アダムとイブの第 二の書 第1章 1 ルルワはカインの言葉を聞いて泣き、両親のところ へ行き、カインが弟アベルを殺した経緯を話しまし た。 2 そこで彼らはみな大声で叫び、声を張り上げ、顔を たたき、土を頭にかぶり、着物を引き裂いて出て行 き、アベルが殺された場所に着いた。 3 そして彼らは、イエスが地に倒れて殺され、その周 囲に獣が群がっているのを見つけた。彼らはこの義 人のゆえに泣き叫んだ。イエスの体からは、清らか な体質ゆえに、香料のような甘い香りが立ち上った。 4 そしてアダムは涙を流しながら彼を抱きかかえ、宝 の洞窟に行き、そこに彼を横たえ、香料と没薬で巻 いた。 5 アダムとエバは、彼を埋葬するまで、百四十日間、 深い悲しみに暮れ続けた。アベルは十五歳半、カイ ンは十七歳半であった。 6 カインは、兄の喪が明けると、父と母に許可なく妹 のルルワを連れて結婚した。両親は悲しみのあまり、 カインをルルワから引き離すことができなかったか らである。 7 それから彼は園から離れて山のふもとへ、兄弟を殺 した場所の近くへ下って行った。 8 その場所には多くの果樹や林の木がありました。彼 の妹は彼に子供を産み、その子供たちもだんだん増 えていき、ついにはその場所を埋め尽くしました。 9 しかし、アダムとエバはアベルの葬儀の後、7 年間 一緒に過ごすことはありませんでした。しかしその 後、エバは身ごもり、身重になったとき、アダムは 彼女に言いました。「さあ、供え物を取って神に捧 げ、美しい子を授けてくださるよう祈りましょう。 その子によって私たちは慰められ、アベルの妹と結 婚することができますように。」 10 そこで彼らは供え物を用意して祭壇に携えて上り、 主の前にそれをささげ、その供え物を受け入れて良 い子孫を与えてくださるように主に願い求めた。 11 神はアダムの願いを聞き、彼の捧げ物を受け入れ た。そしてアダムとエバと娘は礼拝し、宝の洞窟に 降りて行き、そこにランプを置き、昼夜アベルの遺 体の前で灯した。 12 それからアダムとエバは断食と祈りを続け、エバ が出産する時が来たとき、彼女はアダムに言いまし た。「私は岩の洞窟に行って、そこで子供を産みた い。」 13 そして彼は言った。「あなたの娘を連れて行き、 あなたに仕えさせなさい。しかし私は息子アベルの 遺体の前でこの宝の洞窟に留まります。」
14 エバはアダムの言うことを聞いて、娘と共に出か けました。しかしアダムは宝の洞窟に一人で残りま した。 第2章 1 そしてエバは、容姿も顔立ちも完全に美しい息子を 産んだ。その美しさは父アダムに似ていたが、それ よりもさらに美しかった。 2 エバは彼を見て慰められ、八日間洞窟に留まりまし た。それから娘をアダムのもとに遣わし、来てその 子を見て名付けるようにと告げさせました。しかし 娘はアダムが戻るまで、兄の遺体のそばに留まりま した。そして彼女もアダムのところに戻りました。 3 しかし、アダムが来て、その子の美しさ、美しさ、 そして完璧な容姿を見て喜び、アベルのことを慰め られた。そして、その子をセツと名付けた。これは 「神は私の祈りを聞き、私の苦しみから私を救い出 してくださった」という意味である。しかし、それ はまた「力と強さ」も意味する。 4 アダムはその子に名前を付けた後、宝の洞窟に戻り、 娘は母親のもとへ戻りました。 5 しかし、エバは洞窟に留まり、四十日が経過した後、 子供と娘を連れてアダムのところへ行きました。 6 そして彼らは水の流れる川に着いた。そこでアダム と娘はアベルの死を悲しんで身を洗ったが、エバと 幼子は清めのために身を洗った。 7 それから彼らは戻ってきて、供え物を持って山に行 き、それを幼子のために捧げた。神は彼らの供え物 を受け入れ、彼らと彼らの息子セツに祝福を送られ た。そして彼らは宝の洞窟に戻って来た。 8 アダムは生涯、妻エバを二度と知ることはなかった。 また、彼らからは子孫も生まれず、カイン、ルルワ、 アベル、アクリア、セトの五人だけが生まれた。 9 しかし、セツは身長も伸び、力も増し、熱心に断食 と祈りを始めました。 第3章 1 私たちの父アダムは、妻エバと引き離されてから 7 年が経ちましたが、サタンはアダムが妻と引き離さ れているのを見て妬み、再び妻と一緒に暮らせるよ うに仕向けました。 2 それからアダムは起き上がり、宝の洞窟の上に登り、 夜ごとにそこで眠り続けた。しかし、毎日明るくな るとすぐに洞窟に降りてきて、そこで祈り、祝福を 受けた。 3 しかし夕方になると、サタンに打ち負かされること を恐れて、イエスは洞窟の屋根に登り、そこで一人 で眠った。こうして三十九日間、イエスは独りで過 ごした。 4 それから、すべての善を憎むサタンは、アダムが一 人で断食して祈っているのを見て、美しい女性の姿 でアダムの前に現れ、40 日目の夜にアダムの前に立 って言った。
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5 「アダムよ、あなたがこの洞窟に住んでいた時から、 私たちはあなたから大きな平安を経験し、あなたの 祈りは私たちに届き、私たちはあなたについて慰め られてきました。 6 「しかし今、アダムよ、あなたが洞窟の屋根の上に 登って眠ったとき、私たちはあなたについて疑念を 抱き、あなたがエバと別れたために大きな悲しみが 私たちを襲った。そしてまた、あなたがこの洞窟の 屋根の上にいるとき、あなたの祈りは注ぎ出され、 あなたの心は左右にさまよっている。 7 しかし、あなたが洞窟の中にいたとき、あなたの祈 りは集まった火のようでした。それは私たちのもと に降りてきて、あなたは安らぎを得ました。 8 「そのとき、わたしは、あなたから引き離されたあ なたの子供たちのことを悲しみ、あなたの息子アベ ルの殺害についても深い悲しみを覚えた。彼は義人 であったからである。義人のことでは、すべての人 が悲しむものである。 9 「しかし、私はあなたの息子セトの誕生を喜びまし た。しかし、少し経ってから、私はエバのことで深 く悲しみました。彼女は私の妹だからです。神はあ なたに深い眠りを与え、彼女をあなたの脇腹から引 き出したとき、私も彼女と一緒に連れ出されました。 しかし、神は彼女をあなたと共に置いて、私を低く されました。 10 「私は妹があなたと一緒にいることを喜んでいま した。しかし、神は以前私に約束してこう言われま した。『悲しまないでください。アダムが宝の洞窟 の屋根に登り、妻のエバと別れたとき、私はあなた を彼のところに遣わします。あなたは彼と結婚し、 エバが彼に 5 人の子供を産んだように、5 人の子供を 産むでしょう。』」 11 「そして今、見よ!神の私への約束は果たされま した。なぜなら、私をあなたのもとに結婚のために 遣わしたのは神だからです。もしあなたが私と結婚 するなら、私はあなたにエバの子供たちよりももっ と立派な、もっと良い子供たちを産むでしょう。 12 「しかし、あなたはまだ若者だ。この世での青春 を悲しみのうちに終わらせてはならない。むしろ、 喜びと楽しみのうちに青春の日々を過ごせ。あなた の日々は短く、あなたの試練は大きいからだ。強く あれ。この世での日々を喜びのうちに終わらせよ。 わたしはあなたを喜び、あなたもわたしと共に、恐 れることなく喜びなさい。 13 「さあ、立ち上がって、あなたの神の命令を果た しなさい。」それから彼女はアダムに近づき、彼を 抱きしめました。 14 しかしアダムは、自分が彼女に打ち負かされるの を見て、彼女から救ってくださるよう熱心に神に祈 りました。 15 それから神はアダムに御言葉を送ってこう言われ ました。「アダムよ、その姿は、あなたに神性と威 厳を約束した者である。彼はあなたに好意的ではな く、ある時は女性の姿で、またある時は天使の姿で、 またある時は蛇の姿で、またある時は神の姿であな
たに現れた。しかし、彼がそれらすべてを行うのは、 あなたの魂を滅ぼすためだけである。 16 「それゆえ、アダムよ、あなたの心を理解して、 私は何度もあなたを彼の手から救い出した。それは、 私が慈悲深い神であり、あなたの幸福を望み、あな たの破滅を望んでいないことをあなたに示すためで ある。」 第4章 1 そこで神はサタンに、その恐ろしい姿をアダムには っきりと見せるように命じました。 2 しかしアダムは彼を見ると恐れ、震え上がった。 3 そして神はアダムに言った。「この悪魔とその恐ろ しい表情を見なさい。そして、この悪魔があなたを 輝きから闇へ、平和と安息から労苦と悲惨へと転落 させたのだと知りなさい。 4 アダムよ、見よ、自らを神と称した者よ。神は黒人 であり得るか。神は女の姿をとることができるか。 神より強い者がいるだろうか。そして、神に打ち勝 つことができるだろうか。 5 「アダムよ、見よ、彼があなたの目の前で空中に縛 られ、逃げることもできないのを見よ。だから、私 はあなたに言う。彼を恐れてはならない。今後は、 彼があなたに何をしようとも、気をつけて彼に用心 しなさい。」 6 そこで神はアダムの前からサタンを追い出し、アダ ムを強くし、アダムの心を慰めて言われた。「宝の 洞窟に行きなさい。そしてエバから離れてはならな い。私はあなたのすべての動物的な欲を鎮めてあげ よう。」 7 その時から、それはアダムとエバから離れ、彼らは 神の命令によって安息を得た。しかし、神はアダム の子孫の誰一人をも愛さず、アダムとエバだけを愛 された。 8 アダムは、自分を救い、自分の欲を捨ててくださっ た主の前に礼拝した。そして、洞窟の上から降りて きて、以前のようにエバと共に住んだ。 9 こうして、イエスとエバとの 40 日間の別居は終わ りました。 第5章 1 セトは七歳の時、善悪を知る者となり、断食と祈り を欠かさず行い、毎晩、神に慈悲と赦しを懇願して いた。 2 彼はまた、毎日供え物をささげる際に、父以上に断 食をしました。彼は神の天使のように美しい顔立ち をしていたからです。また、善良な心を持ち、魂の 最も優れた性質を保ちました。そのために、彼は毎 日供え物をささげたのです。 3 神は彼の捧げ物を喜ばれたが、彼の清さも喜ばれた。 こうして彼は七歳になるまで、神と父母の御心を行 い続けた。
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4 その後、イエスが供え物を終えて祭壇から降りてこ られると、サタンが光り輝く美しい天使の姿でイエ スの前に現れた。その天使は光の杖を手に持ち、自 らも光の帯を締めていた。 5 彼は美しい笑顔でセスに挨拶し、美しい言葉で彼を 魅了し始めた。「セスよ、なぜこの山に住んでいる のか。ここは荒れていて、石や砂ばかりで、良い実 のならない木が生えている。人家も町もない荒野で、 住むのに良い場所ではない。暑さと疲労と困難ばか りだ。」 6 彼はさらに言った。「しかし、我々はこの地上とは 別の美しい場所に住んでいます。我々の世界は光の 世界であり、我々の境遇は最良です。我々の女性た ちは他の誰よりも美しいのです。そして、セスよ、 私はあなたに彼女たちの一人と結婚してもらいたい のです。なぜなら、私はあなたが美しく見えるから です。そして、この地にはあなたにふさわしい女性 は一人もいません。それに、この世界に生きている 者は皆、たった五人の魂でしかないのです。 7 「しかし、この世には多くの男と多くの女がいて、 皆それぞれが互いに美しさを増しています。ですか ら、私はあなたをここから連れ出し、私の親族を見 て、あなたが好きな人と結婚できるようにしたいの です。 8 「そのとき、あなたはわたしに従い、平安を得るで あろう。あなたは、わたしたちと同じように、輝き と光に満たされるであろう。 9 「あなたは私たちの世界に留まり、この世界とその 悲惨さから休息するでしょう。あなたは二度と弱り 果てたり疲れたりすることはないでしょう。あなた は二度と供え物を捧げたり、慈悲を請ったりするこ とはないだろう。あなたは二度と罪を犯すことはな く、情欲に左右されることもないだろうから。 10 「もしあなたが私の言うことを聞き入れるなら、 私の娘の一人を妻に迎えなさい。それは私たちにと って罪ではなく、動物的な情欲とはみなされないか らです。 11 「私たちの世界には神はいません。しかし、私た ちは皆神です。私たちは皆、光であり、天であり、 力強く、強く、栄光に満ちています。」 第6章 1 セトはこれらの言葉を聞いて驚き、サタンの裏切り の言葉に心を傾け、サタンに言った。「あなたは、 この世界とは別の世界が創造され、この世界にいる 生き物よりも美しい生き物が創造されたと言ったの ですか。」 2 サタンは言った。「そうです。あなたは私の言うこ とを聞きました。しかし、私はあなたが聞いている ところで、彼らと彼らのやり方を褒めましょう。」 3 しかしセツは彼に言った。「あなたの話と、あなた がそれをすべて見事に描写したことには、私は驚き ました。
4 しかし、今日はあなたと共に行くことはできません。 父アダムと母エバのもとへ行き、あなたから言われ たことをすべて伝えてからでないと、私はあなたと 共に行くことはできません。そして、もし彼らがあ なたと共に行くことを許してくれるなら、私は行き ます。 5 セトは再び言った。「私は父と母の許可なしには何 もできません。そうしないと、神の戒めを破った兄 カインや父アダムのように滅びてしまうのではない かと恐れているのです。しかし、あなたはこの場所 をよくご存じです。明日、ここに来て私に会いまし ょう。」 6 サタンはこれを聞いて、セツに言った。「私があな たに話したことを、あなたがあなたの父アダムに話 したら、彼はあなたを私と一緒に来させないだろう。 7 だが、私の言うことをよく聞きなさい。私が言った ことを、あなたの父と母に言うな。今日、私と一緒 に私たちの世界へ来なさい。そこであなたは美しい ものを見て、楽しみ、私の子供たちと共に今日一日 を楽しみ、それらを眺め、喜びに浸り、さらに喜び なさい。そして、明日、あなたをこの場所へ連れ戻 そう。もしあなたが私と一緒にいたいのなら、そう させてあげよう。 8 するとセツは答えた。「父と母の霊がわたしに憑り ついています。もしわたしが彼らから隠れる日が来 たら、彼らは死んでしまいます。そして神はわたし に、彼らに対する罪を負わせるでしょう。 9 「そして、私がここに供え物を携えて来たことを彼 らが知っていなければ、彼らは私から一時も離れよ うとはしません。また、彼らが許さない限り、私は 他の場所へ行くこともしません。しかし、私はすぐ に彼らのところに戻るので、彼らは私をとても親切 に扱ってくれます。」 10 すると、サタンは彼に言った。「もしあなたが彼 らから一晩隠れて、夜明けに彼らのところに戻った ら、どうなるでしょうか。」 11 しかしセツは、ヨセフがしゃべり続け、自分から 離れようとしないのを見て、走って祭壇に上り、神 に向かって両手を広げ、神からの救いを求めた。 12 そこで神は御言葉を遣わし、サタンを呪った。サ タンは神から逃げ去った。 13 しかしセツは祭壇に上って行き、心の中でこう言 った。「祭壇は供え物を捧げる場所であり、神はそ こにおられる。神の火がそれを焼き尽くす。だから サタンは私を傷つけることができず、私をそこから 連れ去ることもできない。」 14 そこでセツは祭壇から降りて、父と母のもとへ行 った。そこでセツは道で父と母に会ったが、その声 を聞きたいと思っていた。セツはしばらく滞在して いたからである。 15 それからイエスは、天使の姿をとって、サタンか ら自分に降りかかった出来事を彼らに語り始めた。 16 しかしアダムは彼の話を聞いて、彼の顔に接吻し、 あの天使に気をつけろと警告した。そしてアダムは セトを連れて宝の洞窟へ行き、そこで歓喜した。
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17 しかし、その日から、アダムとエバは、捧げ物の ためであれ、他の何かのためであれ、神がどこへ行 っても、神から離れることはありませんでした。 18 このしるしはセツが九歳のとき起こった。 第7章 1 私たちの父アダムは、セツが完全な心の持ち主であ ることを知り、敵が再び彼に現れて彼を打ち負かす ことのないように、彼と結婚することを望みました。 2 そこでアダムは息子のセトに言った。「息子よ、私 はあなたがアベルの妹であるあなたの妹アクリアと 結婚することを望みます。彼女はあなたに子供を産 ませ、神が私たちに対して約束したように、地を満 たすでしょう。 3 「わが子よ、恐れることはない。それは恥ずべきこ とではない。敵があなたを打ち負かすことを恐れて、 私はあなたに結婚することを望む。」 4 しかし、セトは結婚を望まなかったが、父と母に従 って、一言も言わなかった。 5 こうしてアダムは彼をアクリアと結婚させた。アク リアは 15 歳であった。 6 しかし、彼は二十歳になったとき、息子をもうけ、 その子をエノスと名付けた。その後、彼以外にも子 供たちが生まれた。 7 それからエノスは成長し、結婚してケナンをもうけ た。 8 カイナンも成長し、結婚し、マハラリールをもうけ た。 9 これらの父親たちはアダムの生涯の間に生まれ、宝 の洞窟のそばに住んでいました。 10 こうしてアダムの生涯は九百三十年、マハラレル の生涯は百年であった。マハラレルは成人すると、 断食と祈りを好み、父祖アダムの生涯の終わりが近 づくまで、重労働を続けた。 第8章 1 私たちの父アダムは、自分の終わりが近づいている ことに気づき、息子のセトを呼びました。セトは宝 の洞窟にいる彼のもとに来て、こう言いました。 2 「ああ、息子セトよ、あなたの子供たちと孫たちを 私に連れて来なさい。私が死ぬ前に彼らに祝福を授 けよう。」 3 セトは父アダムからこれらの言葉を聞くと、父アダ ムのもとを去り、顔に涙を流し、自分の子供たちと 孫たちを集めて、父アダムのもとに連れて行きまし た。 4 しかし、私たちの父アダムは、彼らが周りにいるの を見て、彼らと引き離されなければならないことを 嘆きました。 5 そして、彼らが彼が泣いているのを見ると、彼らは 皆一緒に泣き、彼の顔を覆いながら言った。「おお、 私たちの父よ、どうしてあなたは私たちから引き離 されてしまうのでしょうか。どうして地上はあなた
を受け入れ、私たちの目からあなたを隠すことがで きましょうか。」このように彼らは大いに嘆き、同 じような言葉で言った。 6 それから私たちの父アダムは彼ら全員を祝福し、彼 らを祝福した後、セツにこう言いました。 7 「ああ、我が子セトよ、あなたはこの世が悲しみと 疲労に満ちていることを知っている。そして、この 世での試練を通して、私たちに降りかかったすべて のことを知っている。それゆえ、私は今、これらの 言葉をもってあなたに命じる。純潔を保ち、清く正 しくあり、神を信頼し、サタンの教えや、サタンが あなたに現れる幻影に頼ってはならない。 8 しかし、私が、きょう、あなたに命じる戒めを守り なさい。そして、それをあなたの息子エノスに与え なさい。エノスはそれをその息子カイナンに与え、 カイナンはそれをその息子マハラレルに与えなさい。 こうして、この戒めは、あなたのすべての子どもた ちの間で堅く守られるであろう。 9 「ああ、息子のセトよ、私が死んだらすぐに私の体 を引き取って、没薬、沈香、桂皮で包み、神が園か ら私たちに与えたすべての印が収められているこの 宝の洞窟に私を残してください。 10 「息子よ、これから洪水が来て、すべての生き物 を飲み込み、8 つの魂だけを残そう。 11 「しかし、わが子よ、そのときあなたの子供たち の中から取り残された者たちに、この洞窟から私の 遺体を運び出させなさい。そして、彼らが運び出し たら、彼らのうちの長男に、洪水が引いて彼らが船 から出るまで、私の遺体を船に載せるように子供た ちに命じなさい。 12 そして、彼らは洪水の水から救われた後すぐに、 私の遺体を取って地の真ん中に埋めるであろう。 13 「私の遺体が埋葬される場所は、地の真ん中です。 神はそこから来て、私たちのすべての親族を救って くださいます。 14 「しかし今、我が子セトよ、汝の民の先頭に立ち、 神を畏れつつ彼らを養い、見守り、彼らを善き道に 導き、神に断食するよう命じ、サタンに耳を傾けて はならないことを悟らせよ。さもなければサタンは 彼らを滅ぼすだろう。 15 「それでまた、あなたの子供たちと、あなたの子 供たちの子供たちをカインの子供たちから切り離し なさい。彼らを彼らと決して交わらせてはならない。 彼らの言葉においても、行いにおいても、彼らに近 づいてはならない。」 16 そこでアダムはセツとその子孫、さらに孫たち全 員に祝福を降らせた。 17 それから、彼は息子セツと妻エバの方を向いて言 った。「神が私たちにしるしとして与えてくださっ たこの黄金と香と没薬を取っておきなさい。これか ら来る日に、洪水がすべての被造物を押し流すから です。しかし、箱舟に入る者たちは、黄金と香と没 薬を私の体と共に携えて行き、私の体と共に地の真 ん中に埋めるでしょう。
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18 「それから長い年月の後、私の体と共に黄金、香、 没薬が見つかった町は略奪されるでしょう。しかし、 それが略奪されると、黄金、香、没薬は保管されて いた戦利品と共に処分されます。神の言葉が人とな って現れるまで、それらは一つも失われることはあ りません。その時、王たちはそれらを受け取り、王 であることの証として黄金を、天地の神であること の証として香を、そして受難の証として没薬を神に 捧げます。 19 また、冷たさは、サタンとすべての敵に打ち勝つ ことのしるしであり、香は、死人の中から復活し、 天にあるもの、地にあるものすべてよりも高く上げ られることのしるしであり、没薬は、苦い胆汁を飲 み、サタンから受ける地獄の苦しみを感じることの しるしである。 20 「わが子セトよ、今、見よ、わたしは神がわたし に啓示された隠された奥義をあなたに明かした。あ なた自身とあなたの民のために、わたしの戒めを守 りなさい。」 第9章 1 アダムがセトへの戒めを終えると、彼の手足は緩み、 手足は力を失い、口は無言になり、舌は全く動かな くなった。彼は目を閉じ、息を引き取った。 2 しかし、彼の子供たちは彼が死んだのを見て、男も 女も、老いた者も若い者も、泣きながら彼にひれ伏 した。 3 アダムの死は、地上で生きた九百三十年の終わり、 太陽の暦の九時を数えてバルムデの月の十五日目に 起こった。 4 それは金曜日のことであった。彼が創造され、休ん だ日である。そして彼が死んだ時刻は、彼が園から 出てきた時刻と同じであった。 5 それからセトは彼をよく巻き、聖なる木と聖なる山 から取ったたくさんの甘い香料で彼を防腐処理し、 彼の遺体を洞窟の東側、香の側に置き、彼の前に燃 え続ける燭台を置いた。 6 すると、彼の子供たちは彼の前に立ち、夜明けまで 一晩中、彼のために泣き叫んだ。 7 それから、セツと長男のエノス、そしてエノスの息 子のカイナンは出て行って、主に捧げる良い供え物 を持って行き、アダムが神に供え物を捧げた祭壇に 来ました。 8 しかし、エバは彼らに言いました。「私たちがまず 神に、私たちの捧げ物を受け入れて、神の僕アダム の魂を神によって守って、安息に導いてくださるよ うにお願いするまで、待ってください。」 9 そして彼らは皆立ち上がって祈った。 第 10 章 1 そして彼らが祈りを終えると、神の言葉が彼らに臨 み、彼らの父アダムに関して慰めを与えた。
2 その後、彼らは自分たちのためと父親のために供え 物をささげた。 3 彼らが捧げ物を終えると、神の言葉が彼らのうちの 長男であるセツに臨み、こう言った。「セツよ、セ ツよ、セツよ、三度。私があなたの父と共にいたよ うに、私はあなたと共にいるであろう。あなたの父 が、『わたしはわたしの言葉を送って、あなたとあ なたの子孫を救う』と言ったとき、私が彼にした約 束が果たされるまで。」 4 しかし、あなたの父アダムについては、彼があなた に与えた戒めを守り、あなたの兄弟カインの子孫か らあなたの子孫を分かつようにしなさい。」 5 そして神はセツから御言葉を撤回された。 6 それから、セツとエバとその子供たちは山から宝の 洞窟へ降りて行きました。 7 しかし、アダムはエデンの地の宝の洞窟で最初に魂 が死んだ者であった。アダムより前に死んだのは、 殺害されて死んだ息子のアベルだけであった。 8 そこでアダムの子らは皆立ち上がり、父アダムのた めに泣き、百四十日間、彼に供え物を捧げた。 第 11 章 1 アダムとエバの死後、セトは自分の子孫と孫たちを カインの子孫から切り離しました。カインとその子 孫は西へ下り、兄アベルを殺した場所の下に住み着 きました。 2 しかしセトとその子供たちは、父アダムに近づくた めに、宝の洞窟の山の北に住んでいました。 3 そして、兄のセツは背が高く、善良で、立派な魂と 強い精神を持ち、その民の先頭に立ち、純真さと悔 悟と柔和さをもって民を導き、カインの子孫のとこ ろへは誰一人として下って行かせなかった。 4 しかし、彼らはその純粋さゆえに「神の子ら」と呼 ばれ、堕落した天使たちの群れの代わりに神と共に いた。彼らは、自分たちの洞窟、すなわち宝の洞窟 で、神を賛美し、賛美歌を歌い続けたからである。 5 それからセトは父アダムと母エバの遺体の前に立ち、 夜も昼も祈り、自分と子供たちへの慈悲を願い、子 供のことで困難なことがあったときには助言を与え てくださるよう求めた。 6 しかし、セツとその子らは地上の仕事を好まず、天 上のことに身を捧げた。神への賛美と栄誉と賛美以 外のことは考えていなかったからである。 7 それで、彼らは、園の中からでも、神につかわされ て出かけているときでも、また天に上っているとき でも、いつも神を賛美し、栄光をたたえる天使たち の声を聞いていた。 8 セトとその子らは、自らの清らかさゆえに、天使た ちの声を聞き、天使たちを見た。園は彼らのすぐ上 ではなく、霊的に十五キュビトほどしか離れてはい なかった。 9 さて、霊的な一キュビトは人間の三キュビトに相当 し、合わせて四十五キュビトになります。
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10 セトとその子らは園の下の山に住み、種を蒔くこ とも、刈り取ることもせず、体に良い食物を作らず、 小麦さえも作らず、ただ供え物だけを捧げ、住んで いた山に生える果物や香りの良い木の実を食べてい た。 11 こうしてセツは四十日ごとに断食をし、その長子 たちもそうしました。セツの家族は、風が園の方へ 吹くと、園の木の香りを嗅いだからです。 12 彼らは幸福で、無垢で、突然の恐れもなく、嫉妬 も悪行も憎しみもありませんでした。動物的な激情 もなく、彼らの口からは汚い言葉や呪いの言葉は出 ず、悪意ある計略や欺瞞もありませんでした。当時 の人々は決して誓いを立てることはなく、困難な状 況下で誓わなければならない時は、義人アベルの血 にかけて誓いました。 13 しかし彼らは、子供たちと女たちに毎日洞窟の中 で断食と祈りを強い、いと高き神を礼拝させた。彼 らは父アダムの体で自らを祝福し、その体で自らに 油を塗った。 14 そして彼らはセトの終わりが近づくまでそうし続 けた。 第 12 章 1 そこで、義人セツは、その息子エノスと、エノスの 子カイナンと、カイナンの子マハラレルとを呼び寄 せて、彼らに言った。 2 「私の終わりが近づいているので、供え物を捧げる 祭壇の上に屋根を建てたい。」 3 彼らは彼の命令に従い、老いも若きも皆出かけて行 き、熱心に働き、祭壇の上に美しい屋根を建てた。 4 そしてセツがそうすることで考えたのは、山にいる 彼の子供たちに祝福がもたらされること、そして彼 が死ぬ前に彼らのために供え物を捧げることであっ た。 5 屋根の葺きが終わると、彼は彼らに供え物をするよ うに命じた。彼らは熱心にそれを作り、父セツのも とに持ってきた。セツはそれを受け取り、祭壇の上 に捧げ、神が彼らの供え物を受け入れ、神の子供た ちの魂を憐れみ、サタンの手から守ってくださるよ うに祈った。 6 神は彼の捧げ物を受け入れ、彼と彼の子孫に祝福を 授けた。そして神はセツに約束をされた。「わたし があなたとあなたの父に約束した、この大いなる五 日半の終わりに、わたしはわたしの言葉を送り、あ なたとあなたの子孫を救う。」 7 それから、セトとその子供たち、そして孫たちが集 まり、祭壇から降りて宝の洞窟に行き、そこで彼ら は祈り、私たちの父アダムの体で自分たちを祝福し、 それで自分たちに油を塗りました。 8 しかしセトは宝の洞窟に数日間留まり、その後、死 に至るまでの苦しみを受けました。 9 そのとき、長男エノスが、その子カイナン、カイナ ンの子マハラレル、マハラレルの子ヤレド、ヤレド
の子エノクと、その妻子らとともにセツの祝福を受 けるために彼のもとにやって来た。 10 そこでセトは彼らのために祈り、彼らを祝福し、 義人 アベ ルの 血によ って 彼ら に誓 わせて 言っ た。 「子供たちよ、お願いです。この聖なる清らかな山 から、あなたたちのうちの一人も下りないようにし てください。 11 殺人者であり罪人であるカインの子孫とは交わり を持たないようにしなさい。カインは自分の兄弟を 殺した。わが子らよ、あなたがたは知っているよう に、カインは兄弟アベルを殺したので、私たちはカ インとそのすべての罪から全力を尽くして逃げてい るのだ。」 12 こうしてセツは長子エノスを祝福し、生涯を通じ て父祖アダムの遺体の前で清く仕えるよう命じた。 また、セツが築いた祭壇に時折出向くよう命じた。 そして、生涯を通じて義と公正と清く民を養うよう 命じた。 13 すると、セトの手足は麻痺し、手足は完全に動か なくなり、口はきけなくなって話すこともできなく なった。そして彼は息絶え、九百十二歳の翌日、ア ビブの月の二十七日に死んだ。エノクは当時二十歳 であった。 14 それから彼らはセトの遺体を丁寧に包み、香料で 防腐処理を施し、宝の洞窟の父アダムの遺体の右側 に安置した。そして 40 日間、彼のために喪に服し、 父アダムの時と同じように、彼のために贈り物を捧 げた。 15 セツの死後、エノスは民の長として立ち上がり、 父の命令どおりに義と公正をもって民を養った。 16 しかし、エノスが八百二十歳になったとき、カイ ンは多くの子孫を残しました。彼らは獣のような情 欲に駆られて頻繁に結婚したため、山の下の地は彼 らで満たされたのです。 第 13 章 1 そのころ、カインの子らのひとりで、盲人のレメク が住んでいた。彼にはアトゥンという名の息子がお り、二人は多くの家畜を所有していた。 2 しかし、レメクは若い羊飼いに彼らを預けて、羊の 世話をさせていました。夕方、家に帰ると、彼は祖 父と父アトゥンと母ハジナの前で泣きながら言いま した。「私は一人でこれらの家畜を飼うことはでき ません。誰かが私から家畜を奪い取ったり、家畜の ために私を殺したりするのではないかと心配で す。」カインの子孫の間では、多くの強奪、殺人、 そして罪がありました。 3 するとレメクは彼を哀れに思い、こう言った。「本 当に、彼が一人でいたら、この場所の人たちに打ち 負かされてしまうかもしれない。」 4 そこでレメクは立ち上がり、若いころ、盲目になる 前から持っていた弓と、大きな矢と滑らかな石と、 持っていた石投げ器を取り、若い羊飼いと共に畑に 行き、牛の後ろに立った。その間、若い羊飼いは牛
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の番をしていた。レメクはこのようにして幾日も過 ごした。 5 一方、カインは、神に捨てられ、震えと恐怖で呪わ れたので、どこにも定住することができず、安らぎ を見出すこともできず、あちこちをさまよい歩きま した。 6 旅の途中、レメクの妻たちのところへ行き、彼につ いて尋ねたところ、彼女たちは「彼は野原で牛とい っしょにいます」と答えた。 7 そこでカインは彼を捜しに行った。そして野原に入 ってくると、若い羊飼いはカインの立てた音と、彼 の前から牛が集まって来る音を聞いた。 8 そこで彼はレメクに言った。「わが主よ、それは野 獣ですか、それとも強盗ですか。」 9 レメクは彼に言った。「彼が上って来るとき、どの 方向を見るのか私に教えてください。」 10 そこでレメクは弓を張り、矢を放ち、石投げに石 をつけた。カインが野から出てきた時、羊飼いはレ メクに言った。「射よ。見よ、彼が来る。」 11 そこでレメクはカインに矢を放ち、そのわき腹を 射抜いた。またレメクは石投げ器から石を投げ、カ インの顔に当てて両目を潰した。カインはたちまち 倒れて死んだ。 12 そこで、レメクと若い羊飼いが彼のところにやっ て来て、彼が地面に倒れているのを見つけた。若い 羊飼いは彼に言った。「わが主よ、あなたが殺した のは、私たちの祖父カインです。」 13 すると、レメクは後悔のあまり、両手を打ち合わ せ、平らな手のひらで若者の頭を殴りつけた。若者 は死んだように倒れた。しかし、レメクはそれを偽 装だと思い、石を取り上げて若者を打ち、死ぬまで 頭を砕いた。 第 14 章 1 エノスが九百歳になったとき、セツとケナンのすべ ての子供たち、長男たちが、その妻子とともに彼の 周りに集まり、祝福を求めた。 2 それからイエスは彼らのために祈り、祝福し、義な るア ベル の血 によ って 彼らに 誓わ せて 言わ れた 、 「あなたたちの子らを一人もこの聖なる山から下り てはならない。人殺しカインの子らと交わってはな らない。」 3 そこでエノスは息子のカイナンを呼び寄せて言った。 「息子よ、見よ、あなたの民に心を向け、彼らを義 と清廉のうちに立たせなさい。そして、あなたの生 涯を通じて、私たちの父アダムの遺体の前で仕えな さい。」 4 この後、エノスは九百八十五歳で安息に入り、カイ ナンは彼を巻き上げて、宝の洞窟の父アダムの左側 に安置し、先祖の慣例に従って彼のために供え物を した。
第 15 章 1 エノスの死後、カイナンは父の命令どおり、正義と 純潔をもって民の先頭に立ち、宝の洞窟の中でアダ ムの遺体の前で奉仕を続けました。 2 イエスは九百十歳まで生きられたが、苦しみと苦難 が彼を襲った。そして、イエスが安息の時を迎えよ うとしていたとき、すべての父親たちが妻子と共に イエスのもとに来た。イエスは彼らを祝福し、義人 アベルの血によって誓いを立てて言われた。「あな たたちのうち、一人もこの聖なる山から下りてはな らな い。 人殺 しカイ ンの 子孫 と交 わって はな らな い。」 3 彼の長男マハラレルは父からこの戒めを受け継ぎ、 父は彼を祝福して死んだ。 4 それからマハラレルは香料で彼を防腐処理し、彼の 父たちと共に宝の洞窟に安置した。そして彼らは父 たちの慣例に従って、彼のために供え物をした。 第 16 章 1 そこでマハラレルは民の上に立ち、正義と清廉をも って彼らを養い、彼らがカインの子孫と交わらない ように見守った。 2 彼はまた、宝の洞窟で私たちの父アダムの遺体の前 で祈りと奉仕を続け、神に自分自身と彼の民への慈 悲を願い続けました。そして、870 歳になって病に倒 れました。 3 それから、イエスがこの世を去る前に、イエスの子 どもたちは皆、イエスに会い、皆に祝福をお願いす るために、イエスのもとに集まった。 4 するとマハラレルは起き上がり、涙を流しながら床 に座り、長男ヤレドを呼び寄せた。ヤレドは彼のと ころに来た。 5 そこで彼は彼の顔に接吻して言った。「わが子ヤレ ドよ、私は天地を造られた神にかけて誓う。あなた の民を守り、彼らを正義と清廉のうちに養い、彼ら のうちの一人もこの聖なる山からカインの子孫のと ころへ下って行かせないようにしなさい。そうしな いと彼らとともに滅びてしまうからである。 6 「息子よ、聞きなさい。彼らのために、この地上に は今後大いなる破滅が訪れるであろう。神は世界に 対して怒り、彼らを水で滅ぼすであろう。 7 しかし、わたしはまた、あなたの子孫があなたに従 わず、この山から下りてカインの子孫と交わり、彼 らとともに滅びることも知っています。 8 「わが子よ、彼らに教え、彼らを守りなさい。彼ら のせいであなたが罪に問われることがないよう に。」 9 マハラレルはさらに息子のヤレドに言った。「私が 死んだら、私の遺体を防腐処理して、宝の洞窟で私 の父たちの遺体のそばに置きなさい。そして、あな たは私の遺体のそばに立って神に祈りなさい。そし て、あなたが安息に入るまで、彼らの世話をし、彼 らの前であなたの務めを果たしなさい。」
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10 そこでマハラレルはすべての子供たちを祝福し、 それから床に横たわり、先祖たちのように安息に入 った。 11 しかし、ヤレドは父マハラレルが死んだのを見て、 泣き悲しみ、その手と足を抱きしめて口づけした。 彼の子どもたちも皆同じようにした。 12 子供たちは彼の遺体を丁寧に防腐処理し、先祖の 遺体のそばに安置した。そして彼らは立ち上がり、 四十日間彼のために嘆き悲しんだ。 第 17 章 1 こうしてヤレドは父の戒めを守り、獅子のように民 の上に立った。彼は義と清廉をもって民を養い、自 分の助言なしに何事も行わないように命じた。ヤレ ドは彼らがカインの子孫のもとに行くことを恐れて いたからである。 2 そこで彼は彼らに何度も命令を下し、生涯の四百八 十五年が終わるまでそれを続けました。 3 これらの年月が過ぎ去った後、ヤレドに一つのしる しが現われた。ヤレドが先祖たちの遺体の前で獅子 のように立ち、民に祈りと警告を与えていたとき、 サタンはヤレドをねたみ、美しい幻影を作った。ヤ レドは自分の助言なしに子供たちに何もさせなかっ たからである。 4 するとサタンが、ハンサムな男たちの姿をとって、 彼の軍勢の三十人とともに彼の前に現れた。サタン 自身が彼らの中で一番年長で背が高く、立派なひげ を生やしていた。 5 彼らは洞穴の入り口に立ち、その中からヤレドを呼 び出した。 6 イエスは彼らのところに出て来て、彼らが立派な 人々で、光に満ち、非常に美しいのを見ました。イ エスは彼らの美しさと容貌に驚嘆し、もしかしたら 彼らはカインの子孫ではないかと心の中で思いまし た。 7 彼はまた心の中で言った、「カインの子らはこの山 の高さまで登ることはできないし、彼らのうちの誰 一人としてこの人たちほど美しい者はいない。また、 この人たちの中には私の親族は一人もいない。彼ら はきっとよそ者である。」 8 それからヤレドと彼らは挨拶を交わし、ヤレドは彼 らの中の年長者に言った。「父上よ、あなたの中に ある不思議なことを私に説明してください。そして、 あなたと一緒にいるこの人たちが誰なのか教えてく ださ い。 彼ら は私 には 見知ら ぬ人 のよ うに 見え ま す。」 9 すると、長老は泣き始め、他の者たちも彼と共に泣 き、ヤレドに言った。「私は神が最初に造ったアダ ムです。これは私の息子アベルです。彼は兄弟カイ ンに殺されました。カインの心にはサタンが彼を殺 そうと吹き込んだのです。 10 「それでは、これはわたしの息子セツです。わた しは主にお願いし、主はアベルの代わりにわたしを
慰めてくれるよう、セツをわたしに与えてくださっ たのです。 11 「それでは、こちらはセツの息子である私の息子 エノス、こちらはエノスの息子カイナン、こちらは あなたの父カイナンの息子マハラレルです。」 12 しかしヤレドは、彼らの出現と、長老が自分に対 して話した言葉に驚き続けていた。 13 すると長老は彼に言った。「息子よ、驚いてはな らない。私たちは園の北の土地に住んでいる。そこ は神がこの世に生まれる前から創造された土地だ。 神は私たちをそこに住むことを望まず、今あなたが たが住んでいる園の真下に住んでいる園の中に私た ちを置かれたのだ。 14 しかし、私が罪を犯した後、神は私をそこから連 れ出し、私はこの洞窟に住むことを余儀なくされま した。そして、大きな苦難が私を襲いました。そし て、私の死期が近づいたとき、私は息子のセトに彼 の民をよく世話するように命じました。そして、こ の私 の命 令は 、次の 世代 の終 わり まで、 人々 から 人々へと受け継がれるべきものです。 15 「しかし、息子のヤレドよ、私たちは美しい地域 に住んでいるのに、あなたはここで惨めに暮らして いる。あなたの父マハラレルが私に告げたように、 大洪水が来て全地を飲み込むだろうと。 16 「それゆえ、息子よ、あなたの身を案じて、私は 立ち上がり、子供たちを連れて、あなたとあなたの 子供たちに会いにここへ来た。しかし、私はあなた がこの洞窟の中で泣いているのを見つけ、あなたの 子供たちは暑さと苦しみの中でこの山中に散り散り になっていた。 17 「しかし息子よ、私たちが道を間違えてここまで 来たとき、この山の下に他の人々が住んでいるのを 見つけた。彼らは木々や果物、あらゆる種類の緑が 生い茂る美しい土地に住んでいる。そこはまるで庭 園のようだった。だから、彼らを見つけたとき、私 たちは彼らがあなただと思ったのだ。あなたの父マ ハラレルが、彼らはそのような者ではないと私に告 げるまでは。 18 「それゆえ、わが子よ、今、私の助言に従い、あ なたとあなたの子供たちと共に彼らの所へ行きなさ い。あなたたちは今、この苦しみから解放されるで しょう。しかし、もし彼らの所へ行かないのであれ ば、立ち上がって、子供たちを連れて、私たちと一 緒に私たちの庭へ来なさい。あなたたちは私たちの 美しい土地に住み、あなたたちとあなたの子供たち が今負っているこのすべての苦難から解放されるで しょう。」 19 しかしヤレドは長老からこの話を聞いて驚いて、 あちこち歩き回ったが、その時は自分の子供の一人 も見つけられなかった。 20 そこで彼は長老に答えて言った、「なぜ今日まで 身を隠していたのか」。 21 すると長老は答えた。「あなたの父上が私たちに 話してくださらなかったら、私たちは知らなかった でしょう。」
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22 それでヤレドは彼の言葉が真実であると信じた。 23 そこで、その長老はヤレドに言った。「なぜ、あ なた は引 き返 した ので すか。 」ヤ レド は答 えた 。 「私は、私の子供たちの一人を捜していたのです。 私があなたと一緒に行ったこと、そして彼らが、あ なたが私に話してくれた人々のところへ下って行っ たことを、その子に伝えたかったのです。」 24 長老はヤレドの考えを聞いて、彼に言った。「今 はその考えは捨てて、私たちと一緒に来なさい。私 たちの土地を見てもらいます。もし私たちの住んで いる土地が気に入ったら、私たちとあなたはここに 戻って、あなたの家族を連れて来ます。しかし、も し私たちの土地が気に入らなかったら、あなたは自 分の土地に戻りなさい。」 25 そして長老は、ヤレドの子供の一人が彼に別の助 言をしに来る前に、行くようにヤレドを勧めた。 26 そこでヤレドは洞窟から出て、彼らと共に彼らの 間を歩き、カインの子らの山の頂上に着くまで、ヤ レドを慰め続けた。 27 すると、長老は仲間の一人に言った。「私たちは 洞窟の入り口に何かを忘れてきました。それは、ヤ レドに着せるために持ってきた選りすぐりの衣服で す。」 28 そこで彼は彼らのうちの一人に言った。「誰か、 戻って行きなさい。私たちはあなたが戻ってくるま でここで待っています。戻ってきたら、ヤレドに服 を着せてあげましょう。彼は私たちと同じように、 美しく、ハンサムで、私たちと一緒に国に来るのに ふさわしい者になるでしょう。」 29 それから、その人は戻って行きました。 30 しかし、彼が少し離れたところに来たとき、長老 は彼を呼び寄せて言った。「私が行ってあなたに話 すまで、あなたは待っていなさい。」 31 それから彼は立ち止まり、長老は彼のところに近 寄って言った。「洞窟で私たちが忘れたことが一つ あります。洞窟の中にある死体の上で燃えているラ ンプ を消 すこ と。 それ から早 く戻 って きて くだ さ い。」 32 その者は出て行き、長老は仲間たちとヤレドのも とに戻った。彼らは山を下り、ヤレドも一緒に降り た。彼らはカインの子らの家々の近くの泉のそばに 留まり、仲間がヤレドのために衣服を持って来るま で待った。 33 そこで、洞窟に戻った者はランプを消し、彼らの ところに来て、幻影を連れてきて見せた。ヤレドは それを見て、その美しさと優美さに驚き、すべてが 真実だと信じて心から喜んだ。 34 彼らがそこに滞在している間に、彼らのうちの三 人がカインの息子たちの家に行き、彼らに言った。 「今日、私たちと仲間が食べるために、水の泉のそ ばに食物を持ってきてください。」 35 しかし、カインの息子たちはそれを見て驚き、 「これは実に美しい。今まで見たこともないような ものだ」と思った。そこで彼らは立ち上がり、仲間 たちと会うために、一緒に水の泉へ行った。
36 人々はその美しさに気づき、その場所のことを大 声で叫びました。「みんな、この美しい生き物たち を見に来てください」と。すると男も女も皆、その 周囲に集まってきたのです。 37 そこで長老は彼らに言った。「私たちはあなたた ちの土地では寄留者です。あなたたちとあなたたち の女たちが、私たちにおいしい食べ物と飲み物を持 ってきて、一緒に元気を出してください。」 38 人々が長老の言葉を聞くと、カインの息子たちは 皆、自分の妻を連れて来た。またある者は娘を連れ て来た。こうして多くの女たちが彼らのところにや って来て、皆同じように、自分のためか妻のためか をヤレドに尋ねた。 39 しかし、ヤレドは彼らの行為を見て、彼らから心 を痛め、彼らの食べ物も飲み物も口にしようとはし なかった。 40 長老は、彼が彼らから身をよじり去るのを見て、 彼に言った。「悲しまないでください。私は偉大な 長老です。私がそうするのを見たように、あなたも 同じようにしてください。」 41 そこで彼は手を広げて、女たちの一人を連れて行 き、また彼の仲間の五人もヤレドの前で同じように して、ヤレドにも同じようにさせようとした。 42 しかし、ヤレドは彼らが悪事を働いているのを見 て泣き、心の中で言いました。「私の父たちは決し てそのようなことはしませんでした。」 43 そこで彼は両手を広げて、熱烈な心で、また大い に泣きながら祈り、彼らの手から自分を救い出して くださるよう神に懇願した。 44 ヤレドが祈り始めるとすぐに、長老は仲間と共に 逃げ去った。彼らは祈りの場所に留まることができ なかったからである。 45 そのとき、ヤレドは振り返ったが、彼らを見るこ とはできず、自分がカインの子らの真ん中に立って いることに気づいた。 46 そこで彼は泣きながら言った、「神よ、私の先祖 が警告したこの種族で私を滅ぼさないでください。 主なる神よ、私は、私に現れた者たちが私の先祖だ と思っていましたが、実は彼らは悪魔であり、この 美しい幻影で私を誘惑し、ついには彼らを信じてし まったのです。 47 「しかし今、神よ、どうか私を救い出してくださ い。かつて私をあの悪魔たちから救い出してくださ ったように、今私が共にいるこの種族からも私を救 い出してください。どうか、あなたの天使を遣わし て、私を彼らの中から引き出してください。私には 彼らの中から逃れる力がないのです。」 48 ヤレドが祈りを終えると、神は彼らの中に御使い を遣わした。御使いはヤレドを連れて山に登り、道 を示し、助言を与え、それから彼から去って行った。 第 18 章 1 ヤレドの子らは、何時もヤレドを訪ねて祝福を受け、 何をするにも助言を求める習慣があった。また、ヤ
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レドに仕事があるときは、彼らはヤレドに代わって 仕事をした。 2 しかし、このとき彼らが洞窟に入ってみると、ヤレ ドは見つからず、ランプが消され、父親たちの死体 が散乱していた。そして、神の力によって彼らのう ちから声が聞こえてきた。「サタンが幻影となって 私たちの息子を欺き、私たちの息子カインを滅ぼし たように彼をも滅ぼそうとしている。」 3 彼らはまた言った、「天地の主なる神よ、我らの息 子を、彼の前に大いなる偽りの幻影を働かせたサタ ンの手から救い出して下さい」。彼らはまた、神の 力によって、他の事柄についても語った。 4 しかし、ヤレドの子らはこれらの声を聞いて恐れ、 父のために泣きながら立っていた。彼らは父に何が 起こったのか知らなかったからである。 5 そして彼らはその日、日が沈むまで彼のために泣き 続けた。 6 そのとき、ヤレドは、心身ともに惨めで、先祖の遺 体から引き離されたことを悲しみながら、悲痛な表 情でやって来た。 7 しかし、彼が洞窟に近づいていくと、子供たちは彼 を見つけて、洞窟に急いで行き、彼の首にしがみつ いて泣きながら言いました。「お父様、あなたはど こにいらっしゃったのですか。いつものように私た ちを置いて行かれたのはなぜですか。」また、「お 父様、あなたが姿を消されたとき、私たちの先祖の 遺体の上のランプは消え、遺体は投げ出され、そこ から声が聞こえてきました。」 8 ヤレドはこれを聞いて悲しくなり、洞窟に入って行 きました。するとそこには、死体が投げ出され、ラ ンプが消え、父親たちがサタンの手から彼を救い出 すように祈っているのが見えました。 9 するとヤレドは死体の上にひれ伏して抱きしめ、こ う言った。「父祖たちよ、あなたたちのとりなしに よって、神が私をサタンの手から救い出してくださ いますように。そして、私が死ぬ日まで、神が私を 守り、サタンから遠ざけてくださるようにお願いし てください。」 10 それから、すべての声は止みましたが、私たちの 父アダムの声だけが残りました。アダムは、神の力 によって、人が仲間に話すように、ヤレドに語りか けました。「息子ヤレドよ、サタンの手からあなた を救い出してくださったお礼に、神に供物を捧げな さい。そして、あなたが供物を捧げるときには、私 が捧げた祭壇の上に捧げなさい。それから、サタン にも気をつけなさい。サタンは何度も幻影で私を惑 わし、私を滅ぼそうとしましたが、神は彼の手から 私を救い出してくださいました。 11 「あなたの民に命じて、彼に対して警戒させ、神 に供え物を捧げることを決してやめさせないでくだ さい。」 12 すると、アダムの声も静まり、ヤレドとその子供 たちはこれに驚いた。そして、彼らは死体を元の状 態に戻した。ヤレドとその子供たちは、夜明けまで その夜ずっと立って祈り続けた。
13 そこでヤレドは、アダムが命じたとおり、供え物 を祭壇に捧げ、祭壇に上って、ランプが消えたこと について、神に憐れみと罪の赦しを祈った。 14 すると神は祭壇の上のヤレドに現れ、彼と彼の子 供たちを祝福し、彼らの捧げ物を受け入れ、祭壇か ら聖なる火を取って、アダムの体を照らすランプに 火を灯すようにヤレドに命じた。 第 19 章 1 それから神は、アダムと交わした約束を再び彼に明 らかにし、5500 年について説明し、神が地上に来ら れた秘密を彼に明らかにした。 2 神はヤレドに言った。「あなたがランプをともすた めに祭壇から取った火は、あなたのもとにとどめて 死体を照らすようにしなさい。そして、アダムの死 体が洞窟から出てくるまでは、その火を洞窟から出 してはならない。 3 しかし、ヤレドよ、ランプの火が明るく燃えている ように気をつけなさい。幻ではなく、あなたが見た 時に幻を通して命令を受けるまでは、洞窟から二度 と出てはいけません。 4 「それゆえ、あなたの民に再び命じて、カインの子 らと交わってはならず、彼らのやり方に倣ってもな らない。わたしは憎しみと不正の行いを愛さない神 だからである。」 5 神はヤレドに他の多くの戒めを与え、彼を祝福され たが、その後、御言葉を彼から取り去られた。 6 それからヤレドは子供たちと一緒に近づき、火を持 って洞窟に降りて行き、アダムの体の前でランプを 灯し、神が命じたとおりに民に戒めを与えた。 7 このしるしは、ヤレドが 450 歳になった時に起こり ました。他にも多くの奇跡がありましたが、私たち は記録していません。しかし、物語を長引かせない ため、簡潔にするために、この奇跡だけを記録しま す。 8 ヤレドは 80 年間、子供たちを教え続けた。しかし その後、彼らはヤレドが与えた戒めを破り、多くの ことをヤレドの助言なしに行うようになった。彼ら は次々と聖なる山から下りてきて、カインの子孫と 交わり、汚れた交わりを持つようになった。 9 さて、ヤレドの子らが聖なる山を下った理由はこれ であり、私たちはそれを今あなたたちに明らかにし ます。 第 20 章 1 カインが暗い土の地に下り、そこで彼の子孫が増え ていったとき、その中に、カインを殺した盲目のレ メクの息子でゲヌンという名の者がいた。 2 ところが、このゲヌンについては、幼少のころにサ タンが入り込み、様々なトランペットや角笛、弦楽 器、シンバルや立琴、竪琴やハープ、フルートなど を作り、いつでも、どんな時でもそれを演奏してい た。
アダムとイブの第二の書
3 そして彼がそれらを弾くと、サタンがその中に入り、 その中から心を奪う美しく甘い音が聞こえた。 4 そこで彼は、その上で遊ぶために、群れを次から次 へと集めた。彼らが遊ぶと、カインの子らは喜んだ。 彼らは互いに罪を燃やし、火のように燃えた。一方、 サタンは彼らの心を互いに燃やし、彼らの間に情欲 を増大させた。 5 サタンはまた、ゲヌンに、酒場から強い酒を出すよ うに教えた。そして、このゲヌンは酒場で大勢の人 を集め、彼らの手にあらゆる種類の果物や花を持ち 込み、一緒に酒を飲んだ。 6 こうして、このゲヌンは罪を非常に増やし、また傲 慢に行動し、カインの子らに、彼らが知らなかった あらゆる種類の最もひどい悪事を犯すように教え、 彼らが以前は知らなかったさまざまな行為を彼らに させました。 7 するとサタンは、彼らがゲヌンに屈服し、ゲヌンが 彼らに言うすべてのことを聞くのを見て大いに喜び、 ゲヌンの理解力を高め、ついには鉄を取り、それを 使って戦争の武器を作った。 8 すると、彼らが酔うと、彼らの間に憎しみと殺意が 増し、ある者は別の者に暴力を振るい、その者から 悪を教え、その子らを奪い、その者の前で汚した。 9 そして人々は自分たちが負けたのを見て、他の者た ちが負けなかったのを見て、負けた者たちはゲヌン のもとに来て、彼のもとに避難した。ゲヌンは彼ら を同盟者とした。 10 こうして、彼らの間に罪が大いに増し加わり、つ いには、ある人が自分の姉妹、娘、母と他人の娘を めとったり、あるいは父の姉妹の娘をめとったりす るようになったので、もはや血縁の区別はなく、彼 らはもはや何が不義であるかを知らず、かえって悪 事を行い、地は罪で汚され、彼らは彼らを創造した 審判者である神の怒りを買った。 11 しかしゲヌンは聖なる山のふもとに、角笛や、す でに述べた他のすべての楽器を演奏する部隊を幾つ も集め、聖なる山にいるセトの子らに聞かせるため にそうした。 12 しかしセトの子らはその物音を聞いて驚いて、隊 列を組んでやって来て、山の頂上に立ち、下にいる 者たちの様子を見ようとした。そして彼らは丸一年 このようにしていた。 13 その年の終わりに、ゲヌンは彼らが少しずつ自分 に引き入れられているのを見て、サタンが彼の中に 入って、様々な模様の衣服のための染料の作り方を 教え、深紅や紫などを染める方法を彼に理解させた。 14 そして、これらすべてを成し遂げ、美しさと豪華 な衣装をまとって輝いていたカインの息子たちは、 角笛を鳴らし、豪華な衣装を身にまとい、馬で競走 し、あらゆる種類の忌まわしい行いをしながら、山 のふもとに集まった。 15 一方、聖なる山にいたセトの子らは、倒れた天使 たちの群れの代わりに、神に祈り、賛美していた。 そのため神は彼らを「天使」と呼んだ。神は彼らの ことを大いに喜んだからである。
16 しかしその後、彼らはもはや主の戒めを守らず、 主が先祖たちになさった約束を守らず、断食と祈り、 そして父ヤレドの助言を怠り、山の頂に集まり、朝 から晩までカインの子らの行い、彼らの美しい衣装 や装飾品を眺め続けた。 17 そのとき、カインの子らは下から見上げて、セト の子らが山の頂上に軍隊を組んで立っているのを見 て、彼らに下りてくるように呼びかけた。 18 しかし、セトの子らは上から彼らに言った。「私 たちは道を知りません。」そこで、レメクの子ゲヌ ンは彼らが道を知らないと言うのを聞いて、どうや って彼らを降ろそうかと考えた。 19 すると、夜、サタンが彼に現れて言った。「彼ら が住んでいる山から下りてくる道はありません。し かし、明日彼らが来たら、こう言いなさい。『山の 西側に行きなさい。そこには、二つの山の間から山 のふもとに流れ下る水路があります。そこから私た ちのところへ降りてきてください。』」 20 夜が明けると、ゲヌンはいつものように山の下で 角笛を吹き、太鼓を打ち鳴らした。セトの子らはそ れを聞いて、いつものようにやって来た。 21 するとゲヌンは下から彼らに言った。「山の西側 へ行きなさい。そこに下りる道があるでしょう。」 22 しかし、セトの子らはヤレドからこれらの言葉を 聞くと、洞窟に戻ってヤレドのもとに行き、聞いた ことをすべて彼に伝えた。 23 ヤレドはそれを聞いて悲しんだ。彼らが自分の助 言に背くであろうことを知っていたからである。 24 この後、セトの子孫百人が集まり、互いに言った。 「さあ、カインの子孫のところへ下って行って、彼 らが何をしているのか見て、一緒に楽しもう。」 25 ヤレドは百人の男たちのこの言葉を聞いて、心を 痛め、心を痛めた。そして、激しい熱意をもって立 ち上がり、彼らの真ん中に立ち、義人アベルの血を もって誓った。「あなたたちの誰一人として、この 聖なる清らかな山から下りてはならない。私たちの 先祖がそこに住むように命じた山である。」 26 しかし、ヤレドは彼らが自分の言葉を受け入れな いのを見て、彼らに言った。「ああ、私の善良で、 罪のない、聖なる子供たちよ、あなたがたがこの聖 なる山から一度下りたら、神はあなたがたが再びそ こに戻ることを許さないことを知っておきなさ い。」 27 イエスは再び彼らに誓って言われた。「わたした ちの父アダムの死と、アベル、セツ、エノス、ケナ ン、マハラレルの血にかけて誓う。わたしの言うこ とを聞き従い、この聖なる山から降りてはならぬ。 ここを去った瞬間、あなたたちは命も慈悲も失い、 もはや『神の子』ではなく、『悪魔の子』と呼ばれ るであろう。」 28 しかし彼らは彼の言葉に耳を傾けなかった。 29 エノクは当時すでに成人しており、神に対する熱 意から立ち上がり、こう言いました。「セトの息子 たちよ、小さい者も大きい者も、私の言うことを聞 きなさい。あなたたちが先祖の戒めを破ってこの聖
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なる山から下りたら、あなたたちは二度とここには 登って来られないだろう。」 30 しかし彼らはエノクに反抗して立ち上がり、彼の 言葉に耳を傾けず、聖なる山から下って行きました。 31 そして、カインの娘たちの美しい姿や、色に染め られた手足、顔に入れ墨された装飾品を見て、彼ら は罪の火を心に燃え上がらせた。 32 そこでサタンは、セツの子らの前で彼女たちを最 も美しく見せた。また、カインの娘たちの目にもセ ツの子らが最も美しいように見せた。そのため、カ インの娘たちはセツの子らを貪欲な獣のように慕い、 セツの子らもカインの娘たちを慕うようになり、つ いには彼女たちと忌まわしい行為を交わすようにな った。 33 こうして汚れに陥った後、彼らは来た道を引き返 し、聖なる山に登ろうとした。しかし、聖なる山の 石が彼らの目の前で燃え盛る火となっていたので、 再び登ることができなかった。 34 神は彼らに対して怒り、彼らが栄光から落ち、そ れによって自分自身の純潔さや無邪気さを失い、あ るいは捨て去り、罪の汚れに陥ったことを悔い改め られました。 35 そこで神はヤレドに御言葉を遣わして言われた。 「あなたが『わたしの子ら』と呼んだこれらのあな たの子らは、わたしの戒めに背き、滅びと罪の住ま いに下って行った。残された者たちに使者を送り、 彼らが下って滅びることがないようにしなさい。」 36 そこでヤレドは主の前に泣き、憐れみと赦しを願 い求めた。しかし、自分の子供たちが聖なる山から 下るという神の御言葉を聞くくらいなら、自分の魂 が体から離れることを願った。 37 しかし彼は神の命令に従い、彼らにあの聖なる山 から降りてはならず、カインの子らと交わりを持た ないようにと説教した。 38 しかし彼らは彼の言葉に心を留めず、彼の助言に 従おうともしなかった。 第 21 章 1 その後、別の部隊が集まり、兄弟たちを助けに行き ましたが、彼らも彼らと同じように滅びました。こ のようにして、部隊ごとに同じことが起こり、つい にはわずかな者だけが残りました。 2 それで、ヤレドは悲しみのあまり病気になり、その 病状はひどくなり、死ぬ日が近づきました。 3 そこで彼はエノクを長子と呼び、メトセラをエノク の子と呼び、メトセラの子レメクをレメクの子ノア と呼んだ。 4 彼らがイエスのもとに来ると、イエスは彼らのため に祈り、祝福して言われた、「あなたたちは正しい、 罪のない子らだ。この聖なる山から下ってはならぬ。 見よ、あなたたちの子供たちと孫たちが、忌まわし い欲望と神の戒めに対する違反のために、この聖な る山から下って、この聖なる山から離れてしまった のだ。
5 しかし、私は神の力によって知っています。神はあ なたたちをこの聖なる山に残しておかれないであろ う、と。あなたたちの子孫が、私たちが彼らから受 け継いだ神の戒めと私たちの先祖の戒めを犯したか らです。 6 「しかし、息子たちよ、神はあなたたちを異国の地 に連れて行き、あなたたちは二度と戻ってこの園と この聖なる山を自分の目で見ることはできないだろ う。 7 それゆえ、我が子らよ、心を定めて、あなたたちと 共にある神の戒めを守りなさい。そして、この聖な る山から、あなたたちが知らない異国の地へ行くと き、私たちの父アダムの遺体と、これら三つの貴重 な贈り物と供え物、すなわち、金、香、没薬を携え て行きなさい。そして、それらを私たちの父アダム の遺体が埋葬される場所に置いておきなさい。 8 「そして我が子らよ、あなたたちのうちの生き残っ た者のところに神の言葉が来るであろう。そして彼 はこの地から去るとき、我々の父アダムの遺体を携 えて出て行き、救いが行われる地の中央にそれを埋 葬するであろう。」 9 そこでノアは彼に言った。「私たちのうちで生き残 る者はだれでしょうか。」 10 するとヤレドは答えた。「あなたは残される者で す。洪水が来たら、私たちの父アダムの遺体を洞窟 から取り出して、箱舟の中に入れてください。 11 「そしてあなたの腰から出るあなたの息子セムは、 私たちの父アダムの遺体を地の真ん中、救いの来る 場所に埋葬する者となるでしょう。」 12 そこでヤレドは息子エノクの方を向いて言った。 「息子よ、あなたはこの洞窟に留まり、生涯、私た ちの父アダムの遺体の前で熱心に奉仕し、正義と清 廉をもってあなたの民を養いなさい。」 13 ヤレドはそれ以上何も言わなかった。彼の手は解 かれ、目は閉じられ、先祖たちのように安息に入っ た。彼の死はノアの治世三百六十年、彼自身の生涯 九百八十九年、タクサスの月十二日の金曜日に起こ った。 14 しかし、ヤレドが死ぬとき、彼の時代に倒れたセ トの子孫に対する深い悲しみのせいで、涙が彼の顔 を伝って流れ落ちた。 15 エノク、メトシェラ、レメク、ノアの四人は彼の ために泣き、彼の遺体を丁寧に防腐処理し、宝の洞 窟に納めた。そして四十日間、彼らは彼のために嘆 き悲しんだ。 16 そして、これらの喪の日々が終わったとき、エノ ク、メトセラ、レメク、ノアは、父が彼らのもとを 去り、二度と父に会えなかったため、心の中で悲し みに暮れていた。 第 22 章 1 しかしエノクは父ヤレドの命令を守り、洞窟の中で 奉仕を続けました。
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2 多くの奇跡が起こったのは、このエノクであり、ま た、有名な書物を書いたのもこのエノクです。しか し、その奇跡については、この場で語ることはでき ません。 3 その後、セトの子らは、その子供たちや妻たちも、 道に迷い、堕落しました。エノク、メトセラ、レメ ク、ノアは、彼らを見て、不信仰に満ちた疑念に陥 った彼らの心を痛め、泣きながら神の憐れみを願い 求めました。彼らは、自分たちを守り、あの邪悪な 時代から救い出してくださるように。 4 エノクは三百八十五年間主の前で奉仕を続け、その 期間の終わりに、神の恵みによって神が彼を地上か ら取り去ろうとしていることを知りました。 5 そこで彼は息子に言った。「息子よ、私は神が地上 に大洪水をもたらし、我々の創造物を滅ぼすつもり であることを知っています。 6 「そして、あなたたちはこの山でこの民を治める最 後の指導者である。私は知っている。この聖なる山 で子孫を残す者はあなたたちのうちに一人も残らな いであろう。また、あなたたちのうちに自分の民の 子孫を治める者は一人も残らないであろう。また、 この山であなたたちのうちの大集団が残ることはな いであろう。」 7 エノクはまた彼らに言った、「あなたたちの魂に気 をつけ、神を畏れ、神に仕えることによって堅く立 ち、正しい信仰をもって神を礼拝し、正義と清廉と 公正と悔い改めと純潔をもって神に仕えなさい。」 8 エノクが彼らへの戒めを終えると、神は彼をその山 から生命の地、義人と選ばれた者の住まい、喜びの 楽園の住まいへと移した。そこは天にまで届く光の 中にあった。その光はこの世の光の外にある。なぜ なら、それは全世界を満たす神の光であり、いかな る場所もそれを含むことはできないからである。 9 このように、エノクは神の光の中にいたので、神が 彼に死を許すまでは、死から遠ざかっていました。 10 メトシェラ、レメク、ノアの三人を除いて、私た ちの先祖もその子孫も、あの聖なる山に残った者は 一人もいませんでした。残りの者は皆山から下り、 カインの子孫と共に罪を犯しました。そのため、彼 らはあの山に入ることを禁じられ、あの三人以外は 誰もそこに残っていませんでした。