖所はその中央となる。
22また、レビ人の所有地と、ユダの国境とベニヤミ ンの国境の間にある、君主の領地の真ん中にある町 の所有地も君主のものとなる。
23残りの部族については、東側から西側に至るまで、 ベニヤミンがその分を得る。
24ベニヤミンの境界に沿って、東側から西側にかけ て、シメオンが領地を持つ。
25シメオンの境界に沿って、東側から西側にかけて、 イッサカルがその領地となる。
26イッサカルの境界に沿って、東側から西側にかけ て、ゼブルンがその領地となる。
27ゼブルンの境界に沿って、東側から西側にかけて ガドの所有地があった。
28そしてガドの境界に沿って、南側では、その境界 はタマルからカデシュの争いの水まで、また大海の 近くの川までとなる。
29これはあなたがたがイスラエルの部族に相続地と してくじで分けるべき土地であり、これが彼らの受 けるべき分である、と主なる神は言われる。
30町の北側の外郭は四千五百キュビトである。
31町の門はイスラエルの部族の名にちなんで名づけ られ、北に三つの門、ルベンの門一つ、ユダの門一 つ、レビの門一つとなる。
32東側には四千五百の門があり、三つの門があった。 ヨセフの門がつ、ベニヤミンの門がつ、ダンの 門がつであった。
33南側には四千五百キュビト、三つの門、シメオン の門一つ、イッサカルの門一つ、ゼブルンの門一つ。
34西側には四千五百人、その三つの門、ガドの門一 つ、アシェルの門つ、ナフタリの門つ。
35その周囲はおよそ万八千キュビトであった。そ の日から、その町の名は「主はそこにおられる」と 呼ばれる。