「5 つのコントラダンツァ」曲目解説: 「コントラダンツァ(Contradanza)」とは、スペイン風舞曲の一種であると同時に、フォーク ダンスの一種のカントリー・ダンス(country dance, 田舎の踊り)でもあります。この「5 つ のコントラダンツァ」は W.A.モーツァルトの作品の中ではあまり有名ではありませんが、 第一曲が「フィガロの結婚」の中のアリア「もう飛ぶまいぞこの蝶々(Non più andrai, farfallone amoroso) 」からの転用であるなど、なかなか面白い作品です。 私は高校、大学で吹奏楽部に所属していて、そこで何人もの素晴らしい友人に出会う事が出 来ました。拙編のフレキシブル・アンサンブル作品は、特に学生時代に部活動で出会う仲間 や楽器、そして音楽が、生涯に渡ってかけがえの無い、最良の友人であって欲しい、という 思いを持って書いています。 拙編が、少人数で活動しているバンドにおいて、 「人数が少ないから選曲の選択肢が少ない」 ではなく、人数に関係なく、純粋に音楽を楽しむ事、演奏を楽しむ為の、選曲の一助になる 事が出来れば、大変幸いです。 演奏について: Part 4 と打楽器はオプションとしており、3 人から演奏可能です。とはいえ、これらのパー トも含めた 5 人以上での演奏も全く問題ありません。所々に他のパートの影符を入れてい るので、交代で演奏するなどして頂いてもかまいません。その他、 ・原譜には速度標語の記載がなかった為、補足的にメトロノーム記号を加筆していますが、 あくまで参考程度にしてください。 ・リピートは任意です。第四曲の[Alternativo]とは、「それぞれの曲を自由な回数演奏する」 という意味です。基本的には 冒頭 → [Alternativo I(繰り返し回数任意)] →D.C.で冒頭へ → [Alternativo II(繰り返し回数任意)] → D.C.で冒頭へ → [Alternativo III(繰り返しの回数は任意)] → D.C.で冒頭へ、Fine で終了 となります。 ・コンクールやアンサンブルコンテストで演奏する際は、楽章のカット、抜粋、リピートの 省略など、自由に行って頂いて構いません。 ・カッコ書きの音符:breath point,小音符:ossia 小音符以外の箇所でも、楽器の音域や組み合 わせなどによって、記譜より 1 オクターヴ上げる、または下げて演奏して頂いて問題あり ません。 (編曲者註:この作品ではカット・抜粋を含む自由な改編を容認していますが、こうしたケ ースはむしろ稀である事にご留意ください。コンクール、アンサンブルコンテストでの演 奏も含め、カット・改編して演奏する場合、原則的に著作者から許諾を得る必要がありま す。 ) 楽器編成 Part 1 C / Bb / Eb / F Instruments, Bass Clef Part 2 C / Bb / Eb / F Instruments, Bass Clef Part 3 C / Bb / Eb / F Instruments, Bass Clef Part 4 (Option) C / Bb / Eb / F Instruments, Bass Clef Percussion (Option) Snare Drum or Tambourine