美術館における作品形態別の観覧者数に関する研究 観 覧 者 数 と 観 覧 時 間 の 関 係 -
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はじめに
現代においては東京に限らず、全国各地に美術館、ギャラリーが建設され、私 たちは芸術・美術に気軽にふれる機会を持つようになった。チケットガイドには 常に展覧会の案内が載り、時に横浜トリエンナーレなどの大きな展覧会が開催さ れると、幾週にもわたる特集が組まれ、テレビ、新聞、インターネットなど様々 なメディアで私たちはそれを目にする。情報の得やすさ、美術館やギャラリーと いった物理的なハコの増加によって、私達が自分好みの美術館・展覧会を選ぶこ とも容易となった。 そのような利用者のニーズに応えるべく、作品を展示するハコとしての美術館 の構造も、展示作品に対応して変化してきた。展示空間の変化、また、その必要 性から様々な研究がなされてきたことは、私自身調べてみて初めて知ったが、ど れも大変興味深いものである。 本研究は必ずしも1つの解を目指すものではないが、美術館・利用者に有意義 な空間を提供するきっかけになればと思う。
早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室 2001年度卒業論文