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会報_vol.21-10-16

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4月某日。昨年末に実施致しました『九七式中戦 車改、里帰り直前の急展開!?輸送費用のご支援 を』のクラウドファンディング支援者様のリター ンにもなっていました帰国の内見会を実施致しま した。当日の写真多めでお送りします。

お祓いを待つ新砲塔チハ。砲身は改めて3Dプリンターで作成 したレプリカをつけて展示する予定。

クラウドファンディングの最終的な支援 総額は、874名の支援者様から、17,183,000 円となり、無事に帰国を果たした新砲塔チ ハの修復作業の安全祈願のお祓いと内見会 を無事に開催することができました。

改めて、ご支援いただきました皆様に感 謝申し上げます。

当日はYouTubeでの生配信も実施し、多 くの方にご視聴いただきました。

オンライン内見会は初めての試みだった のですが、いかがだったでしょうか? ご視聴いただいた皆様からのご感想お待 ちしております。

お祓いが済んだ新砲塔チ ハ。これから順番に従っ て修復作業に入る。

関係者、支援者様、参列者全員で順番に玉串拝礼を実施。 貴重な経験ができました。

チハの中に入れて持ち帰ってきた付 属品の数々。

ぼろぼろのマフラーもメタルワーク で蘇る予定。

参加者の皆様は、各々自由に新砲塔チ ハとのふれあいを実施し、アメリカから の帰国の喜びをかみしめているようでし た。

代表の小林や、現地テキサスに直接出 向いた修復チームの説明を聞きながら、 思う存分写真を撮影されていました。

最後は新砲塔チハと一緒に集合写真を 撮影。皆さん、とっても良い笑顔です。

新砲塔チハは、この夏から修復作業に 入る予定。進捗状況などは、マンスリー サポーター向けの活動報告で実施します ので、引き続きのご支援をよろしくお願 い致します。

改めて、クラウドファンディングにご 支援いただきありがとうございました。

代表小林の内見会の記事は☟のQ Rコードからご覧いただけます。

アメリカ人の手によって描かれたな ぞのマーク。愛らしい。

実施報告

防衛技術博物館を早期に実現する 議員連盟総会

防衛技術博物館の設置を実現する議員連盟 第6回総会

「御殿場より寒いな~」。5月19日、御殿場市から出席した関係者が思わず口にしたこの 日の東京・永田町。昼を過ぎても気温は上がりませんでしたが、衆議院第二議員会館にて 「防衛技術博物館の設置を実現する議員連盟」(以下、議連)の第6回総会は空気が違いま した。

現役閣僚2名、衆参国会議員、防衛省、外務省が参加し、御殿場市からは令和9年の概算要 求を経て、令和15年の開館を目指す具体的なスケジュールと施設の規模を示す構想案が提示 され、会場は熱気に包まれました。

総会には、空自T-4練習機の事故対応に追われる中を縫って中谷元防衛大臣(議連会長) が出席。司会進行は城内実 経済安全保障担当大臣(事務局長)が務め、政府中枢からの強力 な後押しが改めて示されました。中谷大臣からは予算措置とスケジュールがすでに進行中で あることに触れ、御殿場市と国・関係機関とのさらなる連携への強い期待が表明されました。 続いて、勝又正美・御殿場市長より「御殿場市屋内展示施設整備構想(案)」が説明されま した。計画では、延床面積6,000㎡の大型展示場(うち展示スペース4,000㎡)と、3,000~ 4,000㎡の保管施設を含む屋内型施設の整備が見込まれています。

令和8年に基本構想を策定、令和9年の概算要求を皮切りに、令和11年から造成工事を開始、 令和12年より建設着工、令和15年の開館を目指すというロードマップが提示されました。

中谷大臣からは、「防衛関係費による支援には、展示対象となる機械技術遺産の明確化が 必要である」との指摘もあり、展示内容や施設名称の妥当性が今後の検討課題であることが 示されました。

また、当NPOの小林雅彦代表理事からは、アメリカの太平洋戦争国立博物館から九七式 中戦車改の帰還が2025年3月に実現したことが報告されました。さらに、オーストラリア戦 争記念館に所蔵されている日本軍関連の歴史遺産についても、里帰りが打診されていること が共有されました。

あわせてNPOからは、

1. 博物館開館までの保管場所の確保

2. 自衛隊装備品の保管・管理体制の整備

3. 関係省庁との連携強化

について、議連に対して要望がなされました。

出席議員からは、展示施設の名称や展示内容について「わかりやすさ」や「コンセプトの 明確化」が重要であり、それが今後の認知拡大や支援獲得にもつながるとの意見が出されま した。

また、アニメやゲームなどのポップカルチャーとの連携(例:『ガールズ&パンツァー』 『刀剣乱舞』)を通じた観光振興や、「クールジャパン戦略」との親和性についても議論が 交わされ、アミューズメント性の確保が必要であるとの指摘もありました。

御殿場市から具体的な構想案とスケジュールが提示されたことで、構想段階から実現に向 けたフェーズへと正式に歩を進めたことが、今回の総会で確認されました。

事務局長の城内実国務大臣。クール ジャパンも担当されており、その方面か らのアプローチも検討された。

☟御殿場市の構想を説明する勝又 正美市長。参加された議員や官僚み んなが納得いく説明ができたかはこれ からの動き次第。

総会の後の談話時間。この時間が実 は一番本音で話せるときだったりする。 右が「ラブひな」でおなじみの赤松参議 院議員。

連載第3回。今回のテーマは 『博物館の役割について』 地域にとって、博物館がどれ だけ必要かを今一度考えてみ ましょう。

さて、今回は博物館が果たすべき役割・期待 される役割について述べてみたいと思います。

そもそも、博物館は何の為に存在するのかと いう根源的な問題があります。勿論、博物館法 に定められている資料の保存・収集・研究・展 示、そして資料を未来へ残していくといった目 的が基本的な果たすべき役割ではあります。 し かし、近年は社会的役割を重視することが求め られています。

地域の交流の場、生活の質向上や社会包摂へ の寄与、持続可能な未来の実現といった内容に なるのですが、抽象的です。 つまり、かつての 博物館のイメージ、古い物を置いていて堅苦し いというネガティブなイメージから、誰もが参 加できて地域の交流・振興の場となれるよう変 革が行われています。

多くの博物館では、税金も投入されています ので公共性に配慮することも必要です。

地域の特色やアイデンティティを学ぶことが できるという博物館の特徴は、地元で育った子 供たちのみならず大人になって移住してきた人 たちにも愛郷心を育むための施設となります。

地域の振興は愛郷心から始まるといってもよ いでしょう。

御殿場市とその周辺自治体からなる駿東地区 は、博物館や郷土資料館が存在しない博物館空 白地帯となっています。(仮称)防衛技術博物 館がその空白を埋め、地域を盛り立てる起点と なる未来を作っていければ素晴らしいと思いま す。

あなたの街の博物館はどのような役割を果た しているのか、是非訪れて確認してみてくださ い。それが間接的に防衛技術博物館設立の後押 しとなります。 (小高周一郎)

2023年4月からはじまったマンスリーサポーター制度。現在450名を超える支援者様によって、NPO の活動を支えて頂いております。本当にありがとうございます。

マンスリーサポーター限定メールマガジンには、賛助会員にもまだ発表していない情報を掲載して いるほか、月イチ配信のため紙の会報よりも新鮮な情報をお届けできます。

支援は、月額500円、1,000円、2,000円、5,000円、10,000円、30,000円、50,000円の7コースから お選びいただけるほか、1カ月支援後に解約など、通常の寄付のようにもご利用いただけます。

様々なかたちでのご支援に対応できるマンスリーサポーター制度。この機会に是非ご登録をお願い 致します。

マンスリーサポーターについての詳しい説明等は、ReadyForのサイトからご確認ください。

支援申し込みサイトは右下のQRコードからお願い致します。皆様からのご支援お待ちしております。

右のQRコードから

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NPO法人

防衛技術博物館を創る会 編集担当からのお知らせです

編集後記

防技博通信

会員の皆様におかれましては、日頃より当会へのご理解・ご協力を頂 き、誠にありがとうございます。

今回の会報では、アメリカから帰国した九七式中戦車(チハ)改の 話題を中心にお届けしましたが、いかがだったでしょうか? 初めて実物 のチハ改を見ましたが、ハ号よりちょっと大きくてちょっと頼もしく見えました。 やはり、実物を目の前にするということがどれだけ重要かということをお伝 えしていくことが博物館の重要性を伝えるには手っ取り早い気がしていま す。

実物と触れるという点で、最近、所属している市民団体の『御殿場の 茅文化を守る会』で、地元の高校で授業をしました。地元の歴史や地 域の人との交流を大事にしている先生からの依頼で実施したのですが、 学生の皆さんが素直でとても楽しそうにワークショップを取り組んでくれて、 楽しい時間を過ごすことができました。御殿場市の歴史は演習場の歴 史と切っても切れない縁があり、現在その演習場で採れるススキは、全 国の文化財の茅葺屋根として利用され、代表的な使用場所には白川 郷の合掌造りがあります。御殿場の茅は、日本各地の茅葺屋根の材 料として非常に評価が高いということを知らない市民は多く、それを知っ ただけでも地元に誇りを持てると思い、この活動を始めました。御殿場 の茅が万博のパビリオンの建物の屋根に使われたり、アウトレットで観光 客向けの御殿場PRイベントで取り入れてもらったりと、取り上げられる ことも増えていると思います。

博物館建設への機運醸成にも、そろそろ市民と子供たちの取り込み が必要なフェーズにきているのではないかと思っており、市民活動の場で もPRが急務な気がします。一応、個人的な権限で、御殿場駅前にで きた地域交流拠点『きょてんば』に当会のマンスリーサポーターの募集チ ラシは配架してますが、自分が相談員の当番のときに残念ながら当会 について質問をいただくことはまだありません。場所柄、自衛官の方の出 入りもあるのですが、特に反応はありません。興味のありそうな人を取り 込むための情報発信を地元向けにやることも大事だなぁと感じます。 御殿場、ひいては静岡県東部地域には博物館がないので、文的施 設の必要性を説いていくことも必要で、社会教育施設の役割や意義、 地域への貢献度などをきちんと訴えて、博物館は公民館や図書館と同 じ原則利用料無料の施設であることを広め、採算性ばかりを言い出す 人を説得していくことが、当会の目指す博物館を作り上げることに必要 な要素のひとつではないでしょうか?

今一度、当会の活動目的をきちんと周知して、賛同者を増やしていく ことで、『博物館』もしくは『科学技術館』のような社会教育施設を整備 して欲しいという声が広まっていくことが重要だと考えます。

(編集:小高)

世界中に当たり前にある、防衛装備品を展示する博物館を日本 にも創りたい!そんな思いから活動しています。

我が国が誇る技術産業力の結晶である戦車をはじめとした機械 は兵器という観点からしか語られず、それを研究、ましてや保存 しようという考えは皆無です。このままでは産業大国日本の将来

を背負う子供たちに、先人たちの偉大な努力や成果を伝えること は出来ません。

そんな中、使命を終えた機械が次々と溶鉱炉へ送られる現状。

これを一台でも救い出し保存保管していくことで我々の活動の一 部が達成できるのだと考えます。並行して海外に置き去りにされ ている旧日本軍の車両里帰り計画も活動における重要な事業だと 考えます。

そのためにまず安全な保管場所の確保が急務となり、それには 地元自治体との連携が不可欠です。大型車両を多数保管する博物 館ですから多くの費用が必要となり、ここでみなさまにご協力を お願いする次第です。一人でも多くの方に我々の活動を知ってい ただき、その思いを具体化させるためのご賛同とご援助をお願い いたします。

NPO法人防衛技術博物館を創る会 会報 第21号 Vol.21

2025年8月発行

発行人

発行所 事務局

:小林 雅彦

:NPO法人防衛技術博物館を創る会

:〒4122-0039 静岡県御殿場市竈717-6(㈱カマド内) TEL:0550-82-2854 FAX:0550-84-0917

E-mail:tank@k-m-d.co.jp

©NPO法人防衛技術博物館を創る会 無断転載を禁ず

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