2020-2024 WORKS

東京理科大学大学院 栢木研究室
田邉悠馬 / Yuma Tanabe




体感:自然に溢れた生活。
東京理科大学大学院 工学研究科 建築学専攻 栢木研究室 修士1年 近代建築史 / 都市史
田邉
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東京理科大学大学院 栢木研究室
田邉悠馬 / Yuma Tanabe




体感:自然に溢れた生活。
東京理科大学大学院 工学研究科 建築学専攻 栢木研究室 修士1年 近代建築史 / 都市史
田邉
Carrer Award
2001 新潟県長岡市 生まれ
2017 新潟県立長岡大手高校 入学
2020 新潟県立長岡大手高校 卒業
2020 東京理科大学 入学
2024 東京理科大学 卒業
2024 東京理科大学大学院 入学
まちづくり おもちゃを使ったものから 始まり、シュミレーションゲ ームでまちを作る。

創造の楽しさ

水泳 6年間続ける。
2021 前期設計課題「住宅」
後期設計課題「図書館」
2022 前期設計課題「集合住宅」
「公共施設」
大学内学業成績
2023 前期設計課題「都市設計」
優秀作品
優秀作品
優秀作品
優秀作品
優秀賞
優秀作品
2023 木の家設計グランプリ
卒制 学内講評審査会
築理会審査会
DesignReview2024
全国大学・高専卒業設計展示会
100選/253
学科2位/32
自分への挑戦
スキー
小学生高学年から高校生 まで8年間続ける。
周りを観察し、気配りしながら楽しむ

卓球
部活動として中学から 大学まで10年続ける。
受験期
祖父が大工の棟梁であった ことを知り、建築の道を志す
建築学科へ
地方都市「長岡」での生活 大都会「東京」での生活


都市の大きさと性質の違いを身をもって感じる


チームワーク、様々な方との交流
継続と学び:様々な物事に没頭し、学びを得ながら成長する。
:コロナが重なり、一人でできることを模索。
2021-2023 塾講師(アルバイト) 計30人超を担当 2022 建築学園祭2022 会場運営・司会 2023 安井建築設計事務所(アルバイト)
2023-2024 JRE建築設計事務所(アルバイト)
学部2年





近代和風住宅の実測調査



WS用の机の設計施工









実寸大のものからスケール感を身に着ける 最適な方法で、最良のプレゼンを 様々な体験が、建築の世界観を作っている








没頭:建築設計の楽しさを知る。 学び:都市を含んだ建築の在り方を学ぶ。 挑戦:過去から未来という時間軸を意識した設計を行う。 気づき:自然と人の関係への興味を自覚。 27㎥の空間課題 住宅課題





卒業設計
学内講評審査会 築理会審査会 DesignReview2024 全国大学・高専卒業設計展示会

建築という新たな地形を創り、自然と人の境界を解く
地球には様々な自然環境 があり、その上に都市が作られている。
都市に合わせて建築で地形を創り、都市に新たな風景 が生まれる。
都市に生まれた新たな地形が、自然と人の境界を解いていく。




雪 × 屋根 × 山並み
屋根によって雪を受け止め、雪の空間の集積で建築を構成する
既存建築 × スラブ × 緑地空間
既存建築の空間をスラブを増築しながら調整し、緑溢れる空間がまちの中心地点となる
学内講評審査会
築理会審査会
DesignReview2024
全国大学・高専卒業設計展示会
学科2位/32
4位/32
62選/440
学校推薦
学内講評会 優秀作品
学内優秀作品集掲載
木密地域 × 曲線 × 水と緑
木密地域の中に水と緑あふれる広場空間が生まれ、活動同士が出会う場となる
学内講評会 優秀作品
学内優秀作品集掲載
01.卒業設計
Data
敷地 :新潟県湯沢町
用途 :公共施設
敷地面積:8,063㎡
Award
学内講評審査会
築理会審査会
DesignReview2024
:学校推薦 雪 × 屋根 × 山並み 風景 地形 自然環境
屋根を用いて雪の空間を作り出し
雪と人の関係を再構築する公共施設
建築面積:3,294㎡(新築:2,952㎡)
建蔽率 :41%(指定建蔽率:80%)
延床面積:3,591㎡(新築:2,566㎡)
容積率 :45%(指定容積率:400%)
構造 :木造
:学科2位/32
:4位/32
:62選/440
全国大学・高専卒業設計展示会

背景 -雪と人の大きな溝-

雪と共にある暮らし
急勾配屋根
高床
ベランダがない
雪を排する建築形態
建築によって雪と人の間の溝は作られている
分析 -雪国の風景、湯沢町の風景を纏う-

雪を避ける高床
雪を使った新たな動線
氷柱

公共的な 雁木下空間

無雪の内外を繋ぐ空間
かまくら
提案 -雪を受け入れる建築、雪を使いまちと共に生き続ける建築-


まちの自然「雪」
完全落雪
��° ��° �°
雪を溜める
自然落雪
�寸(��.�°)
無落雪
雪を落とす
雪の行き先を決める「勾配屋根」
雪の空間の集積で建築が構成される。
雪の空間が人と雪の距離を変え、まちの生活を支える建築として機能する
氷柱が目隠しとなる
タネ(融雪池)
水路


雪を壁として使う

雪が水によって溶ける
巨大な高架下空間

タネ
足湯空間、温泉


様々な勾配の屋根
落とす落とさない雪 �� �
サンルーム
風除室


冬も温かい半外部空間
雪室


雪冷房
温泉を多面的に使う

雪解け水を 使った農作


雪下栽培
冬も光あふれる大空間

夏でも雪を感じる

雪による農作物

段差を 生かした空間
湯沢町と雪国の風景をフィールドワークを通してリサーチし、それらを建築と雪の関係として再解釈する。

風景が連続する
卒業論文 -リゾ―トマンション開発による周辺宿泊施設への影響に関する研究卒業論文では、新潟県湯沢町におけるリゾートマンション開発がもたらしたまちの栄枯盛衰を都市史の視点から調べた。
リゾートマンション開発が行われたことによって、湯沢温泉通りにおける宿泊施設の数は減少し、現在では大半が廃業してしまった。観光の町として不可 欠な宿泊施設の多くがなくなったことで、まちの活気が失われ結果として現在の湯沢町の姿が生み出されたのである。
卒業論文では過去から現在を分析し、その結果を反映し未来像を作り出すものとして今回の設計を位置づけている。
リゾートマンション(11)
大規模宿泊施設(19)
小規模宿泊施設(31)
JRガーラ湯沢駅
GARA湯沢スキー場 (1990~)
湯沢温泉通り 三国街道 国道17号
湯元温泉場
布場スキー場 (1915~2019)
図1 2023年のスキー場、リゾートマンション、宿泊施設の分布
至湯沢高原スキー場 (1960~)
JR越後湯沢駅
城平スキー場 (大正年代~1995)
NASPAスキーガーデン (1992~)
湯沢温泉通り沿いにはリゾートマンションが10棟あり、宿泊施設は大小問わず多数営業している
敷地分析 -湯沢町がリゾートマンションと共存していくための建築を作る-
子供徒歩範囲(�km)
まちが二分されている
布場スキー場
高齢者徒歩範囲(���m) site
リゾートマンション
宿泊施設
公共施設
湯沢高原スキー場 一本杉スキー場
医療センター 湯沢公民館
JR越後湯沢駅
敷地から1㎞以内にはリゾートマンションが多く立地している。
図2 湯沢温泉通りにおける宿泊施設数の推移
リゾートマンション開発と共に宿泊施設は減少した
敷地周辺には多様な用途の建物があり、まちの中心となる潜在性がある。
至 越後湯沢駅

雁木を増設。雪を避けた通り道。


温泉
既存資料館
まちの景色が見える
雪に包まれた静寂な 空間が生まれる
足湯に浸かりながら雪景色を眺める
足湯
多目的室
積雪が中庭を ステージにする
雪景色を眺める縁側
農園
雪下栽培を行い、春を待つ
農業倉庫 農園
配膳室 サンルーム
雁木下空間が冬季でも 内部を拡張する
既存足湯を継承
雪による農作物 雪を壁として使う

冬も温かい半外部空間 温泉を多面的に使う
料理室
倉庫
農作物直売所
カフェ
倉庫
雪室
雪を貯蔵して夏に備える
無雪の内外を繋ぐ空間
倉庫
雪の積もり方によって壁や床ができる
屋外テラス
工作室
階段が積雪で滑り台になる
倉庫
落ちた雪が積もり、 視界が途切れる
観光案内
児童室
授乳室
託児所・乳児室
ギャラリー
屋根から落ちた雪が池に落ちる
融雪池
こども図書スペース
室内遊技場
動線を引き込み、外皮を増やす雁行配置
更衣室
ホール
EV 総合案内
家具倉庫
道具倉庫
更衣室
ビオトープ
事務所・町役場出張所
防災倉庫
駐輪場
雪山のようなボリュームと 雪の行き先を決める勾配屋根 外とつながる設えと半外部空間

夏でも雪を感じる



足湯












多種多様な植栽が、冬以外の季節を彩り四季全体を纏う
既存資料館
四季折々様々な景色が広がる
観光案内
囲炉裏
雪が解け農作物が顔を出す
直売所が外まで延長する
ホール空間
子供の遊びを誘発するテラス
雪を溶かしていた水辺で涼しむ

:雪が解け、新緑や桜の景色が現れる。
ビオトープで自然を感じる
雪下栽培の野菜を売る

冬以外も雪を感じる

夏:冬に雪を溶かしていた水辺で涼しむ。

秋:縁側越しに紅葉が見え、冬を待つ。
60度勾配の「完全落雪屋根」がついた自習室。雪が全て落ちる屋根の下には、
雪の壁ができ「かまくら」のような空間を作る。
雪には断熱性と遮音性があるため、静寂で温かい空間が作られる。また、雪の 太陽光を反射する性質を生かし、室内に光が入り明るい空間となる。

完全落雪屋根によって 雪の壁を作る

積雪で雪の壁を作る
冬でも光溢れ、活動を許容するホール空間
冬も光あふれる大空間 雪国の冬は薄暗い。中心のホール空間は、南側に開かれたハイサイドライトから 柔らかな光が差し込む。薄暗い冬の中でも明るい室内空間は、多種多様な活動 を受け止め、冬でこそ活気に満ち溢れる空間となる。
高い場所から雪を落とさない
屋根:ガルバニウム鋼板 t=�.�� 縦ハゼ葺き@��� ゴムアスファルトルーフィング t=�.�
耐火野地板t=���
雪をためる勾配 1 10
冬でも光が差し込む

吹抜けを介して見る見られるの関係 View
天井:PB t=�.� LGS下地
床:スギフローリング t=��

薄暗い冬の中でも、光溢れる空間に人が集う
子供の遊びを誘発するテラス空間
子供エリアを囲うテラス空間。3寸勾配の落雪屋根から雪が落ちることで、雪が 積もり雪による動線や視線を切る雪の壁が生まれる。1寸勾配の無落雪屋根に は雪が積もり、上部の雪が解けることで氷柱が生まれ、風景が彩られる。
勾配によって雪の使われ方は変わり、こどもの遊び心をくすぐることで遊びが誘 発される空間。

雪を使った新たな動線

雪を落とす勾配
人の熱で屋根が温まる
工作室

積雪で雪の壁ができる
雪の動線が生まれる
雪の自由さが、子供遊びを誘発する
自然の恵みを感じる足湯空間
足湯がある縁側空間には、無落雪屋根がついており氷柱ができる。氷柱と積 雪によって風景が彩られ、足湯に浸かりながら冬の景色を堪能することができ る。

積雪で風景を彩る View
無落雪屋根から氷柱ができる
足湯で温まりながら、冬景色を眺め自然の恵みを感じる
縁側から風景を楽しむ

雪の動線が生まれる

雪で作られた空間の体験が、雪と人を近づける
02.都市設計
自然環境
地形
風景
既存建築にスラブを増築することで空間を調整し、
緑溢れるまちの中心地点となる
Data
敷地 :新潟県長岡市
用途 :住宅団地(リノベーション)
敷地面積:10,724㎡
建築面積:5,667㎡
建蔽率 :53%(指定建蔽率:60%)
延床面積:12,413㎡
容積率 :116%(指定容積率:200%)
構造 :RC造
Award
学内講評会
学内優秀作品集
:優秀作品 :掲載




スラブ下であふれ出しが起こる 冬至日照�時間ライン 高齢者向け住宅




雁木通り
貫通路



全国の都市に点在する団地 団地の老朽化
対象 -まちの中心となる可能性- 背景 -団地の潜在的可能性本設計では団地リノベーションを通して、
まちの中心となる空間を作る。
設計対象である住宅団地は、小学校と中学校に挟 まれ、また保育園が同じ敷地内に建っており、まち の中心となる可能性を秘めている。1~7号棟まであ り、1976年から1978年にかけて建てられた。現在は 空き部屋が目立ちつつある。また団地内の余剰空間 は多くあるが、人気がなく有効に活用されていない。 19

宮内小学校 対象建築 宮内保育園 宮内中学校
木から木漏れ日が落ちる



増築したスラブが地面空間を彩る
木が視線をカットし、住環境を守る





構造アクソメ図 RC造・4~5層の団地

木から木漏れ日が落ちる
木が視線をカットし、住環境を守る












高齢者向け住宅


観察-前面隣棟間隔と住棟周辺空間-
団地は豊かな住環境を整えるため、冬至 日照4時間を確保するよう均等な間隔で ボリュームが配置されている。その配置に より、都市にとって貴重な緑地空間が放 置されているのが現状である。
冬至日照�時間 ��° �.�×��.���m≒��m
貫通路がGLの視線をつなぐ
住棟間のプライバシーを守る 活動の場となるスラブ下



提案 -建物減築とスラブ増築による、新たな団地空間の彩り-



放置された空間




そと空間 マント空間 住棟
住棟

雁木通り 耐震補強となるバルコニー 周辺と合わせて一部減築






視線の抜けを作るために減築 冬至日照�時間を守る





建物の一部減築と採光を守りつつ床スラブの増築することで、団地空間を彩っていく




至 中学校
至 JR宮内駅
0 5 10 15 25 50m
スラブの増築で団地空間を彩る
力強い団地のボリュームを周辺に調和するよう減築 を行う。そして、建物の間隔を調整するように採光を 守りつつスラブを増築していく。スラブによって住棟 間のスケールが落ちることで、居心地の良い空間へと 変化する。団地の中心に田んぼ広場や豊かな緑地空 間が現れ、まちの中心となる空間へと変化する。
貫通路が視線を作る
園庭
中心性のある田んぼ空間
駅からの視線を確保
学校同士をつなぐ動線
�.�~�人向け住居 �.高齢者向け住居
�.集会所
�.町工場
�.カフェ �.貸しスペース
�.シェアリビング
�.農業倉庫
�.管理室 ��.ドッグラン ��.畑
��.田んぼ広場 ��.築山
周囲から浮いている力強い箱型のボリューム ボリュームを周囲に合わせて減築する 南面の採光は保ちスラブを増築し、地面が彩られる 21

バルコニー増築で暮らしを彩る
既存住戸のバルコニーは、幅が狭くバルコニーでの 活動は限定的である。そこで、生活を拡張するために 幅の広いスラブを取り付ける。スラブは鉄骨で組まれ ており、団地の耐震補強としても機能する。また、地 域性が現れたサンルームを取り付け、内外を繋ぐ空 間が生活の表出を促す。
サンルームが内外をつなぎ、生活が外へ表出する 既存住戸には幅の狭いバルコニーがついている 鉄骨で組まれた幅の広いスラブを挿入する

スラブ上に植えられた木々が、住棟間の住戸のプライバシーを守り木漏れ日を落とす
雁木通りのような空間

増築されたスラブが軒下空間を作り、生活のあふれ出しを引き起こす。
スラブから見下ろす

中心の田んぼ広場
軒下のような空間

緑溢れる団地空間が、まちの新たな居場所となる
自然環境
木密地域 × 曲線 × 水と緑
木密地域の中に水と緑溢れる広場空間が生まれ
活動同士が出会うコミュニティセンター
敷地 :東京都墨田区東向島
用途 :コミュニティセンター
敷地面積:5,640㎡
建築面積:2,973㎡
建蔽率 :53%(指定建蔽率:80%)
延床面積:4,350㎡
容積率 :77%(指定容積率:200%)
構造 :RC造
学内講評会 学内優秀作品集
:優秀作品 :掲載

路地によって建物を変形させている
背景 -木密地域における緑地空間の不足-

緑溢れる隅田川の沿岸部


外から見える 中から見える
活動が内外から可視化されることで人を引き込む 敷地の木密地域に広い緑地空間が少ない
敷地である「東京都墨田区東向島」は、木造住宅が密集して多く建つ木密地域である。隅田川周辺には豊か な緑からなる親水空間が広がっている中、木密地域には広い緑地空間が少なく人々の憩いの場がないことが 現状だ。
特定の人しか訪れないコミュニティーセンタ―
多くのコミュニティセンターは、活動が部屋に閉ざされ人気を感じることができない。人が寄り付き、活動同士 が作用しあうコミュニティセンターは作れないだろうか。
活動が内外から可視化されることで、見る見られるの関係が生まれ活動が誘発されるようなコミュニティセン ターを提案する。
操作 -緑に囲まれた広場空間で、放射状に活動が可視化される建築-
隅田川が緑の中を流れるような曲線をイメージした。曲線を路地に合わせて受けたり流したりしながら変形さ せる。そこに、路地の終着点としてのホール空間が生まれる。ホール空間を中心にしながら活動が内外に可視 化されるよう、放射状に壁を配置することで視線の抜けを作った。

















緑の中を隅田川が流れるような曲線形状をイメージ
路地に合わせて変形し、中心にホール空間ができる
活動が見えるよう、放射状に壁を配置する
既存体育館
活動が見える
活動室 スタジオ
既存の体育館を巻き込む

音楽室をステージに活動を行う

建物内が見える

路地から動線を引きこむ
路地を抜けると、大きなピロティが顔を出す。その奥には活動が垣間見える。

音楽室をステージにする
南側に傾いたハイサイドライト

見る見られるの関係
放射状に活動が見える
中心のホール空間からは、放射状に活動が見え活動に引き込まれる。
様々な活動が見える、活動が誘発される

各部屋からは他の部屋やホール空間が見え、他の部屋の活動を知ることで活動が誘発される。


水と緑の自然と活動が溢れるコミュニティセンター

建築という新たな地形を創り、自然と人の境界を解く