03 Genius of Flowers 第 52 回 日新工業建築設計競技 「地の家
Earth House」 3 等
共同製作者:忠田拓真
岡山大空襲によって一度は焼け野原となった市街地は、瓦礫の地から再び立ち上がり、 今の都市へと姿を変えた。その地には、忘れてはならない 1,737 人の命が眠り、そこに残 された痛みと祈りが折り重なっている。人々が毎年花を手向ける行為は、犠牲者を悼むだ けでなく、その命が再び花として生まれ変わり、今も私たちの周りに咲き続けていること を示すようでもある。その祈りの営みを抱きとめ、花に寄り添うように佇む建築である。 過去の記憶を封じ込める碑ではなく、日常の中に生き続ける “ 祈りの装置 ”。忘却に抗い、 今を生きる人々が立ち止まり、静かに手を合わせる “ 記憶の家 ” として、再生したこの地 にふさわしい姿を提案する。