リサーチ 福岡ロジスティクス マーケットダイナミクス 2025年第3四半期
福岡 主要指標 • 新規供給物件の空室により空室率が上昇 • 一部物件の賃料見直しを受け、平均賃料は小幅に軟化 • 2026-2027年は新規供給増加により空室率上昇リスクが高まる
126,151 ㎡ 169,723 ㎡ 7.5% 月額坪当たり3,547円 +1.8% 賃料上昇の加速
純需要 新規供給 空室率 平均賃料 賃料変動率(前年同期比) 賃料サイクルのフェーズ
注釈:福岡圏に所在する賃貸の大型物流施設が対象。面積は貸床 面積を参照する。
2025年第3四半期の福岡圏物流市場は、新規供給が純需要を上 回る展開となった。今期は約80,000㎡の新規供給に対し、純需 要は約4,000㎡にとどまった。 ロジステーション福岡小郡の供給により、総ストック面積は前 年同期比11.0%増の1,688,000㎡となった。これに伴い福岡圏 全 体 の 空 室 率 は 7.5% と な り 、 前 期 比 440bps 、 前 年 同 期 比 200bps上昇した。ただし、この上昇は新規供給物件の影響が 大きく、既存物件の稼働は依然として堅調である。 福岡圏の月額坪当たり賃料は3,547円と、前期比0.1%低下、前 年比1.8%の上昇となった。一部物件で近隣相場との整合性を 図る賃料調整により小幅な下落がみられたものの、市場全体の 賃料水準は安定を維持している。また、新規供給があったエリ アでは賃料上昇も確認された。 投資利回りは引き続き横ばいで推移しており、一部で賃料調整 の動きがみられる中でも、物流施設の価格(専有単価)は高水準 を維持している。投資家の関心は依然として高いが、投資機会 は極めて限定的である。
見通し
需給の推移
リーシングの進展に伴い空室率が緩やかに改善する見通しであ る。一部新築案件では竣工前から引き合いが複数みられるなど、 冷凍冷蔵機能やランプ付など高仕様物件への需要が市場を下支 えする見込み。
単位: 1,000㎡
一方で、道路付けやアクセス条件に課題を抱える物件ではリー シングが停滞する可能性があり、賃料は立地・仕様による二極 化が進行する局面となる。 2026年から2027年にかけては、流通系・冷凍冷蔵対応施設を 中心とした選別的な需要拡大が続き、市場全体としては安定成 長期から再上昇への移行期を迎える見込みである。 物件価格も賃料上昇を反映して上昇が続くと予想される。
300
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0% 2020年
2021年
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2024年
2025年 1-3四半期
純需要
新規供給
空室率
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