蟲孊郚 孊びの環境2024

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Ryukoku University Faculty of Agriculture 韍谷倧孊

Facility Guide

9 号通

Building No.9

最先端の蚭備を備えた、

研究に打ち蟌める環境

食の埪環から蟲をずらえ、地球的課題の解決策を探る本孊蟲孊郚は、

生呜科孊科・蟲孊科・食品栄逊孊科・食料蟲業システム孊科の぀の孊科で構成しおいたす。

号通は、各孊科教員や孊生たちが研究や実習を行うためのさたざたな研究蚭備を敎えおおり、

最新の実隓機噚で研究ができる環境を提䟛しおいたす。

蟲堎ず䜵せお、䜓隓ず実践を基本ずする教育が展開されおいたす。

研究宀315 怍物栄逊孊研究宀/玉井鉄宗

研究宀314 野菜園芞孊研究宀/滝柀理仁

研究宀313 応甚線虫孊研究宀/岩堀英晶

研究宀312 䜜物孊研究宀/倧門匘幞

研究宀311 英文孊・英語教育研究宀/吉村埁掋

研究宀310 花卉園芞孊研究宀/神戞敏成

研究宀309 怍物育皮孊研究宀/䞉柎啓䞀郎

研究宀308 応甚昆虫孊研究宀/柎卓也

研究宀307

怍物病理孊研究宀/平山喜圊

研究宀306

研究宀305

英文孊研究宀/垣口由銙

研究宀304

真宗孊研究宀/打本匘祐

研究宀303

研究宀302

収穫埌生理孊研究宀/S.K.

実隓宀302

実隓宀301

研究宀301 果暹園芞孊研究宀/尟圢凡生

実隓宀304

実隓宀303

実隓宀306 実隓宀308

実隓宀305 実隓宀307

孊科事務宀 生呜科孊科・蟲孊科

顕埮鏡宀  P15

ヒト代謝 実隓宀  P13

P2実隓宀  P14

怍物 培逊宀  P12

研究宀320

研究宀319

怍物ゲノム工孊研究宀/土岐粟䞀

研究宀318

生呜デヌタ科孊研究宀/小野朚章雄

研究宀317 埮生物科孊研究宀/島玔

研究宀316

理科教育孊・地質孊研究宀/倚賀優

研究宀215 情報生物孊研究宀/氞野惇

研究宀214 倚现胞動態研究宀/別圹重之

実隓宀206  P16

研究宀213 怍物遺䌝孊研究宀/竹䞭祥倪朗

研究宀212 化孊生態孊研究宀/塩尻かおり

研究宀211 健康行動科孊研究宀/䞊田由喜子

研究宀210 土壌孊研究宀/森泉矎穂子

研究宀209 雑草孊研究宀/䞉浊励䞀

研究宀208 臚床栄逊孊研究宀/矢野真友矎

実隓宀204  P16

実隓宀203

研究宀207 病態栄逊孊研究宀/宮本賢䞀

研究宀206 小児保健栄逊孊研究宀/楠 隆 

研究宀205 デヌタ数理研究宀/鈎朚倪朗

研究宀204 応甚生化孊研究宀/山正幞

研究宀203 応甚埮生物孊研究宀/田邊公䞀

研究宀202

食品玠材利甚孊研究宀/西柀果穂

実隓宀202

実隓宀201

研究宀201

栄逊教育孊研究宀/岡史子

䜎枩宀  P11

機噚 分析宀  P10

実隓宀208

実隓宀205 実隓宀207

研究宀220

研究宀219

研究宀218

環境生理孊研究宀/叀本匷

研究宀217

怍物線虫孊研究宀/浅氎恵理銙

研究宀216

研究甚

ガラス枩宀  P17

臚床栄逊孊 実習宀  P04

栄逊教育 実習宀  P05

孊科事務宀 食品栄逊孊科

研究宀106

研究宀105

公衆栄逊孊研究宀/䞭村富予

研究宀104

食品化孊研究宀/桝田哲哉

研究宀103

食品生理孊研究宀/山厎英恵

研究宀102

運動栄逊孊研究宀/石原健吟

研究宀101

絊食経営管理孊研究宀/朝芋祐也

実隓宀102

実隓宀101

基瀎

実隓宀1  P07

基瀎

実隓宀3  P08

基瀎

実隓宀4  P08

動物飌育宀

凊眮宀  P09

基瀎

実隓宀2  P07

蟲孊郚教務課

4号通  P19

食品加工 実習宀  P06

調理孊 実習宀  P06 オヌプン キッチン  P03

絊食経営管理 実習宀  P03

蟲孊郚牧蟲堎倧接垂牧地区  P18

絊食経営管理実習宀

オヌプンキッチン

絊食斜蚭における倧量調理をシミュレヌションできる 最新の厚房機噚が蚭眮された実習宀

管理栄逊士囜家詊隓の受隓資栌取埗に必須の 「絊食経営管理実習」で䜿甚。最先端の厚房機噚 を甚いお実際の絊食をむメヌゞした玄100食分 の倧量調理の実習を行いたす。぀くった料理は、 隣接するオヌプンキッチンで教職員や孊生に提 䟛し、絊食運営を疑䌌䜓隓できたす。

実際の絊食斜蚭に近い環境䞋で

実践的か぀衛生的な調理技術を䜓埗する

絊食経営管理孊研究宀

食品栄逊孊科 教授 朝芋 祐也

あらゆる調理法に察応したスチヌムコンベクションオヌブン や食材の急速冷华が可胜なブラストチラヌなど最新の厚房調 理機噚を導入しおおり、管理栄逊士をめざす孊生が最先端の絊 食経営管理を孊べたす。孊生たちは実際に玄100食分の倧量調 理を行い、䜵蚭されたオヌプンキッチンで提䟛もしたす。その 際、食事する孊郚生や教職員に料金を支払っおもらうのがポむ ント。孊生自身が調理した食事の察䟡を受け取るこずで、絊食 管理においお重芁なコスト面を自然ず意識するようになりた す。そしお、赀字にならないように献立を工倫するなど、実際 の絊食運営に圹立぀技術や管理栄逊士に必芁な知識を実践的 に身に぀けたす。倧孊院生は、フヌドサヌビス業界で提䟛され る食事の調理法を孊ぶため、特に衛生管理に重点を眮いた調理 実習を行いたす。蟲堎から食卓に届くたでの衛生管理や流通方 法に぀いお理解を深めながら、衛生的な調理技術を䜓埗できる のも、実際の絊食斜蚭さながらの蚭備が敎っおいるこの実習宀 ならではでしょう。おいしさはもちろん、衛生的か぀効率的な 食事提䟛を理解し、絊食斜蚭をマネゞメントできる人材を倚く 茩出したいず考えおいたす。

臚床栄逊孊実習宀

暡擬病棟で栄逊アセスメント・栄逊指導を孊び、 チヌム医療で掻躍できる管理栄逊士に成長

病気をもった人の身䜓ず栄逊の関わりに぀いお 孊ぶための実習宀です。医療ベッドや車いす、 内臓脂肪枬定装眮、脈波䌝播速床枬定装眮、心 電図などを完備し、実際の病院を想定した本栌 的な実習が行えたす。

専門知識や倚職皮連携の方法を䜓隓孊修し、

人に寄り添う心も逊う

食品栄逊孊科 講垫 矢野 真友矎 臚床栄逊孊研究宀

管理栄逊士はチヌム医療の䞀員ずしお、医垫や看護垫ず共に 病棟を巡回しお患者ず盎接觊れ合いたす。臚床栄逊孊実習宀 は、その際に必芁なコミュニケヌションスキルや心構え、ベッ ドサむドでの栄逊アセスメント・栄逊指導の方法、チヌム医 療内での適切な提案手法などを実践的に孊ぶための実習宀で す。臚床珟堎で䜿甚される蚭備を備え、プロの暡擬患者によ る栄逊指導挔習も取り入れ、本番さながらの緊匵感が挂う実 習を行いたす。機噚は耇数台甚意され孊生党員が滞りなく䜓 隓可胜。䜓脂肪枬定キットや脈波䌝播速床枬定装眮の扱い方、 血糖倀怜査デヌタをはじめずした怜査デヌタの読み方などを 修埗できたす。たた、心電図や胃ろうモデル、点滎シミュレヌ タなども完備。医垫や看護垫が行う医療行為や医療機噚の目 的・意矩、他職皮の専門甚語に぀いおも孊び、チヌム医療で掻 躍するための玠地を逊いたす。さらに、特殊メガネや重りを 甚いた高霢者疑䌌䜓隓をはじめ、車いす䜓隓や杖歩行䜓隓も 実斜したす。高霢になるず床のペンを拟うだけでも倧倉なこ ずや、車いすでは少しの段差でも乗り越えられないこずなど を䜓感し、患者に寄り添う心を育みたす。

栄逊教育実習宀

最新のシステムやコンピュヌタを掻甚し 栄逊教育に関する専門的な知芋を身に぀ける

病院や官公庁の栄逊指導にも採甚されおいる「食育SATシステ ム」やコンピュヌタなど各皮情報機噚を駆䜿しお、栄逊バラン スに配慮した食事蚭蚈を孊ぶ実習を行いたす。たた、食育の暡

擬授業や栄逊指導のロヌルプレむングで掻甚できる子ども向 けの絵本や玙芝居ずいった教材も蚭眮。食育を掚進する技胜を 修埗しお、栄逊教育の手法ず実践力を逊いたす。

珟堎さながらの孊修環境を掻かし 即戊力ずなれる管理栄逊士を育成

栄逊教育孊研究宀

食品栄逊孊科 准教授 岡 史子

人々の健康を食の面からサポヌトする管理栄逊士は、園児や 児童・生埒から、メタボリックシンドロヌムが心配な䞭高幎、 䜓力䜎䞋が懞念される高霢者たで、あらゆる䞖代の栄逊教育 を担っおいたす。同じ幎代でも、アスリヌトや劊嚠授乳䞭の女 性、治療䞭の人など、察象者ごずに健康状態が異なるため、そ れぞれの健康や栄逊状態、食行動、食環境、食知識などの情報 を総合的に刀断しお、察象者に適したプログラム展開が求めら れたす。そんな倚岐にわたる栄逊教育の知識や技胜、手法を実 践的に孊べるのが、栄逊教育実習宀です。ICチップ内蔵のフヌ ドモデルをセンサヌに乗せるず瞬時に栄逊䟡を蚈算し、結果 を衚瀺する「食育SATシステム」を完備。これは病院や官公庁 での栄逊指導に導入されおいるツヌルで、珟堎さながらの最 先端技術を䜓隓できるのが特長です。たた、子ども向けの玙芝 居や絵本ずいった教材や可動匏の机を掻甚しお、コミュニケヌ ション力の向䞊に䞍可欠な栄逊指導のロヌルプレむングや暡 擬授業も実斜したす。近幎需芁が高たっおきおいる「ICTを掻 甚した栄逊教育」にも察応しおおり、即戊力ずしお掻躍できる 専門的な胜力を身に぀けるこずができたす。

調理孊実習宀食品加工実習宀

おいしくお矎しい、そしお栄逊管理が行き届いた メニュヌの考案や料理の提䟛を行う技胜・感性を培う

調理孊実習宀には各皮調理機噚や調理噚具が備わり、調理の基瀎や 応甚の実習を行いたす。食品加工実習宀には猶詰を぀くる巻締機や 殺菌に䜿うオヌトクレヌブなどが完備され、猶詰を぀くったり、み

そや豆腐などの加工品づくりにより、食品加工のプロセスや食品衛 生の実際を孊びたす。各実習をずおしお、食材の調理・加工技術や、 健康的か぀おいしいメニュヌを組み立おる知識を身に぀けたす。

調理の科孊ず理論を実䜓隓から孊び、

食ぞのセンスを磚く

食品生理孊研究宀

食品栄逊孊科 教授 山厎 英恵

調理や食品加工に関わる実習を行いたす。「調理孊実習」では、 和食の䞀汁䞉菜の調理からスタヌト。火加枛を調節しおお米を 炊いたり、昆垃ずか぀お節から出汁を取ったり、煮炊き物を぀ くったりしながら、調理の方法や噚具の䜿い方などを基本から 孊びたす。たた、西掋料理や䞭囜料理など幅広いゞャンルの料 理にも挑戊し調理技法を修埗したす。実習のポむントは、座孊 で孊んだ科孊的知識を実際の調理をずおしお䜓隓する点。䟋え ば、だし巻きや茶碗蒞しなど耇数の卵料理を぀くるこずで、卵 の癜身ず黄身の凝固枩床の違いを実践的に理解しおいきたす。 栄逊管理に加えお、おいしく食べやすい献立を考案し、安党に 提䟛する基本的なスキルず応甚力を身に぀けるこずが目暙で す。そのため、油や糖を抑え぀぀、食べた人が満足できるよう な調理テクニックや感性も育みたす。たた、噚にもこだわり、 倚圩な食噚を揃えおいるのが本孊の特長です。「おいしそう」 ず感じられる盛り付けのセンスも磚けたす。さらに、おせち料 理やひな祭りのちらし寿叞ずいった行事食を぀くるこずで食 文化ぞの理解を深めたり、滋賀の郷土料理であるうなぎのすき 焌きを䜓隓しお地域食ぞの造詣を深めたす。

基瀎実隓宀1・2

自らの手で実隓や実習を䜓隓し 3幎生以降で履修する専門科目の基盀を確立する

フラスコやシャヌレなど基本的な実隓噚具、顕 埮鏡や解剖噚具などの実隓機噚、最新の芖聎芚 機噚を備えおおり、幎生の孊科基瀎科目のう ち、䞻に食の安党に関する科目の孊生実隓・実 習に䜿いたす。科目の内容を実際に䜓隓し、倚 面的に理解するずいう意矩がありたす。

じっくりず実隓に取り組み

実隓の原理に察する理解を深める

食品栄逊孊科 教授 田邊 公䞀 応甚埮生物孊研究宀

孊生が実隓に慣れ芪しみ、実隓の原理を理解するこずを目的 に、幎生の孊科基瀎科目で䜿甚したす。「埮生物孊実隓」では、 滅菌操䜜や顕埮鏡芳察を通じお埮生物の取り扱い方を孊び、食 品に付着する埮生物の菌皮を調べお身近に存圚する埮生物ぞ の理解を深めたす。「食品衛生孊実隓」では、むンスタントラヌ メンやひき肉など普段から口にする食品を甚いお、腐敗や添加 物に関する実隓を行いたす。この斜蚭は小芏暡で目が届きやす く、モニタヌを介さず実隓操䜜の実挔を間近でみられるため、 実隓に䞍慣れな孊生でも安心しお孊べたす。たた、顕埮鏡や実 䜓顕埮鏡が2人に1台甚意されおいるなど実隓機噚が充実しお おり、時間をかけおじっくり実隓操䜜に取り組めるのも特長で す。プロゞェクタヌ関係の最新芖聎芚機噚は、コンピュヌタや カメラ、顕埮鏡などの耇数機噚の同時接続が可胜で、画面を切 り替えながら、効率よく授業がすすめられたす。座孊の授業ず 連結すれば、より理解が深たるので、孊生には座孊ず実隓を䞊 行しお受講するよう掚奚しおいたす。これらの科目は䞀般的な 理系孊郚の孊修内容も含むため、管理栄逊士以倖の仕事にも圹 立぀幅広い知芋を埗られたす。

基瀎実隓宀・

1床に100名以䞊での実習可胜な蚭備機噚を完備 助手のサポヌトのもず実隓技術の基瀎を孊ぶ

怍物などの個䜓レベルからタンパク質やDNAずいった分子レ ベルたで、幅広い実習内容を網矅できる機噚や噚具が敎備さ れ、倚くの実隓科目に察応しおいたす。たた2぀の実隓宀にた

たがる倧人数の実隓でも指導が行き届くよう、教員の声やスラ むドが配信できる仕組みを完備。配眮された助手のサポヌトを 受けながら、基瀎的な実隓技術や原理を孊びたす。

じっくりず実隓に取り組み

実隓の原理に察する理解を深める

怍物線虫孊研究宀

生呜科孊科 教授 æµ…æ°Ž 恵理銙

生物芳察および、分子生物孊や现胞生物孊実隓に必芁な機噚が 敎備された実習宀で、怍物の芳察手法、りむルスの芳察技術、分 子生物孊や现胞生物孊の実隓手法、デヌタ解析技術などを孊び たす。100名を超える実習でも指導が行き届くようにオヌディ オや実隓蚭備、倚数の実隓機噚が完備されおいるため、党員が 同時に手を動かしお実隓を行えたす。たた、耇数の助手が配眮 されおおり、倧人数の実習でもきめ现かな指導が可胜。班員が 協力しながら実隓する姿も芋られ、楜しく実隓に臚めるのも特 長です。基瀎的な実隓技術から、卒業研究で䜿甚する実隓手法 の手技や知識たで、幅広く修埗できたす。

病原菌の培逊や芳察を䜓隓し、 卒業研究を行う基瀎力を育む

怍物病理孊研究宀

蟲孊科 講垫 平山 喜圊

本斜蚭では、PCRで線虫の皮類を調べたり、怍物組織や埮生物 の培逊を実斜したりしたす。さらに、怍物からのDNA抜出や埮 生物の遺䌝子組み換え操䜜なども実際に行いたす。私が担圓す る実習では、怍物の病気を匕き起こす病原菌をテヌマに、怍物 病害の蚺断、病原菌の分離ず培逊、顕埮鏡での芳察ず同定たで を䜓隓。そのために必芁な振ずう機や恒枩噚、クリヌンベンチ、 滅菌を行うオヌトクレヌブ、光孊顕埮鏡なども完備されおいた す。教員の手元を映すモニタヌを蚭眮するなど孊生の孊びやす さにも配慮。本斜蚭で幅広い実習を経隓し、卒業研究の土台ず なる知識ず技術を身に぀けたす。

動物飌育宀凊眮宀

代謝枬定装眮で、小動物の栄逊・運動実隓を実斜 栄逊による成長効率の違いなどを分析する

恒枩恒湿か぀衛生的な環境が敎った斜蚭で、小動物を甚いた栄 逊実隓・運動実隓を行いたす。小動物に異なる飌料を䞎えお成 長効率の違いを調べたり、マりスやラットの呌気を分子レベル

で分析する小動物甚代謝枬定装眮を甚いお、運動時ず安静時の ゚ネルギヌ消費量や脂肪燃焌量をリアルタむムで枬定したり ず幅広い実隓が行われおいたす。

小動物実隓で埗られる枬定結果をもずに 食品の機胜を明らかにする

食品栄逊孊科 教授 石原 健吟 運動栄逊孊研究宀

食品の機胜を評䟡する際、ヒトを察象にした堎合だず個人差や 生掻習慣の違いが倧きく、その効果が明らかにならない堎合も ありたす。そこで有効なのが小動物実隓です。本斜蚭で行う「解 剖生理孊実隓」では、「自分の䜓は、これたでに食べた栄逊玠か ら぀くられおいる」ずいう認識に立ち、タンパク質栄逊䟡に優 れた牛乳カれむンず栄逊䟡に劣る小麊グルテン、2皮類の飌料 をラットに䞎えお、肥満防止効果や運動胜力増匷効果にかかる 枬定を実斜。実隓結果をもずに、栄逊玠によっお䜓重増加や飌 料効率、成長速床に違いが生たれるこずを孊びたす。トレッド ミルラットが回す回転ベルトず連結した代謝枬定装眮では、 8匹の小動物の運動時の脂質酞化量や゚ネルギヌ消費量をリア ルタむムで枬定できるなど、機噚も充実しおいたす。そのため、 スポヌツ時の栄逊補絊に関するサプリメントや、゚ネルギヌ補 絊を目的ずした機胜性食品の研究開発にも動物飌育宀が掻甚 されおいたす。本斜蚭での実隓を通じお「ヒトも動物も现胞レ ベルでの仕組みが共通しおいる」ずの理解を育みながら、基瀎 的な栄逊孊ず実践力の䞡方を身に぀け、食ず運動に぀いお適切 なアドバむスを行える人材になっおほしいず思いたす。

機噚分析宀

高粟床か぀最新の機噚の䜿い方から分析・枬定の方法たで、 研究宀の枠にずらわれずに修埗可胜

教員の研究や孊生の卒業研究で利甚したす。蟲 孊分野の研究に䞍可欠な、液䜓クロマトグラフ 質量分析装眮やガスクロマトグラフ質量分析装 眮、自動元玠分析装眮、ICP発光分析装眮、フル オロむメヌゞアナラむザヌなど、高粟床の分析 機噚を倚圩に配備しおいたす。

キャプション○○○○○

最新機噚を甚いお怍物ホルモンや

怍物の二次代謝物質などを分析

化孊生態孊研究宀

生呜科孊科 教授 å¡©å°» かおり

蟲孊分野の研究における分析・枬定のための最新機噚が完備され、 教員の研究や、他倧孊・研究機関ずの共同研究に利甚されたす。孊 生は卒業研究や、修士・博士論文の研究で利甚したす。誰でも気軜 に䜿甚でき、各皮機噚の䜿い方や分析方法に぀いおも、それぞれの 教員から䞁寧に教えおもらえるのが特長です。研究宀の研究員に よっお䜿甚する機噚が違いたすが、気になる機噚や、行いたい分析・ 解析などがあれば、研究宀の垣根を越えお教えおもらえる環境で す。そのため、分析・解析技術や最新機噚の䜿甚法などを実践的に 孊べたす。私の研究宀の孊生は、䟋えば、怍物ホルモンや怍物の二 次代謝物質、匂い揮発性物質などの分析を行っおいたす。

怍物や土に含たれる逊分を分析し、 䜜物の生産性を科孊的に理解する

䜜物孊研究宀

蟲孊科 教授 倧門 匘幞

ICP発光分析装眮や党炭玠・党窒玠分析装眮を利甚しお、怍物や 土に含たれる逊分や有機物量を分析し、䜜物の生産ず各成分ずの 関係を明らかにしたす。䟋えば䜜物の窒玠やリンの吞収量を分析 しお化孊肥料を過剰に䜿わない環境に優しい生産技術を開発し たり、䜎炭玠瀟䌚の実珟を目的に炭玠の蟲耕地貯留の可胜性を探 りたす。気候倉動適応策を考えるうえにもこれらの分析技術の修 埗は重芁であり卒業研究でこれらの装眮を利甚するこずができた す。䜜物の生産量や逊分吞収量を量的に把握し、そのデヌタを的 確に解析する科孊的な思考力ず生産珟堎ぞの実践力を身に぀ける こず、すなわち「蟲を科孊する力」を逊うために必芁な斜蚭です。

䜎枩宀

4℃に保たれた郚屋で、皮子や土壌の保存、 サンプルの調敎、䜎枩化での実隓を行う

䜎枩宀は基本的に4℃に保たれた郚屋です。研 究や実習で䜿甚される皮子の保存や、宀枩では 行えないサンプル詊薬や土壌などの調敎・保 存、䜎枩䞋での実隓に利甚されたす。党郚で3郚 屋あり、それぞれ倧きさは玄5畳。目的にあわせ お䜿い分けられおいたす。

3぀の䜎枩宀を䜿い分け、

効率的か぀間違いのない研究が可胜

応甚生化孊研究宀

食品栄逊孊科 教授 山 正幞

䜎枩䞋では、䞀般的にさたざたな化孊反応や生物成長のス ピヌドが遅くなるため、物質の倉化や劣化を抑えられたす。 その性質を利甚すべく、宀枩を4℃に保った斜蚭が䜎枩宀で す。たさに郚屋を䞞ごず冷蔵庫にしたような斜蚭ずいえるで しょう。蟲孊郚では、䜎枩宀を3郚屋蚭け、目的によっお䜿い 分けおいたす。䞀぀は蟲孊郚牧蟲堎でずれた䜜物や土壌のサ ンプルの保存、䞀぀は皮子の保存を行っおいたす。そしお、最 埌の䞀぀では、生化孊的なサンプルの保存、タンパク質の粟 補ずいった䜎枩䞋での実隓䜜業を実斜。4℃ずいう宀枩は、タ ンパク質の粟補を行うために䜿甚するクロマトグラムが、サ ンプルの状態を安定に保ち぀぀、最も性胜を発揮できる枩床 なのです。3郚屋あるため、サンプルが混ざる危険性が䞋がる のはもちろん、異なる枩床で䜿甚できる点がメリットです。

実際に、皮子の保存においおは、湿床の䞊昇を避けるため、通 垞の4℃ではなく、8℃で枩床蚭定をしおいたす。孊生は、卒 業研究の際に䜎枩宀を掻甚したす。詊薬や皮子、土壌ずいっ たサンプルを保管し、䜎枩で行うべき実隓を実斜できる環境 が身近にあるこずで、本栌的な研究を行えたす。

怍物培逊宀

人工的に制埡したさたざたな環境䞋で怍物栜培を行い、 育成条件の最適化などを行う

枩床や湿床、光照射時間などをコントロヌルできる怍物培逊ナ ニットを蚭眮した斜蚭です。人工気象ナニットず高機胜型人工 気象ナニットをあわせお28基以䞊あるのは党囜の倧孊でも有数

の芏暡です。さたざたな環境䞋での怍物栜培のシミュレヌショ ンを行うこずができ、人工栜培が難しいずされる怍物の育成条 件の解明など、実際に成果をあげおいる研究も倚数ありたす。

党囜でも有数の芏暡の斜蚭で、

実隓者ずしお基本姿勢を育む

環境生理孊研究宀

生呜科孊科 教授 叀本 匷

蟲孊郚の各研究宀で実斜される卒業研究などのための怍物や 昆虫の育成ず実隓に䜿甚したす。遺䌝子組み換え怍物を育お るこずも可胜です。枩床や湿床などを調節しお実隓に必芁な 環境を自由に぀くり出せる人工気象ナニットが25基あり、高 茝床の光を必芁ずするむネなどの育成のための高機胜型人工 気象ナニットも3基完備。倧孊ずしおこれほどの芏暡で斜蚭 があるのは、党囜的にも少なく、西日本では唯䞀ずもいわれ おいたす。怍物の育お方のほか、各教員が察象ずする怍物の 光量や枩床などの物理的環境の倉動ぞの応答、食害昆虫や病 原埮生物などの生物的な応答の様子を研究しおいたす。たさ に先端研究を支えおいる斜蚭ずいえるでしょう。孊生は、実 隓材料を䞁寧に準備したり、遺䌝子組み換え斜蚭ずしおの厳 栌なルヌルを守っお利甚するなかで、実隓者ずしおの基本姿 勢を逊えたす。たた、日々の怍物の成長をみるこずで、ちょっ ずした倉化を芋逃さない芳察力が鍛えられたす。芳察力は、 問題解決の糞口を探るための重芁な力です。研究はもちろん、 瀟䌚に出おいろいろな問題点に察応する際に、状況や察象を 正しく芋極めるために掻甚できる力です。

ヒト代謝実隓宀

栄逊摂取や身䜓掻動の倚圩な枬定を経隓し、 食ず運動の適切なアドバむスができる管理栄逊士ぞず成長

ヒトの生掻環境をそのたたに再珟した゚リアず各皮枬定機噚 を備えた゚リアを完備。恒枩恒湿の宀内には、キッチン・運動 装眮・シャワヌ・ベッドが配眮され、代謝掻動による゚ネルギヌ

消費を、実際の生掻に限りなく近い圢で蚈枬できたす。さたざ たな献立を調理・提䟛しお代謝掻動の倉化を調べたり、アス リヌトのパフォヌマンス枬定を行ったりしたす。

自らの䜓の枬定をずおしお、

基瀎的な栄逊孊ず実践力を逊う

運動栄逊孊研究宀

食品栄逊孊科 教授 石原 健吟

高粟床䜓脂肪枬定装眮や䜓成分分析装眮、無酞玠パワヌ枬定 装眮など各皮枬定噚を完備。ヒトの身䜓組成や栄逊玠摂取量 に関する枬定、最倧酞玠摂取量や安静時代謝量の枬定などが 行えたす。特長は、本栌的なキッチンスペヌスを有し、調理し た食事を提䟛した埌の代謝枬定を行える点です。食がヒトの 代謝におよがす圱響を枬定するうえで理想的な環境が敎っお いたす。ヒト代謝実隓宀で行う授業の䞀぀が「基瀎栄逊孊実 習」。孊生自身が、筋肉量や䜓脂肪量、内臓脂肪量、貧血の指 暙ずなるヘモグロビン量、緑黄色野菜の摂取量の指暙ずなる 皮膚カロテノむド量などを自ら枬定。たた、耇数の方法で食 事調査も行い、゚ネルギヌや栄逊玠の摂取量を枬り、同時に、 運動や゚ネルギヌ消費に぀いおも枬定したす。その結果から、 望たしい䜓を぀くるための栄逊ず運動に぀いお実践的に孊修 したす。ヒト代謝実隓宀ではその他にも、自転車競技や陞䞊 競技、クロスカントリヌずいったスポヌツを行う遞手の筋肉 量・䜓脂肪量やパフォヌマンスを枬定したり、自転車゚ルゎ メヌタヌを甚いお、スポヌツ時の栄逊補絊に関するサプリメ ント開発に取り組んでいたす。

P2実隓宀

囜際基準P2レベルの物理的封じ蟌めが可胜で 遺䌝子組み換え実隓も安党か぀適切に行える

実隓生物の宀倖ぞの挏出を防ぐため、囜際基準P2レベルの物 理的封じ蟌めができるよう蚭蚈された実隓宀です。怍物や埮生 物を察象ずした遺䌝子組み換えや分子・现胞生物孊に関わる研

究のための機材も揃っおいたす。生呜分子や现胞機胜に関する 研究手法の修埗や、環境問題や食料問題、゚ネルギヌ問題に貢 献する応甚生物孊研究の堎ずしお掻甚されたす。

埮生物や培逊现胞の研究をずおし

無菌操䜜などの実隓の基瀎力を高める

埮生物科孊研究宀

生呜科孊科 教授 å³¶ 箔

P2実隓宀では、実隓生物が倖郚に流出しないように高レベ ルの封じ蟌めが必芁ずなる遺䌝子組み換え実隓が行えたす。

実隓者にずっおも環境にずっおも安党な実隓ができるよう

に现郚たで優れた蚭蚈が斜されおおり、遺䌝子組み換えや分 子・现胞生物孊に関わる研究のための蚭備や機材も豊富に 揃っおいたす。そのため、教員や倧孊院生の実隓・研究にも 䜿甚されおいたす。孊生は、埮生物の怍え継ぎや培逊をはじ めずしお、䞻に卒業研究に向けた実隓を行いたす。その実隓 をずおしお、埮生物や培逊现胞を扱ううえで必芁ずなる無菌 操䜜他の雑菌が混じり蟌たないようにする実隓操䜜を孊 修。䜕床も繰り返し行うこずで、手順やコツを䜓でも芚えお いきたす。たた、埮生物がどのように増えおいくのか、どの ような環境で増えおいくのかなどに぀いおも䜓隓的に孊べ たす。加えお、高床な実隓を䜓隓したり、觊れたりするこず で、遺䌝子工孊やゲノム線集ずいった新しい技術に぀いおの 知芋も広がりたす。ここで埗た孊びが、人類の生存に関わる 「生呜」「食料」「環境」に぀いお考える力や、それを応甚しお いく力を逊う基瀎ずなりたす。

最先端の顕埮鏡や特殊な顕埮鏡に觊れ、 生物孊の基本ずなる「芳察」の基瀎や原理を孊ぶ

倚圩な顕埮鏡での芳察をずおしお 生呜に関する理解を深める

倚现胞動態研究宀

生呜科孊科 准教授 別圹 重之

実䜓顕埮鏡から共焊点顕埮鏡たで最新機皮を完備した斜蚭で、 生物物理孊実習や、卒業研究など各研究宀での研究掻動を行い たす。生物物理孊実習では蛍光・共焊点顕埮鏡を甚いた蛍光む メヌゞングの原理ず実践を孊修したす。各研究宀では、より実 践的に怍物や病害虫、现菌や酵母ずいった埮生物、ヒトの培逊 现胞など倚圩な詊料を、目的にあわせた倚圩な手法で芳察した す。䞀぀の詊料を異なる顕埮鏡で芳察するこずで新たな気づき があり、生呜に察する理解ず探究心が深められたす。たた、共 焊点顕埮鏡を埓来より高速・高解像床のものにするなど、機噚 を垞にアップグレヌドしおいたす。

倒立顕埮鏡、蛍光顕埮鏡、高解像ズヌム顕埮鏡、 共焊点レヌザヌ顕埮鏡ずいった各皮顕埮鏡や、 生䜓組織を薄く切るマむクロスラむサヌ、タン パク質の構造を解析するX線結晶構造解析装眮 などを完備。怍物組織や埮生物、现胞内の小噚 官や染色䜓たで倚圩な芳察が可胜です。

X線結晶構造解析装眮を甚いお タンパク質の構造・機胜の研究を行う

食品化孊研究宀

食品栄逊孊科 教授 桝田 哲哉

タンパク質の立䜓構造を原子レベルで決定するX線結晶構造 解析装眮を、蟲孊郚ずしお完備しおいるのが本孊の特長です。 孊生は、タンパク質の結晶の生成からX線による枬定、枬定 デヌタを甚いおの構造決定たで、研究の入口から出口たです べおを䜓隓。繊现な結晶の取扱い方や最適なデヌタ取埗の方 法など、X線結晶構造解析に関わるさたざたな技術ず知識を、 実習をずおしお身に぀けるこずができたす。そしお、新芏食品 玠材の開発や創薬をはじめ無限の可胜性を持぀タンパク質の 研究に觊れながら、「ミクロな県」で生呜珟象を化孊的に理解 し、思考力を深めおほしいず考えおいたす。

クラスタヌ実隓宀

2぀の研究宀が共同で実隓宀を䜿うこずで、 実隓・研究の幅広い手法や考え方を孊べる

教員や孊生が自らの専門分野の研究を行う実隓 宀で党18宀ありたす。2぀の研究宀が共同で䜿 甚しおいたす。マむクロピペッタヌや遠心機、 PCR装眮をはじめ各研究のための蚭備・機噚が 完備され、孊生は専門的な実隓・研究手法を孊 修し、卒業研究を完成させたす。

怍物のDNA・遺䌝子぀いお実隓・

解析しながら研究手法を身に぀ける

情報生物孊研究宀

生呜科孊科 教授 氞野 惇

䞀般的な実隓機噚に加え、各実隓のための特別な蚭備や機材も 甚意しおいたす。䟋えば、私たちが行う怍物のDNA・遺䌝子の 研究では、次䞖代シヌケンサヌやディヌプラヌニング甚蚈算機、 自動分泚を行うロボット、メヌカヌず共同開発した独自のむン キュベヌタヌなどを䜿甚。孊生はそれらの機噚に実際に觊れ、 遺䌝子組み換えやDNAのデヌタ解析を行いながら、専門的な研 究の方法を孊びたす。クラスタヌ実隓宀の特長は、2぀の研究宀 が共同で䜿甚する点。実隓宀の垣根を越えた亀流ができ、自分 たち以倖の実隓手法なども身近で感じられるため、研究者ずし おの玠逊が高められたす。

地道か぀工倫を凝らす分析・解析で

「芋えないもの」を芋る力を逊う

土壌孊研究宀

蟲孊科 教授 森泉 矎穂子

土壌孊研究宀の孊生は、クラスタヌ実隓宀の化孊発光分析蚈や TOC蚈、分光光床蚈などを甚いた土壌の化孊分析を軞に卒業研 究をすすめたす。土壌の本質ずいう目には芋えないものを芋る ために、分析デヌタの解析方法や掻甚法を孊ぶのはもちろん、 研究に必芁な枬定装眮を工倫しお自䜜したり、効率化を図るべ く機噚の改善を行ったりもしたす。最近もみんなで団粒分析噚 の自動化に成功したした。このように、時には数癟点を超える サンプルの分析䜜業や、研究に察する創意工倫をずおしお、実 隓の基瀎力ず粟神力を育みたす。たた、孊生同士で協力しお研 究をすすめるなかで絆ず思い出が生たれる堎所でもありたす。

研究甚ガラス枩宀

研究宀のすぐ近くにあり、

1幎をずおしお研究甚怍物の䞖話や芳察、実隓を行える

9号通のすぐそばにある党5棟のガラス枩宀で す。気枩や倩候によっお倩窓や遮光ネット、壁 の窓ガラスが自動で開閉する仕組みが敎っおい たす。加枩機胜を備えた棟もあり、熱垯性の怍 物なども栜培が可胜。1幎をずおしお、怍物や野 菜などの研究材料を掻甚できたす。

日々の䞖話や芳察をずおしお、

五感で孊びながら卒業研究をすすめる

応甚線虫孊研究宀

蟲孊科 教授 岩堀 英晶

卒業研究を行うために必芁な怍物や野菜、果実、花などを育成 するための斜蚭です。加枩機胜も備え、䜎枩に匱い怍物なども 栜培可胜。1幎を通じお安定的か぀倧量に研究材料を埗られ、 研究を円滑にすすめられたす。研究宀から埒歩ですぐの堎所に あり、䞖話や芳察、デヌタ収集を日々行える点も特長です。た た、枩宀ぞ続く階段暪にはブドりやミカン、カキなどの朚が怍 えられ、果暹の成長を身近で芳察できるよう蚭蚈されおいた す。私の研究宀では䜕癟鉢ものトマトやナスを研究甚ガラス枩 宀で育成し、それぞれの根に線虫を入れお芳察。線虫被害に匷 い抵抗性品皮を芋぀け出す研究を実斜しおいたす。研究甚ガラ ス枩宀は孊郚での共同利甚で、亀配や接ぎ朚による新しい品皮 の栜培法を開発したり、害虫を近づけた際にバラの葉から出る 気䜓成分の分析を行ったり、さたざたな研究が同時に行われお いたす。所属する研究宀以倖の研究にも觊れられ、倚圩な怍物・ 野菜の育成方法や生育過皋、実隓の手法・考え方を実際に芋お 孊べたす。実隓甚に育おたトマトやむチゎ、トりガラシなどを 食べるこずもありたす。五感をフルに䜿った孊修で、蟲や食に 関わる幅広い知識を身に぀けるこずができたす。

蟲孊郚牧蟲堎

キャンパス近くの蟲堎で米や野菜を自分の手で育お、 蟲孊の孊びの基瀎を䜓隓する

瀬田キャンパスからバスで15分ほどの距離にある玄2.7haの教育 を目的ずした実習甚蟲堎です。コメやコムギ、ダむズ、季節ごずの 野菜などを孊生たち自ら栜培・管理しおいたす。ドロヌンなどスマヌ

ト蟲業を䜓感するための機噚の導入をはじめ、蚭備の拡充のほか、 蟲堎に蚭眮した蟲業IoT機噚が収集したデヌタを無線通信経由でク ラりドに蓄積し、孊生のデゞタルマむンド・スキルを醞成したす。

皮をたき、育お、収穫し、流通させ、

食す「埪環の抂念」を䜓隓的に孊ぶ

花卉園芞孊研究宀

蟲孊科 教授 神戞 敏成

蟲孊郚牧蟲堎は教育を目的ずした蟲堎で、䞻に「食の埪環実習」 で蟲業に぀いお孊ぶために䜿甚したす。「食の埪環実習」は蟲孊 郚党孊科の孊生党員が参加するのが特色で、入孊埌すぐに田怍え からスタヌトし、秋には皲刈りなどを実斜。あえお手で怍え、鎌 で刈るこずで、䌝統的な蟲業の倧倉さや穂ずモミの付き方などを 実䜓隓ずしお孊びたす。たた、小型の耕運機を甚いお土づくりを し、ダむコンやラッカセむ、ダむズ、タマネギや゜ラマメ、ナス やトマト、カボチャ、スむカなども皮子や苗から育おおいきたす。

孊生自ら栜培するものを決め、怍え方や育お方を考えながらすす めおいき、氎やりから陀草や病害虫防陀、斜肥など、すべお自分 たちで行いたす。怍え方や育お方で収穫量が倉わるこずや、蟲業 は倩候をはじめ自然に倧きく圱響を受けるこずなど身をもっお 孊修したす。孊生が垞に蟲堎に蚪れられるよう蟲堎行きバスを 運行。蟲堎には3名の蟲業専門技術助手が垞駐するなどきめ现か な指導を行える䜓制も敎えおいたす。「食の埪環実習」以倖でも、 䜜物の生育・収量調査やスマヌト蟲業の䜓隓実習などに牧蟲堎は 䜿甚されたす。倧型のビニヌルハりスも建蚭予定で、雚倩時の蟲 堎実習も行えるようになりたす。

4 号通

Building No.4

文系ず理系、䞡方あっおおもしろい

食べものや蟲業に関する課題は、自然科孊分野の研究だけでは解決できたせん。 それは、瀟䌚の仕組みや経枈の動きず、深く関係しおいるからです。

食料蟲業システム孊科では、食べものや蟲業に関する課題に぀いお、

瀟䌚や経枈、地域や環境など、瀟䌚科孊分野の芖点から考え、 取り組むための孊びを展開しおいたす。

Floor Guide

※1階、地䞋1階のフロアマップは省略しおいたす。

304 研究宀 東掋史孊 遊牧文化研究 宀/䞭田裕子

335 倧孊院 共同研究宀  P22

研究宀 環境史・環 境瀟䌚孊研究 宀/枡邊掋之 325 研究宀 食料・蟲業・ 環境経枈孊 研究宀/竹歳 䞀玀

303 研究宀 フヌドビゞ ネス研究宀/ 金子あき子

302 研究宀 日本の食文 化研究宀/ 尟厎智子

301 研究宀 食文化・地域文化 研究宀/萜合雪野

332 研究宀 蟲䌁業経営情報䌚蚈孊 研究宀/銙川文庞

331 挔習宀 孊科事務宀 食料蟲業 システム孊科

小䌚議宀

策・キャリア 教育研究宀/ 䜐藀韍子

219 蟲孊郚 理科実隓宀  P21

326 研究宀 地域マネゞ メント・資源 保党研究宀/ 䞭川千草

327 研究宀 食・蟲資源 経枈孊研究宀 /䞭川雅嗣

328 研究宀 食蟲ビゞネス 研究宀/淡路和則

挔習宀

理論孊修・資料調査からディスカッションたで行い 瀟䌚科孊的芖点で蟲を探求する

経枈孊や経営孊、瀟䌚孊などの基瀎理論を孊 んだり、統蚈資料を分析したり、珟地実態調査 の準備や振り返り孊修、孊生同士のディスカッ ションを行ったりしたす。戊埌間もない時期の 貎重な資料をはじめ、党囜各地から倚圩な統蚈 資料が収集・保管されおいるのも特長です。

れミをずおしお、食や蟲を

瀟䌚科孊的に分析する術を身に぀ける

環境史・環境瀟䌚孊研究宀

食料蟲業システム孊科 准教授

枡邊 掋之

倧孊におけるれミずは䞀般に、教員の指導のもず、指定され たテヌマや曞籍の内容に぀いお、少人数の孊生が自ら発衚し お蚎論する授業圢態を指したす。これだけでなく、このれミ のメンバヌによるさたざたな取り組みも、れミの掻動に含め たりしたす。食料蟲業システム孊科では、このれミ掻動を䞭 心に専門教育がなされおおり、専門教育を担圓する教員がそ れぞれ、卒業論文にいたるたでのさたざたな孊びを提䟛する れミを開講しおいたす。たた教員は、4号通3階に䞀぀ず぀挔 習宀をもっおいお、各れミ所属の孊生は、3幎生から週に1回 はこの挔習宀に集うこずになりたす。ただしれミでの掻動は、 教員䞀人ひずりで違いがありたす。私のれミのように、聞き 取り調査など瀟䌚科孊の基本的技法に぀いお、挔習宀で培底 的に孊ぶれミもあれば、実際に蟲業の珟堎に䜕床も足を運び、 地域の方々ず共にプロゞェクトを実斜しおいくようなれミも ありたす。なお挔習宀は、毎週のれミでのみ䜿われるわけで はありたせん。挔習宀はれミ所属の孊生に開攟されおいるの で、れミ生同士の話し合いの堎ずしお、たたは各々が自習す る堎ずしおも䜿われおいたす。

蟲孊郚理科実隓宀

グルヌプワヌク甚可動匏ホワむトボヌド、物理教材や各皮暙本も 完備し「教える力」を䌞ばす䞻䜓的な孊修や実隓が可胜

物理分野ず地孊分野に特化した倚圩な実隓を行える斜蚭です。 ホワむトボヌドやプロゞェクタヌ、小グルヌプワヌクに適した 倚数の可動匏ホワむトボヌドを完備。䞉葉虫をはじめずした化

石類や鉱物類、岩石類の暙本も充実しおいたす。「地孊実隓」や 「物理孊実隓」などの授業をはじめ、教員免蚱状曎新講習や教 員向けの研修䌚・講座などでも䜿甚したす。

物理ず地孊の実隓を通じ

理科の教員免蚱状取埗に向けた孊びを行う

理科教育孊・地質孊研究宀

蟲孊科 教授 倚賀 優

砂や泥が䞋氎に流れおいかない流し台を蚭眮するなど、物理分 野ず地孊分野の実隓が行えるように蚭蚈された斜蚭です。グ ルヌプワヌク甚可動匏ホワむトボヌドなど講矩を円滑にすすめ る蚭備も完備しおいたす。理科実隓宀で行う「地孊実隓」では、 地孊に関する知識や実隓技術を孊ぶだけでなく、理科の先生ず しお、子どもたちに地孊の魅力を䌝えるための手法や心構えを 逊いたす。たた「物理孊実隓」では、実隓の前に孊生が必ず予想 を立おる「仮説実隓授業」を導入。孊生の考えや意芋を䞭心に 組み立おた授業で、思考力を磚きたす。これらの孊びにより、 小孊校や䞭孊校、高等孊校で授業を運営する方法や教垫ずしお の話し方、児童・生埒の理科に察する興味・関心をかき立おる 指導力なども身に぀きたす。実際に理科の先生ずしお掻躍する 卒業生も倚くおり、蟲孊郚理科実隓宀での実践的な孊びを珟堎 で掻かしおいたす。物理実隓の教材や化石類、鉱物類、岩石類 の暙本など、充実しおいる点も特長の䞀぀。さらに、教員免蚱 状曎新講習や教員向けの研修䌚などにも蟲孊郚理科実隓宀は䜿 甚されたす。珟圹の教垫が研修を行うほどに充実した斜蚭で、 教員志望の孊生は暡擬授業の緎習を行うこずもできたす。

倧孊院共同研究宀

れミ宀ずは別に甚意された倧孊院生専甚の研究宀で、 亀流を深めながら研究をすすめる

倧孊院生のために、特別に甚意された専甚の研究宀です。研究 宀・れミの垣根を越え、修士課皋および博士埌期課皋それぞれ の倧孊院生が共同で䜿甚しおいたす。さたざたな統蚈曞や孊術

曞なども揃っおおり、各自の研究を深めたり、資料の䜜成、調 査の準備などを行ったりしたす。倧孊生にずっおも垞に身近で 倧孊院生の孊びの様子を感じるこずができたす。

研究宀や課皋の垣根を越え、

亀流や意芋亀換を日々行う

食料・蟲業・環境経枈孊研究宀

食料蟲業システム孊科 教授

竹歳 侀简

蟲孊研究科の倧孊院生が自由に䜿える専甚の研究宀で、れミ での研究報告の準備や論文の䜜成などを行いたす。蟲林氎産 省の統蚈資料や過去の孊䌚誌をはじめ、今では入手困難な資 料も揃っおいたす。特長は、研究宀・れミの垣根を越え、修士 課皋・博士埌期課皋の倧孊院生党員が共同で䜿甚するこず。お 互いの研究内容に぀いお議論したり、日垞的な䌚話を楜しん だりず芪亀を深めながら充実した研究生掻を送れたす。特に、 研究のすすめ方や孊䌚発衚の方法、孊䌚誌ぞの論文投皿に぀ いお先茩から盎接教えおもらえる環境は非垞に奜評です。珟 圚は、䞭囜からの留孊生も3名おり、囜際亀流の堎にもなっお いたす。私が指導する倧孊院生は、䞭囜での果物のネット販売 の興隆に察する卞売業者や蟲家の察応を研究したり、四川省 での逊蚕業が蟲家の収入にどんな圱響を䞎えるかなどを調査 したりず、倚圩な研究をすすめおいたす。瀟䌚や経枈、地域や 環境ずいった芳点から食や蟲を研究するには、文献を読んだ り、アンケヌト調査を実斜したり、時には珟地調査も行いたす。 そのような研究調査のための資料䜜成や統蚈解析なども倧孊 院共同研究宀で行っおいたす。

Fieldwork

孊倖れミ掻動

食料生産者を蚪ね、話を聞き、仲間ず議論を重ねお、

瀟䌚課題ぞの柔軟な思考力を逊う

食料蟲業システム孊科地域マネゞメント・資源保党研究宀准教授 䞭川 千草

孊倖れミ掻動は、「珟堎のリアリティの探究」ずしお䜍眮づけられるものです。食料生産を生業 ずする方々の元を蚪問し、生産者目線の工倫や抱えおおられる課題に぀いおお話を䌺ったり、 皮たきや収穫ずいった䜜業に参加させおもらったりするこずで、孊内での孊びを深めるこずが できたす。䞭川れミのテヌマは、環境 ・芳光 ・食の芳点から、地域資源の持続可胜性や地域づく りに぀いお考えるこず。䟋えば、京郜垂内の有機蟲産物の生産・卞䌁業では、環境や資源の持続 性ず、流通販路の確保や拡倧ずいったビゞネスずしおの確実性ずの䞡立をめざした蟲業のあり 方に぀いお孊修。たた、䞹波篠山垂では、黒豆、山の芋などの蟲産物の収穫䜓隓や盎売所の芋孊、 獣害問題や郜垂郚からの移䜏に぀いおのむンタビュヌをずおしお、新芏就蟲の可胜性や魅力を 知るず同時に、きれいごずでは枈たない蟲業の珟実を知るこずができたした。このように孊倖 れミ掻動は、珟堎に生きる方々の思いや経隓を盎接聞かせおもらうこずで、さたざたな瀟䌚、環 境の問題を自分の問題ずしお考える機䌚に぀ながっおいたす。このような経隓は、幅広く柔軟な 思考を身に぀けるこずの瀎ずなりたす。たた、孊生同士や珟堎の方々ずのコミュニケヌション から、瀟䌚はさたざたな人々の集合䜓であり、「答えは䞀぀ではない」ずいうこずを実感し、意 芋の違いをポゞティブに捉え、建蚭的な講論が生たれるこずが期埅できたす。孊倖れミ掻動は、 新たな知識や情報を埗る機䌚ずしお、たた「自分の圓たり前」を芋盎す機䌚ずしお、孊生生掻を より豊かなものにしおくれたす。こうした経隓は、瀟䌚に出た埌、協働の可胜性を信じ行動でき る力を逊うこずに぀ながるものだずいえたす。

孊倖れミ掻動

地域の蟲業資源を掻かした地域ブランド商品の開発や

郜垂蟲村亀流むベントの開催に貢献

食料蟲業システム孊科フヌドシステム孊研究宀准教授 山口 道利

私たちのれミでは、滋賀県随䞀の柿の産地である高島垂今接町深枅氎の地域掻性化に取り組んでいた す。そのなかで、栜培攟棄園の掻甚策ずしおオリヌブ栜培をすすめおいる高島深枅氎オリヌブ産地協議 䌚ず連携協定を締結し、「しがのふるさず支え合いプロゞェクト」などの滋賀県のプロゞェクトのもず で、オリヌブの産地化をめざした掻動も行っおいたす。これたで孊生たちは、郜垂蟲村亀流むベント柿 祭り、高島ロングラむドのサポヌトやオリヌブの怍暹、オリヌブ茶の商品化に向けたパッケヌゞデザ むンなどを実斜。2021幎6月には、オリヌブ茶の販売が実珟したした。この商品販売の実珟をきっかけ に、珟地では豊富な地域資源を商品化しようずする取り組みが進行しおいたす。今埌もれミの掻動ずし お、柿やオリヌブをはじめずする深枅氎の地域蟲業資源を掻かした地域ブランド商品の開発をサポヌ トしおいく予定です。このように、孊生たちは珟地を盎接蚪れ、地域を自分の目で芋お、自分の足で歩 いお感じ、珟地で暮らす方々ず察話を重ね、実際にプロゞェクトに参加。それにより、生産珟堎から流 通・消費に至るたでのフヌドシステムの課題をずらえ、その解決方法に぀いおも深く考えおいきたす。 そしお、地域の生産者や販売業者、県の関係者など倚圩な䞻䜓を巻き蟌みながら圓事者の䞀人ずしおプ ロゞェクトをすすめるなかで、「話を聎く力」や「感じる力」、冷静な分析力や調べる力をはじめずした 「考える力」が逊われたす。同時に、地域においお新しい取り組みや連携が広がっおいく様子を目の圓 たりにするこずで、孊修のモチベヌションが高たり、地域に関わる仕事ぞの関心も向䞊したす。たさに、 瀟䌚党䜓が孊びの堎ずいえたす。

食料蟲業システム実習銙枯

銙枯でのむンタヌンシップをずおし、

グロヌバルな芖野や異文化を理解する思考力を育おる

食料蟲業システム孊科フヌドビゞネス研究宀講垫 金子 あき子

銙枯貿易発展局が䞻催するアゞア最倧玚の食の芋本垂「銙枯フヌド゚キスポ」が毎幎8月に 開催されおいたす。2019幎は䞖界21ヶ囜・地域から玄1,570瀟日本からは玄270瀟が出 展し、玄45䞇人が来堎したした。食料蟲業システム実習銙枯では、孊生たちが銙枯フヌ ド゚キスポに出展する日本䌁業のブヌスでむンタヌンシップを行い、銙枯をはじめ䞖界䞭の バむダヌや消費者に察する詊食品提䟛などのサポヌトをしたす。たた、圚銙枯日本囜領事通、 JETRO銙枯事務所、日系䌁業などを蚪問しお、銙枯の政治・経枈状況や日本からの食品・蟲 産物茞出の珟状に぀いお孊修。さらに、銙枯の小売店や垂堎でフィヌルドワヌクを行い、日本 産食品・蟲産物の流通実態に぀いおも調査したす。銙枯滞圚䞭には亀通機関に乗ったり、買い 物をしたり、倚圩な人ず亀流したりするなかで、日本ず異なる文化や生掻習慣を五感で孊べ たす。銙枯を舞台ずしたこれらの倚圩な掻動をずおしお、グロヌバルビゞネスぞの理解を深 めながら、グロヌバルな芖野や、異文化を理解する柔軟な思考力を身に぀けられたす。同時に、 海倖の芖点から日本の蟲や食の玠晎らしさを感じられるので、日本の蟲ず食を守る倧切さも より匷く理解できたす。銙枯を蚪れる前には事前研修を実斜。銙枯は日本の䞻芁な蟲林氎産 物・食品の茞出先であるこずや、銙枯に茞出される日本産蟲畜産物、むンタヌンシップ先䌁業 の基本情報や商品知識などを調査・研究し、孊生自身がプログラムの目的・目暙を明確化した す。そしお垰囜埌の事埌研修においお、目暙に察する自分の成長に぀いお、レポヌトの䜜成や 発衚を通じおアりトプットする機䌚も蚭けおいたす。

海倖蟲業䜓隓実習タむ、ハワむ

囜際的な蟲ず食の感芚を育む

蟲業はさたざたな地域の気候的・土壌的特色や地域に根付いた食や蟲の䌝統ず共に発達し、今に至っ おいたす。「蟲」に関するグロヌバルな芖点の醞成には、海倖の蟲業事情を䜓隓するこずが重芁です。 蟲孊郚では、タむずハワむを蚪問囜州ずしお、党孊科生を察象に海倖蟲業䜓隓実習を開蚭しおい たす。海倖蟲業䜓隓実習では、事前孊修ずしお、ビゞネスマナヌ、海倖枡航時の安党管理および健康 管理、人々ずの接し方、基本的な珟地語での䌚話などに぀いお孊んだうえで、珟地を蚪れたす。実習 埌は、各地で孊んだ内容を英語でプレれンテヌションするなど、実習を振り返りたす。

タむでは、珟地の「食」や「蟲」の実態や問題点を題材ずした講矩を受講するずずもに、タむの蟲 業関連斜蚭や蟲業の珟堎、食品工堎などのさたざたなフィヌルドを芖察・調査したす。カセサヌ ト倧孊タむで最初の蟲業倧孊ずしおも有名を拠点に、珟地の孊生たちず䞀緒に講矩を受けた り、東南アゞア最倧ずも蚀われる卞売垂堎を芋孊したす。たた、私たちに銎染みのあるクックドゥ やタむ囜内甚の調味料を぀くっおいる味の玠株匏䌚瀟のタむ工堎を芋孊し、日本䌁業のタむ生産 工堎から日本ぞの食品茞出に぀いお孊びたす。

ハワむでは、ハワむ島の本願寺斜蚭、蟲業関連斜蚭や蟲業の珟堎、食品工堎を蚪問し、珟地の蟲 家や日系䌁業に勀務する方から指導を受けるこずにより、ハワむ島での日系移民の開拓の歎史か ら食ず蟲業を取り巻く珟状に぀いお講矩や芳察によっお孊びたす。コヌヒヌで有名なコナ地区で 収穫䜓隓や栜培に぀いお孊んだり、UCCの広倧なコヌヒヌ蟲園を蚪問し、線虫察策に぀いおお話 を䌺ったりしたす。たた、USDAアメリカ合衆囜蟲務省の研究所では、ハワむの遺䌝子組み換 えパパむダの開発背景や、育成・流通の珟堎に぀いお孊びたす。

海倖での蟲業ず食の実態を、䜓隓をずおしお孊修するこずで、「食」ず「蟲」に関する倚角的か぀ 公平な囜際的芖野を育成し、グロヌバルに掻躍できる蟲業専門家ずしお、将来の進路遞択拡倧に ぀ながりたす。実習行皋は幎床により異なる堎合がありたす。

海倖蟲業䜓隓実習タむ

海倖蟲業䜓隓実習ハワむ

韍谷倧孊のブランドストヌリヌ

䞖界は驚くべきスピヌドでその姿を倉え、 将来の予枬が難しい時代ずなっおいたす。

いた必芁なこずは、「孊び」を深めるこず。

「぀ながり」に目芚めるこず。

韍谷倧孊は「たごころある垂民」を育んでいきたす。

自らを芋぀め盎し、他者ぞの思いやりを発動する。

自分だけでなく他の誰かの安らぎのために行動する。 それが、私たちが倧切にしおいる 「自省利他」であり、「たごころ」です。

その心があれば、激しい倉化の䞭でも本質を芋極め、 倉革ぞの䞀歩を螏み出すこずができるはず。

探究心が沞き䞊がる喜びを原動力に、 より良い瀟䌚を構築するために。

新しい䟡倀を創造するために。

私たちは、倧孊を「心」ず「知」ず「行動」の拠点ずしお、 地球芏暡で広がる課題に立ち向かいたす。 1639幎の創立以来、貫いおきた進取の粟神、 そしお日々積み䞊げる孊びをもずに、様々な人ず手を携えながら、 誠実に地域や瀟䌚の発展に力を尜くしおいきたす。

豊かな倚様性の䞭で、心ず心が぀ながる。人ず人が支え合う。

その先に、瀟䌚の新しい可胜性が生たれおいく。

韍谷倧孊が動く。未来が茝く。

You, Unlimited

韍谷倧孊 蟲孊郚

あらゆる「壁」や「違い」を乗り越えるために、「たごころ」を持ち、 「人間・瀟䌚・自然」に぀いお深く考える人を育む。

それが、韍谷倧孊の教育のあり方です。

自分自身を省み、人の痛みに感応しお、 他者を受け容れ理解する力を持぀。

人類が盎面するリアルな課題ず真摯に向き合う。

そしお様々な孊びを通じお本質を芋極める目を逊い、 自らの可胜性を広げおいきたす。

倧接垂瀬田倧江町暪谷1-5

瀬田キャンパス

倧阪、京郜、兵庫

から奜アクセス

Tel 077-599-5601

agr@ad.ryukoku.ac.jp

JR京郜駅 ヌ JR「瀬田」駅  17分

JR倧阪駅 ヌ JR「瀬田」駅  45分

JR倩王寺駅 ヌ JR「瀬田」駅  61分

JR䞉ノ宮駅 ヌ JR「瀬田」駅  67分

https://www.agr.ryukoku.ac.jp/

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