N°
964
1er sept. 2024
オヴニー・パリの新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS MENSUEL GRATUIT www.ovninavi.com monovni@ovninavi.com tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OOVNI_NAVI
Cinéma
05
Exposition
05
A table!
06
カンヌの話題をさらったオディアール新作。 コメディー・フランセーズの宝飾品展。
太陽を浴びて育った野菜でラタトゥイユ。 Petites Annonces
毎月 1 日発行
10-11
サン・シル・ラポピー
詩人たちが暮らす里︒
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フ
ランス南西部に位置す るロット県には、 「フラン スの最も美しい村」の
ラベルを持つ村が8 ヵ所もある。 特に、県名の由来ともなってい るロット川の流域「ロット渓谷」 は、雄 大な自然のなかに築か れた中世の村落や城が 多く、 風光明媚なことで有名だ。 今回はその筆頭、サン・シル・ ラポピーへ行ってみよう。県の 中心 都市カオールから渓 谷を 東に30kmほど走ると、きり立つ 岸壁とその上に築かれた村が現 れる。このサン・シル・ラポピー 村は、シュルレアリスム運動の 提唱者で詩人・文学者のアンド レ・ブルトンが愛したことでも知 られている。岸壁の上に建てら れた古い館を気に入ったブルト ンはその館を買い、それから毎 夏、この村へやってきた。 その場所が昨春、 「ブルトン の家」として一般に公開される ようになった。訪ねてみると、野 心的な展覧会やイベントを企画 する若い学芸員のもとに、芸術 家魂をもったさまざまな人が集 まってきて、運営に携わりながら 自分の才能を花開かせる、そん な「家」になっているようだった。 詩人が魂を揺さぶられた環境に 自ら身を置いて、詩を詠んだり、 音楽を奏でたり、自然のなかで 考えたりするような、のびのびと 自由な空気が漂っている。幸せ な詩人たちが暮らす村を、歩い てみよう。 (六)