技術レベル別に見たスノーパークの在り方に間する研究
はじめに
A Study on the Characteristics of Snow-Park Based on User's Skills
はじめに 現在『スノーボード』というスポーツを知らない人がいったいどれだけいるだろ うか。スキー場に足を運べば多くのスノーボーダーを目にする。ゲレンデにおいて その普及率は高いが、つねに『危ない』というイメージがついているのではないか。 スキーヤーもスノーボーダーを快く思ってくれている人は少ないように思える。そ の訳はスタイルや行動特性の違いからくるもので、それに対してしっかりとした知 識を持ち合わせていれば、多くの危険を回避できるのである。
スノーボードのイメージとして多くの人が描くのは、ジャンプやレール、ハーフ パイプなど派手なトリックなのではないか。私がスノーボードを初めて今シーズン で 7 年目になるが、最近はもっぱらジャンプやレールなどのアトラクションで技を 競うことばかりしている。もともとスノーボードはスケートボードから派生した競 技なので、そういったアトラクションを求めることは実に自然な流れだが、実際自 分自身がそれらを当たり前に利用することができるまでに多くの障害があった。現 在も多くの人がクールに技を決める自分自身の姿を想像しながら、危険で無謀なチ ャレンジを繰り返しているのではないか。うまくなりたい、が怪我が怖い。そうい った思いを現在のゲレンデはいったいどれほど汲み取ってくれているのだろうか。 そう感じるきっかけとなったのが 2 年前からの山籠りである。ゲレンデを身近に感 じ、そこでできた仲間たちと語らい、見えてきたものを形にしたいと思ったことが この研究の動機となっている。そして、より多くの人にさらなる高みを目指し、ス ノーボードをもっと楽しんでもらいたい。
DIPLOMA 2003
HITOSHI WATANABE LAB. WASEDA UNIV. -1-