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Japanese - The Acts of Paul and Thecla

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パウロとテク ラの行為

第1章

1パウロがアンティオキアから逃げてイコニオムに上 ったとき、当時偽善に満ちていたデマスとヘルモゲ ネスがパウロの同行者となった。

2しかしパウロは、神の慈しみのみに目を留め、彼ら に害を与えることはなく、むしろ彼らを大いに愛し ました。

3そこでパウロは、キリストの預言と教えのすべて、 および神の愛する子の福音の目的を彼らに納得して もらうよう努め、自分に啓示されたキリストの知識 を彼らに教えた。

4オネシフォロスという名の人は、パウロがイコニオ ムに来たと聞いて、妻レクトラ、息子シミア、息子 ゼノと共に、急いで彼を迎えに行き、家に招いた。

5というのは、テトスがパウロの人となりについて彼 らに説明していたのだが、彼らはまだパウロを直接 は知らなかったが、その性格だけを知っていたから である。

6彼らは王の道をルステラまで行き、そこで立って王 を待ち、そこを通る人々すべてを、テトスが彼らに 伝えた説明と照らし合わせた。

7ついに彼らは、一人の男(パウロ)が来るのを見た。

背が低く、頭は禿げ頭(あるいは坊主頭)、太もも は曲がっていて、脚は美しく、目は窪んでいて、鼻 は曲がっていて、優美な人であった。彼は時として 人間のように見え、時として天使のような顔をして いた。パウロはオネシフォロスを見て喜んだ。

8オネシフォロスは言った。「祝福された神のしもべ よ、おめでとうございます。」パウロは答えた。 「神の恵みがあなたとあなたの家族と共にあります ように。」

9しかし、デモスとヘルモゲネスは嫉妬に駆られ、デ マスは大いなる信仰心を露わにして言った。「私た ちも祝福された神のしもべではないか。なぜ私たち に挨拶をしてくれなかったのか。」

10オネシフォロスは答えた。「私はあなたがたの中 に義の実を見いだせなかったからです。しかし、あ なたがたがそのような人であれば、私の家にも歓迎 します。」

11それからパウロはオネシフォロスの家に入り、そ のことで家族の間に大きな喜びが起こった。彼らは 祈りを捧げ、パンを裂き、パウロが節制と復活につ いて神の言葉を次のように説教するのを聞いた。

12心の清い人たちは幸いである、彼らは神を見るで あろう。

13自分の肉体を清く保つ人たちは幸いである。彼ら は神の宮となるからである。

14貞潔な人たちは幸いです。神は彼らにご自身を現 されるからです。

15世俗の楽しみを捨てる人たちは幸いである。その 人たちは神に受け入れられるからである。

16妻を持つ者は、持たない者のように幸いである。 彼らは神の使いとされるであろう。

17神の言葉に震える人たちは幸いです、彼らは慰め られるでしょう。

18バプテスマを純粋に守る人たちは幸いです。彼ら は父と子と聖霊との平和を見いだすからです。

19イエス・キリストの知恵(または教え)を追い求め る人たちは幸いです。彼らはいと高き方の子と呼ば れるでしょう。

20イエス・キリストの教えを守る人たちは幸いです。 彼らは永遠の光の中に住むでしょう。

21キリストへの愛のゆえにこの世の栄光を捨てる人 たちは幸いです。彼らは天使たちを裁き、キリスト の右の座に着き、最後の審判の苦しみを受けません。

22処女たちの体と魂は祝福されている。彼らは神に 受け入れられ、処女であることの報酬を失うことは ない。彼らの(天の)父の言葉は、息子の日に彼ら の救いに有効であることが証明され、彼らは永遠の 安息を楽しむであろう。

第2章

1パウロがオネシフォロスの家にある教会でこの説教 をしていたとき、テクラという名の処女(母親の名 はテオクリア、タミュリスという男と婚約していた) が、彼女の家のある窓辺に座っていました。

2そこから、彼女はパウロのいる家の窓から、夜も昼 も、神について、愛について、キリストへの信仰に ついて、祈りについて、パウロが語る説教を聞いて いた。

3彼女は、大喜びで信仰の教えに屈するまで、窓から 離れようとはしなかった。

4ついに、多くの婦人や処女たちがパウロのもとに入 って行くのを見たとき、彼女は、パウロの前に出て キリストの言葉を聞くにふさわしい者とみなしても らいたいと熱心に願った。というのは、彼女はまだ パウロ本人に会ったことはなく、ただ彼の説教だけ を聞いたからである。

5しかし、彼女が窓から立ち去ることを納得しなかっ たため、母はタミュリスに使いを送りました。タミ ュリスは喜んでやって来て、彼女と結婚したいと申 し出ました。そこで彼はテオクリアに言いました。 「私のテクラはどこにいるのですか?」

6テオクリアは答えた。「タミュリス、私はあなたに とても奇妙なことを話します。テクラは3日間、食 べることも飲むこともせず、窓から動くことさえせ ず、ある外国人の巧妙で欺瞞的な話を聞くことに夢 中になっているのです。タミュリス、彼女のような 慎み深いことで知られる若い女性が、このように説 得されてしまうとは、私は本当に感心しています。」

7というのは、あの男はイコニオムの町全体を混乱さ せ、その中にはあなたのテクラさえもいる。すべて

パウロとテクラの行為 の女や若者が彼の教えを受けようと彼のもとに集ま ってくるのだ。彼は他のすべての人々とは別に、神 はただひとりであり、その神のみを崇拝すべきであ り、私たちは貞潔に生きるべきだと彼らに教えるの だ。

8それにもかかわらず、私の娘テクラは、窓に張り付 いた蜘蛛の巣のように、パウロの説教に魅了され、 並外れた熱意と大きな喜びをもって耳を傾けていま す。こうして、彼の言葉に耳を傾けることで、あの 若い女性は誘惑されてしまうのです。さあ、あなた は行って彼女に話しかけなさい。彼女はあなたの婚 約者なのですから。

9そこでタミュリスは出かけて行き、彼女に挨拶をし た後、驚かないように気をつけながら言った。「テ クラ、私の妻よ、なぜそんな憂鬱な姿勢で座ってい るのですか?何か奇妙な印象を受けているのです か?タミュリスの方を向いて、顔を赤らめてくださ い。」

10母もまた同じように彼女に話しかけて言った。 「娘よ、なぜそんなに憂鬱そうに座り、驚いたよう に何も答えないのですか。

11すると、タミュリアは妻を失ったことを、テオク リアは娘を失ったことを、侍女たちは女主人を失っ たことを、皆で激しく泣き、家族全員が悲しみに暮 れた。

12しかし、テクラはこれらの事に心を動かされず、 それらの事に目を向けて注意を払うほどには至らな かった。彼女は依然としてパウロの説教に心を留め ていたからである。

13そのとき、タミュリスは、パウロのところへ出入 りする者たちがだれであるかを見るために、通りに 走り出た。そして、二人の男が激しく口論している のを見て、彼らに言った。

14先生方、あなたがたはここで何をなさるのですか。

あなたがたの中にいるあの男はだれですか。若い男 や処女の人たちの心を惑わし、結婚すべきではなく、 そのままでいるべきだと説き伏せている男は。

15もしあなたが彼について正当な報告をしてくれる なら、私はあなたにかなりの金額を支払うことを約 束します。なぜなら私はこの町の有力者だからです。

16デマスとヘルモゲネスは答えた。「私たちは彼が 誰であるかを正確には知りません。しかし、このこ とは知っています。彼は若い男からその(婚約中の) 妻を奪い、処女からその(婚約中の)夫を奪い、 『貞潔を保ち、自分の肉体を汚さなければ、将来の 復活はない』と教えるのです。」

第3章

1そこでタミュリスは言った。「私の家に来て、ゆっ くりしましょう。」そこで彼らは非常に豪華な宴会 に出かけた。そこにはたくさんの酒と、非常に豪華 な食料が用意されていた。

2タミュリスはテクラを愛し、彼女と結婚したいとい う願望を持っていたので、彼らには豪華な料理が並 べられた食卓が設けられ、たっぷりと酒を飲ませた。

3するとタミュリスは言った。「あのパウロの教えが どんなものか教えていただきたい。そうすれば理解 できると思う。テクラがあの異邦人の話に夢中にな っているのを見て、私は彼女のことを心配している。 婚約者を失う危険があるからだ。」

4そこで、デマスとヘルモゲネスは二人で答えて言っ た。「彼を、キリスト教徒という新しい宗教に民衆 を説得しようとしている者として、総督カステリウ スの前に連れて行きなさい。彼は皇帝の命令に従っ て、彼を死刑に処するでしょう。そうすれば、あな たは妻を得ることができるでしょう。

5同時に、わたしたちは彼女に、彼が語っている復活 はすでに来ており、それはわたしたちが子供をもう けることにあること、そしてわたしたちが神を知る ようになったとき、わたしたちは再び生き返ったこ とを教えるつもりである。

6タミュリスは彼らからこの話を聞いて、激しい憤り を感じた。

7そこでパウロは朝早く起きて、役人たち、看守、そ して棒を持った大勢の群衆に付き添われてオネシフ ォロスの家に行き、パウロに言った。

8あなたはイコニオンの町を堕落させました。とりわ け、私と婚約しているテクラが私と結婚してくれな くなりました。ですから、あなたは私たちと緒に 総督カステリウスのもとへ行きなさい。

9そして群衆は皆叫んだ。「この詐欺師(魔術師)を 殺して下さい。彼は私たちの妻たちの心を惑わして いるし、民衆も皆彼の言うことに従っています。」

第4章

1するとタミュリスは総督の裁判の席の前に立って、 大声で次のように語った。

2総督よ、この男がどこから来たのか私には分かりま せんが、彼は結婚は違法であると教える者です。で すから、なぜそのような教えを説いているのか、あ なたの前に明らかにするよう彼に命じてください。

3彼がこのように話している間に、デマスとヘルモゲ ネスは(タミュリスにささやいて)言った。「彼が クリスチャンであると言えば、すぐに死刑に処せら れるだろう。」

4しかし、総督はますます慎重になり、パウロを呼び 寄せて言った。「あなたは誰ですか。何を教えてい るのですか。彼らはあなたに重罪を課しているよう です。」

5そこでパウロは大声でこう言った。「総督よ、わた しは今、わたしの教えについて説明するよう求めら れていますので、お聞きいただきたいのです。」

6復讐の神であり、その被造物の救済以外には何も必 要としない神が、私を遣わして彼らを邪悪と腐敗か ら、すべての(罪深い)快楽と死から立ち直らせ、 二度と罪を犯さないように説得したのです。

7このために、神は御子イエス・キリストを遣わされ ました。私はキリストを宣べ伝え、また人々にキリ ストに希望を託すよう教えています。キリストは、 惑わされた世界に対して憐れみの心を持ち、統治者 よ、その世界が裁かれることなく、信仰と神への畏 れ、宗教の知識、そして真実への愛を持つようにす るためなのです。

8ですから、もし私が神から啓示によって受けた事柄 だけを教えるのであれば、私の罪はどこにあります か。

9総督はこれを聞くと、パウロを縛って牢に入れ、も っとじっくりと話が聞けるようになるまでそこに留 置するように命じた。

10ところが夜になると、テクラは耳輪を外して牢獄 の看守に渡すと、看守は扉を開けてテクラを中に入 れた。

11そして、彼女は看守に銀の鏡を贈り、パウロのい る部屋に入ることを許され、パウロの足元に座って、 神の偉大なことばを彼から聞いた。

12そして、パウロが苦しみを恐れず、神の助けによ って勇敢に行動しているのを知ったので、彼女の信 仰はますます深まり、彼女はパウロの鎖に接吻した。

第5章

1ついにテクラがいなくなってしまい、家族やタミュ リスは、まるで迷子になったかのように、あらゆる 通りでテクラを捜したが、門番の同僚の一人が、テ クラは夜中に外出したと告げた。

2そこで彼らは門番を尋問し、門番は彼女が見知らぬ 男のところへ牢獄へ行ったことを告げた。

3そこで彼らは彼の指示に従って出かけて行き、そこ で彼女を見つけた。そして、出て来ると群衆を集め、 総督のもとへ行って、起こったことすべてを告げた。

4そこで彼は、パウロを自分の裁きの座に連れて行く ように命じた。

5その間、テクラは獄中で地面に倒れていました。パ ウロが座って教えたまさにその場所でした。総督も テクラを裁判官の席に連れて来るように命じました。

テクラは喜んでその召しに応じ、出かけて行きまし た。

6パウロがそこへ連れて行かれると、群衆はますます 激しく叫びました。「彼は魔術師だ、死なせろ。」

7それでも総督は、キリストの聖なる業についてのパ ウロの説教を喜んで聞き、会議が開かれた後、テク ラを呼び出し、こう言った。「イコニア人の法律に 従って、なぜタミュリスと結婚しないのですか。

8彼女はパウロを見つめたまま立ち止まっていたが、 彼女が何も答えないのを見て、母のテオクリアは叫 んで言った。「この不正な女は火あぶりにされよ。 タミュリスを拒んだ彼女を劇場の真ん中で火あぶり にされよ。そうすれば、すべての女が彼女から学ん で、このような行いを避けるようになる。」

9そこで総督は非常に心配し、パウロを町から鞭で追 い出すように、テクラを火あぶりにするように命じ た。

10そこで総督は立ち上がって、すぐに劇場に入り、 すべての民衆もその悲惨な光景を見るために出てき ました。

11しかしテクラは、荒野の子羊が羊飼いを探し求め るように、パウロを捜し回った。

12彼女は群衆を眺めながら、パウロの姿をした主イ エスを見て、「パウロは、この苦難のわたしを訪ね て来てくれたのだ」と心の中で思いました。そして、 パウロを見つめ続けました。しかし、彼女が見つめ ている間に、パウロはたちまち天に昇ってしまいま した。

13すると、若い男たちと女たちがテクラを焼くため の薪やわらを持って来た。テクラは裸で火刑柱に連 れて行かれ、その美しさのあまりのすばらしさに驚 き、総督から涙を流させた。

14そして、人々が薪を並べ終わると、人々は彼女に その上に行くように命じた。彼女はその通りにして、 まず十字を切った。

15そこで人々はその山に火をつけた。炎は非常に大 きかったが、彼女に触れなかった。神は彼女を憐れ み、地面の下に大噴火を起こし、上から雲を出して 大量の雨と雹を降らせたからである。

16地が裂けて非常に多くの人が危険にさらされ、あ る者は死んだが、火は消えてテクラは守られた。

第6章

1そのころ、パウロはオネシフォロスとその妻や子供 たちとともに、イコニオムからダフネへ向かう道に ある洞穴で断食をしていた。

2そして、数日間の断食が終わると、子供たちはパウ ロに言った。「お父さん、私たちは空腹です。パン を買うお金がありません。オネシフォロスは全財産 を残して、家族と共にパウロに従ってきたのです。」

1.地獄の入り口。

2吠えるカロン。

3死にゆく者の魂が近づいてくると、ミノタウロス が吠える。

4悪霊の不純な息によってかき乱された魂。

5.美食家の魂を貪り食うケルベロス。

6貪欲で放蕩な者は重荷を背負わされる運命にある。

7嫉妬深く怒り狂った者たちは、ステュクス川に投 げ込まれる。

8邪悪な都市の塔と壁。

9この溝には隣人に対して罪を犯した者たちがおり、 ケンタウロスが彼らに矢を放つ。

10.自分自身に対して罪を犯した者は、ここでハピ ーによって苦しめられます。

11神に対して罪を犯した者たちに火の雨が降る。

12暴君ゲリオンの魂が炎に投げ込まれた。

13.放蕩者や青春を堕落させる者は悪魔に鞭打たれる。

14.おべっかを使う者が陥る有毒な深淵。

15シモネアが投げ込まれる大釜の中の火の湖。

16魔術師や占い師は、顔を後ろに向けていた。

17詐欺師、泥棒、欺瞞者のための沸騰したピッチの 沼。

18偽善者は十字架につけられた。

19.不誠実な顧問たちは燃える溝に飛び込んだ。

20スキャンダラスな人物の場合:人は頭を手に抱え る。

21蛇を装備したケンタウロスに苦しめられる強盗や その他の犯罪者。

22.錬金術師と医者はハンセン病の餌食になる。

23.裏切り者と恩知らずの者のための氷の井戸。

24氷河の真ん中で地獄の民を飲み込む冥王星。

25聖都エルサレム。

3そこでパウロは上着を脱いで少年に言った。「子供 よ、行ってパンを買ってここに持って来なさい。」

4少年がパンを買っていると、隣のテクラを見て驚い て、こう言いました。「テクラ、どこへ行くのです か?」

5彼女は答えた。「私は炎から救われて、パウロを追 っているのです。」

6すると少年は言った。「私があなたを彼のところへ 連れて行きます。彼はあなたのことで非常に心配し ており、この六日間ずっと祈りと断食を続けている のです。」

7テクラが洞窟に来ると、パウロがひざまずいて祈っ ているのを見つけました。「聖なる父よ、主イエス・ キリストよ、火がテクラに触れないようにしてくだ さい。テクラはあなたのしもべですから、彼女を助 けてください。」

8そのときテクラは彼の後ろに立って、次のように叫 びました。「ああ、主なる神よ、天地の創造主よ、 あなたの愛する聖なる子の父よ、あなたが私を火か ら守り、再びパウロに会わせてくださったことを感 謝します。」

9パウロは立ち上がり、彼女を見ると、こう言った。

「心を探られる神よ、私の主イエス・キリストの父よ、 私の祈りに答えて下さったことを感謝します。」

10そして、洞窟の中では、互いの深い愛情があふれ、 パウロ、オネシフォロス、そして彼らと緒にいた すべての人々は喜びに満たされた。

11彼らは五つのパンと若干の野菜と水を持って、キ リストの聖なる業について思いを巡らしながら互い に慰め合いました。

12するとテクラはパウロに言った。「もしあなたが よろしければ、あなたがどこへ行っても、わたしは 従います。」

13イエスは彼女に答えられた。「今は不品行に陥る 人が多く、あなたは美しいので、以前よりも大きな 誘惑に遭い、耐えられず負けてしまうのではないか と心配しています。」

14テクラは答えた。「キリストの印だけを私に与え てください。そうすれば、いかなる誘惑も私に影響 を与えません。」

15パウロは答えた。「テクラよ、忍耐して待ちなさ い。そうすれば、キリストの賜物を受けるであろ う。」

第7章

1そこでパウロはオネシフォロスとその家族を家に帰 らせ、テクラを連れてアンティオキアへ向かった。

2彼らが町に入るとすぐに、町の行政官で、行政官時 代に町のために多大な貢献をしたアレクサンダーと いうシリア人がテクラを見て恋に落ち、多くの豪華 な贈り物をしてパウロの関心を引こうと躍起になっ た。

3しかしパウロは彼に言った。「あなたが話している 女を私は知りませんし、彼女は私の所有物でもあり ません。」

4しかし、テクラはアンティオキアで大きな権力者だ ったので、通りで彼女をつかまえてキスをした。テ クラはそれを我慢できず、パウロを捜しながら、悲 痛な大声で叫んだ。「私を無理やりしないでくださ い。私はよそ者です。私を無理やりしないでくださ い。私は神のしもべです。私はイコニオムの有力者 の人で、タミュリスと結婚したくないために、そ の町を去らざるを得なかったのです。」

5そこで彼女はアレクサンダーを捕らえ、その上着を 引き裂き、その頭から冠を奪い取り、すべての民衆 の前で彼を滑稽な姿に見せた。

6しかしアレクサンダーは、彼女を愛していたが、行 われたことを恥じていたため、彼女を総督のところ に連れて行き、彼女が行ったことを告白すると、獣 の中に投げ込むよう命じた。

第8章

1人々はそれを見て、「この町で下される裁きは不当 だ」と言った。しかしテクラは、自分の貞操が脅か されることなく、獣に投げ込まれるまで守られるよ う、総督の好意を求めた。

2そこで総督は、「だれが彼女をもてなしてくれるの か」と尋ねた。すると、最近娘を亡くした、トリフ ィナという名の非常に裕福な未亡人が彼女を預かる ことを望み、家で自分の娘のように扱い始めた。

3ついに、獣たちが見せ物として連れ出される日が来 た。テクラは円形劇場に連れて行かれ、大勢の観客 の前で、非常に獰猛な雌ライオンのいる穴に入れら れた。

4トリフィナは驚くことなくテクラに同行し、雌ライ オンはテクラの足を舐めた。彼女の罪を表す称号は 「神聖冒涜」であった。すると女は叫んだ。「神よ、 この町の裁きは不義です。」

5獣たちが見せられた後、トリフィナはテクラを連れ て家に帰り、二人は就寝しました。すると、死んだ

パウロとテクラの行為

トリフィナの娘が母に現れて言いました。「母よ、 テクラという若い女性を私の代わりにあなたの娘と して扱ってください。そして、私が幸福な状態に移 されるように、彼女に私のために祈ってもらうよう に頼んでください。」

6すると、トリフィナは悲しそうな声でこう言った。 「娘のファルコニラが私の前に現れ、あなたを彼女 の部屋に迎え入れるようにと私に命じました。です からテクラ、娘が幸福な境遇と永遠の命に移される ように、あなたに祈ってほしいのです。」

7テクラはこれを聞くと、すぐに主に祈りを捧げた。 「ああ、天地の神なる主よ、いと高き方の御子イエ ス・キリストよ、どうか娘ファルコニラが永遠に生き られますように。」トリフィナはこれを聞いて再び 嘆き、言った。「ああ、何という不当な裁き!ああ、 何という不当な悪!このような生き物が(再び)獣 の餌食となるとは!」

8翌日、夜明けにアレクサンダーはトリフィナの家に 来て言った。「総督と民衆が待っています。犯罪者 を連れてきてください。」

9しかし、トリフィナは激しく彼に襲いかかったので、 彼は驚いて逃げ出した。トリフィナは王族の人で あったため、彼女は悲しみを表わし、「ああ!我が 家には二つの問題があり、娘を失ったことと、テク ラを救えなかったことのどちらかで、私を助けてく れる人は誰もいません。しかし今、主なる神よ、ど うかあなたのしもべテクラを助けてください」と言 った。

10彼女がこうして用事を済ませている間に、総督は 部下の人をテクラを連れてこさせようとした。ト リフィナは彼女の手を取り、緒に歩きながら言っ た。「私はファルコニラと緒に彼女の墓に行きま した。そして今、テクラと緒に獣たちのところへ 行かなければなりません。」

11テクラはこれを聞いて、泣きながら祈って言った。 「私が信頼し、避難所としている主なる神よ、私へ の憐れみと貞潔を守ってくれたトリフィナに報いて ください。」

12すると、円形劇場に大きな騒ぎが起こり、獣たち はほえ、人々は「犯人を連れて来い」と叫んだ。

13しかし、女は叫び声を上げて言った。「町全体が このような罪を犯すように。総督よ、私たち全員に 同じ罰を与えてください。ああ、不当な裁き!なん と残酷な光景でしょう!」

14ほかの者たちは言った。「この卑劣な行為のゆえ に、町全体を滅ぼしてください。総督よ、私たち皆 を殺してください。なんと残酷な光景でしょう。な んと不当な裁きでしょう。」

第9章

1するとテクラはトリフィナの手から引き離され、裸 にされ、帯を締めさせられて、獣と戦うために定め られた場所に投げ込まれた。そしてライオンと熊が 彼女に放たれた。

2しかし、最も獰猛な雌ライオンがテクラに駆け寄り、 彼女の足元にひれ伏した。すると、女たちの群れは 大声で叫び声を上げた。

3すると、頭の雌熊が彼女に向かって猛然と走り寄 ってきた。しかし、雌ライオンはその熊に遭遇し、 それを引き裂いた。

4再び、アレクサンドロスの所有物で、人間を食らう 習慣のある雄ライオンが彼女に向かって走ってきた が、雌ライオンは雄ライオンに遭遇し、両者は殺し 合った。

5そのとき、女たちはさらに心配になった。テクラを 助けた雌ライオンが死んでしまったからである。

6その後、彼らは他の多くの野獣を連れて来たが、テ クラは天に手を伸ばして立って祈った。祈り終える と、振り返って水の穴を見つけ、「今こそ、わたし がバプテスマを受けるべき時です」と言った。

7そこで彼女は水に身を投げ、「ああ、私の主イエ ス・キリストよ、あなたの御名によって、私は今日こ の終わりの日に洗礼を受けます」と言いました。こ れを見た女たちや群衆は叫びました。「水に身を投 げないでください」。総督自身も、魚(海の子牛) がこれほどの美しさを食い尽くすとは思ってもみず から叫びました。

8これらすべてにもかかわらず、テクラは私たちの主 イエス・キリストの名において、水の中に身を投げま した。

9しかし、魚(海の子牛)は、稲妻と火を見て、死ん で、水面を死んで泳ぎ、火の雲がテクラを囲んだの で、獣が彼女に近づくことができず、人々も彼女の 裸を見ることができなかった。

10しかし、彼らは他の野獣を彼女に向けると、非常 に悲しげな叫び声をあげ、あるものはナルドをまき 散らし、あるものは桂皮をまき散らし、あるものは アモムス(ナルドの一種、エルサレムのハーブ、ま たはレディローズ)、あるものは香油をまき散らし た。そのため、香油の量は人々の数に比例して多か った。そして、すべての獣は、まるでぐっすり眠っ たかのようにその上に横たわり、テクラに触れなか った。

11そこでアレクサンダーは総督に言った。「非常に 恐ろしい雄牛が何頭かいます。彼女をそれに縛り付 けましょう。」総督は心配そうに答えた。「あなた が適切だと思うようにすればいいのです。」

12それから彼らはテクラの腰に紐を巻きつけ、その 紐で彼女の足も縛り、その紐で彼女を雄牛に縛り付 け、その陰部に赤く熱した鉄を当てて、彼らがより 苦しめられるほど、テクラをより激しく引きずり回 し、ついには彼女を殺した。

13すると雄牛たちは、恐ろしい音を立てながら暴れ 回った。しかしテクラの周りの炎は、雄牛の肢体に 固定されていた紐を焼き尽くし、彼女は縛られてい ないかのように平然と舞台の真ん中に立っていた。

14しかし、その間に、ベンチのつに座っていたト リフィナが気を失い、亡くなりました。このことで、 町全体が非常に心配しました。

15アレクサンダー自身も恐れて、総督に懇願して言 った。「お願いです。私とこの町を憐れんで、獣と 戦ったこの女を解放してください。そうしないと、 あなたも私も、そしてこの町全体が滅ぼされてしま います。」

16というのは、もしカエサルが今起こったことを少 しでも知っていたら、彼は間違いなくすぐにこの都 市を滅ぼすだろう。なぜなら、王族の血筋で彼の親 戚でもあるトリフィナが王座についたまま亡くなっ ているからだ。

17そこで総督は、獣の中からテクラを呼び寄せて言 った。「あなたは何者ですか。一体どういう事情で、 獣が匹もあなたに触れないのですか。」

18テクラは彼に答えた。「私は生ける神のしもべで す。私の立場としては、神が喜ばれる神の子イエス・ キリストを信じているのです。そのため、どんな獣 も私に触れることができませんでした。」

19イエスだけが永遠の救いへの道であり、永遠の命 の基です。イエスは苦難にある者にとっての避難所、 苦しむ者にとっての支え、絶望する者にとっての希 望と守りです。つまり、イエスを信じない者は皆、 生きることはなく、永遠の死に陥るのです。

20総督はこれを聞くと、彼女に着物を持って来るよ うに命じ、着物を着なさいと言った。

21テクラは答えた。「獣たちの中で裸だった私に着 せてくださった神が、裁きの日に、あなたの魂に救 いの衣を着せてくださいますように。」彼女は衣服 を取り、それを身につけた。総督は直ちに次の言葉 で命令を下した。「神のしもべテクラをあなたに釈 放します。」

22そこで女たちは大声で叫び、声を合わせて神を賛 美して言った。「神はただひとりです。テクラの神、 テクラを救われた唯の神です。」

23彼らの声はあまりにも大きく、町全体が震え上が ったようでした。トリフィナ自身もこの朗報を聞き、 立ち上がり、群衆と共にテクラに会いに走りました。

そして彼女を抱きしめながら言いました。「今、私 は死者の復活を信じています。娘が生きていると確 信しました。娘テクラよ、緒に家に来てください。

私の持ち物はすべてあなたに譲りましょう。」

24そこでテクラはトリフィナと一緒に行き、そこで 数日間もてなされて、彼女に主の言葉を教えた。そ れによって多くの若い女性が改心し、トリフィナの 家族に大きな喜びがもたらされた。

25しかしテクラはパウロに会いたくてたまらず、あ ちこちに尋ねまわして、パウロを捜し求めた。そし てついに、彼がリキアのミラにいると知ると、彼女 は多くの若い男女を連れて、腰帯を締め、男の服を 着てリキアのミラにある彼のもとへ行った。そこで、 パウロが神の言葉を説教しているのを見つけ、彼女 は群衆の中で彼のそばに立った。

第10章

1しかし、パウロは彼女と彼女と緒にいた人々を見 たとき、少なからず驚きました。彼らに新たな試練 が降りかかるだろうと彼は思ったからです。

2テクラはそれを知ると、パウロに言った。「私は洗 礼を受けました。あなたの宣教を助けておられる方 が、私にも洗礼を授けるのを助けて下さったので す。」

3そこでパウロは彼女を連れてヘルメスの家へ行った。 テクラはアンティオキアで自分に起こったすべての 出来事をパウロに話した。パウロは非常に驚き、聞 いた人々は皆信仰を強められ、トリフィナの幸せを 祈った。

4するとテクラは立ち上がり、パウロに言った。「わ たしはイコニオムへ行きます。」パウロは彼女に答 えた。「行って、主の言葉を教えなさい。」

5しかし、トリフィナはパウロに多額の金銭を送り、 またテクラに貧しい人々を助けるために衣類も送ら せていた。

6そこでテクラはイコニオムに行き、オネシフォロの 家に着くと、パウロが座って説教していた床にひれ 伏し、涙を流しながら祈り、次のように神を賛美し、 神をほめたたえた。

7ああ、この家の神、主よ。わたしが最初にあなたに 啓示された場所。生ける神の子、イエスよ。総督の 前でわたしを助け、火の中でわたしを助け、獣の中 でわたしを助けてくださったあなた。あなただけが 永遠に神です。アメン。

8テクラは(帰還後)タミュリスが死んでいたが、母 が生きていることを知った。そこで母を呼び寄せて 言った。「テオクリア、母上よ、あなたは天に住ま う唯一の神、主がおられることを信じることができ るでしょうか。もしあなたが大いなる富を望むなら、 神は私を通してそれを与えてくださいます。もし娘 を返して欲しいなら、ここにいます。」

9彼女はこれらやその他多くのことを母に話し、(自 分の意見に)納得させようと努めた。しかし、母テ オクリアは殉教者テクラの言ったことを全く信じな かった。

10それでテクラは、彼女が無駄な話をして、全身に 十字を切っていることに気づき、家を出てダフィン のところへ行きました。そしてそこに着くと、彼女 は洞窟に行き、そこでパウロとオネシフォロスを見 つけ、地面にひれ伏して、神の前に泣きました。

11彼女はそこから去ってセレウキアに行き、多くの 人にキリストについての知識を教えた。

12そして輝く雲が彼女の旅を導いた。

13彼女はセレウキアに到着した後、町からスタロ ングほど離れた場所へ行ったが、その住民は偶像崇 拝者だったので、彼らを恐れた。

14そして彼女は(雲によって)カラモン、あるいは ロデオンと呼ばれる山に導かれ、そこで長年過ごし、 悪魔による数々の厳しい誘惑に耐えました。しかし、

パウロとテクラの行為 キリストの助けによって、彼女はそれをふさわしい 仕方で耐え抜きました。

15ついに、処女テクラのことを聞きつけた貴婦人た ちが彼女のもとを訪れ、テクラから神の託宣を教え られ、その多くがこの世を捨ててテクラとともに修 道生活を送るようになった。

16こうしてテクラに関する良い評判は至る所に広ま り、彼女は数々の(奇跡的な)治癒を行ったので、 町中や近隣諸国から病人がその山に連れてこられ、 洞窟の入り口にたどり着く前に、彼らの病気はどれ も即座に治った。

17汚れた霊たちは大声で追い出され、すべての病人 は癒され、処女テクラにそのような力を授けてくだ さった神を賛美した。

18こうして、セレウキアの医師たちは、だれからも 顧みられなくなったために、もはや無価値となり、 仕事の利益をすべて失った。そこで彼らは妬みに満 たされ、キリストのこの僕に対してどのような手段 を講じるべきか考え始めた。

第11章

1そこで悪魔は彼らの心に悪い助言を与えた。ある日、 相談するために集まった彼らは、互いにこのように 論じ合った。処女は偉大な女神ダイアナの巫女であ り、彼女が求めるものは何でも叶えられる。なぜな ら彼女は処女であり、そのためすべての神々に愛さ れているからである。

2さて、それでは、何人かの粋な男たちを集めて、十 分に酔わせて、かなりの金を与えた後、この処女を 堕落させるように命じ、それができたらもっと大き な報酬を与えると約束しましょう。

3(彼らは、もし彼女を堕落させることができれば、 神々はもう彼女を顧みなくなり、ダイアナは彼女の 代わりに病人を治すこともなくなるだろうと、自分 たちの間で結論を下した。)

4彼らはこの決心に従って行動し、仲間たちは山へ行 き、ライオンのように獰猛に洞窟の扉を叩いた。

5聖なる殉教者テクラは、自分が信じる神に頼り、彼 らの計画を事前に知らされていたにもかかわらず、 ドアを開けて彼らに言った。「若者たちよ、あなた たちは何をしているのですか。」

6彼らは言った、「中にテクラという名の者がいます か」。彼女は言った、「彼女と何をしたいのです か」。彼らは言った、「私たちは彼女と寝たいので す」。

7聖なるテクラは答えた。「私は卑しい老婆ですが、 主イエス・キリストの僕です。あなたが私に対して卑 劣な企みを抱いていても、あなたたちはそれを成し 遂げることはできないでしょう。」彼らは答えた。 「それは不可能ですが、私たちはあなたたちに対し て、私たちの思い通りにしなければなりません。」

9彼らが彼女を抱きしめている間、彼女は天を仰いで 言った。「ああ、尊い神よ、あなたに並ぶものはあ りません。あなたはあなたの敵に対して栄光を現し、 私を火から救い出し、タミュリスにもアレクサンダ にも引き渡さず、野獣から私を救い出し、深い水 の中で私を守り、どこにいても私を助け、私の中で あなたの名に栄光を帰しました。

10今、私をこれらの邪悪で理不尽な人々の手から救 い出し、私がこれまであなたの名誉のために守って きた貞潔を彼らに汚さないようにしてください。父 よ、子よ、聖霊よ、私はあなたを愛し、あなたを慕 い、永遠にあなたを崇拝しています。アメン。

11すると天から声が聞こえた。「恐れるな、我が忠 実な僕テクラよ。わたしはあなたと共にいる。見よ、 あなたのために開かれた場所を見よ。そこにあなた の永遠の住まいがあり、あなたはそこで至福の幻を 見るであろう。」

12祝福されたテクラは見ていて、岩が人が入れるほ どに開いているのに気づきました。彼女は命令に従 い、邪悪な味から勇敢に逃げ、岩の中に入りまし た。すると岩は瞬時に閉じてしまい、開いていた場 所には割れ目が全く見えませんでした。

13男たちは、このような驚くべき奇跡にすっかり驚 いて、神の召使いを捕らえることができませんでし た。ただ、彼女のベール、つまり頭巾をつかんで、 その部をちぎり取っただけでした。

14そして、それも神の許しによるものであり、この 尊い場所を見に来る人々の信仰を確証し、また、純 粋な心から私たちの主イエス・キリストを信じる後世 の人々に祝福を伝えるためであった。

15こうして、最初の殉教者であり、神の使徒であり、 処女であったテクラは、18歳でイコニオムから出て きました。その後、旅や旅行をしながら、また洞窟 での修道生活を送りながら、72年間生き、主が彼女 を天に上げたとき、彼女は90歳でした。

16こうして彼女の人生は終わりを告げる。

179月24日は、彼女の記憶のために聖別される日で す。父と子と聖霊の栄光のために、今も、そして永 遠に。アーメン。

8彼らがこう言っている間に、彼らは彼女を力ずくで 捕らえ、強姦しようとした。すると彼女は極めて穏 やかに言った。「若者たちよ、忍耐しなさい。そし て主の栄光を見なさい。」

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Japanese - The Acts of Paul and Thecla by Filipino Tracts and Literature Society Inc. - Issuu