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生研ニュース No.196

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■編集・発行

東京大学生産技術研究所 / 広報室

IIS NEWS

No.196 2023.1

●人間・社会系部門 教授

野城

IIS TODAY

本号の表紙を飾っていただいたのは人間・社会系部門の 野城智也教授です。第 22 代生研所長も務められた先生は、 その半生を振り返り、迷わずラグビーボールを手にされま した。 野城先生には学生時代にラグビーでのほろ苦い経験があ ります。大学4年の試合で、真正面からのキックを外し六 大学同好会リーグでの優勝を逃したそうです。しかし、そ のことがラグビーとの新たな関わりを生みました。チーム への謝罪のつもりで始めたレフリーが本格化し、最後は協 会 B 級公認レフリーにまでなられたのです。 レフリーの経験が研究や組織のマネジメントにも影響し ていると仰います。ラグビーのルール運用はレフリーの裁 量が大きいため、笛の吹き方で、ラフプレーの応酬の場に もなれば、フェアプレーの場にもなります。状況に応じ て、その日、その場での原則を自らの笛で示し、気持ちよ

智也

く真っ直ぐにプレーしてもらうことが、レフリーに求めら れるそうです。まさにそれは生研という血気盛んな研究プ レイヤーが集まる場と同じではないでしょうか。所長時代 はそのような雰囲気づくりを心がけたそうです。 この春、野城先生は定年を迎えられます。先生は長年、 サステナブル建築の領域を切り拓いてこられました。とく に 40 代で生研に着任してからは、建物履歴の情報化や可 変インフィルの開発など、前職までの研究をもとに社会課 題の解決に力を注ぎました。大胆な研究を許容する生研の 大らかな気風と、産官学の豊かなネットワークが、課題の提 示だけではなく解決策の提示へと研究を前進させてくれた と仰います。そんな生研の魅力こそが、社会の持続可能性に つながっていくのだと改めて感じさせてくれるお話でした。 (広報室 林 憲吾)


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