N°
944
1er janvier 2023
オヴニー・パリの新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
Cinéma
03
Exposition
03
黒澤映画をイシグロ脚本でリメイク。 英 V&A 博物館「KIMONO」展パリで。 5-8
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ロ
ーザ・ボヌール(幸せ
のバラ、本名マリー= ロザリー・ボヌール)
という麗しい名の女性は19世紀、 最も名を馳せた画家の一人だ。
官展サロン・ド・パリへの出品 作が20代で注目された彼女は、 英米など海外でも人気を博し、 テオフィル・ゴーチエやヴィクト
ル・ユーゴーを感 嘆させ た。 1859年、話題作『馬の市』の売
却で多額の収入を得たローザは、 フォンテーヌブローの森に近い
城を購入する。アトリエを設け、
敷地にはたくさんの動物を飼い、 盟友ナタリー・ミカとその母親と
一緒に住んで絵を描き続けた。 天職と決めた芸術で自活し、生
涯結婚せず子どもも持たず、ミ カと動物たちとの共同生活を生
きた非凡な画家の存在と作品は、 死後100年近く忘れられていた。 生誕200年にあたる2022年、大
規模なローザ・ボヌール展覧会が
ボルドー美術館とオルセー美術 館で企画された。動物の「視線」 や自然の息吹をとらえるローザ特 有の写実絵画には、現代のエコ ロジスト(環境保護・動物福祉) の視点を見出せる。また、女性 を家 庭に閉じ込 めた時 代に経 済 的 独 立と自由な精神を実 践 したその生きざまにおいて、フェ ミニズムの先駆者と再評価され ている。 その 類い稀な存 在の 秘密に触れたいと、ローザが自 分の神殿と呼んだアトリエに足 を運んだ。 (飛) *P2につづく。